真・恋姫無双 (時空編) 第十一章
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フェイト「ふぅ」

 

なのは「フェイトちゃん、まだ起きてたの?」

 

フェイト「ああ、なのは」

 

なのは「何を見てるの?」

 

フェイト「北郷の戦闘映像。もしかしたら何処かに隙が有るんじゃないかと思ったんだけど、見つからないの」

 

なのは「SSS-・・・私達よりもランクが上、おまけに強化人間だもんね。反則だよ」

 

フェイト「まだ決まった訳じゃないけどね、何とかしないと」

 

なのは「ねえフェイトちゃん。まだ北郷さんと戦いたい?」

 

フェイト「・・・」

 

なのは「みたいだね」

 

フェイト「ゴメンね、なのは」

 

なのは「謝らなくていいよ、でも無理はしないでね」

 

フェイト「うん」

 

映像を見ながら話していた二人に、通信が入る

 

 

はやて「二人とも、ちょっとええか?」

 

フェイト「はやて。如何したの?」

 

はやて「今後の事について、明日皆で話し合おうと思うねん。朝早くで悪いんやけど、出席してくれるか」

 

なのは「判りました。司令」

 

フェイト「フォワード陣もですか?」

 

はやて「フォワード達には伝えたよ。シグナム達にも一番に伝えたし、問題ないよ」

 

なのは「了解。それではまた明日」

 

はやて「うん。おやすみ」

 

プツン!

 

フェイト「何か証拠が有ればいいんだけどね」

 

なのは「PM-466だけじゃあ駄目だもんね。もしかしたら偶然形が同じって可能性もあるし」

 

フェイト「そうだね、だから迂闊に動けないんだよね」

 

なのは「難しいね、ほんとに。さて、寝ようか」

 

フェイト「そうだね」

 

そう言い終わると、パジャマに着替えて就寝した

 

 

ーーーー翌日ーーーー

 

 

はやて「みんな集まったな」

 

ヴィータ「早速だけど今回の事件の事について話し合う」

 

シグナム「やはり北郷を一度取り調べするべきでは?」

 

はやて「まだ早いでそれは、そうやろ。フェイト隊長」

 

フェイト「この状況証拠だけではまず駄目です、決定的な証拠があれば何とか」

 

シャーリー「もし北郷一刀が此方の生まれだとしても、記憶どころかいた時間も無いですし、次元漂流者と言うのももう効果は無いものと思われます」

 

ティアナ「せめて身体データでも有ればいいんですけど」

 

シャマル「そんなデータは有りません。念の為リンディ提督からDB計画で使われた資料がありますが、これも古い物ですし」

 

はやて「八方塞(はっぽうふさがり)やな」

 

なのは「もう一度北郷さんに会うしかないですね」

 

はやて「せやな、しゃあない。今度は私も出る」

 

シグナム「いけません!」

 

リィン「そうです、八神司令に何か有ったら如何するんですか!」

 

アギト「リィンに賛成だな、責めてシグナムのデバイスが直るまでわ」

 

はやて「そやけど、もし戦闘になったら如何するん皆。相手は一人と違うねんで」

 

そう言うとはやては、春蘭・秋蘭の画像を出した

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はやて「この二人も要注意人物やろう」

 

シグナム「この二人ですか、確かにそうですね。北郷と同じ氣功術使い」

 

アギト「青い服の方の奴は、遠距離特化の戦いだったぜ。高町と良い勝負だ」

 

なのは「そうなの?」

 

アギト「ああ、デバイスも無しで的確な攻撃かまして来やがる、こっちがひやひやしたぜ」

 

シグナム「赤い服の方は接近戦特化だろう。姿勢からもよく判る、かなりの使い手だ」

 

ヴィータ「なら、こいつの相手はあたしがやる」

 

アギト「何だよ姉御。随分やる気だな?」

 

ヴィータ「接近戦ならあたしの十八番だ。任せときな!」

 

はやて「ふふ、ヴィータは頼もしいな。で、北郷さんは」

 

フェイト「私が相手をする」

 

はやて「・・・」

 

エリオ「フェイトさん・・・」

 

フェイト「司令」

 

はやて「・・・駄目や」

 

フェイト「!?」

 

はやてはフェイトがそう言いだすと予感していた。しかしそれは極めて危険である事を判っていた

 

 

はやて「少なくとも二人、いや三人一組で戦うんや。そうやないと無駄死にや」

 

フェイト「・・・判りました」

 

なのは「・・・フェイトちゃん」

 

はやて「さて、それじゃあ次は」

 

ピー!ピー!ピー!

 

全員「「「!?」」」

 

なのは「出撃のアラート!?」

 

はやて「グリフィス君!」

 

グリフィス「はい、八神司令!ロストロギア反応です、座標は此処です」

 

なのは「此処は、北郷さんの居る世界!?」

 

はやて「皆急いで出撃準備を!」

 

全員「「「はい!!」」」

 

会議室に居た、なのは・フェイト・ヴィータ・ティアナ・エリオ・スバル・キャロがヘリポートに向かう

 

 

シグナム「私も、レヴァンティンが直りさえすれば」

 

アギト「仕方ねえだろう、北郷にぶっ壊されたんだから」

 

はやて「暫くは私の護衛やってな、シグナム・アギト」

 

シグナム「はっ!」

 

アギト「任せ解け!」

 

はやての言葉に二人は敬礼して答える

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そしてその頃、此処にもこの事態に気が付いた者が居た

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一刀「いいぜ凪、その調子だ」

 

凪「はい!」

 

一刀「凪の特性は、強化・放出・具現化。この三つに加えて、俺との連携も鍛えていくぞ」

 

凪「はい!」

 

秋蘭「大分使える様になったな」

 

春蘭「ああ、修行を始める前よりも安定してきたな」

 

秋蘭「私達の武器の調整が終り次第、私達も始められる」

 

春蘭「それまでは休憩だな」

 

一刀「・・・凪。休憩にしよう」

 

凪「あ、はい。隊長」

 

一刀「大分良くなったな、息も上がらなくなった」

 

秋蘭「一刀・凪。お茶があるぞ」

 

一刀「ああ、ありがとう秋蘭」

 

凪「いただきます」

 

椅子に座りお茶を飲んでいた時

 

 

一刀・秋蘭・春蘭・凪「「「「!?(キュピーン!)」」」」

 

一刀「三人とも、感じたか?」

 

秋蘭「・・・ああ」

 

春蘭「何だ?」

 

凪「氣の乱れ、いやこれは暴走でしょうか?」

 

一刀「氣とも少し違う、それに混じって違うのも感じるな。この感じは・・・」

 

秋蘭「・・・管理局」

 

春蘭「あいつら、懲りずにまた!」

 

一刀「待て、今回は違うようだ。俺が目的ではない様だ」

 

凪「では一体?」

 

一刀「秋蘭と春蘭はこの事を華琳に報告してくれ、凪。お前は俺と一緒に来い」

 

凪「はっ!」

 

秋蘭「報告が終り次第、私達も直ぐ行く」

 

春蘭「その頃には調整も終るだろう」

 

一刀「判ったそれじゃあ、解散だ」

 

そう言い終わると、一刀は椅子に掛けてあった白い陣羽織を羽織る

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背中に、大一大万大吉と書かれた羽織を

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フェイト「これは!?」

 

なのは「急いで結界張ったけど、この数」

 

ヴュータ「・・・異常だな」

 

なのは達の目線の先には、黒い色の巨大なドラゴンと、無数のドクロの兵隊が居た

 

 

キャロ「これは一体?」

 

なのは「フォワード陣は地上でドクロの兵達を足止め。スターズ1・2。ライトニング1でドラゴンの対処に入ります!」

 

フォワード陣「「「了解」」」

 

なのは「レイジングハート!」

 

レイジングハート「アクセルシューター」

 

フェイト「バルデッシュ!」

 

バルデッシュ「サンダースマッシャー」

 

ヴィータ「行くぞ、アイゼン!」

 

グラーフアイゼン「ヤボー!」

 

なのは達が一斉に攻撃を仕掛けた、が

 

 

バシュン!

 

なのは・フェイト・ヴィータ「「「!?」」」

 

なのは「AMF!?」

 

フェイト「違う、これはバリア?」

 

ヴィータ「どっちにしろ破らねえといけねな、アイゼン、カートリッジロード!」

 

アイゼン「了解」

 

ガシュン!

 

ヴィータ「出し惜しみわしねえ、轟天爆砕!ギガント・・・シュラーーーク!!!」

 

ヴィータの一撃がドラゴンを守っていたバリアを破壊する。その隙になのは・フェイトの二人が攻撃を加える

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なのは「エクセリオン!」

 

フェイト「トライデント!」

 

なのは・フェイト「「バスター!!(スラッシャー)」」

 

ドラゴンに二人の同時攻撃が決まり、ドラゴンが崩れていく

 

 

ヴィータ「やったか?」

 

シュイン!

 

なのは「あの光は?」

 

フェイト「まさか、ジュエルシード!?」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!

 

ヴィータ「き、傷が!?」

 

ドラゴン「グオオオオオオオオ!!!!!」

 

なのは「そんな!?」

 

ヴィータ「ジュエルシードを何とかしねえといけねえな、そうしねえとずっと回復するぜあいつ」

 

フェイト「ジュエルシードを切り離すか、封印すれば」

 

ヴィータ「それしかねえか」

 

レイジングハート「マスター!此方に接近する生命反応が二つ」

 

なのは「えっ、生命反応?」

 

フェイト「まさか」

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エリオ「でえい!」

 

ガシャン!

 

スバル「切がないよ、ティア。何とか出来ない」

 

ティアナ「今考えてるわよ」

 

キャロ「蒼穹を走る白き閃光。我が翼となり、天を駆けよ。来こよ、我が竜フリードリヒ。竜魂召喚!」

 

エリオ「キャロ!」

 

キャロ「皆さん退避して下さい、ブラストレイで一掃します!」

 

ティアナ「わかった、スバル!」

 

スバル「ウイング!ロード!!」

 

キャロ「エリオ君!」

 

エリオ「うん!」

 

フリードの背に乗ったキャロとエリオはから攻撃を仕掛ける

 

 

スバル「やった?」

 

ティアナ「すこしは数は減らせたみたいね、でもまだ、!?」

 

ガタガタ!

 

エリオ「そんな!?」

 

キャロ「再生していく・・・」

 

ティアナ「予想してたけど、やっぱりあのドラゴンを何とかしないといけないみたいね」

 

スバル「皆前!?」

 

骸骨達が一斉に弓矢を構えていた

 

 

ティアナ「あ、あんなにたくさん!?」

 

スバル「かわしきれないよ!?」

 

キャロ「フリード、もっと高く飛んで!!」

 

エリオ「駄目だ、間に合わない!?」

 

放たれた弓矢が、一斉にティアナ達に向かう。諦めかけたその時

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ギーン!

 

キャロ「え?」

 

キャロ達とティアナ達が蒼色の光に包まれた

 

※イメージはフィ〇・ファ〇ネルバリア

 

 

ティアナ「これって、まさか・・」

 

ティアナが後ろを向くと其処には

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凪を引き連れた一刀が居た

説明
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コメント
観珪さん 一回だけの共闘ですか?それともこれを切っ掛けに?(カイ)
MASADAさん はい、そうです。一刀が尊敬しているという意味でそうしました(カイ)
なんにせよ、今回ばっかり共闘するのがいいんですけどねー解決後、どうなるか見ものですね(神余 雛)
いつもお疲れ様です。羽織の「大一大万大吉」の文字、石田三成の旗に書いてあったものですよね?(MASADA)
本郷 刃さん 仕掛けられてばっかりだったので、仕掛け返しました(カイ)
バズズさん 直ぐ直します(カイ)
前原 悠さん 持って行けるかな?(カイ)
ohatiyoさん それはこの次で(カイ)
アサシンさん 本当ですね、ありがとう御座います(カイ)
おぉう、一刀と凪が管理局組の戦いに介入ですか・・・果たして協力か敵対か、熱い展開が楽しみですよ!(本郷 刃)
誤字報告です はやてのセリフで「朝早くで割るいんやけど」 → 悪いんやけど ですね(バズズ)
おお。予想がだんだんわからなくなってきた。・・・ん?うまくいけば華琳達と話が持っていける?(前原 悠)
手を組むのか、あくまで敵対するのか…………………(ohatiyo)
誤字ですレヴァンの『ァ』が『ゃ』になっています(アサシン)
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