真・リリカルなのは 第五章 破滅を呼ぶロストロギア編 第十一話 決意と覚悟 |
なのは達は避難者が大勢いる四国にやってきた
すずか「あそこに、なのはちゃんのお父さん達が居るよ」
すずかが指差す方には、学校の体育館があった
どうやら、そこが避難場所のようだ
はやて「行ってきいや、なのはちゃん」
なのは「でも………」
フェイト「家族に心配を掛けないことも仕事の1つだよ」
なのは「みんな、ありがとうなの」
はやて「ほな、うちらは見回りに行くで!!」
ヴォルケンリッター「「「「はい!(オウ)」」」」
フェイト「うん!」
すずか「私も手伝うよ」
〜なのは視点〜
なのは「お父さん!! お母さん!! お兄ちゃん!! お姉ちゃん!!」
士郎「なのは!!」
桃子「もうっ 心配したのよ」
恭也「そうだぞ!!」
美由紀「良かった………無事だったんだね」
家族達は、なのはが無事であることに安堵した
士郎「なのは、今まで何所に?」
なのは「日本を飛び回っていたの!!」
桃子「良かった、本当に。なのはが無事で」
恭也「母さん、泣きすぎだよ」
士郎「なのは、お前が不思議な力を持っているのはよくわかった…………けど」
桃子「あまり、無茶をしてほしくないの………………これも魔法関係なんでしょ?」
なのは「うん……………」
美由紀「危険すぎるよ!!」
恭也「そうだ、お前はまだ幼い…………子どもが命を張るなんてしなくていい」
なのは「でもっ」
士郎「なのは、もう魔導師はやめてくれないか?」
なのは「!!!」
士郎の口から、なのはが一番聞きたくなかった言葉が放たれる
桃子「今回のことでハッキリわかったわ、私達の認識の甘さに………」
美由紀「魔法って怖いイメージが全く無かったけど、変わったよ」
恭也「前の戦いでもそう、魔法はお前を傷つける………そんな力、必要ないだろ!」
なのは「……………………………………………………………………………」
士郎「なのはは優しい子だ……だから、魔法で困った人を救いたいのはわかる」
桃子「でも私達は怖いの、あなたの身に何かあったらと思うと………」
なのは「心配してくれてありがとうなの……でもっ」
恭也「なのは!!」
なのは「私は漸く、自分がしたいことを見つけたの……魔法で人を救うこと……これだけは絶対譲れないの!!」
恭也「なのは、お前は魔法に依存しているんじゃないか?」
士郎「恭也……いい」
なんとしてでも説得しようとする恭也を止める 士郎
恭也「父さん……………」
桃子「なのはが、初めて我儘を言ったんですもの」
士郎「説得は無意味だろう」
美由紀「本当に気を付けるんだよ? 自分の命を最優先してね?」
なのは「みんな……ありがとうなの」
ドッカァァァァァァァン
突如、何所かで大爆発が起きる
なのは「!?」
恭也「何だ!?」
士郎「爆発だな」
なのは「まさかっ!!」
桃子「行くのね? なのは」
なのは「うん」
士郎「なのは………僕達は魔導師になることを一生、快く思わないだろう」
桃子「だから、せめて元気な顔を毎日見せてね」
なのは「お父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、行ってきます」
四人「「「「いってらっしゃい」」」」
反対はしていても、なのはならきっと大丈夫
心の中で、そう思っているからこそ、笑顔で見送ることが出来る
…………………しかし家族達は、この時に止めなかったことを後悔するときが来るのを知らない
まさか、なのはがあんなことになるなんて、夢にも思わなかっただろう…………………
それを知るのは、まだ先である
〜時は遡り10分前〜
すずか「!!!!」
はやて「やっぱり来よったか……」
フェイト「でも、魔力が少し違うような………」
すずか「アレは!!」
黒「………………………………………………………………………」
はやて「間違いなく分身やな」
フェイト「色も変わってるね」
赤や青などの色から一変、真黒な姿になっている
ミゼットが最終形態と書いた状態である
はやて「最終形態と言ったところか」
黒「…………………………………………………………………………」
シグナム「1体だけか?」
ヴィータ「どうせ増えるだろうぜ」
シャマル「私達を追ってきたのでしょうか?」
ザフィーラ「恐らくな………」
はやて(ホンマにそうか?)
四国だけ襲わんかったのはわざとで、みんなが四国に避難してから一気に襲う……そっちの方が効率がいい
しかも四国は狭いから、人が逃げるとき、渋滞になって立ち往生するかもしれん
もしこれが考えられていたら策やとしたら?
はやて(このデカ物はウチらの足止めちゃうんか?)
ロストロギアに考える頭があるかはわからへん
でも予感は悪い方に考えておいて損はないはずや…………
はやて「みんな聞いてや」
フェイト「どうしたの? はやて」
はやてはさっきの考えをみんなに話した
シグナム「なるほど、あり得る……か」
ヴィータ「じゃあどうする?」
はやて「ウチとヴォルケンリッターは、あのデカ物の相手や………その間」
フェイト「私とすずかで他の場所の確認だね」
はやて「そうや………この勘、外れてほしいけどな」
すずか「とにかく、今は行こう………フェイトちゃん」
フェイト「わかった、はやて達も気を付けて」
〜なのは視点〜
なのはは爆発音が聞こえた場所に行った
なのは「これは…………………………」
黒「…………………………………………………………………………」
なのは「分身?」
真黒なの…………………………
なのは「また進化したの?」
黒「!!!!!!!!!!!!!!」
黒い分身体は、電撃を飛ばす
なのは「危ないの!!」
なのはは上空に飛ぶ
黒「!!!!!!!!!!!!!!」
触手を出し、なのはに襲いかかる
なのは「何か、真黒になってからキモさが増したの…………………」
触手がなのはを狙う
なのは「ディバインバスター!!」
直撃……………しかし
なのは「そんな!!」
触手は傷1つ付かない
なのは「触手が頑丈になったの!」
黒「!!!!!!!!!!!!!!」
触手は鋭く、なのはを突き刺そうとする
なのは「ならっ」
レイジングハート(ディバインソーサー)
なのは「切断するの!!」
なのはの技で触手は切断するが、
なのは「やっぱり、再生したの……………」
斬られた瞬間に生えてくる触手
なのは「これは大ピンチなの」
触手は、なのはに向かう
フェイト「ハーケンセイバー!!!」
すずか「((絶対氷結|パーフェクトフリーザー))!!!」
なのは「フェイトちゃん! すずかちゃん!」
フェイト「お待たせ! なのは」
すずか「援護するよ! なのはちゃん」
フェイトが触手を切断し、生えてくる前に切断面を、すずかが凍らせる
それにより、触手の再生を不可能にする
素晴らしいコンビネーションである
黒「!!!!!!!!!!!!!!」
なのは「みんなで戦えば勝てるの!!」
フェイト「うん」
すずか「そうだね」
なのは「よ〜し、覚悟しろなの! 分身!!」
フェイト「私達が………」
すずか「倒します……」
分身体の最終形態登場!
戦いはより苛烈に!
次回、遂にジュエルゼロ本体が登場!!
お楽しみに!!!!
説明 | ||
美由紀はネタにしていたけど、書き直しました シリアスはシリアスで行け!!という意見を貰ったので |
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