魔法少女リリカルなのは?守る者の為に? |
第四話
朝、清々しい。快晴と言えるほどの青空、天気予報では降水確率は0%。遊ぶにはもってこいの日だ。午前5:00、身支度を整え紅茶の用意をしていると6:30を過ぎていた。鮫島さんにアリサを起こしに行くように言われた。普通、女性がやるものでは?
とにかくアリサの部屋に来た。ノックをしても返事がない。仕方がなく勝手に入るとアリサがベッドにうずくまっていた。
「アリサ、朝ですよ。今日はすずか様と遊びに行くのではないのですか?」
返事がない。昨日は早く寝ると言っていたのだが・・・。
ベッドの近くまで行き、もう一度起こした。
「アリサ、もう六時半すぎですよ。起きてください。」
ダメだ。起きない。掛布団を剥ぐとそこには可愛らしい天使の寝顔が・・・。
いやいや、オレはロリコンじゃない。小学生には興味はないと断言できる。とりあえずゆすってみた。
「おい、いい加減起きろ。アリサ、遊びに行くんだろ。」
一応敬語で起こしていたが、諦めて素に戻した。
改めて見ると、アリサは可愛いな。寝顔も天使だ。いや、純粋に可愛いと思うだけ、うん絶対にそうだ。
「ん、ふあ。」
アリサが起きた。間近でアリサの顔を覗き込んでいたため、お互いおでこをぶつけた。
「イタッ!!なに?」
「うぐ、痛え。」
アリサがおでこをさすりながら涙目でこっちを睨んできた。まさか、寝顔が天使みたいだったなんて言えない。
「いや、起こしに来たんだけど、なかなか起きなくて・・・。」
「なんで、あんな近くに顔があったのか聞いてるんだけど。」
「いや、あの、その。」
アリサはじっと睨んでいる。ホントのことを言って許してもらえるだろうか。
「アリサの寝顔が可愛いな、と思って覗き込んでおりました。はい。」
オレが腹をくくってホントのことを告げると、ボンッと音を立ててアリサの顔が真っ赤になった。オレが次の言葉を探していると、鮫島さんが入ってきた。
「奏霧君、お嬢様は起きたのですか?」
オレとアリサが向かい合っているところだった。鮫島さんの動きが止まった。やべ、オレ死んだかも。
「奏霧君、あとで私のとこに来なさい。」
「はい。」
「アリサお嬢様、もう七時ですよ。」
鮫島さんはそういった。
「ウソ!!柊二早く出てって。着替えるんだから。」
アリサはオレの背中を押してドアの外に押し出した。
アリサ視点
なによ、柊二の奴。いきなり可愛いだなんて。うー、まだ心臓がバクバクしてる。なんで?
今日はすずかやなのは達と遊びに行くのに寝坊したし。はぁ、一日の始まりから最悪だな。まあ、気を取り直そう。
「そういえば、柊二は異世界から来たのよね・・・。なのは達なら何か知ってるかも。」
そう、独り言をつぶやいているうちに着替えが終了し、朝食に向かった。
柊二視点
鮫島さんに絞られた。朝から最悪。しかし、なぜアリサは真っ赤になったんだ?
『マスター、今日は護衛でしょー?』
「んだね。お前って目立たなくできないの?」
『キーホルダーにでもなる?』
こんな凶器がキーホルダーになるんかい。驚きだ。
「頼む、その姿じゃ警察に捕まる。」
『分かったー。』
先に玄関で待つこと2分、アリサがやってきた。
「さあ、行くわよ。柊二。」
「了解。」
アリサが前に歩きその後ろにオレが続いた。突然アリサはくるっと振り返った。
「今日、紹介したい子がいるから、自己紹介してね。」
紹介?そんなの必要なのか。まあ、お嬢様の命ならしょうがないか。考えておこう。
今日は、ショッピングモールに買い物に行く予定で、高町なのはちゃんという子の家に集合らしい。
アリサとオレが着くと、そこには三人の少女がいた。
「なのはー、フェイトー、すずかー。」
アリサが手を振って駆け寄った。
「アリサちゃん、おはよー。」
「アリサ、おはよ。」
「アリサちゃん、おはよう。」
三人はアリサに挨拶すると、こっちを見た。
「なのは、フェイト、すずか、おはよ。柊二、自己紹介しなさい。」
「えっと、奏霧柊二です。一週間前からアリサの家で執事として働いています。宜しくお願いします。なのはさんとフェイトさん、すずかさんでいいですか?」
三人は笑顔でお辞儀をしてきた。礼儀正しい子だ。
「高町なのはです。なのは、でいいですよ。」
茶髪の子がそういった。すると金髪の子が
「フェイト・テスタロッサです。私もフェイトでいいです。」
そして最後に
「月村すずかです。すずかで構いません。」
三人が自己紹介してきた。
「ねえ、はやては?」
「まだ来てないよ。もうすぐだと思うけど。」
もう一人の子がまだのようだ。アリサたちがおしゃべりしているともう一人の子が来た。
「ごめんなぁ、遅れてもうた。」
息を切らしてやってきたのは関西弁の女の子だった。
「あれ、この人だれ?」
「うちの執事よ、はやて。」
「奏霧柊二です。執事として働いています。」
「八神はやていいます。宜しくお願いします。」
自己紹介が終わると、五人はおしゃべりしながら話しモールに向かった。
あとがき
・・・、・・・、すいません。更新遅れました。
はやて、なのは、フェイトの登場です(●^o^●)
アリサとの会話やなのはたちとの出会いです。A’s後の話ですので、どうなるかお楽しみにしてください。
これからも宜しくお願いします。
説明 | ||
第四話です。 まだ日常の話です。なかなか進まないのですががんばります。 宜しくお願いしますデス。 |
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コメント | ||
そっすね、A's後でハラオウン性を名乗り始めるころですかね。プレシアさんがいるといろいろ大変なんですよねwww(FalSig) フェイトさんは、T・ハラオウンじゃなくて、テスタロッサってことは、プレシアさんが生きてるフラグと思ってOK?(ohatiyo) |
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