真・リリカルなのは 第四章 裏月村家急襲編 第十二話 倒れゆく吸血鬼 |
少しずつ、((源三郎|げんさぶろう))近づいて行った 忍
漸く間合いに入った
忍(ここまで近ずければ十分)
忍は懐からナイフを取り出し
忍(一突きで殺す!)
源三郎に刺そうとするが、
パキッ
忍「え?」
源三郎の胸に刺さった………しかしナイフが折れた
源三郎「まさか、そんな玩具で殺せると思ったのか?」
忍「クッ」
源三郎「ワシに殺されたいのか? 仕方ないのぅ」
源三郎は血で剣を造り、忍を切り裂こうとする
ザフィーラ「させん!!」
ザフィーラが間に入り、忍は救われた
ザフィーラ「無茶なことをするな!!」
ザフィーラは、忍を抱えて、源三郎から距離を取る
忍「こいつだけは私の手で殺したい!!」
ザフィーラ「忍………」
忍「何が復讐よ!! 復讐したいのは私の方!!」
源三郎「おや? 君に恨まれる記憶は無いがね?]
忍「惚けるな!! 父さんと母さんを殺した張本人の癖に!!」
源三郎「証拠はあるのかね?」
忍「私は見た!! 昔、返り血で汚れたお前がこの屋敷から出ていくのを!!!」
源三郎「見間違えだろう? ここに来たのは初めてさ」
あくまでも白を切る 源三郎
忍「お前の目的は何だ? 他の吸血鬼達を戦わせて、何がしたい?」
源三郎「何だろうね?」
ザフィーラ「こいつは我がやる」
ザフィーラが、源三郎に挑む
忍「でもっ!」
ザフィーラ「こやつが強いのはわかる……しかし」
ザフィーラは源三郎を睨み付ける
ザフィーラ「こやつが下種な奴というのもわかる」
ザフィーラは、忍を下がらせた
源三郎「やる気かね? ワシには勝てんよ?」
ザフィーラ「やってみなければわからん」
源三郎「わかるさ………」
〜カイトVS黒牙〜
((黒牙|こくが))「ウグッ………」
地面に倒れている 黒牙
カイト「ここまでだな コウモリ」
黒牙「ありえねぇ………何で俺が人間に勝てねえんだ?」
カイト「取って置きだ」
カイトは懐から長方形の箱のような物を出し、棍状態であるウィザードの先端に取り付ける
そしてワイヤーのような紐を引きぬくと、箱から独楽が回転して出てくる
黒牙「何だそりゃ?」
カイト「ヴェッサーバニッシュ!!」
ゴルフのように独楽を打ち出す
独楽は回転しながら黒牙に当たる
ザシュッ
黒牙「何!?」
独楽には刃が付いてある
カイト「悪いがこの技は非殺傷に出来ん」
独楽は生きているかのように自在に動き回り、黒牙をどんどん切り裂いて行く
黒牙「グワァァァァァァ!!!」
カイト「くたばれ!!」
独楽は黒牙の背中に当たる
その衝撃で黒牙は上空に飛ばされる………そして
カイト「じゃあな!!」
独楽は黒牙より高く飛び、その後、黒牙に向かって落下する
黒牙ごと地面に落下し、激突する
黒牙「カッハッ!」
黒牙は遂に意識を失う
カイト「アレを食らって死なないのか………呆れるぜ」
カイトは自身のフォームを、ブレイザーフォームに戻し、その場を去る
黒牙に止めを刺すより、他の吸血鬼を倒す方が先決と判断したのである
〜ヴィータVSカエデ〜
ヴィータ「さて、シグナムの援護に行くか」
ヴィータは油断してしまった
最後の一撃でカエデを倒したと思っている…………しかし
カエデ「ブラットアロー!」
ザシュッ
ヴィータ「グワッ!」
シャマル「ヴィータちゃん!!」
血の矢がヴィータの脇腹を貫く
カエデ「………………………………………………………………………」
カエデは全身から血を吹き出し、角が折れ曲がっていた
カエデ「よくも私の美しい体に消えない傷を残したわね………」
カエデはゆっくりとヴィータに近づく
カエデ「穴だらけにしてあげる………」
パチンッ
指を鳴らすと血が針のような形となり、空に舞う
その数、百本以上………全てがヴィータに襲い掛かる
カエデ「死ね!!」
シャマル「不味い!」
なのは「スターライトブレイカー!!!!」
ピンク色の閃光が血を薙ぎ払う
カエデ「………大人しく倒れていればいいものを」
なのは「シャマルさん! 私はもう大丈夫だから、ヴィータちゃんの回復を!!」
シャマル「わかったわ!」
カエデ(2体1も面倒だ………)
カエデは斧を血で創る
カエデ「即刻 首を刎ねる!!」
なのは「やれるものならやってみろなの!!」
〜はやてVS嵐〜
((嵐|らん))「死ねぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
嵐は、はやてに切り掛かるが、頭に血が上り、冷静さを失い、乱暴に大剣を振り回しているだけである
スピード自慢であったが、これでは台無しである
はやて「そんな遅い攻撃、当たらへんで!」
嵐「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
はやて「((氷結の息吹|アーテム・デス・アイセス))!!」
嵐「何?」
体中が凍らされる
はやて「頭冷えた?」
嵐「舐めるなぁぁぁぁぁ!!!!」
パリィィィィィン
腕力で無理やり氷を砕く嵐
はやて「((氷結の息吹|アーテム・デス・アイセス))!!」
しかし、はやてはまた同じ技を使い、嵐の動きを止める
嵐「うぅぅ!!!!!!」
はやて「もうあんたの負けや、剣を置き」
嵐「黙れ……………………黙れ黙れ黙れぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」
はやて「しゃあないか………………………………」
はやての取って置きの魔法
はやて「響け! 終焉の笛! ラグナロク!!」
嵐「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
白い閃光に飲まれ、嵐は完全に気を失う
はやて「ウチの勝ちや」
フェイト「すごいね、はやて」
はやて「何言うてんの? フェイトちゃんがあいつにダメージを与えてくれてたから勝てたんよ?」
フェイト「そんなことないと思うけど………」
はやて「体、大丈夫?」
フェイト「うん、魔力がちょっと足りないだけ」
はやて「ほな、シャマルのとこ行こか」
フェイト「でもシグナムが………」
はやて「戦いに手を出されるのはシグナムも嫌ややろうからな」
フェイト「…………………………………………………………」
はやて「それに、シグナムは絶対勝つよ」
フェイト「……そうだね」
〜シグナムVS弥勒〜
シグナム「行くぞ!! 烈火の将 シグナム! 生き残るため! 次の技に全てを託す!!」
((弥勒|みろく))「無駄……お前ここで死ぬ」
シグナム「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」
シグナムは弥勒に向かって突撃する
弥勒「単純な攻撃で…………」
シグナム「レヴァンティン!!!!」
レヴァンティン(カートリッジオーバーロード!)
シグナムの周りが燃えだす
弥勒「これは……………」
シグナム「受けよ!!」
レヴァンティン(牙突一閃!!!)
剣を突き立て、炎を纏い、相手に突撃する技
弥勒「まさか…………」
弥勒は躱すことが出来ず、シグナムの技が直撃する
弥勒「ガッハッ!」
弥勒は吹き飛ばされ、意識を失う
シグナム「やはりな…………」
牙突一閃は本来、攻撃力はそれほど強くない技だ
高町や天城なら、まともに食らっても、大きなダメージを負うことはない
テスタロッサと同じ、防御力がほとんど無い奴だった
離れたときに2本しか剣を使わず、残りの3本を常に手元に置いていたのは、防御の為だ
近づいたときに5本全てを使い、猛攻撃を仕掛けてくるのは、攻撃こそ最大の防御というわけだろう
シグナム「…………………………………………………」
何にせよ、私の勝ちだ
シグナム「本来なら高町の援護に行きたいが…………………………」
バサッ
シグナムはその場に倒れる
シグナム「体力も魔力も限界らしい…………………………………」
少し……休むとしよう
その場で寝る シグナム
残るは源三郎とカエデのみ!!
もうすぐ第四章も終りを迎えます
オリジナルの話を書くのは難しいですが、楽しいですね〜
読者も楽しんでくれれば、言うことなしです
説明 | ||
物語もいよいよ終盤 | ||
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