リリカルなのはA`s〜〜決意の先に〜〜第7話 |
「本当に…信用していいんだな?」
シグナムがリンドウに問いかける。
「おい、シグナム!?」
「我らは今までリンドウに助けられた…そのリンドウがここまで頼み込んでいるんだ…話くらい聞いてもいいのではないか?」
「…分かったよ」
シグナムたちが了承してくれたので俺の考えてるプランを説明する。
「それで、主はやては助かるのか?」
「成功すれば必ず」
「どうすんだシグナム?」
「それで主はやてが助かるなら是非もない。我らも協力しよう。ただし、約束を違えればその時は首を刎ねる」
「ああ」
よし、これでシグナムたちの協力は取り付けた…後は
『マスター、グレアム提督から連絡が来ています』
ベストタイミングだぜ…
<リンドウ君、クロノたちの協力は取り付けた。そっちはどうかね?>
<こっちも大丈夫です>
<そうか…ではあとは頼んだよ>
<はい>
グレアム提督との通信を終え、俺たちは海鳴病院に向かった。理由は…
「そっか、うちの麻痺は闇の書が原因やったんやな…それで、シグナムたちはうちを助けるために闇の書を完成させようとしたんやな?」
「はい…命令を守れずすみませんでした」
はやてに今までの事を説明し、今後の事を話すためである。
「ええよ、シグナムたちもうちの為にやってくれたことやし…それより、さっきの話本当なん?」
「ああ」
「うちに…できるんやろか…もしできんかったら…」
「大丈夫だはやて…お前ならやれる」
「リンドウ君…なんでやろ、リンドウ君に言われるとなんでもできそうなきがするんよね」
「そうか…ならやれるな」
「うん!やってみせる」
「話は終わったか?」
その時ちょうどクロノたちが入ってくる。もうちょっとタイミング遅くても良かったんじゃないか?
「とりあえずな…」
「さて、今後のことだが…」
「とりあえず闇の書のページを集めないとな…幸いと言っていいのかはわからんが残りはあとわずかだ」
「皆で集めればすぐ終わりそうだね!」
なのはが付け加える。
そうして俺たちが魔法生物からリンカーコアを蒐集し始めて1週間で闇の書の頁をすべて埋めることに成功した。現在はアースラに集まっている。
「これでやっと全部か…この後の事だが場所については既に決めてある。人が全くいない管理外世界だ」
「さすが執務官殿!仕事がお早い!」
「お前に言われると褒められている気がしないんだが?」
「ちゃんと褒めてるじゃんよ」
「それより今後の事について確認しておこう」
クロノのその一言で皆の顔が真剣になる。
「まずはクロノが手配した管理外世界に行った後に闇の書を覚醒させる。その後はやてには何とかして闇の書から防御プログラムを切り離してほしい」
「わかっとるよ!最初にリンドウ君に説明されたしな」
「それまでの間は俺が時間を稼ぐ。なのはたちには後に備えて待機していてほしい」
「私たちも一緒に戦うよ!」
「そうだよ!私たちだって強くなってるんだから!」
「私もやるよ!」
なのはとフェイト、アリシアが反論するが…
「それは分かってるよ。この計画はある意味防御プログラムを切り離した後からが本番なんだ。そこではみんなの能力の高さが鍵だ、だから皆には万全の状態でいてほしいんだよ。それに俺になんかあった後の対処とか…非常時のためにもな」
それを聞いてなのはたちもしぶしぶ了解してくれた。
「では我らも待機になるのか?」
「まぁ、そうだな…その代わり後半戦ではしっかり頼むぞ」
「分かっている、主はやてのためならなんだってやり遂げる」
「それは心強いな…皆もそれでいいな?」
皆が頷いたのを確認して俺たちは管理外世界に向かった。
俺たちがやってきた管理外世界は一面が荒野となっている世界だった。
「ここなら問題なさそうだな…さっそく始めるか…はやて」
「うちも覚悟は出来とるよ…ほんなら行くで…闇の書、起動!」
はやてがそういた瞬間はやての足元に魔法陣が現れそこから出てきた光に包まれ、光が消えるとはやての容姿は変わっていた。
その瞬間なのはたちはその場を離れて行った。
「また…繰り返されてしまった…何故だ…何故お前たちはまた過ちを繰り返そうとする!?」
「過ちなんかじゃないさ…俺が…俺たちが闇の書の、いや、夜天の書の闇を終わらせる!」
「不可能だ…そんなことできるわけがない!…ブラッディダガー!」
そう言った途端防御プログラムから黒いナイフのような物が無数に現れる。
「いきなりかよ!千刃黒曜剣!」
防御プログラムの攻撃を千刃黒曜剣で相殺するが防御プログラムは既に次の攻撃のモーションに入っていた。
『devine buster』
闇の書の頁が開きそう告げるとなのはのディバインバスターが放たれる。
「チィ…ブラッド!」
『protection』
ドーン!
シールドで防ぎすぐに反撃に移る。
「今度はこっちから行くぜ!火竜の鉄拳!」
「盾」
反応が速い!?
「この程度か?」
そう言って防御プログラムはカウンターの蹴りを放つ。
『photon luncer』
「やば!」
今度はフェイトのフォトンランサーが直撃する。
場所は変わってなのはたちの居る場所
「これ、やべぇんじゃねえのか?」
ヴィータが口を開く。
なのはたちは離れた所でリンドウたちの戦いを見ていた。
「確かに防戦一方だがリンドウがこのまま終わるとは思えん」
「うん、リンドウ君ならきっと大丈夫」
そんなことを話していた。
再びリンドウの居る場所
「あぶねー…まともにくらってたらちょっとヤバかったかもな」
シールドが間に合わなかったので魔力を身体に集中させて防御した。
「なぁ…お前は何のために戦ってんだ?」
「何のためだと?」
「そうだ、お前はその力で一体何を成そうとしてるんだ?」
「私はただ、主の願いを叶えるのみ」
「願い?」
「健康な身体、愛する者たちとの永遠の時間。私はそれを脅かす者たちを排除するだけだ」
「そんなことではやてが喜ぶと思ってんのか?何も考えず、ただ主の願いを叶えるだけの道具でいいのかよ!?」
「我は魔導所…ただの道具だ」
「だけどお前には言葉も心もあるだろうが!」
「関係ない、私はただ、騎士たちが集めてくれたこの力で主の願いを叶える!」
そう言って防御プログラムは向かってくる。
「そうかよ…だったら俺は…」
ガシッ!
防御プログラムの拳を受け止める。
「俺はこの力で仲間を助けるために戦う」
炎を纏った拳で防御プログラムを殴り飛ばす。
「火竜の翼撃!」
ドコォ!
「この!」
防御プログラムは距離を取る。
「これならどうだ?」
防御プログラムがそう言うと闇の書から無数の魔法生物が召喚される。
「そんなこともできんのかよ!?…だったら…ブラッド!」
『yes,sir modeUset up』
バリアジャケットが死覇装へと変わる。使うのは包丁のような斬魄刀、斬月である。
「月牙天衝!」
俺は月牙天衝で魔法生物たちを倒していく。が、防御プログラムはある魔法の準備に入っている。
「咎人たちに、滅びの光を…」
防御プログラムの元に魔力が集まりだす。
「まさか…スターライトブレイカ―!?」
洒落になってねえぞ!!
「星よ集え、全てを打ち抜く光となれ…」
「防がねえとやべえ!口寄せ、三重羅生門!」
モードTに切り替えて防御の体制を取る。
「貫け、閃光…スターライトブレイカ―」
ズドーン!
羅生門だけでは防げなかったので須佐能乎も使って何とか防いだ。
「畜生め…」
正直今ので結構体力持ってかれた…
「お前も我が内で眠れ、我が主はお前が死ぬことを望んではいない」
「俺もいつかは眠るよ…でもそれは今じゃない!」
「ラス・テル・マ・スキル・マギステル、雷の精霊101柱、集い来りて敵を撃て、魔法の射手・連弾・雷の101矢
「盾」
防御プログラムはそれをシールドで防ぐ。
「もらった!雷華崩拳!」
防御プログラムがシールドで防いでいる間に後ろに回り込む。
「そう来ると踏んでいた」
そう言って後ろにもシールドを展開する。
「まじかよ!?」
「我が内で眠れ」
『吸収』
その瞬間、俺は光となって消えた。
技紹介に入りたいと思います
千刃黒曜剣・・・無数の黒いナイフのようなものを放つ技
原作・・・ネギま
月牙天衝・・・魔力を斬撃に込めて放つ
原作・・・BLEACH※原作では霊力を込める
雷華崩拳・・・魔法の射手を拳に乗せて放つ技。魔法の射手の種類により名前が変わる。
原作・・・ネギま
口寄せ・羅生門・・・巨大な門のようなものを呼び出す
原作・・・NARUTO
須佐能乎・・・かなり高い防御力を持つ物を纏う
原作・・・NARUTO
さてさて、今回の第7話どうだったでしょうか?
今まで更新できずにいてすみませんでした…
今度こそ次が最終話になると思うのでよければ読んでいただけると幸いです。
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すみませんリアルが忙しすぎてなかなか更新できませんでした。 本来ならここで完結のよていでしたが書いてたら長くなってしまい完結は次になると思います…すみません |
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リリカルなのはの世界で、須佐能乎を使われたら、勝ち目ってあるんでしょうか? 私は無いと考える(ohatiyo) | ||
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