真・リリカルなのは 第四章 裏月村家急襲編 第十五話 吸血鬼VS凶獣 |
またしても暴走状態に陥ってしまった カイト
もはや理性は無く、ただ暴れ狂うのみ
暴走カイト「ウガァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」
右手に魔力を溜め、((源三郎|げんさぶろう))に向けて放つ
その魔力は禍々しく光り、源三郎を包み込もうとする
源三郎「これは…………………」
当たれば死ぬか………………………
源三郎は、飛んで躱す
源三郎が居た場所に、カイトの放った魔力が通過すると、地面は魔力によって抉れていた
それを見ていた なのは達は、
フェイト「何て破壊力……………」
はやて「ただ魔力を撃っただけやのに……………」
なのは「しかも殺傷だよ!」
はやて「固めてない魔力で、あの威力とか……………」
フェイト「と、とにかく止めないと!!」
カエデ「あら? 別にいいじゃない、見学しましょ」
はやて「な!?」
カエデの発言に驚く はやて
源三郎は、カイトに近づき、
源三郎「大人しくしろ!! 凶獣が!!」
バキッ
カイトの顔を殴るが………………
源三郎「!!!!」
バ、バカな!!
逆に源三郎の拳が砕けた………………
最早、源三郎の右腕は役に立たない
暴走カイト「ガガッ!!」
突如、カイトの右手に斧が出現する
刃の部分が大きく、紫色である
なのは「あの斧は?」
はやて「恐らくウィザードやろね」
暴走カイト「ウオォォォォォォ!!!!!!!!!!」
カイトは斧を振り回す
ザシュッ
源三郎「グッ!」
源三郎の左手首が切断される
鋼鉄より硬く、通常のカイトでは不可能だったが、暴走状態のカイトは、まるで硬さを感じないように切り裂いた
どうやら切断力は、通常状態より遥かに増しているようだ
源三郎(ありえん! ワシの皮膚は吸血鬼の中でも最高の硬度なのだぞ!!)
カエデ(あらあら、源三郎…………ここで死ぬのかしら?)
フフフフフフ、それはそれで面白いわね♪
自身の長が、殺されかけている状況を楽しんでいる カエデ
暴走カイト「オォォォォォォラァァァァァァ!!!!!!」
斧を振り回し続ける カイト
その姿はまさに化け物
源三郎「舐めよって!!」
血を右手の拳に集め、砕けた拳を庇い、
源三郎「硬化したワシの拳!!! しかと受けよ!!」
カイトを殴る………………が
パシッ
源三郎「!?」
あっさりと片手で受け止められる
暴走カイト「ウガァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
カイトは斧を縦に振る………………そして
ザシュッ
源三郎「グワァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!」
右手も切断される
鋼鉄の硬度を、紙のように切り裂いていく切断力は、まさに驚異である
今のカイトには、斬れないものは無いと言っても過言ではないだろう
暴走カイト「ギャガァ!!」
さらに斧を横に振るい、源三郎の脇腹を切り裂く
刃が、体をめり込む瞬間、
源三郎(不味い!!)
後ろに飛び、切断を防いだ
反応が遅れていたら、腰から下が無くなっていただろう
源三郎(おのれぇぇぇぇぇ!!!! このままでは、我が計画が!!!)
カエデ(フフフフフフ、いいわよ、殺さなくても両腕を切断したお陰で、私でも勝てるようになったわ)
カエデは忠誠心を持っていないようだ
源三郎「これでも食らえ!!」
地面から血の刃が生える……………………しかし
暴走カイト「グルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!」
血の刃が突き刺さろうとも、カイトの鎧には傷1つ付かない
寧ろ、血の刃が砕かれる
源三郎「バ、バカな…………ワシが……………ワシが負ける筈……………」
両腕を切断され、且つ攻撃も効かない
最早、源三郎に勝ち目は無い
暴走カイト「ウガァ!!」
斧の刃が2つに裂け、変形する
フェイト「アレは…………大砲?」
暴走カイト「ゴガァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」
紫色の閃光が放たれる
なのはのスターライトブレイカーを超越する砲撃である
その光は何所まで禍々しく、どこまでも美しかった
源三郎「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
閃光に飲まれた 源三郎
カイトの勝ちだろう
暴走カイト「グルゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!」
銃を斧に戻し、今度はなのは達を睨み付ける
どうやら、なのは達を敵と認識しているようだ
暴走したカイトは見境なしに、他人を襲う
シグナム<主はやて……………>
はやては直感で、このままでは不味いと思っていたところ、シグナムが念話で話してきた
はやて<どないしたんや? シグナム>
シグナム<詳しい話は省きますが、今の天城を元に戻すには、攻撃するしかありません>
シグナムは欠片事件の時、暴走状態のカイトと戦ったことがある
その時の教訓を、はやてに話す
はやて<攻撃すれば元に戻るんか!?>
シグナム<はい…………ですが、強力な魔法でないといけません>
はやて<わかったで!!>
なのは「カイト君!! 元に戻ってなの!!」
何とか、カイトの理性を取り戻そうとして、話しかける なのはだが、無意味である
暴走カイト「ガァァァァァァァァ!!!!!!!」
なのはの言葉が通じたのかはわからないが、それを拒否するかのように叫ぶ カイト
はやて「なのはちゃん!! 攻撃するで!!」
フェイト「でもっ はやて!!」
はやて「攻撃したら元に戻るらしいわ!!」
なのは「本当?」
はやて「シグナム曰くや! ただ、強力な魔法やないとアカンらしいけど………」
なのは「スターライトをブチ込むの!!」
フェイト「じゃあ私が時間を稼ぐよ!!」
はやて「……………………邪魔するんやったら相手になるで?」
先ほどから大人しいカエデを警戒する はやて
カエデ「しないわよ、貴様らと、あのガキが潰し合いしてくれれば最高だもの」
はやて「……………………………………………………」
はやても警戒しつつ、カイトの所に向かう
フェイト「悪いけど攻撃させてもらうよ カイト!」
バルディッシュ(ハーケンセイバー)
暴走カイト「ウガァ!!」
フェイトの斬撃を斧で弾く カイト
フェイト「これなら!!」
今度は脇腹を狙う フェイト
暴走カイト「ギャガァ!」
フェイトの斬撃は、命中するが、
フェイト「か、硬い!!」
カイトの体には、傷1つ付かない
暴走カイト「グガァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!」
カイトもフェイトを切り裂こうとする
フェイト「クッ!」
何とか、カイトの斬撃を躱す フェイト
乱暴に斧を振り回し続ける カイト
その時の風圧が激しく、中々近づけずにいた
はやて「ブラッディダガー!!」
カキィィィィィィン
はやての技が直撃するが、やはりカイトの体には傷1つ付かない
はやて「何でこんなに硬いねん!? バリアジャケットとちゃうんか?」
暴走カイト「ギャガッ!!!!!!」
回転しながら上空を飛び、その反動ではやてに切り掛かる カイト
はやて「危ないな!!」
体を逸らして、回避に成功する はやて
フェイト「暴走していても、巧みな戦闘技術だね…………」
はやて「ほんならこれでどないや! ((氷結の息吹|アーテム・デス・アイセス))!!」
暴走カイト「ウガァッ!!!!!!!!!」
右腕を凍らせたが、一瞬で割られる
はやて「アカンか……………」
フェイト「トライデントスマッシャー!」
暴走カイト「ゴォギャッ!!!!!!!」
なんと、フェイトの技を雄叫びで消す
フェイト「そんな!!」
はやてとフェイトの技は通用しないようだ
はやて「なのはちゃんに賭けるしかないわ…………」
はやてとフェイトが、カイトの足止めをしている間、なのはは魔力を溜め、スターライトの準備をしていた
なのは「レイジングハート、カートリッジ弾数は?」
レイジングハート(残り4)
なのは「オーバーロードは出来ない…………手加減して後悔したくはない」
レイジングハート(マスター、まさか……………)
なのは「うん! 4発とも使うよ!!」
レイジングハート(カートリッジロード)
なのは「行くよ! レイジングハート!!」
レイジングハート(OK)
はやて「準備出来た見たいやね!」
フェイト「離れようか………………バインド!!」
カイトにバインドを仕掛けるが
プチッ
あっさりと引き千切る カイト
なのは「スターライトブレイカァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!」
ピンク色の巨大な閃光が、カイトに迫る
暴走カイト「ズゥギャァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」
カイトはスターライトを受け止めようとする
しかし、カートリッジによって強化されたスターライトを受け止める者など存在しない
ピンク色の光がカイトを抱きしめる
紫色の鎧は剥がれ、元の姿に戻る カイト
はやて「流石! なのはちゃんの砲撃は一味違うで!」
カエデ「止めは私が刺してあげる!」
気を失っているカイトに襲いかかる カエデ
この時を待っていたのだ
自分より強い源三郎をあそこまで追い詰めたカイトを生かしておいてはいけないと判断したのである
はやて「仕舞った!! それが狙いか!!」
フェイト「間に合わない!!」
なのは「カイト君!!!」
なのは達は、カイトを助けようとするが、気づくのが遅く、間に合わない
カエデの斧が、カイトに迫る………………しかし
クロノ「ブレイズキャノン!!」
クロノの攻撃が、カエデの行く手を阻む
カエデ「チッ まだ仲間がいたか…………………」
はやて「クロノ君!!」
フェイト「アルフ!」
なのは「誰?」
ユーノ「ユーノだよ!!!」
クロノ「全く、魔力を感知したらと思ったらこれか…………………」
たまたま、なのは達の魔力を感知し、なんらかのトラブルが発生したと思考し、救援に駆け付けた クロノ達
はやて「詳しい話は後や! クロノ君、こいつら忍さんを殺そうとする吸血鬼や!!」
クロノ「っ!? そうか……………」
カエデ「邪魔ばかり入るわね」
クロノ「取り合えず、君を倒すよ…………話はその後に聞かせてもらう」
カエデ「ガキが!! 私に勝てるつもりか!!」
援軍到来!!
次回、源三郎の野望が実現される…………………
説明 | ||
暴走するカイト…………源三郎を倒せるか? | ||
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コメント | ||
なるほど、とても参考になります。寧ろ素晴らしいアドバイスに感謝しています。(ohatiyo) たとえば斧で腕を切断する時の地の文なんか「甲高い音と共に一瞬拮抗するもそれもあっけなく崩れ今まで大したダメージを与えられなかった腕を紙屑のように斬りおとした」みたいにしては?生意気言ってすいません(博) 少しですが、地の文を増やしてみました。これで少しでも読みやすくなったのなら幸いですが………………(ohatiyo) 地の文が少ないのは、反省しています。何とか増やしたんですけどね、中々コツが掴めなくて………クロノの納得は、まぁ幾つもの世界があるから、吸血鬼が居ても不思議じゃないという考えですかね。科白の前の名前は、個人的には重要だと思っています。無い人の小説を読んでも、ときどき誰が話したか、わからなくなることがあるからです。まぁ地の文を増やせるようになるまでは、このままにしておきます。カイトの叫び声は、訂正しようと思います。ご意見ありがとうございました。(ohatiyo) 地の文面が圧倒的に少ない。カイトの叫び声が全部同じ。管理世界に吸血鬼がいるかもわからないが、クロノが「吸血鬼や」と言われてナチュラルに納得しすぎな気がする。地の文を増やせば誰が何をしてるのか良く判るので、科白の前の名前書きはいらない(匿名希望) |
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