魔法少女リリカルなのは 幸せを望む転生者 |
はい、季節が移ろい行くのも早いと感じてしまう前園夕也です。
今日で俺達も二年生。
・・・え?何で時間が飛んでるのかって?
一年のときには目ぼしいイベントが無かったんだよ。
というのも体育祭は雨でやむなく出来なくなり文化祭も忙しすぎてやっている暇が無いということで。
でも二年になってそれらにもやはり取り組みたいという声は多かった。
だから俺達生徒会としてもそれを極力叶えてやりたいと頑張っている。
その為に俺達は頑張ってきた。
その甲斐もあって今年は何とか出来そうなのである。
そして今は入学式。
俺達が去年通ってきた道を後輩が通っている。
美鈴「諸君達がこれからこの学校で共に研鑽を積み勉学に励むこと。私は、いや私達は君達を喜んで迎え入れます。」
美鈴先輩が新一年生の前で生徒会長として歓迎の言葉を述べている。
皆はそれを黙って聞いている。
そして入学式が終わった。
夕也「ふぅ・・・終わった・・・」
美鈴「いや、やはり慣れないな・・・ああいうのは・・・」
橘「ふふっでも凛々しかったですよ、美鈴ちゃん。夕也君も♪」
夕也「俺は舞台端にいただけですけどね・・・」
それでも結構緊張で疲れたんだが・・・
端に居ただけでこんなに疲れたんだから皆の前で言葉を述べた美鈴先輩の疲れはとても図りきれるものではないだろう。
そんな感じで生徒会活動は終わった。
ちなみに今日の活動は新一年の名前を一通り覚えるというものだった。
つらかった・・・
今日は部活勧誘の日。
それぞれの部活がアピールをしている。
皆進入部員を獲得したいが為に躍起になっているな。
なのは達は我関せずを貫き通している。
まあ、あいつらには部活をしている暇は無いからな・・・
ていうか
夕也「お前ら、何してんだ?」
なのは「えっ!?そ、それは・・・」
フェイト「それは・・・その・・・」
実はさっきから七人は目を光らせている。
俺の付近をずっと・・・
はやて「簡単なことや。」
アリシア「うん、夕也に悪い虫が憑かないように見張ってるんだよ。」
アリサ「わ、私はそんな事をしているんじゃないんだからね!!」
アリサよ、それは典型的なツンデレのセリフだぞ・・・
夕也「お前らな、少しは自分の事も考えろよ・・・」
すずか「でも、私達は夕也君の事が心配なんだよ?」
夕也「何でだ?」
すずか「だって私たちの知らない所で勝手に副会長になったりしているし・・・じゃあ目を光らせて私達が監視している方が安心すると思って・・・」
俺に安寧の場所は・・・
すずか「あると思う?」
心読まれたし・・・
全員「「「「「「そうだよ♪」」」」」」
皆して心読んだんですか・・・
うっ・・・
はやて「??どうしたんや?夕也君?」
夕也「いや・・・実は極度の緊張で腹の調子がおかしくてな・・・ちょっと保健室で休んでくる・・・」
アリサ「大丈夫なの?」
夕也「大丈夫、大丈夫・・・ちょっと休めば治ると思うから・・・」
俺はそう言って保健室へと足を運んだ・・・
正直、保健室に行きたくない。
だって、((あの人|・・・))がいるんだもの・・・
〜保健室〜
夕也「すいませ〜〜〜ん。」
???「何だ?何をしに来た?リア充野郎。」
そう言って保険医の人は本来なら吸ってはいけないタバコを吸っている。
夕也「あの・・・保健室なんですからタバコは控えた方がいいかと思うんですが・・・
((彩子|・・))先生・・・」
そう、俺の前に居るのは11eyesで保険医として働いてメインキャラクターである((田島賢久|たじまたかひさ))の親代わりとなる人である。
・・・・・・・・ここまで言えば分かる人はわかるだろう。
そう、ここには・・・
???「おっお前も来たのか、夕也。」
夕也「何してんだよ・・・お前の事だからまたズル休みとかだろう・・・((賢久|たかひさ))・・・」
そう、ここには連日のように入り浸っている人間が居る。
そう、先程紹介した田島賢久である。
同学年のため俺はタメ口で話している。
最初は俺も敬語で話していたんだが賢久の要望でタメ口にしたのだ。
どうも敬語で話されるとむかむかするらしい。
夕也「ちょっと腹の調子が悪いんで休ませて貰っていいですか?」
彩子「ああ、ベッドは余ってるから好きに使っていいよ。」
こういう所が生徒から慕われている所以なんだろうな・・・
彩子先生は基本保健室に来た生徒に何が起きたかを聞くときと聞かないときがある。
「ベッドを使ってもいいですか?」と聞くと何も聞かずに「好きに使っていいよ。」と言ってベッドを使わせてくれる。
だから皆からの信頼が厚いんだろうな・・・
そして俺はベッドで眠りについた。
美鈴「実は厄介な案件がやってきた。」
俺が保健室で休み生徒会室に入りさあ活動を始めようとした瞬間に今のセリフが飛んできた。
夕也「厄介な案件って?」
美鈴「ふむ、実は・・・」
どうやら、一つひどく扱い方がわからない部活があるらしくどうすればいいか対処に困っているらしい。
ゆか「でも、それって部活を発足させるときに止めることが出来たんじゃ・・・」
ちなみにゆかも生徒会入りした。
役職は会計だ。
美鈴「確かにそうだが・・・そいつはあらゆる先生達の妨害を掻い潜り部を発足させたのだ。」
夕也「な、何かすごいですね・・・」
橘「でも、困っているっていうのは態度の事じゃないんだよ。」
夕也「え?態度の事じゃないって・・・」
橘「彼女は一つも部活の活動を報告してこないんだ。だからこちらとしても部費の無駄遣いではないかという考えもあってな・・・」
夕也「はあ・・・」
美鈴「そこで夕也君にその部室に行ってもらいたい。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?
夕也「何で俺が行くことに?」
美鈴「私達はいま手がつけられない。だから君に行ってもらいたいのだ。」
夕也「はあ・・・わかりましたけど・・・」
美鈴「よかった、君に行ってもらいたいのはこの部活だ。」
そう言って美鈴先輩は俺に部活名が載った紙を渡してくる。
どれどれ・・・
夕也「・・・・・・これってふざけてるんですか?」
美鈴「ふざけてはいない。実際にこれで通ったからな。」
夕也「でもこれは・・・」
俺はそこに書かれている名前に二重の意味で驚いた。
まず一つは「よくこんな名前で通ったな。」という物。
もう一つはまあ、予想は出来ていた。
だからといってその予想が当たらなくてもいいんじゃ・・・
そこにはこう、書かれていた。
「((孝現学部|・・・・))」と・・・
まさか・・・あの子もいるってことじゃ・・・
あとがき
何か色々端折りすぎてすいません。
俺にはこれが限界なんです。
さて次回はこの最後にでてきた考現学部に夕也が行きますよ。
知ってる人は知ってますよね?そう、あの子が登場します。
次回もお楽しみに!
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中学二年・・・え?話が飛んでるって? 気にするな |
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かなりまともな気が……(肉豆腐太郎) 簡単に言うなら現代の社会現象を調査し分析・解説しようとする学問の事です。(はらっぱ) 考現学部? 一体何をする部活?(ohatiyo) |
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