真恋姫†夢想 弓史に一生 第七章 第十四話 
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〜聖side〜

 

 

 

「さぁ、これで終わりです。さようなら、江東の虎、孫文台。」

 

「………ぐっ………無念だ……。」

 

 

 

ゆっくりと歩いて蓮音様に近づく于吉。

 

奴の持つ鉄扇が不気味にきらりと光り、まるで奴自身の余裕の表情を体現しているようであった。

 

 

 

 

「あなたを殺して………歴史は正される……。」

 

 

 

于吉の持つ鉄扇が蓮音様に振り下ろされた……その時。

 

 

 

 

 

 

 

ヒュン!!!!!

 

 

 

 

 

 

「っ!!!!!」

 

 

 

 

奴の背後から俺は磁刀を投げる。

 

 

奴の虚を突いたというのに、于吉は身を翻して磁刀を避けると、蓮音様との間に距離をおいた。

 

 

その顔は俺を見ると大いに驚いてるように見える。

 

 

 

 

「何っ!!!!! 確かに動けないようにしたはず……。何故だ!!何故動ける!!!?」

 

「……何…痛みにちょっとあっちに行って貰っただけさ。」

 

「そんなことが出来るはずが………まさか、気付いたとでも言うのですか!?」

 

「あぁ。おかげ様で謎が解けたよ…。これから先、『強い』俺と『弱い』お前……どっちが勝つかな?」

 

「ぐぐぐっ……………。」

 

 

 

于吉は顔を歪め、歯を食いしばるようにしてこちらを睨みつける。

 

その顔は何とも醜く、悪人面とはああいう顔を言うのだろうと思えた。

 

この状況に一人付いていけない蓮音様は、于吉との距離をとると俺の傍に来て声をかけてきた。

 

 

 

「なぁ、聖。悪いがワシにも説明してはくれんか? 何がどうなっておるんじゃ?」

 

「……蓮音様は言霊と言うのをご存知ですか?」

 

「言葉くらいは……。」

 

「言霊と言うのは、その言葉を発した者の心が宿った言葉です。その言葉は時に人を魅了し、操り、混乱させる…。この于吉も、その言霊を使って俺たちに暗示をかけていたってことです。」

 

「まさか……そんな事が……。」

 

「勿論簡単なことではないし、特殊な状況下であるからこそ起こったものです。普通にやってもこうはいかないでしょう……。」

 

「……………。」

 

「真相が分かれば攻略は簡単。相手からの暗示を自己暗示で上塗りしていけば良いだけ…。相手が『弱い』と言うなら自分は『強い』と強く思えばそれで事足ります。さぁ、蓮音様も自己暗示をしてください。そうすれば、元のように体を動かせるはずです。」

 

「何とも懐疑的な話だが………やってみる価値はあるか……。」

 

 

 

蓮音様は目を閉じて、何かを祈るような格好をする。

 

………まぁ、祈らなくてもいいんだが…。

 

 

 

「……おおっ!!? 軽い!! さっきまでとうって変わって身体が軽いぞ!!」

 

 

 

どうやら蓮音様も上手く自己暗示をかけれたみたいだ。

 

蓮音様から視線を外し、今だに悪人面をしている于吉をみて告げる。

 

 

 

「于吉………これで二対一だ。お前に勝ち目は無い、諦めろ!!!」

 

 

 

 

顔を伏せ、何やらブツブツ唱えている。

 

どんな表情をしているのかは俯いているので分からない……が、それが不気味であった。

 

 

 

 

「ふふふっ…………あはははははっ!!!!!!!!」

 

「…………何が可笑しい……??」

 

 

 

急に笑い出した于吉に警戒心を抱きつつも話を続ける。

 

 

 

「いやいや………。素晴らしいですよ、徳種君……。まさか、暗示に気付くなんて……私の予想を超えて優秀なようだ……。」

 

「へっ………そりゃどうも………。」

 

「しかし………君も詰めが甘い……。今の内に私を仕留めておけば良いものを……。」

 

「……何っ??」

 

「暗示に気付いたのは素晴らしいことです。しかし、暗示が効かなくなったわけではない!! 暗示の力を上げて、私に絶対服従するようにしてあげますよ!!!!!」

 

 

 

于吉がそう言って手を天に掲げたその瞬間、部屋の空気が重くなったように感じる。

 

 

 

「さぁ!!!!! 二人とも私に『傅き』、『平伏』し、『崇めなさい』!!!!!! そして私に『慈悲を乞う』のです!!!!! 『殺さないでくれ』と『憐れ』に『嘆く』のです!!!!!」

 

 

 

 

 

 

于吉は声高々に暗示の言葉を連ねていく。

 

その顔には、自分の勝利に満足する笑顔が浮かんでいたのだが………。

 

 

 

 

 

 

「っ!!!!??? 何故………何故お前達は私に傅かない!!!!!!」

 

 

 

 

俺と蓮音様は傅くどころか、それぞれの武器を構えて于吉に襲い掛かる準備をしていた。

 

 

 

 

「そりゃ簡単だ……。お前に傅く理由が無いからな……。」

 

「何故だ!!? 暗示はより強力なものにしたのに何故……。」

 

「後ろを見てみな。」

 

「後ろ……だと……??  まさかっ!!!?」

 

 

 

 

于吉の後ろ、その位置にはこの天幕の中に水音を響かせ続けていた水の出所があり、その位置に先ほど投げた俺の磁刀が刺さっている。

 

 

 

 

「………いつの間に……まさか、先ほどの投擲の時にっ!!!!!?????」

 

「暗示とか催眠術って言うのは相手にその言葉を植え付けるために、相手の集中を奪わなきゃいけない……。一定の間隔で落ち続ける水の音は、単純な物として人の脳は意識する余り思考を停止してしまう。そこを狙ってやるのがお前の手口だ。確かに、こういう天幕などの狭い空間ではその効果は絶大だ………だが、その大元を止めてしまえば、俺たちの脳にお前の言葉を受け入れる空間など、一ミリたりともねぇんだよ!!!!」

 

 

「くそっ………くそっ…くそっくそっ!!!!!!!!!! ならば、一人だけでも!!!!!」

 

 

 

 

于吉は呪符見たいのを取り出すと、真っ直ぐ蓮音様へ投げた。

 

 

蓮音様はその呪符を剣で真っ二つに切り裂く、すると呪符からは謎の煙が噴出す。

 

 

 

 

「何っ!? うっ……げほげほっ!!!!」

 

「蓮音様っ!!!!?」

 

「げほっ……大丈夫だ、聖。それより、奴が逃げるぞ!!!!」

 

 

 

 

一瞬目を放した隙に、于吉はなにやら準備をしている。

 

見ると、于吉は懐から一冊の本を取りだしていた。

 

 

 

 

「逃がすかっ!!!!!!」

 

 

 

 

蛇弓を出現させ、急いで放つが………于吉の身体をすり抜け、天幕へと刺さる。

 

 

 

 

「くそっ!!!!」

 

「ふふふっ………天の御使い……あなたがこれほどまでに私を苦しめるとは思いませんでしたよ……。今は退きます。ですが、次にあった時は、こうはいかないと思っていてください。それでは、御機嫌よう……。」

 

「おいっ!!!! 于吉!!!!!!」

 

 

 

 

次の瞬間、パッと光ったかと思えばそこに于吉の姿は無く、天幕の中には俺と蓮音様の二人だけとなった。

 

 

 

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〜蓮音side〜

 

 

 

「聖……。」

 

「………于吉は取り逃がしたけど……まぁ良いか。」

 

「うむ。」

 

「ぐっ………うぅぅ…………。」

 

「っ!!!? どうした聖!?」

 

「はははっ………さっきまで暗示で体を動かしていたようなものなんで………暗示が切れた瞬間………身体が……上手く……動か………。」

 

「おいっ!!!? 聖しっかりしろ!!!!」

 

 

 

倒れた聖の身体を支えるが、その背中に当てた自分の手を見て驚く。

 

その手は真っ赤な血で濡れていた。しかもちょっとやそっとの量ではない。

 

 

 

「おいっ!!! 死ぬな聖!!!!」

 

「……………。」

 

 

 

必死に身体を揺すって起こそうとするが、返事が返ってくることはない。

 

その間にも彼の顔色に浮かぶ赤みは消えていき、どんどんと蒼白な顔へと変化していくのだった。

 

 

 

「聖っ!!!!!!」

 

「どうしましたですか、蓮音様!!!!!!」

 

 

 

私の声が天幕の外に聞こえたのであろう。

 

入り口の布を捲って、勢い良く橙里が入ってきた。

 

 

 

どうやら、賊の残党まで全て片付けてこの拠点に到着。

 

直ぐに自分たちの主を探して回っていたようだ。

 

それだけ聖のことを全員心配していたのであろう。

 

 

 

「橙里!!!! 聖が……聖が!!!!!!」

 

 

 

橙里は私の言葉を聞くと直ぐに回り込んで聖の体を見る。

 

聖の身体には切り傷や打撲痕が絶えず、背中には深い切り傷がありそこからは夥しい量の出血が確認される。

 

 

 

その姿を見た橙里の顔はまさに蒼白……。

 

血の気が失せた顔には絶望の色が浮かんでいる。

 

 

 

「そんな………先生………。」

 

 

 

力なく地面に座り込む橙里を見て、私は自分に腹が立った。

 

この場において何も出来ない自分へ……。

 

また助けられないの……??

 

またこの世界は私から好きな人を奪っていくの……??

 

また私は………一人になってしまうの……??

 

 

 

 

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〜橙里side〜

 

 

 

蓮音様の声を聞き、天幕の中へ入るとそこには背中から血を流す自分たちの主の姿があった。

 

 

 

「先生っ!!!! 先生!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

必死に声をかけてみるが反応はなく、身体からは力が抜けていっているように思える。

 

 

 

「そうだ!! こういう時は……。」

 

 

 

前に先生に教えてもらった救命処置を実践する。

 

 

顔色は酷く青ざめていて、呼吸もほとんど感じられない……脈は…………触れていない………。

 

えっと………確かこういう時はこうするって先生が…………。

 

 

急いで彼の服を脱がし背中の傷を圧迫した後、仰向けにして鳩尾から指三本分上に手を重ねて置く。

 

そう、所謂心臓マッサージを始めるのだ。

 

 

 

「一定の速さでここを押す………1、2、3、4………」

 

 

 

数を刻みながら一定の速さで心臓マッサージを続ける橙里、蓮音はその姿を見守っていることしか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心臓マッサージを始めてしばらく…。

 

 

一向に聖は目を覚まさない。

 

それどころか、顔色は黒ずんできている。

 

町の医者に見せれば、打つ手はないといわれても仕方がない状態まで来てしまった。

 

それでも心臓マッサージを止めない橙里に対して、蓮音は残酷な言葉を投げかける。

 

 

 

「………もう…無理よ…橙里…。諦めなさい……。」

 

「嫌なのです…。」

 

「………それ以上したって聖は起きないわ…。」

 

「……それでも、嫌なのです。」

 

「よく聞きなさい橙里、聖は…もう助からないの…!!」

 

「なんでそんな冷たい言葉が…………っ!!?」

 

 

 

蓮音の言葉に振り向いた橙里は驚いた。

 

蓮音はその眼に大粒の涙を一杯溜め、泣き出すのをギリギリ我慢しているようだったのだ…。

 

 

 

「蓮音……様……。」

 

 

 

橙里はその姿を見て、自分の心に急に寂しさ、悲しさ、苦痛が襲ってきた。

 

込み上げてくるその感情をどうにか押さえつけながら、再び聖の胸に手を置くと、心臓マッサージを始める。

 

 

 

「橙里っ!!! いい加減に……。」

 

「分かっているのです!!!  でも……こうでもしないと……。」

 

 

 

どうにか抑え込んでいた感情が堰を切ったように涙となって溢れ出してくる。

 

 

その勢いは留まるところを知らず、目からだけでなく口からも……その感情の波は溢れ出していく。

 

 

 

「ううううううぅぅぅぅ…………わああああああああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

拭っても拭っても晴れない視界の中に映るのは最愛の人の顔。

 

あんなに優しい笑顔をする彼が……もう自分のために笑ってくれることはなくなる…。

 

それがいかに辛くいかに恐ろしいことか………今まではなるべくなら考えないようにしていた。

 

しかし、こうして現状を突き付けられてしまうと………もうどうして良いか分からなくなり、ただただ泣き叫ぶしかなかった。

 

 

願うなら……叶うなら……彼の代わりに私が死んでもいい…。

 

彼の笑顔をもう一度だけでも見れるなら、それでも良いと思える。

 

どうか神様………先生を助けてくれませんか………。

 

そう願ったその瞬間、視界が白く染まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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“その言葉は本当ですか??”

 

えっ……??

 

“どうしました? やはり偽りのものですか?”

 

違う…。彼の代わりに死ぬ覚悟ならとうに出来ているのです。

 

“愛する者のために自分が死んで、相手はどう思うか考えたことはありますか?”

 

きっと……先生は酷く怒ると思うのです…。なんでそんな選択をしたんだって……。でも、私は彼に生きていて欲しいから………。

 

“あなたの目は純粋で濁りがない……それはあなたの本心から出た言葉だからでしょう…。”

 

勿論なのです……。私の中での彼は常に最優先事項なのですから…。

 

“しかし良いのですか?”

 

何がですか??

 

“彼だけ生きれば彼は他の人に取られてしまうかもしれない……。それでもあなたは良いのですか?”

 

既に何人もの妻がいる彼ですから……でも、私も彼の彼女であり奥さんだし……。少しぐらいは私のことを思ってくれると嬉しいのです…。

 

“後悔が残るのなら、この選択をしない方があなたの為ですよ?”

 

さっきも言いましたけど、彼が生きていることが私にとっての一番大事なことなのです。彼の幸せこそが私の幸せ、彼の存在こそが私の存在なのです。

 

“……では、あなたは死んでも良いと……その選択に間違いはありませんね?”

 

はいなのです…。不幸な人生を送ってきた私に、ほんの少しの期間だったけど幸せをもたらしてくれた彼……。彼のためなら、私の命くらいくれてやるのです!!

 

“分かりました…。あなたの心粋高く評価します。願わくば、あなたの命が尽きない事を……。”

 

えっ……どういう……??

 

“我が名は『パナケイア』癒しを司る女神なり。この名を叫びなさい、彼を助けたいのなら…。”

 

 

視界に映る白い景色が段々と崩壊していく中で、その声は最後に囁いた。

 

 

“願わくば……あなたと彼……二人が生きる未来へと導かれることを……。”

 

 

 

 

 

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視界が元通りに戻ると、私は彼の身体を抱いて叫んだ。

 

 

 

「『パナケイア』!!!!!」

 

 

 

その言葉とともに辺りを眩いばかりの光が包む。

 

これは……一刀さんが使っていた……指輪の力……??

 

左手の指輪は緑色の光を発しながら光輝いている。

 

見ると、彼の体中に存在していた傷が少しずつ消えていく。

 

これなら、彼は助かるかもしれない!!!!

 

 

そう思い始めた途端に、体を鈍器で殴られたかのような鈍い痛みが襲い地面にうつぶせに倒れる。

 

そのまま背中を重い何かで押しつぶされているような、そんな衝撃を体に感じながら何事かと思案する。

 

そこに、先ほどと同じ声が聞こえてきた。

 

 

“あなたの生命力を彼に移しているわ……。上手くいけば彼は助かる…でも、あなたは死んでしまうかもしれない。”

 

 

「上等なのです……。この命、使い切ろうと先生の為なら本望なのです!!!!」

 

 

 

そう言った瞬間、背中にさらに強い衝撃を受けて意識が飛んだ。

 

 

その様子を眺めながら女神は笑って

 

 

“あなたのその姿勢………私の心を穿つには十分でしたよ…。”

 

 

と呟いた。

 

 

 

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弓史に一生 第七章 第十四話  言霊  END

 

 

 

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後書きです。

 

 

第七章第十四話の投稿が終わりました。

 

これにてようやく黄巾の乱の戦闘が終了です。

 

ただし、ここからもう少しだけ黄巾編は続きますのでもうしばらくお付き合いください。

 

 

 

 

さて、今話のことですが………。

 

多少強引かな〜とは作者も思っていました。

 

暗示というのは確かに人の潜在意識に刷り込ますのが目的ですが……はたしてそれだけで戦闘に影響が出るのか………。

 

また、水の流れを抑えるだけで解けるものなのか………。

 

ここら辺は作者の催眠へのとらえ方によるものです。

 

 

作者の実体験としては、催眠にかかったことはあります。

 

感覚としては少し不思議で………簡単に言うなら、何かをしたくてもしたくないという状態が催眠で一番強い感情です。

 

なので、寝かせたり動けなくするというのは案外となるものです。

 

まぁ、流石に動物を刷り込ませるっていうのはどうなのかなと思いますが、静かな部屋でそれこそ人間の集中を切らすような一定の行動をとらせると案外と脳は考えることを放棄するものです。

 

 

 

 

また、今話でようやく二人目の指輪の能力解放者が現れましたね……。

 

 

『パナケイア』はギリシャ神話に登場する癒しの神様です。

 

聖たちの中では戦闘力で劣る橙里に、戦場での役割を与えるためのこの能力です。

 

初めは一刀の白い指輪をこの能力にするつもりでしたが、作者的に緑の方が癒しじゃね? ってことでこっちにしました(笑)

 

 

 

次話は来週の日曜日にあげるつもりです。

 

もし間に合いそうになければ、木曜日にでも次の更新日について今話のこの部分を変更すると思います。

 

それでは…お楽しみに!!

説明
どうも、作者のkikkomanです。

何とか今週もあげれてよかったです。

今話は黄巾の乱の決着編。

果たして戦いの行方は……??

于吉の力は……??
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真恋姫†夢想 オリ主 オリキャラ多数 原作キャラが于吉だけ……。 パナケイア 

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