一刀の晋王転生録 第四章三話
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 姓:司馬 名:昭  性別:男

 

 字:子上

 

 真名:一刀(カズト)

 

 北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:懿  性別:女

 

 字:仲達 

 

 真名:理鎖(リサ)

 

 一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:師  性別:女

 

 字:子元

 

 真名:瑠理(ルリ)

 

 母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。

 

 

 

 

 姓:張  名:春華 性別:男

 

 真名:解刀(カイト)

 

 一刀と瑠理の父にして、一刀の師。

 

 

 

 

 姓:王  名:元姫 性別:女

 

 真名:美華(ミカ)

 

 一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

 姓:ケ  名:艾  性別:女

 

 字:士載

 

 真名:江里香(エリカ)

 

 後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

 姓:賈  名:充  性別:女

 

 字:公閭

 

 真名:闇那(アンナ)

 

 司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

 姓:王  名:濬  性別:女

 

 字:士治

 

 真名:澪羅(レイラ)

 後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:望  性別:女

 

 字:子初

 

 真名:理奈(リナ)

 

 一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。

 

 

 

 

 

 

 姓:杜  名:預   性別:女

 

 字:元凱

 

 真名:綺羅(キラ)

 

 一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。  

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  第三話

   「孫策軍の仇討ち」

 

 孫策と周愈は天幕にて、どう動くべきかを話し合う。

 

「冥琳、私達はどう動くべきかしら?」

 

「大体は決めてある」

 

「? どうしたの?」

 

 孫策は雰囲気で、周愈が何かをしようしているのを察した。伊達に長い付き合いではない。

 

「実はな、この戦の軍師を別の者にさせようと思っている」

 

「へぇ、あなたが推薦するのだから有能なのね」

 

「ああ、元々は武官なのだが才能はある」

 

「そう、分かったわ。ならこっちに呼んでくれる」

 

「分かっている」

 

 周愈は慌てることなく、ゆっくりと天幕から出て行く。

 

 しばらくすると、彼女は一人の女性を連れてくる。

 

「亞莎、自己紹介を」

 

「は、はい、私は呂蒙、字を子明と申します!」

 

「よろしく、それじゃあ、貴方の考えを教えてくれる?」

 

「は、はい! まずはケイ州東から攻めるべきかと思われます。理由と申しますと、やはり確固たる領土を手に入れることは急務であ

 

ると考えるからです。そしてやはり江夏にいる黄祖が気がかりです」

 

 黄祖……この言葉に孫策は無意識に過剰な反応を示す。

 

「どういうことか説明して頂戴」

 

「悪知恵が働く人間のようです。孫堅様の事も考えると隙を見せたらこちらに嫌なところで奇襲をしかけてしまう可能性があるからで

 

す。これから順調に領土を手に入れるためにも早めに打つべきだと思います」

 

「……冥琳はどう?」

 

「亞莎と同じだ」

 

 周愈も同じということは呂蒙は正しい献策をしたということになる。

 

(確かに将来有望のようね)

 

 孫策はこれからの孫家は明るい物になる可能性が高くなったことに思わず笑みを浮かべる。

 

「分かったわ、それじゃあそういうことにしましょう」

 

 こうして孫家はケイ州から攻め、黄祖を討つことにした。

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 行軍中、孫権は陸遜と甘寧とある話をしている。

 

「ねぇ、どう思う?」

 

「そうですねぇー、やはり司馬家を警戒、あるいは名声に対する嫉妬でしょうかー?」

 

「そう……」

 

 内容は袁家の残党の討伐時に楽進達の話と同様のものだ。

 

「蓮華様、それがどうなさいましたか?」

 

「……いえ、やっぱり何でもないわ」

 

「……そうですか」

 

 陸遜と甘寧はそれ以上追求はしなかった。そんなことよりも今は目先の戦に集中すべきだと分かったからだ。

 

(もし事が大きくなった時、孫家に危険が及ばなければよいのだが……)

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 ついにケイ州東にて戦が始まった。

 

 敵はこれほど早く来るとは予想できなかったためか反応はかなり遅れる。

 

「行くぞ、ますは奴等を殲滅する」

 

 一方、孫策軍は孫策の掛け声に兵達の士気は高まる。

 

 そして両者は激突する。

 

 ――結果、曹操軍同様、孫策軍も圧勝する。

 

 その後もケイ州東を攻め、勝利を重ねていく。

 

 ――ついに時は来る。

 

「皆の者! ついにこの時が来た! 今度こそ……お母様の仇を討てぇー!」

 

 黄祖は孫策軍を数で上回る水軍にて迎撃しようとする。

 

 しかし水軍を得意とするのが孫家だった。加えて将の質、武や智は圧倒的に孫策軍のほうが上なのである。次第に黄祖は追い詰めら

 

れる。

 

「くそ、こんなはずでは無かった」

 

 黄祖はなりふり構わず逃げだした。

 

 だが彼女の退路に三人の女性が立ちふさがった。

 

「そこまでだ! 黄祖!」

 

「な! 孫権!」

 

 孫権、そして甘寧、呂蒙が黄祖を囲んだ。

 

「黄祖、最早逃げることはできないですよ!」

 

「くそ!」

 

 黄祖は孫権に斬りかかった。

 

「分かりやすい……馬鹿め!」

 

 だが黄祖の剣は孫権に届く前に、甘寧が彼女の首を斬っていた。

 

 呆気なく黄祖は死亡した。

 

「ついに、ついにやりました、お母様……」

 

 こうも呆気なく終わる結末でもやはり仇討ちが無事に成ったことはうれしかった。

 

 孫権は首を本陣へと持っていった。

 

 こうして孫策軍は、孫堅の仇討ちとケイ州東の制圧を成し遂げたのであった。

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  あとがき

 

 何皇后の呼び名についてですが二章の最終話でちょっと説明を加え、三章から太后に変更します。

説明
次は孫策軍です。
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コメント
コメントありがとうございます。孫策軍が苦戦する要素がまるで無かったのでこのような結末にww(k3)
確かに呆気なく死んだな(兎)
黄祖、呆気ない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ohatiyo)
タグ
 転生 真恋姫無双 恋姫†無双 恋姫 

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