魔法少女リリカルなのは〜箒と拳の魔法使い〜 |
第13話
前回のあらすじ
ユーノくん死亡フラグ?
親友登場!!
狸登場!! 「狸ちゃうわ!?」??
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「それを渡してもらえますか?」
「へ?」
只今金髪少女にカツアゲされています。どういう経緯でこうなったかというと、散歩してる、ジュエルシード発見、空に金髪少女という状況です。はい
「渡してもらえますか?」
「渡さないといったら?」
「力ずくで奪わせてもらいます。」
ジャキッ!!
金髪少女は、鎌を構えてオレに向けてくる。ってオヤジギャグじゃないよ!?
「ん〜しょうがないな」
「渡してくれるんですか?」
「いんや、ゲームをしよう。」
オレは、金髪少女にそう言い誘う。
「ゲーム?」
おっ、食いついてきた。
「そうゲームだ。ルールは、至って簡単オレが『石』を思いっ切り投げる。それを取ってくるゲームだ。もちろん、取ったら帰っていいよ。オレも投げたら即帰るし……それでやる?やらない?」
オレは笑顔で金髪少女に問いかける。
「(傷つけなくてすむならそれでいい。それにそんなに遠くまで投げられないはず。)わかった。やろう。」
よし、乗ってきた。
「それじゃあ、始めるか。金髪少女準備はいいか?」
「金髪少女じゃない。フェイトだ。」
……ふぇると?まあ、いいや
「投げるぞ。……ぶっ飛んでいけ!!」
オレは、魔力を込めた、ただの『石』を投げた。キラーンと効果音がでそうなくらいの速さで飛んでいく。
フェルナンデスは、ポカーンと口を開け、固まっている。
「おーい、取りに行かなくていいのか〜?」
「ハッ!!そうだ。行かないと。」
おお、かなり速いな。フェルナンデスは……っていうか何にも文句言わないとか
「めっちゃ、純粋やん。フェルナンデス」
……また、面白い人材を見つけてしまったかも知れない。楽しくなってきたぞ。それより、ジュエルシードどうしよう。まあ、何とかなるかな。
ちなみに石は恐らく隣の県まで飛んでいったと思う。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
突然だが月村家に招かれた。招かれたのは、なのは、アリサ、オレ、イヴ、恭也さんだ。後、オマケにリニスも。もちろん猫モードで。
月村家は、オレにとっては天国だった。猫天国、猫の数が多く。猫馬鹿のオレにとってはとてつもない癒やしだ。
にゃーにゃー にゃーにゃー にゃーにゃー
和むの〜こんなに猫に囲まれるのは夢みたいだ〜
「……凄いわね。」
「……うん。」
「にゃははは」
上から、アリサ、すずか、なのはの順で言う。何が凄いのかは自分でも自覚している。何故ならオレの体中に猫がくっついているからだ。まさに猫だるま。ちなみにリニスは頭の上でペシペシ叩いてきてます。ペシペシ叩いて、他の猫にシャーーー!!って威嚇してるよ。何でだろ?
「紫苑くん、その猫って」
すずかがオレの頭に乗っている猫のことを聞いてくる。
「道端で衰弱してたところを助けて家族にした。」
「えっと、そうゆうことじゃなくて……」
「その猫って山猫だね。ってことでしょ」
すずかの言葉を遮り、忍さんがそう言った。
「うん。でも、その子他の猫に威嚇してるよね?」
「山猫って母性が強いからね。紫苑くんのこと娘だと思って、他の雄猫を近づけたくないのかしら?」
「……忍さんそれ遠回しにオレが女って言ってませんか?それと、恭也さんとどっか行ってください。」
「ふふふ、そうよ。だってこんな可愛い子が男の子なわけなじゃない。それじゃあ、と言いたいけど肝心の恭也がトイレだもの。」
忍さんはいい笑顔でそう言う。
……Sだな。それに、恭也さん早く来て忍さんをどっかに連れて行って。まあ、いいや。それより猫がふさふさ、肉球ぷにぷに。……だからリニス、ペシペシ叩くなって。
「?そういえば、イヴ静かだけどどうかしたか?」
「…ふぇ!?な、なんでもないですよ。(絶対言えない。シオンにネコミミ付けたいなんて。)」
イヴは、慌ただしくそう答える。すると、忍さんがイヴの耳元で何か呟く。
「紫苑くんにネコミミ付けたいとか思った?」
ビクッとイヴが反応する。
何話してるんだ?
すると、イヴが
「忍さんちょっとお話しませんか。」
「いいわよ。それじゃあ、恭也が来るまでお話しよっか。」
そういい2人は部屋から出ていった。この時紫苑の女装フラグがビンビンに立った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
イヴ視点
「し、忍さんそれで話ですがね。」
「わかってるわよ。紫苑くんにネコミミ(女装させたい)付けたいんでしょ」
私は忍さんの手を取り、目を輝かせた。
この人とはやっていける。
「忍さんそれでどうすればシオンに付けれるのでしょうか。」
「え〜っとね〜私達2人では少々辛いからね。だから、強力の助っ人を味方につけるよ。」
「その人は誰ですか?」
私のその質問に忍さんは笑顔で、こういった。
「近いうちに私のお義母さんになる人♪きっとノリノリで引き受けてくれるわよ。」
なるほど、あの人なら。
そう思う私。
「それでいつ打合せを」
「それじゃあ、集まるときに連絡するわ。」
こうして私たちの『小鳥遊紫苑女装計画』が始まるのであった。
ゾクッ
なんだ物凄い悪寒が……これはヤバいなんか変なフラグが立った気がする。……でもそんな事より、ねこぉぉ〜〜
にゃーにゃー にゃーにゃー シャーーー!!
「猫ハーレムね。」
「紫苑くん今まで見たことのない顔してるよ。……可愛いな」
「ねぇ、アリサちゃん、すずかちゃん写真撮っちゃダメかな?」
「なのは様それなら既に私が撮りました。後で皆様にお届けしますので」
ノエルさんだっけ?何か言ってるよな〜でもでもねこぉぉ。……ん?あれ、チビっ子はどこ行った?
ーーなのは、ジュエルシードが発動したよ。
ーーええ!?ど、どうすれば
なんだよ。またあの石発動したのかよ。めんどくさい。
ーー……そうだ!!
ユーノくん何か考えだしたね。
「キュー、キュー」
「え、ユーノくん(あっ、そっか。)ごめんみんな私ユーノくん探してくるね。」
ふむ、いい作戦だな。不自然じゃないしな。
「私も行くわよ。」
「大丈夫、すぐ戻るから」
「そう。」
「あーなのは、ユーノくん探してくるついでにチビっ子も探してくれ。」
オレがいつの間にかいなくなっていた子猫を捜索するようにお願いする
「ふぇ、う、うんわかったの。」
「んじゃよろしく〜」
ーー紫苑、私達も行きましょう。
ーーふぇ?なんで?それになのは以外にもう一個魔力反応あるよね?
ーーそれです!?もう一つの魔力反応が私の……
ーー……オーケーだ。んじゃ、作戦はユーノくんと同じな。
にゃー
行動早っ!?まあ、リニスにとって大切な人がいるみたいだしな。
「悪いアリサ、すずかオレもリニス探してくるわ。」
「ついでになのはも見つけて来なさい。あの子運動出来ないから転んでるかもしれないし……」
「ふふふ、友達思いなんだなアリサは」
そう言い、森に向かう
「バ、バカじゃない。べ、別に心配……」
「アリサちゃん。紫苑くんもう行っちゃったよ。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
森
「マジかよ。」
オレは、デカい猫を見つけた。
ってチビっ子じゃないか。まさかチビっ子がジュエルシードを………にしてもデカくなっても可愛いな〜
「にゃ〜〜」
ん?なんかコッチに向かってきてない。
ドゴーン!!
「きゃあーー!!」
いかにも魔法少女ですって感じのコスプレをしたなのはが落ちて来た。
ん?気絶してるのかしゃーない
「……っと、ナイスキャッチだオレ。ん?なんだユーノくんもいたのか」
うむ、弄る材料ゲットとして、それよりも今は
「お前やっぱりチビっ子だったのか」
「にゃ〜」
「ファイヤ!!」
黄色いスフィアが飛んでくる。オレは、縮めて置いた箒を元に戻し、スフィアを箒で叩き落とす。
一直線で猫狙いかよ。にしても、猫を狙うなんて許せんよ。
「おいおい、リニスお前猫に攻撃しちゃいけないって教えてないのかよ」
「……」
無言って……教えてない訳ね。後でお仕置きだな。
「……!?あなたはっ!?」
ん?よく見ると
「あー!!フェルナンデスじゃん」
「紫苑、フェイトと会っていたんですか!?」
「リ、リニス」
む?色々とおかしくなってきたぞ。まあ、それよりも
「にゃー」
チビっ子以外と痛いんだからね。いや今はチビっ子じゃないけど。取り敢えずは
「よし、チビっ子良く聞けよ。」
これから始まる大作戦それはチビっ子説得だ。ちなみに、リニスとフェルナンデスは何かやってる。
「にゃ?」
チビっ子が首を傾げる。
〜〜っ可愛い!!なんかどうでもよく……いやいや、ここは説得するんだ。
「チビっ子お前は間違えを犯した。それは、急に大きくなったことだ。なんだその解ってませんとばかりいう顔は、可愛いぞバカヤロー。しかしだな、大きくなって可愛いって事もあるんだが、小さくても十分可愛いんだぞ。子猫っていうのはな小さくて可愛いが当たり前なんだ。いや、大きくたって可愛いぞ。取り敢えず猫っていう動物は可愛いと決まっているんだ。うん、猫はオレの癒しだからな。……っと話が逸れたな。オレが言いたいことは、成長を見ていくのもいいということだ。チビっ子お前という猫がどういう風に育つのか、どう生きていくのか、そして、どう可愛くなっていくのかそれを見たいんだ。ちなみに、最後のは重要だからな。」
「にゃ〜(分かんないけどわかった。)」
「よし、いい子だ。それじゃ、元に戻すよ。」
オレは、箒に魔力を流し込める。そして、箒草をチビっ子に軽く巻きつける。
「上手くいけよ。……身体に異物発見。摘出開始…………摘出完了。」
すると、チビっ子がどんどん小さくなっていき、元に戻った。
「良かった。成功したよ。」
そういってチビっ子を頭の上に置く。
「それよりもあっちは、何してるのかな?」
話は終わったかな?オレもあの2人にさっき事でお話ししないといけないしな。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
リニス視点
「……リニスなの?」
「はい、そうですよフェイト」
猫の姿から人に戻る。
「フェイト大きくなりましたね。」
「リ、リニス…リニスーー!!」
フェイトは私に抱きついて泣いている。
やれやれ、フェイトは寂しがり屋ですね。泣き止むまで待ちますか。
紫苑の方は……猫と会話してますね。全く規格外過ぎますよ。猫と会話するなんて……ってなんで言葉わかるんですか!!
「ごめんなさい」
ん、どうやら泣き止んだようですね。
「大丈夫です。それよりアルフは元気ですか?プレシアはどうですか?」
「アルフは元気だよ。……母さんは……」
……プレシア、アナタはフェイトを
「お二人さんちょっとお話をしようか。」
……今はコッチの回避をしないといけない気が
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「さぁ〜〜て言い訳を聞こう。」
只今お説教中。理由か?それは猫に攻撃したということ(フェイトの事)猫に攻撃しちゃいけないということを教えなかったこと(リニスの事)だ。
「し、しおん勘弁」
「しないからな?」
「では、せめてフェイトは楽に(主に精神的に)させてください。ただでさえ紫苑、アナタのお話を受けたのですから。」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい猫は攻撃をしちゃいけない猫は攻撃をしちゃいけない猫は攻撃をしちゃいけない猫は攻撃をしちゃいけない猫は攻撃をしちゃいけない猫は攻撃をしちゃいけない猫は攻撃をしちゃいけない猫は攻撃をしちゃいけない」
恐ろしいぐらいに効果は抜群だ。
ちなみに、こうなった理由は、フェイト昨日のことで敵意全開、攻撃してくる、面倒なんで拘束、猫を攻撃したからお話、という風にしたらこの有様。そして、これからお説教というわけだ。それにしてもリニスにもびっくりだわ。まさか楽に(死亡という形で)させてくださいなんて……帰ったら厳しいお仕置きだな。それよか、お説教だな。
「目を覚ましなさいフェルナンデス」
そういいパチンと頬をたたく
「攻撃しちゃ……ハッ!!私は何を……」
これから始まる大作戦憧れのあの人(ぶっちゃけ面白ければ誰だっていい)に今日こそ思いを打ち明けろ(主に弄る為に)ゆえに裁判じゃ!!
「これより裁判を行う。罪人は、フェルナンデス、リニスだ。被害者は、チビっ子。それでは、被害者のチビっ子お話を」
オレの頭の上にいるチビっ子に話を……
「あの、私はフェルナンデスじゃない。それにさいば……」
「被告人は、黙ってなさい。それでは気を取り直してチビっ子」
「にゃー、にゃーにゃー、にゃにゃにゃーにゃー、……にゃー(そんな事はどうでもいいの、それよりもお兄ちゃんの髪の毛いい匂いするよ〜、ねぇお兄ちゃん………ずっとこのままでいたいよ〜)」ペシペシ
頭の上でペシペシするな熱くなりすぎだ。けど
「ふむ、なるほど」
「「今ので分かったの!?」」
「無論だ。猫語など生まれて直ぐにマスターしたわ!」
ん〜と確か生後五時間位かな?
「あ、あの裁判官宜しいでしょうか?」
「何かね?腐れ外道リニス君」
「ちょっ!?紫苑なんで私が腐れ外道なんですか!?」
「静粛にしなさい。」
「訂正を求めます!!」
「それは受け付けられません。」
そしてオレとリニスの口論もとい口喧嘩はヒートアップしていく。そこに、
「あ、あの!!」
フェルナンデスが何か言ってきた。しかし、今はコッチが優先だ
「「フェルナンデス(フェイト)は、黙ってろ(ください)!!」」
「ひゃっ!?……ねぇバルディッシュ帰っていいかな」
『大丈夫かと思いますマスター』
「そうだよね。だってあれ……相手にされないと思うし。じゃあまたねリニス……って聞いてないか」
フェルナンデスは、帰って行ったとさ。
ちなみに、オレとリニスの口論は、イヴが向かいに来るまでやってた。
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