一刀の晋王転生録 第四章七話
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 姓:司馬 名:昭  性別:男

 

 字:子上

 

 真名:一刀(カズト)

 

 北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:懿  性別:女

 

 字:仲達 

 

 真名:理鎖(リサ)

 

 一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:師  性別:女

 

 字:子元

 

 真名:瑠理(ルリ)

 

 母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。

 

 

 

 

 姓:張  名:春華 性別:男

 

 真名:解刀(カイト)

 

 一刀と瑠理の父にして、一刀の師。

 

 

 

 

 姓:王  名:元姫 性別:女

 

 真名:美華(ミカ)

 

 一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

 姓:ケ  名:艾  性別:女

 

 字:士載

 

 真名:江里香(エリカ)

 

 後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

 姓:賈  名:充  性別:女

 

 字:公閭

 

 真名:闇那(アンナ)

 

 司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

 姓:王  名:濬  性別:女

 

 字:士治

 

 真名:澪羅(レイラ)

 後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:望  性別:女

 

 字:子初

 

 真名:理奈(リナ)

 

 一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。

 

 

 

 

 

 

 姓:杜  名:預   性別:女

 

 字:元凱

 

 真名:綺羅(キラ)

 

 一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。  

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  第七話

   「劉備、蜀の地を得る」

 

 

 ケイ州の戦いが終わり、いよいよ益州に乗り出す劉備軍。

 

 だが益州の地形は天然の要塞といえるほどに入り組んでいる。かなりの苦戦を強いられるであろう。

 

 だがここで劉備軍は思わぬ幸運が訪れていた。

 

「え? 紫苑さんは益州の、蜀の地図をもっているんですか?」

 

「はい、益州にいる私の友人であり焔耶の師である厳顔から頂きました。それが此方です」

 

 黄忠は巻物を劉備に渡す。

 

 劉備と諸葛亮が確認すると、確かに蜀の地図だった。

 

「ありがとうございます。これで益州攻略の目処が立ちます」

 

 これで、本当の意味で万全の体制で益州へ挑めることが出来る。

 

「桃香様、どうか益州の民をお救いください」

 

「え、それってどういう……」

 

「実は……」

 

 益州の太守、劉璋は韓玄以上に民に悪政を敷いているとのことだった。そして……

 

「え? 子供達も戦場に出そうとしている?」

 

「はい、袁家に加担し、その袁家が敗れた後にそれをやろうとしています。自分の保身のために……」

 

 あまりの仕打ちに呆然とする劉備。

 

 しばらくすると、彼女の怒りこめた言葉が場内に響く。

 

「許せない!」

 

 最初は、今までは戦に乗り気では無かった劉備は、初めて自ら進んで戦うことを決意した。

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 だが、またしても劉備軍は苦戦を強いられた。

 

 その要因は厳顔という猛将の存在である。

 

 彼女の戦は実に上手いものだった。張飛が手玉に取られてしまうほどに。

 

 ――しかし、均衡はついに崩れた。徐々に厳顔が追い詰められたのだ。

 

「うりゃー!」

 

「なんの!」

 

 今、二人は一騎打ちをしていた。

 

「鈴々は負けられないのだ! お姉ちゃんのために! 蜀の人達の未来のために!」

 

「!?」

 

 張飛のその言葉に厳顔は一瞬動きが止まってしまった。

 

「がは!」

 

 張飛の攻撃を浅くではあるが食らってしまい、彼女は膝をついてしまう。

 

「おぬし、蜀の民の未来のためと言っていたな、劉備にそれを示せるのか?」

 

「劉璋の奴よりは出来るのだ! あんな奴に未来を作れるはずがないのだ!」

 

「未来……か……」

 

 それきり言葉を失った厳顔。彼女もわかっていたのだ。このままでは民に未来は無いということは。

 

 迷いを見せた彼女の前に一人の女性が現れる。

 

「桔梗、鈴々ちゃんの言うとおりよ。劉璋に任せては蜀の未来は見えないのではなくて?」

 

「紫苑か」

 

「ねえ、桔梗? 降伏して、そして桃香様の、劉備様の下で蜀の民を救い、未来を与えましょう」

 

 現れた黄忠は厳顔を説得した。

 

「……そうじゃな、分かった」

 

 こうして厳顔も劉備軍として働くことになった。

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 あと少しで劉璋のいる居城に着こうとしていた時だった。

 

「あ、あれは!?」

 

 趙雲は敵軍を発見する。そしてそこには……。

 

(子供!? 劉璋め、本当にやるとは!)

 

 軍の中には子供がまぎれていたのだ。その光景に彼女は腸が煮え繰り返そうになる。

 

「全軍! 出来る限り殺すな! 取り押さえろ!」

 

 ――そしてその事を報告で聞いた劉備はすぐに動いた。

 

「こんなの、絶対に許せない!」

 

 劉備は前線へ赴き、まずは彼等を投降するように説得した。

 

 彼女の魅力と、劉璋の人望の無さ、そして悪政による苦しみから、それはあっさり成功する。

 

 そして彼女は彼等を連れ立って、というより彼等が彼女についていき、劉璋の元に向かう。

 

 彼女の怒りが、そしてそれに触発され、劉備軍全員が、さらに蜀の民全員が劉璋を追い詰める。

 

 部下にも、民にも見放された劉璋に逃げ場は無く、降伏する。

 

 後に彼は洛陽に連れて行かれ、何太后の手により死刑罪となる。

 

 こうして劉備は蜀の民に絶大な支持を得て蜀の地の太守となった。

説明
劉備軍サイドです。いよいよ益州進攻。
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コメント
コメントありがとうございます。実際はどうかはわかりませんが、こうゆう外史ということで。(k3)
確か劉璋はいい人だったはず(兎)
劉璋が、かなりの下種に…………実際は、どんな人だったんだろ?本当に無能なのかな?劉備に成都を取られたから、無能と思われているだけじゃ…………(ohatiyo)
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真恋姫無双 恋姫†無双 恋姫  転生 

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