SAO二次創作小説 第三話 〜増援〜 |
「よし!2段目突入!行動が変わると思うから各自防御態勢!!」
『了解!!』
俺の指示にすぐ反応して、皆が大きく下がり、防御態勢をとる。
俺も硬直がとけた瞬間にバックステップで下がる。
「コォッ!!」
デュラハンが短く吠え、剣を地面に叩きつける。これは───
「衝撃波だ!気をつけろ!」
そう叫んだ瞬間、俺達を白い衝撃波が襲う。
「ぐぅっ!」
「きゃぁっ!」
「…っ!」
「うわああぁ!!」
「ひぅっ!」
「あぐぅっ!」
全員が大きく後ろに後退する。
「!?」
まずい。HPが全員3割切っている。これは危険だ。そう判断した俺は、
「ヒール!」
と叫び、回復結晶でHPを全開にする。
「俺が支えてる間に回復するんだ!!」
『了解!』
皆がポーションを飲み、回復を待つ。そして俺は少し椿達から離れ、デュラハンに攻撃を仕掛ける。
「こっちだぁぁ!!」
通常技の横斬りをし、大きく距離をとる。すると、デュラハンが短く吠える。
「コォッ!!」
だが……!
「それはもう見切った!」
大きく右前方に飛び、衝撃波を避ける。
「ォォォオオ!!!!」
デュラハンがさらに攻撃をしてこようとする。
「甘い!!」
俺はそれを避け、背中に刀の3連撃ソードスキル、<緋扇>を放つ。
「クォォォオオォ!!」
これで2段目も3分の1ほど減っている状態だ。このままいけばいいが……
「コォォォォオォ!」
デュラハンの4連攻撃を俺は<剣神>の5連ソードスキル、<荒河刀弁>で相殺、ついでに1撃。
またデュラハンのHPが少し減る。
「そろそろ大丈夫か!?」
「あと20秒ほど耐えて!!」
「くっ……やってみる!!」
さて、どうしようかね。などと考えている間にも、デュラハンはソードスキルを発動させようとしてい
る。あれは……
「<アバランシュ>か……!!」
あの技は強いが発動する前もした後も少し時間がかかる。うまく受け流せれば……
「オォォオォッ!」
デュラハンが強い踏み込みと共に、猛突進で斬りかかってくる。しかし俺も、すでに<剣神>の5連ソ
ードスキル、<素盞嗚尊>を発動させていた。
デュラハンの上段攻撃と、俺の下からの切り上げ攻撃が交差する。
しかしすぐに俺の攻撃は弾かれる。だが……
「まだまだぁ…!」
2発目の側面に移っての3連切りがヒット、デュラハンが体制を崩したのと同時に、全力で5発目の上
からの縦切りをくらわす。
「コォォォォォッ!!!!」
デュラハンが一際大きく吠え、HPゲージが減る。
HPゲージが2段目の1割をきった。
「っし!あと少しで……!」
だが、油断した俺に、
「グルォォォオ!!」
今までとは全然違う声のデュラハンが高速で2連撃を放った。それを俺は……
「……なっ?」
全く反応できずに、HPゲージが1割を切っていた。
「嘘だろ……!?」
「ゴォォァァァァアア!!!」
デュラハンはもう次の攻撃態勢に移っていた。
「くそっ……こんなところで……死ぬのかよ……!!」
「ゴォゥァ!」
「クロ!!!!」
椿達が俺の名前を叫んでいる。
悪い、皆。どうか生き残ってくれ……!
デュラハンが大剣をふりかぶり、叩き下ろす瞬間、俺の視界に2つの影が。
ガキャァァン!!
壮絶な金属音と、
「グルゥォォォ!?」
困惑気味のデュラハンの叫び声。そして、
「まったく、しっかりしなさいよね」
「そうそう。命ちゃんみたいにね!」
聞き覚えのありまくる声が。
目を開けると、そこには
「命!ケイ!」
さっき呼んだ仲間がいた。
白衣のようなコートを羽織り、メスのような短剣を持つ赤髪の13歳ぐらいの大きさの少女。
キリトのような黒いコートを羽織り、刀を携える背の高いイケメン。
「だらしないわね、クロ。ケイのほうがよっぽどかっこいいわよ」
「まったく。命ちゃんの言うとおりだぞ?お前がこんなやつに苦戦するなんて……情けないったらあり
ゃしない」
「お前は俺の母親か……」
「まぁとりあえず回復しておきなさい。こいつはあたし達が片付けるわ」
「そういう事だ」
「気をつけろよ!そいつ、半端なく強……」
俺が言い切る前に───
「ハァッ!!」
「せぇぁあぁ!!」
命とケイはデュラハンにソードスキルを叩き込んでいた。
「コォッ!!」
「まずい!それは衝撃波だ!!」
「そんなの全然大丈夫よ!ケイ!!」
「まかせろ命ちゃん!!!」
ケイが命の前に出て、防御の構えをとる。
「ふははっ!」
あれはかなりの威力だったはずだが、ケイは笑いながら防ぐ。
「コォォッ!?」
デュラハンもなんかすごく吃驚してる。
「さぁいくよ命ちゃん!」
「オッケー!ケイ!」
「ちょ、お前ら!?」
なんか始めそうだぞあいつら!
ケイもなんか刀から短剣に持ち替えてるし!
「コォォッ!?」
デュラハンも戸惑ってる!!てかモンスターってあんな感情持つんだな……。
なんかさっきまであいつに殺されそうだったのにどうでも良くなってきた……。
「「合体ソードスキル!!ツインスパイラル!!」」
二人の短剣が合わさるようになり、デュラハンの体全体を刻んでいく。それを見て俺は、
「なんだそりゃぁぁぁぁぁああ!!!」
全力のツッコミをした。腹の底から声が出た。ていうかさっきまでシリアスだったのになんだこのツッ
コミの嵐は。ギャグコメか。
「コォォ……」
デュラハンもなにかツッコもうとしてそうだったが、その前に───
パリィィィィイン…………
ガラス片となっていた。
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はい大変遅くなり申してすまぬでござる。 はい遅くなってごめんなさい。ギリギリ今月中に書き終えることができました、funnyfaceです。 あとちょっとばかし主人公と硅の設定変えました。 コロコロ変えてごめんね☆ |
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