魔法少女リリカルなのは 幸せを望む転生者 |
雪子「お願いしますっ!」
はい、ただいま生徒会室にいます前園夕也です。
仕事をしてたらいきなり雪子が来て文化祭で出店をやらせてほしいと言ってきた。
でもな・・・
美鈴「あのな?雪子君?君の部活はあれからはちゃんと活動報告をしてくれる。だが人数の問題なんだ。」
雪子「そ、それはそうですが・・・」
確かに雪子が部長をやっている『考現学部』は現在部長の雪子だけである。
1人だけでは何も出来ない。
夕也「まあまあ、会長。」
ちなみに生徒会室とか二人だけのときは美鈴先輩と呼んでいるが他の人がいる時には礼儀として会長と呼んでいる。
夕也「この際だから彼女には派遣員になってもらってはいかがでしょうか?」
雪子「派遣員・・・ですか?」
夕也「そう、例えばどこかのクラスで人員が足りなくなるとする。そういう時には生徒会に申し出て何処かから人を割いてもらうように手配する。広原にはその派遣員になってもらおうってのはどうでしょうか?」
美鈴「ふむ・・・確かに病気や怪我でそのクラスのやりたいことができなくなるというのはちょっとな・・・」
夕也「だからそれを広原にやってもらうんです。もちろんタダでとは言わない。こちらとしても広原をタダ働きさせるわけにはいきませんからね。そこで広原を派遣した所を広原がもし利用する場合半額で使用させる・・・どうでしょうか?」
美鈴「ふむ・・・・・・いいかもしれんな。」
夕也「・・・っと本人の意見を聞いてなかった。それで今の案でいいか?広原?」
雪子「はいっ!それでも構いません!」
美鈴「そうだな・・・それにまだ来年がある。来年に私と菊理君はもういないが新しい生徒会になる前には部員も増えていることだろう。その時に出店をするといい。」
雪子「はい、今年は諦めます。でも、来年はアッと驚く物を致しますので是非見にきてくださいね!」
美鈴「ああ、楽しみにしているよ。」
菊理「私も楽しみにしているよ♪」
そう言うと雪子は生徒会室を出て行った。
美鈴「ふう・・・夕也君も随分と大胆な提案をするものだな・・・」
夕也「すいません・・・」
美鈴「いや、構わない。さ、早く作業を再開しよう。」
ゆか「そうですね・・・それじゃ今年度の文化祭の集計ですが・・・」
そして文化祭についての議論が始まる。
よりよい文化祭にする為に・・・!
遥「そういえば二週間後って文化祭よね?」
俺達は今屋上でいつものメンバーで弁当を食べている。
時々他の奴の弁当のおかずをもらいながら。
夕也「ああ、そうだな・・・ていうかお前達忘れてたんかい?」
なのは「にゃはは・・・」
アリサ「しょうがないと思うわよ。ただでさえ管理局の仕事が忙しいんだから。」
シンク『確かに、そうだよね〜』
今の声はアリサのデバイス、『パラディオン・エクセルド』である。いつもは首にネックレスみたいな感じで持ち歩かれている。
すずかのデバイス、『エクスマキナ・グラン』も同様である。
この学校ってそういうのは結構ゆるいよな・・・
ガウル『けっ!俺としちゃ早く戦いたいんだがな!』
すずか「こら、ガウル。そういうのは無しでしょ?」
ガウル『・・・わかってるよ。』
ガウルはガウルで何だかんだですずかの言うことをよく聞いているいいデバイスだ。
はやて「でも実際に忙しいっちゅうのはホンマやしな・・・」
はやては苦笑いしながら弁当を食べている。
フェイト「そういえばウチのクラスの出し物って何になったの?」
アリサ「ああ、そういえば言ってなかったわね。ウチがやるのは喫茶店よ。」
アリシア「喫茶店をやるの?でもただの喫茶店じゃあまり人は入らないんじゃ・・・」
すずか「うん、そこで執事喫茶ってのになったの。」
魔導師組「「「「「執事喫茶っ!?」」」」」
執事喫茶と聞くと魔導師組が身を乗り出した。
っていうかお前達もう少し音量を下げんか・・・
なのは「そ、それって夕也君も執事服を着るのっ!?」
夕也「うん?・・・まあ、あまり時間は無いけど着て接客する時間はあったと思うぞ?」
フェイト「ほ、ホントっ!?」
夕也「お、おう・・・」
夕也以外「「「「「「「絶対に着てねっ!!」」」」」」」
おおう、ここまで来るとちょっと怖くなってくる。
雪子「私も見に行きますね♪」
ん?何か聞き覚えのある声が・・・
夕也「あっ広原。お前もここで弁当食ってたのか。」
雪子「はい、前園先輩。それはそうと先程の話聞いていました。絶対に見に行きますからね。」
夕也「おう、来い来い。お客様は大歓迎するぞ。それが綺麗な子だったらなおさらな。」
雪子「はいっ絶対に行きます(うわあああああ〜〜〜//////先輩に綺麗って言われた〜〜〜///」
?何か顔が赤いが・・・
キーンコーンカーンコーン・・・
雪子「あっチャイム鳴っちゃいました。夕也先輩、それじゃ。」
夕也「ああ、じゃあな。」
雪子はステップで帰っていた。
何かいいことでもあったんだろうか?
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッ・・・
っ!?
な、何だ?この感覚・・・ま、まさか・・・
振り返ってみるとそこには修羅が七人おりました。
あれ?俺って何かしたか・・・?
夕也「はい、こちら聖祥祭の入り口で〜〜〜す。駐車場はあちらにありますので車でお越しの方はそちらに車を降りてくださ〜〜〜い。」
今日は待ちに待った文化祭。外来の方も来るから結構窮屈になるが、でも、みんな笑顔である。
ちなみに生徒会にも仕事がある。俺はまあ、曰く誘導係だ。
こういうのは交通委員会がするのだが生徒会の方でも応援を送るということで俺が来た。
交通委員A「副会長、あとは俺達だけで大丈夫なんで。」
夕也「あ、そう?じゃあバトンタッチな。」
俺はその場に来た交通委員の奴に後を託した。
さてこれが終わったからクラスの方でも手伝うか・・・
夕也「おう、来たぞ。」
女子1「おっ!来たねっ!夕也君の分はもう用意済みだよ!」
そしてそのこの手には真新しい執事服があった。
夕也「じゃあ、これに着替えればいいんだな?」
女子1「うん、そこに仮設だけど着替える場所を設置したからそこで着替えてね?」
夕也「ああ、じゃ着替えてくる。」
アリサSIDE
ああっ結構忙しいわね!
シンク『(それはしょうがないんじゃないかな・・・?)』
アリサ「(まあ、そうでしょうけどね。)」
でも忙しいって事は結構繁盛してるって事。
さあ、あと少し。頑張るわよ!
女子1「グハアッ!?な、何てかっこいいの・・・?」
私が決意を新たにしていると奥の方からなんだろう、血を吐いたような声が聞こえてきた。
そこにいたのは・・・
執事服を着た夕也がいた。
夕也「う〜〜〜ん・・・何か馴れないな・・・」
その格好に私は見惚れてしまった。
SIDE OUT
執事服って着たこと無いからこれであってるのかわからないな・・・
夕也「・・おっアリサがいる。」
そうか、今はアリサがシフトか。
ちょうどいい、アリサに感想を言ってもらおう。
夕也「アリサ?執事服って馴れないからわからなくてな・・・どこかおかしい所があったら言ってくれ。」
アリサ「・・・・・・・・」
夕也「ん?アリサ?お〜〜〜い、アリサ?」
アリサ「・・・・・・・・・はっ!!??ご、ごめん、夕也。よく聞いてなかったわ。」
夕也「だから要約するとこれで合ってるかこと。」
アリサ「う、うん・・・合ってると思うわよ。(むしろ、合いすぎてると思うけど・・・//////)」
夕也「そうか、よかった。じゃあ頑張るか!」
アリサ「え、ええ・・・(や、ヤバイ・・・こんな状態じゃまともに出来ない、ずっと夕也の事考えちゃう・・・//////)」
シンク『(姫様!ファイト!!)」
その後すずかも休憩時間が終わり入ってくる。
そして俺を見て固まる。なのは達がやってくる。固まる。
何だ?俺の執事服姿には人を止める能力でもあるのか・・・?
しまいには雪子は「かっこいいです〜〜〜!」って言いながら公衆の面前で抱きついてくるし・・・
はあ・・・何か前途多難な文化祭だったな・・・
雪子「はあ・・・楽しかったです。」
夕也「そうか・・・俺は凄く疲れたよ。」
雪子「そうですか・・・?」
夕也「あのな、俺が休憩に入るないなや俺を連れ出して出店めぐりをしたのは何処の誰かな?」
雪子「うっ・・・だって一緒に回りたかったんです。」
はあ・・・・・・
夕也「言えばちゃんと時間は作ったからこれからは気をつけろよ?」
雪子「はい、それに来年には部員も増やしてこの文化祭に孝現学部として出し物を出したいです。」
夕也「・・・そうだな・・・頑張れよ、雪子。」
雪子「はいっ!!」
雪子は満点の笑みを俺に見せてくれた。
それだけでも今回の文化祭、成功と言えるかな・・・?
その後教室に帰ったらいつものメンバーに事情を説明したのは言うまでも無い。
その頃、某所。
???「ふん、ようやくあいつ等に復讐を果たすときが来た。その後は、この世界の王に再びなってやる。この世界に王は俺1人でいい!!」
ある存在の封印が解かれた。
果たしてこの世界の未来は・・・
あとがき
はい、今回は文化祭です。
さて、今回最後に出てきた謎の人物、ネタバレはしませんがとりあえず言っておきます。こいつがStS編のラスボスです。
まあ、まだ先でしょうけどね。
次回はまあ、模擬戦をさせようかと思っております。
誰と誰が模擬戦するのか・・・それは次回に。
次回もお楽しみに!
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文化祭 | ||
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コメント | ||
模擬戦か・・・・・・・・アリサVSすずかだったらいいな(匿名希望) | ||
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