真・リリカルなのは 第四章 裏月村家急襲編 最終話 新たなる戦いの予兆 |
あの吸血鬼急襲から数日が立った
すずかは現段階では管理局に入らず、嘱託魔導師もやらないようだ
ユーノに調べさせた所、スノーホワイトは管理局員が使っていた形跡が無いことから、すずかの母親は魔導師であったが、管理局員ではないようだ
なのは「それにしても格好良かったの! すずかちゃん!!」
フェイト「ホントだね!」
はやて「しかも氷結持ちやろ?」
すずか「そ、そんなことないよ〜」
照れる すずか
アリサ「でも、すずかのお陰で私は助かったわ!」
すずか「ううん、アリサちゃんを巻き込んだのは私だから…………………」
なのは「今にして思えば、爺さん吸血鬼が核の話をしなければ、私達が負けてたと思うの」
フェイト「そうだね」
はやて「余裕ぶって弱点いうからやで! アホやでホンマ!!」
すずか「ふふふふ」
よかった……………またみんなで普通の日常が過ごせて…………………
アリサ「…………………………………………………」
私だけか…………………………私だけが……………………………
すずか「どうかしたの? アリサちゃん」
アリサ「何でもないわよ すずか」
〜クロノ視点〜
クロノ「やはりな……………」
どこにもニコル・クライテッドという名前が記載されていない
クロノ「奴は管理局員じゃない………………」
仕舞った…………見逃すべきでは無かった………………
クロノ「………………………………………………………」
どうするか………………………
ユーノ「クロノ!!」
ディスプレイが表示され、ユーノから連絡が来る
クロノ「どうした?」
ユーノ「君の予想は外れたよ」
クロノ「?」
ユーノ「あったんだよ、ニコル・クライテッドの名が」
クロノ「何!?」
ユーノ「彼、一様 管理局員だよ」
クロノ「……………………そうか」
ただの思い過ごしか…………
ユーノ「でも………」
クロノ「どうした?」
ユーノ「これ…………見て」
クロノ「何!?」
ユーノ「6年前に殉職しているよ…………………………………」
クロノ「………………………………………………」
ユーノ「クロノ…………これは……………」
クロノ「ああ」
嫌な予感がする………………………
〜カイト視点〜
カイト「…………………………………………………」
あのニコルとかいう男…………………
カイト(最低でもAAAランクの魔導師だ)
あれ程の魔導師を隠し持っているのか………………
カイト(クロノの知り合いというわけではなさそうだったな……いや、寧ろ存在自体知らなさそうだった)
恐らく上層部の駒だ…………………
カイト「こうもあっさり地球に来るとはな………………………」
やはり監視しているのか………………
カイト「厄介だ…………………………………………」
それにしても何故あのジジイを連れていった?
実験台か?
それとも駒にするのか?
カイト「………………………………………………………」
とにかく警戒して損はなさそうだな…………………………………
カイト「管理局…………………………」
相変わらず下種な組織だ………………………………
〜?〜
?A「戻ったか ニコル」
ニコル「はい、お待たせしてしまいましたね」
?B「構わん……………それが例の?」
ニコル「はい、吸血鬼です」
?C「生きているのだろうな?」
ニコル「ええ、勿論です…………まぁもう少しで殺されそうになりましたが……」
?A「よくやったぞ ニコル」
?B「うむ、人攫いはバットよりお前の方が上手いな」
ニコル「お褒めに預かり恐縮次第」
?C「さっそく始めるか」
?A「ああ」
源三郎「うう、ここは?」
源三郎は目を覚ましてしまう…………………それが苦痛を生むとは知らずに
?B「目を覚ましたか…………気絶していれば苦しまずにすんだものを」
?C「よいではないか…………さて」
?A「先ずは両足を取り除くか」
?C「ニコルよ、吸血鬼の足を切断せよ」
ニコル「はっ!」
源三郎「なっ! き、貴様ら……………何者だ!!」
ニコル「あなたが知る必要はありませんよ……死ぬのですから」
源三郎「ワシに勝てるつもりか!!」
ニコル「ええ」
ザシュッ
源三郎の両足をあっさりと切断する ニコル
ニコル「我が力、最高評議会の為……………………………………」
ニコルは、最高評議会の手下
資料では、殉職扱いとなり、表舞台にはでてこない
それが、最高評議会に忠誠を誓うということである
〜1時間後〜
無残な姿となった 源三郎
?A「素晴らしい生命力だな」
?C「ああ、是非ともこの力が欲しい!! 我らが全世界を管轄下に置くため!」
?B「月村すずか………………あの女は吸血鬼であり、魔導師でもある」
?C「だが、血が薄いのでろう?」
?B「生命力は変わらないはずだ…………月村すずかの体を使って…………」
?A「なるほど……生命力の強い魔導師を造るか……………」
ニコル「では、私が連れてまいります」
?B「ああ、そうだな」
?C「待て!」
?B「どうした?」
?C「まだ行かなくていい」
ニコル「何故でしょうか?」
?C「魔導師としての力を滲ませるためよ…………そっちの方が体の構造が調べやすくなる」
ニコル「なるほど…………魔力に慣れさせるわけですね」
?C「ああ、それにもうすぐバット達も帰ってくるだろう」
?A「まさか!!」
?C「ああ、邪魔が必ず入る………最悪の場合、高町なのはを………………」
?B「それならいい考えがあるぞ、高町なのはを殺さずに月村すずかを捕える方法が」
?C「聞こうか?」
?B「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 どうだ?」
?A「悪くない」
?C「バット帰還後、速やかに作戦を開始する」
?B「ニコル、お前はスカリエッティに先ほどの作戦を話せ」
ニコル「仰せのままに」
ニコルは部屋を出ていく
?A「さて、インフェルノを使うのは久しぶりだな」
?C「ああ、大体は単独で動かせるからな」
?B「優秀な駒を手に入れた結果よ」
?A「ククク、違いない」
特殊殲滅部隊インフェルノ
評議会の右腕である
ニコルもその一員である
暗い通路を歩いて行く ニコル
ニコル「……………………………………………………」
さて、私達全員で動くこととなるだろうが………………………
ニコル「楽しみですね…………あれ程の猛者達と戦える機会なんて滅多にない」
ああ、早く戦いたい………………………
ニコル「強者の血で私を紅く染めたい…………………………」
狂気である……………………
只者ではない ニコル
そして、インフェルノという組織もまた、とてつもない力を持っているだろう
果たして、彼らの陰謀を止める手立てはあるのか……………………
第四章 裏月村家急襲編…………………………………完
新しいフラグを立てちゃった…………………………………
説明 | ||
完全なハッピーエンドとはならないようだ…………… | ||
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