真・恋姫†無双 〜孫呉千年の大計〜 第2章 3話 |
第2章 反董卓連合編 03話 『 迫り来る落日の軍靴 』
皆、魂の根底に根ざす志は、俺が知る人物達と同じだった雪蓮、華琳然り桃香も・・・
言い方は悪いだろうが傍若無人、酒池肉林、欲望の赴くまま悪逆の限りを尽くしたものの
王允の養女である貂蝉を使った美女連環の計により、呂布に討たれた訳なのだが・・・
この世界での貂蝉は、あの通りの筋肉ダ○マだしな・・・ 美女?連環? 董卓殿と恋が引っかからない自信が120%強あるね
これに関しては色々突っ込み処満載だよね〜 アハハ・・・ハァ〜
しかし・・・恋といい、董卓殿といい・・・こうも印象が違う人物は初めてじゃなかろうか 貂蝉と卑弥呼は例外として ウンウン・・・
初期は勇名を馳せた人物達が、皆女性だったというのも驚きではあったが
ここで暮らす内に、自然と順応していたんだなぁ〜と感慨深げな一刀であった
「改めまして、姓は董、名は卓、字は仲穎と申します 以後よろしくお見知りおきください御遣い様」
と礼を尽くした挨拶をされる 位から言えばこちらが礼を尽くす側なのであるが・・・
「ご丁寧に こちらは姓は北郷 名は一刀と申します 字はありません こちらこそ よろしくお願いいたします 董卓殿
出来れば見遣い様も辞めて欲しい処だけどね」
とこちらも出来る限り丁寧な対応をとる一刀であったが、孫呉という家族、仲間意識を尊ぶあまり、縛りを嫌う集いに居たせいか
一刀も自然と堅苦しさを嫌うようになっていたので、窮屈な返礼をしていたのであったが
笑顔を浮かべながらも、董卓殿は辞めるつもりもないようで・・・
「ほら! 詠ちゃんも! ちゃんと御遣い様に挨拶を」
「うぐっ・・・わっわかった! わかったわよ月 そんな悲しそうな顔をしないで!
賈 文和というわ・・・以後よろしく」
と月とは違い顔を赤らめつつ、少しぶっきらぼうに一刀に挨拶する詠
「こちらこそ よろしく賈駆殿」
「堅っくるしい挨拶は、ここまででええやん!」
という霞の場を和ませる言葉を交わしてからは、月だけでなく、詠と霞も参加しての雑談に近しいものとなった
「そういや・・・一刀って何進に用があって洛陽に来たんやろ? まぁウチらに言えん用なら話さんでいいやけど?」
「そうだね 何進将軍の詳細を話してくれた霞だから構わないよ 用件は叶ったのだから」
一刀の意図する処がわからず、首をかしげる月、詠、霞の三人
「叶ったって?」
と霞は疑問に思った事を、二人を代弁して口に出していた
「ああ、用とは君達に関する事だったのさ・・・」
と服の懐から取り出し、2通の書を三人の前に突き出す
「一刀さま! ・・・それはマズいのでは!?」
と内容を知る亞莎が慌てて止めに入るものの・・・
「亞莎いいんだよ 全責任は俺がとるさ」
と敬愛する一刀に言われてしまっては、これ以上止めることは出来なかった
「御遣い様 本当に拝見してもよろしいのでしょうか?」
月としても、従者の亞莎が止めるほどの内容と判り、緊張と遠慮が出てしまう
「本当に構わないから ささっ どうぞ」
と笑いかけてくれる一刀に安堵して、月と詠が緊張気味に二通の書を開き、それぞれに目を通し始める
「はぅ・・・そんな・・・」
「うぐっ・・・これ全部本当の事なの!?」
と呟く二人の顔にみるみる血の気が失せていくのがわかった
「ん? なんや月に詠、二人とも顔が真っ青やで? 一体何が書かれとったん?」
というと霞も近づき2通の書に目を通し始めた すると・・・
「なんやと! 諸侯が連合を組んで洛陽へ攻めてくるやと!?」
「霞! 声が大きい!」
「すっすまん! せっせやかて・・・これは・・・」
月、詠、霞の三人が見た二通の内容とは一体!?
実は一刀が懐に忍ばせ持参していた密書は三通あったのである
一通めは、先程、霞が漏らしてしまった、袁紹の発した檄文による呼びかけに賛同した諸侯が
反董卓連合を組み大挙して洛陽へと進軍してくるので、大将軍はしばし視察がてら、長安辺りへ避難されたしとの書
二通めは、董卓とはどういった人物なのか、出来たら紹介願えないかという何進への願いを書いた密書
三通めの懐に未だ忍ばせてある密書には、悪逆非道の董卓を誅する許可をという大将軍・何進直筆の密書を戴きたいというモノであった
一刀達は、袁紹が発する杜撰な檄文が、何の効力も持たない((紛い物|まがいもの))であると、最初から知っていたが上で
何進から正式な討伐の密書を得て、大義を得ようと密かに画策して動いていたのだった
仮に後々、連合に参加して追求されたとしても、孫呉だけは大義があって攻めたのだと・・・
後漢王朝の首都・洛陽に座する皇帝陛下に対して、洛陽へ攻めた理由の申し開きが出来るようにする計画内容であったのだが・・・
しかしこの三通の密書は、何者かの陰謀の手にかかり
何進が十常侍数人諸共、無残にも葬られてしまったことにより、水泡に帰してしまっていた
十常侍筆頭の張譲が生きている分、分が悪いとさえ言えた
洛陽の現状の把握を十常侍派である霞を介して、董卓達に直に接する機会を得る事が出来たのは僥倖といえた事
それが三通めの密書を除いた二通の密書を三人に提示した理由であった
しかし、この密書の内容に詠が異議を唱えた
「私達はまだこんな情報掴んでないわよ? 月を討伐する檄文? 冗談も大概にしてよ 嘘でしょ?」
「残念ながら嘘じゃない・・・ うちの斥候が袁紹・袁術達が檄文を作成する場を目撃している」
「!?」
一刀の答えを聞いた月と詠は息を呑み、その表情が驚愕に彩られる
天の御遣い様が降り立ったという噂を聞きつけた私が、我がままを言って詳細を知りたいと、詠ちゃんに頼んで情報を集めてもらった・・・
詠ちゃんから挙げられる数々の報告書の束、それは全て目の前に佇む青年、この御遣い様が”もたらしたモノ”という
軍師に匹敵する頭脳をお持ちで、武術は恋さんに比肩すると聞いた・・・それだけではなく
聞いた事もないお酒や保険に始まる金策・・・武具の開発、街の開発、異民族との同盟に至る
数々の偉業とも言える技術を惜しむ事なく駆使し、没落して朽ち果てたようとしていた孫呉を、再び一大強国へと押し上げた人物
西からやってきた異国の者に、それとなく問うてみたこともあるけれど
そんな技術等は聞いたこともない、御伽噺ではないのか?としつこく見せてくれ、または逆に問い返されるに至り
私は益々姿を見た事もないそんな御遣い様に、興味を抱くようになっていた
どうして天はこの方を・・・私の下へお遣わしくださられなかったのでしょう・・・と今も願わずにはいられなかった月である
この方が”後漢王朝”にいらっしゃれば、王朝の復興もより多くの人々を救うことも・・・出来たはず
「そんなに持ち上げないでもらいたい董卓殿 恐れ多い・・・((たまたま|・ ・ ・ ・))ですよ」
私の意図する処を汲んだかのような・・・返答を・・・
自身の輝かしい功績を誇る処か、苦笑いを浮かべ”たまたま”と評するなんて・・・
気取った処もなく・・・少しも嫌味にみえない・・・御遣い様が纏う安心感故であろうか
「本来であるならば・・・天を称する方は帝、唯御一人
私は貴方様を”天を詐称する者”と罰しなければならない立場にいる者ですが・・・」
「そう身構えないでくださいませ 従者様方 これはあくまでも仮定のお話ですので・・・」
「御遣い様 無理を承知でお願い致します!
このままこの洛陽に留まり、後漢王朝の復興と発展に、私達と共に手を携えご協力くださりませんか?」
月は渇望していたありったけの万感の想いを、一刀に吐露する
「本当に申し訳ない それは出来そうにない 君達は連合を排除出来ると思っているのかもしれないが・・・
俺の知る限りで、発起人の袁紹・袁術を始め、曹操・陶謙・馬騰・公孫賛・劉備・そして俺達孫策軍
大陸のおよそ半分を相手にして勝てる策などお持ちなのですか?」
一刀の問いに、ようやく自身の考えが甘かった事に気付かされる月
「北郷の言う事が本当なら・・・ 事実上、退路を断たれた訳ね・・・私達」
と小声で呟く詠
「ええ そして間の悪い事に、この度の大将軍・何進様の暗殺で、連合は弔い合戦と称するでしょう
董卓殿がいくら否定しても、最早、連合を止める術は失われてしまったといえるのが現状です
仮に董卓殿が、何進様が十常侍の数人を手にかけたと発表したとして、連合に参加した何人の諸侯が信じるでしょうか?
十常侍派に属する董卓殿の陰謀だと、連合内で罵られるのがオチです」
「そっそれは・・・詠ちゃん」
と隣にいる詠を見つめる月
「悔しいけれど・・・全て北郷の言うとおりだわ 月」
唇を噛み締めながら、苦々しく言葉を漏らす詠
霞はその間微塵も動くことなく、黙って目を閉じ二人の遣り取りを聞いているようである
「そっそんな・・・ことって」
詠の言葉を聞き、その儚そうな躯中に悲壮感を漂わせる月
一刀の言葉を聞いたときから、素早く頭の中で計算してはみたが・・・
すぐにそんな思考を辞めてしまっていた ・・・それだけ純然たる差が目の前に横たわっていた
こんな事を思考していては、月の軍師失格と言えるだろうが
抵抗するだけ無駄といえた歴然とした数と力の暴力が、詠の思考に圧し掛かっていた
虎牢関・水関を使って足止めしたとしても・・・ 例え恋や霞、華雄が優秀であったとしても・・・
将の数も全て連合が上、多勢に無勢 一方的な虐殺ともいえる差である
策に関しても、劣勢な勢力に組しようなんて物好きは、少なく・・・いや全くいない可能性だってありえるのだ
帝の詔勅があったとしても、こちらに動いてくれるのはごく僅か・・・と思えた
それほど後漢王朝の権威は、群雄割拠に始まり黄巾の乱を経た今、大きく失墜してしまったといえる
利の秤はどうみても連合側に傾いている
期待の眼差しを向けてくる月の意向に沿いたい処ではあったが、詠は目を瞑り首を横に振るのだった
「例え今の時点で参加を表明していない、十常侍派に属する劉表・劉璋を加える事が出来たとしても
劉表軍は水軍が主、劉璋は劉焉殿から後継して月日が経っておりません
かえって邪魔と混乱を招き、連携しようとするだけ無駄だと思いますが?」
「・・・」
一刀の分析に対し、沈黙してしまう月・詠・霞の三人
「董卓殿を始め、曹操殿や劉備殿にも世を憂いて立ち上がり
この世界に恒久の平和をと渇望され、日々戦っておられるのは承知しております・・・」
「なれば・・・」
「この世界を大陸を変えたいという想いは同じでも・・・歩んでいる道が既に違うのですよ 董卓殿
董卓殿 残念ながらあなたは、この戦乱の時代に相応しくない」
「歩んでいる・・・道・・・? 私が相応しくない?」
一刀に言われた言葉の持つ意味の重き衝撃に、頭の中が真っ白になる月
「ええ これから・・・歩んでいく時の中で、道が董卓殿と交わることもあるでしょう
今はその時が訪れる事を信じて・・・としか・・・」
「非常に残念で無念です 御遣い様」
月を照らす希望の心は、再び闇雲に囚われ、ひっそりと奥へと隠れてしまうのだった
・
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神妙で重苦しい空気が部屋を支配する中、廊下から鎧を揺らす音と凄い足音が近づいてきて、扉の前に辿りつくや・・・・・・
ばたーーーーーんと勢いよく扉が開かれ、紫のショートの髪型をした女性が飛び込んできて
「華雄! 今取り込み中や! もちっと静かにできひんか!」
「ええい! 何を悠長な事を言っている霞!
そうだ! 月様、詠!霞 大変だぞ! 我々を討伐する檄文が各諸侯へ発せられ、続々と参戦を表明しているらしい」
客人がいるのにこの馬鹿ったら・・・と頭を抱える詠であったものの・・・華雄の無礼を突っ込んでいる場合でもなかった
これで先程まで明かしてくれた北郷の言が、紛れもない事実であったという事を肯定してしまった訳である
幸いにしてと言うべきだろうか? ここにいる月・詠・霞の三人は、一刀より先に聞いていた為
華雄の慌てっぷりに、かえって冷静になっていたのである
その冷静さで思考する詠の鋭い頭脳が、かえって一刀達の異様さを際立たせていたのである
「華雄 ”その事”なら・・・ 既に聞いて知っているわ・・・」
「なんだとぉーー!」
溜息混じりに搾り出した詠の言葉に、華雄の大音声の驚きの声が部屋中に響き渡るものの
月と詠の2人にとっては、どこか遠き違う世界の出来事のように思えた
私達の斥候より優秀なだけじゃない・・・
檄文が出来上がる処を”見届けた”とそして檄文が届けられる日数と、彼らが建業から洛陽にかかった移動日数をどう考慮してみても
斥候により檄文を発した事情を知っているにしても、彼らの動きが速すぎてどう計算しても合わない・・・ありえない どういうこと!?
もしかしてこいつ・・・連合が組まれる事実を最初から知っていたとでもいうの!?
今まで話し半分に聞いていたけれど、本当に”天から遣わされた御遣い”とでもいうの!? こいつ! 嘘よ! 到底信じられない・・・
という思考結論に辿りついた詠は、一刀を盗み見て今日で何度目であろう、再び思考が凍てつき停止しまう破目に陥ってしまう
二通の密書を受け取った一刀は、再度懐にしまうと
「それでは董卓殿、賈駆殿 これにて失礼します
亞莎 瑠璃 そろそろお暇するとしよう 霞 夜飲むんだろ どうする?」
亞莎と瑠璃の二人は静かに頷く
「そうやな 一応報告も終っとるし一緒にいこか 今日は寝かさへんで!」
「ハハハ 霞 お手柔らかに頼むよ」
「よっしゃ〜 いこか! 月、詠、華雄 ちょっと行って来るわ」
「おっ おい霞! こんな重要な時に・・・」
華雄の静止も振り切り、一刀達三人の背を押し急かして、部屋を出て行く霞
霞の精一杯のカラ元気ともいえる行動である 月と詠にはそれが判ったので追求しなかったのであろうが
抱える問題が大きすぎて・・・それ処ではない二人であった
一刀達が去っていった後も、部屋には重苦しい空気が漂い、執拗に月と詠の心に纏わりつくのであった
御遣い様がおっしゃるには、連合が組まれ私達は負ける・・・
これって私の弱さが招いたことなのかな? ねぇ 詠ちゃん・・・どうすれば・・・いいの? 私達これから一体どうなるの!?
月の心は沈みこみ、池の水面に映る自身の姿は、投石の波紋で容易に消えてしまうように、より一層儚げに虚ろにみえた
「ハハ・・・詠ちゃん・・・断られちゃった・・・ それよりも・・・私達ってこのまま終っちゃうの?」
両手を胸にかき抱いて、声を押し殺し咽び泣く月
「ゆ・・・ぇ・・・」
隣にいながら月を慰める言葉が何一つ浮かばなかった・・・こんな悲しい表情を浮かべる月を見て居たくなかった・・・
いつまでも夜の月の水面に、満面に咲き誇る笑顔を投影していてほしかった
宰相にまで駆け上がったのもその為だったのに・・・ 何故! 月の想いを大陸中に顕現出来ないのか!
詠の心は、檻の中で獅子が咆哮しているが如き、悲しみと怒りに満ちた叫びの渦に支配されていた
(月の笑顔を護るのはあんな”えせ御御遣い”じゃない! 私が・・・私がきっと・・・月に襲い来る万難を排し、必ず護ってみせる!)
と目をカッと見開き、拳を固め小刻みに震わせながら
夜空に浮かぶ月をじっと悲しげに見つめ続ける月に対して、悲壮な決意と覚悟を胸に抱く詠であった
・
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一方、董卓達と別れた一刀達は、一度洛陽にある孫呉要人御用達の魯家直営宿屋へ帰還し荷物を置くと
二人にはゆっくり休むように言い含め、霞と一刀の二人は霞御用達の酒家へと足を運ぶ
霞はそこで酒を10本ほど注文し、一刀にも手渡すと、酒家からそう離れていない人のいない広場まで、一刀を連れてきたのである
「すまんな 一刀 今日はさっきの愚痴とか色々話したいんで、こっちの気分なんや」
「何処でも構わないよ 霞 」
広場にある石に二人は座り、酒を酌み交わす霞と一刀
「なんや 読まれとったんかいな」
「霞 さっきの遣り取りの間、ずっと黙っていただろ?」
言われてみれば、その通りだと納得する霞
「例えどんな結論に至るとしても、二人に付いて行くだけやさかいな
口にするだけ無駄や うちは戦いが専門やしな」
としみじみと一刀へ話し、一刀が持つ杯に酒を満たし始める霞
「ハハ 霞らしい」
と霞への率直な感想を述べ、今度は霞の杯へ酒を満たしていく一刀
霞は酒で満たされた杯をジッと見つめつつ
「一刀 あんな うちや恋、華雄を始めとする武将は皆、戦場で果てる覚悟なんぞ とうに出来てる
しかしあの二人は別や こんな馬鹿げた戦で二人を死なせとうはない!」
と言い切った霞は、なみなみと満たされていた杯の酒を一気に呷る
「同意だな」
と霞の言に相槌をうつ一刀
「出来る限りの足掻きはやる けどもし うちが出来んかったら・・・その時は・・・
あの二人を救うてくれるんなら、うちの命をどう使うてくれても構わへん 一刀! 二人を救うてくれへんやろか?」
と普段の霞からは到底似つかわしくない程の真摯さを湛えた眼差しを一刀へ向けていた
そんな霞の真剣な眼差しの意を受け取った一刀は
「これは俺と霞の仲だから・・・ 率直に言おう 他言無用に願いたい・・・
董卓殿には、桧舞台から消えてもらう必要がある」
「なんやて!?」
霞の驚きの声は広場に虚しく木霊する
「この大陸にとって後漢王朝は、もはや足枷でしかない 十常侍を取り除いただけでは、もはや何も変わりはしない
帝は象徴へと還り、権力を奪い合う諸侯による権力闘争が続くんだ ここまで腐ってしまっては、もはや手の施しようもない
権威の回復に努めるなんていうのは、時間の無駄でしかないんだよ 残念ながら・・・
それではダメなんだよ霞 根本から変革しないと! だからこそ 先程の董卓殿からの誘いも断ったんだ」
いい終えた一刀は、霞から注いでもらった酒をグッと呷る
「孫呉ならそれが出来るっちゅ〜んか?」
と霞は一刀へ問い返しながら、乾した杯に酒を注ぐ
「どうかな? それに関して今は断言できないな
でも孫策、曹操殿、劉備殿と相対した時の志の大きさと強靭さ 袁紹殿の秘めた聡明さは目の当たりに出来た事だ
先ずは3つないし4つにまで・・・ 大陸を長期に統べる事が出来る勢力を削るつもりでいる 俺がいる孫呉も含めて
俺たちはそれを”天下三分の計”と言っているが・・・」
「天下・・・三分の計やて!?」
と一刀の発する言葉に、ハッと息を呑む霞
「ああ! そこから大陸を統べる一本の勢力へと絞るんだ これからもっと多くの人、民の血も流れる事になるだろう
御遣いと皆から敬まれ慕われようとも・・・ 天地を引っくり返すなんて芸当出来やしない
所詮はこの程度”人の範疇”に収まるものなんだよ 俺の力なんてさ」
なんて壮大で破天荒な考えなんや・・・ あかん 話についつい飲まれてまう うちの想像を超えすぎとる・・・
しかも天の御遣いなんて神々しい者ではなく、自身を一介の”人”であると言いきりよった・・・信じられへん
「なっなんでそないな大事をうちに・・・ 誰かに話してまうとか考えんかったんか!?」
興奮冷めやらぬ霞の口から、ついそんな言葉がスルリと口をつき、思ってもいない辛辣な言葉が飛び出してしまっていた
「もし、他人に言いふらすのならば、それは俺の眼鏡違いだったってことさ けど・・・
霞は惚れたあの二人の為に、敵である俺に請い、自身の命まで投げ出そうとした そんな霞だから・・・話したんだ
俺は霞の心意気に答えたまでさ・・・
霞なら・・・俺が敵方であろうと味方だろうと、この大事は漏らさない!
俺達がこれからやりたいこと、何に向かって行動しているのかを知っていて欲しかった
信頼の証だよ 迷惑・・・だったかな?」
「・・・重いけど ・・・めっちゃくちゃ嬉しいわ 一刀!」
こんな感情を抱いたのは初めてや こう・・・心の奥底で絶えず燃え盛る熱き血潮が、今にも沸騰しそうな勢いや
月に先に会うてなかったら・・・きっとうちは・・・一刀に戦場で身も心も全てを捧げて戦ってたやろな
今ならハッキリと断言出来る!
「アハハハーーーーーーーーー! 一刀 あんた! ほんまええわ! 愉快や! ゾクゾクしてたまらんわ!
味方でも敵でも・・・どっちでもかまへん! 仮にこれから敵として会うたとしても、一切の手加減なしやで一刀!」
杯を一刀へ向けてグッと突き出し、宣戦布告する霞
「霞 俺は最初からそのつもりだよ?」
と霞の宣戦布告を自身の杯を軽く持ち上げ答える一刀
眼の鋭さ、表情といい、ええ面構えしとるやないか! 霞は今すぐにでも杯を武器に替え、戦いたいくらいの高揚感に包まれる
「あ〜 今日は最高の日や! 一刀と出会えた事にかんぱ〜い! 一刀 めっちゃええ奴やん! すっかり惚れてもうたわ!」
「霞 もう酔ったのか? 夜はまだまだ長いぞ?」
と霞の発言を冗談めかして煽る一刀
「うっさい! すっかり酔うてしもうたわ! けど、まだまだ飲めるでぇ〜♪」
「今日は霞にとことん付き合うさ・・・」
笑顔で杯を軽く霞へ持ち上げ、杯をチンッと鳴らし、さぁ 飲もうと促す
「そやそや〜♪ どんどん飲も飲も!」
酒はやっぱりええなぁ〜 これほど楽しく飲めたのは何時以来やろか・・・と思い出しつつも
辿るのが面倒になり。まぁ ええかと気にせずどんどん杯を干していく霞
すると一刀は、再度真剣な面持ちで霞をみつめ
「霞 これはまだ董卓殿や賈駆殿には内密に願いたいのだが・・・」
「なんや? 神妙な顔して?」
「・・・まだ・・・、・・・という・・・いるのなら・・・俺は・・・ようとも、・・・、・・・と思っている」
「なんやて!?」
霞の表情が驚愕に彩られる 今日は何度、一刀に驚かされるのであろう
一刀と毎日過ごせたなら、きっと楽しく刺激的な毎日が送れるに違いない けど・・・
うちがそう思おてるちゅ〜ことはや、呉の女子達はみ〜んな一刀に夢中なんやろな〜と、一種悟ったような思考をする霞
「・・・・・・判った 一刀の好意ありがたく受けとっとく
もしも・・・その時が来たならよろしゅ〜な そうなったら、うちに余裕があるとも思えんしな」
と溜息をつき、両手を腰にあてつつ、一刀に答える霞
「ああ これは俺の((意思|・ ・))なのだから」
「ふんっ 格好つけよってからに!」
と霞は笑顔を浮かべ、お姉さんぶって一刀を軽くコツく
案の定途中で酒が切れ、買い足しする破目になるのだが、それはご愛嬌というものであろう
次の日予想通りと言うべきか、二人の二日酔いは凄まじく・・・ 結局、一日休養で潰してしまう事となる仲の良い二人なのだが・・・
これから待ち受ける艱難辛苦は、月や詠、恋、霞達の心を荒々しく揺さぶり、容易に磨耗する辛く厳しい戦いになるだろう
そうだとしても・・・今だけは彼女達の未来に幸あれ・・・と
今一時だけは日頃の疲れを忘れ、杯に満たされた水面に願いを込め、霞と楽しく酌み交わす一刀でありました
(※第2章 2話 冒頭の回想へ戻る)
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「もう! 一刀さま 反省していらっしゃいますか!? あの後、介抱大変だったのですよ?」
「亞莎 飲み過ぎマシタ 反省シテマス 以後ツツシミ マス ゴメンナサイ」
と頭を垂れ反省した振りをしている一刀に、溜息をつきつつも許してしまう
上司だからなのか?惚れてしまった弱みなのかはさておき、一刀に滅法甘い亞莎であった
「一刀さまぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「お? この声と方向は、瑠璃じゃなく明命か!?」
「はい! その通りです 呼ばれれば飛び出る! それが私です!」
「明命! 元気そうですね」
「亞莎も!」
手を取り合い再会を喜び合う亞莎と明命であったが・・・
切り立った山岳の最上部付近にいるので、加減してほしいなぁ〜と思う一刀であった
「あっ そうでした! 冥琳さまからの書簡んっと! それと〜雪蓮さまと小蓮さまから言伝を頼まれてたのでした」
いつの間に接触していたのか、冥琳は明命に書簡をちゃっかり持たせていたのだった
そう実の処、本命は冥琳の書簡の方で、雪蓮と小蓮の言伝の方が”おまけ”だったりするのである
冥琳の書簡に急いで目を通し終えた一刀は、書簡を亞莎に手渡す
亞莎が目を通す間に、明命は一刀に雪蓮と小蓮の言伝を伝える
「二人とも相変わらずだな・・・ まぁ そのお返しは洛陽のお土産でお返しするとしよう
亞莎 目を通し終えたな?」
「はい! それで一刀さま 調査を終えたら建業へお帰りになりますので?」
との亞莎からの問いかけに対し
「そうなるだろうな 俺達が洛陽ですべき役目はとうに終えている」
と淡々と亞莎の問いに答える一刀
「承知致しました 一刀さま ところで明命はこれからどうするのです?」
自身のこれからの行動の指針は判明したが、親友の動向も気になる亞莎
「私は冥琳さまの命により、これより洛陽への潜入と調査です!」
と亞莎の問いに元気良くハキハキと答える明命
「明命 これは私的なことなのだが・・・出来る限りでいい・・・ 董卓殿と賈駆殿の行方を追ってもらいたい
人相の詳細は今から渡す書簡に纏めてある よろしく頼む 明命」
と真剣な面持ちで懐から書簡を取り出し、明命に手渡す
「私的な事ですか・・・ 承知致しました 一刀さまのお願いですから! 力の限りがんばります 任せてください!
それでは私は洛陽へ参ります! 一刀さま、亞莎もお元気で!」
言伝も含めたここでの全ての任務を終えた明命は、次の任務の地である洛陽を目指す
「ああ、明命 よろしく頼むよ」
「ええ 明命も気をつけて」
と一刀と亞莎の気遣いに笑顔で返答すると、明命は”神速”を飛ばし、切り立った崖もなんのその、颯爽と走り去っていく
数刻違いで、明命と入れ違いに戻ってくる瑠璃
「一刀しゃま・・・ 遅くなった 只今戻った・・・」
とタイミングよく、一刀の腰辺りに瑠璃が滑り込んでくる
「ご苦労様 瑠璃 先程まで明命がいたんだけど 会った?」
「瑠璃 詳細報告をお願いします」
「すれ違い時ちょっとだけ・・・亞莎 わかった」
一刀、亞莎と瑠璃の三人は、持ち帰った最後の詳細を地図に書き入れ終わると、建業への帰途につくのであった
■■■【オリジナル人物紹介】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
○孫堅 文台 真名は緋蓮(ヒレン)
春秋時代の兵家・孫武の子孫を称し、各地で起こった主導権争いに介入し
『江東の虎』の異名で各地の豪族を震撼させた
優秀な人材を率い転戦、やがて軍閥化し孫家の基礎を築いた
容姿:髪は桃色で、孫家独特の狂戦士(バーサーカーモード)になると、右目が赤色に変化するのが特徴で、平時は量目とも碧眼である
祭と同じく胸が豊満で背は祭より高い 体格は祭よりすこし大きい 顔立ちは蓮華というより雪蓮に似ているだろうか
○張紘 子綱 真名は紅(コウ)
呉国の軍師の一人で主に外交を担当。 魏の程c(風)の呉版と考えていただけると理解しやすいだろう
『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、姉の張昭と共に臣に迎え入れられる
張昭と共に『江東の二張』と称される賢人
※史実では、呉郡の四性でも張昭と兄弟でもありませんのでお間違い無きように。。。
呉郡の四性の中で張温しか見当たらなかった為、雪月の”脳内設定”です
容姿は青眼で背丈は冥琳より少し低い 顔は姉の王林とは似ておらず童顔で人に安心感を与える顔立ちである
髪は腰にまで届こうかという長く艶やかに保った黒髪を束ね、ポニーテールと呼ばれる髪型にしている事が多いが
その日の気分により、長髪を肩辺りで束ね胸の前に垂らしている場合もあるようである
服装は藍色を基調とした西洋風ドレスを身を纏っている
○魯粛 子敬 真名は琥珀(コハク)
普段は思慮深く人当りも良い娘で、政略的思考を得意とし、商人ネットワークを駆使し情報収集・謀略を行う
発明に携わる時、人格と言葉遣いが変化し、人格は燃える闘魂?状態、言葉遣いは関西弁?風の暑苦しい人に変化する
このことから「魯家の狂娘・後に発明の鬼娘」と噂される
※穏(陸遜)は本をトリガーとして発情しちゃいますが、、琥珀(魯粛)は発明に燃えると・・・燃える闘魂に変身って感じです
容姿は真名と同じく琥珀色の瞳をもち、髪は黒で肌は褐色がかっており月氏の特徴に似通っている
背は明命と同じくらいで、服装は赤を基調としたチャイナドレスを身に纏っている
○張昭 子布 真名は王林(オウリン)
呉国の軍師の一人で主に内政を担当。 冥琳とはライバル同士で互いに意識する間柄である
『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、妹の紅(張紘)と共に臣に迎え入れられる
張紘と共に『江東の二張』と称される賢人
妹の紅は「人情の機微を捉える」に対して「政(まつりごと)の機微を捉える」という感じでしょうか
容姿は冥琳より少し高めで、紅と姉妹でありながら顔立ちが似ておらず、冥琳と姉妹と言われた方がピッタリの美人系の顔立ちである
眼鏡は使用しておらず、服装は文官服やチャイナドレスを着用せず、珍しい”青眼”でこの眼が妹の紅と同じな事から
姉妹と認識されている節もある 紫色を基調とした妹の紅と同じ西洋風のドレスを身を纏っている
○程普 徳謀 真名は楓(カエデ)
緋蓮旗揚げ時よりの古参武将であり、祭と並ぶ呉の柱石の一人 「鉄脊蛇矛」を愛用武器に戦場を駆け抜ける猛将としても有名
祭ほどの華々しい戦果はないが、”いぶし銀”と評するに値する数々の孫呉の窮地を救う働きをする
部下達からは”程公”ならぬ『程嬢』と呼ばれる愛称で皆から慕われている
真名は・・・素案を考えていた時に見ていた、某アニメの魅力的な師匠から一字拝借致しました・・・
容姿は祭と同じくらいの背丈で、端正な顔立ちと豊かな青髪をうなじ辺りでリボンで括っている
均整のとれた体格であるが胸は祭とは違いそこそこ・・・ちょっと惜しい残念さんである
○凌統 公績 真名は瑠璃(ルリ)
荊州での孫呉崩壊時(※外伝『砂上の楼閣』)に親衛隊・副長であった父・凌操を亡くし、贈った鈴をもった仇がいると
知った凌統は、甘寧に対して仇討ちを試みるものの・・・敵わず返り討ちにあう間際に、一刀に救われ拾われることとなる
以来、父の面影をもった一刀と母に対してだけは心を許すものの・・・未だ、父の死の傷を心に負ったまま
呉の三羽烏の一人として日々を暮らしている
容姿はポニーテールに短く纏めた栗色の髪を靡かせて、山吹色を基調とした服に身を包んでいる小柄な少女
(背丈は朱里や雛里と同じくらい) 真名の由来で目が瑠璃色という裏設定もございます
○朱桓 休穆 真名は珊瑚(サンゴ)
『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の朱氏の一族
槍術の腕を買われ、楓の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人
部隊内では『忠犬・珊瑚』の異名がある程、一刀の命令には”絶対”で元気に明るく忠実に仕事をこなす
容姿:亞莎と同じくらいの背丈で、黒褐色の瞳に端正な顔立ちであり黒髪のセミロング 人懐っこい柴犬を思わせる雰囲気をもつ
胸に関しては豊満で、体格が似ている為よく明命から胸の事で敵視されている
○徐盛 文嚮 真名は子虎(コトラ)
弓術の腕を買われ、祭の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人
『人生気楽・極楽』をモットーにする適当な性格であったが、一刀と他隊長である珊瑚と瑠璃・隊長としての責に接していく上で
徐々に頭角を現し、後に部隊内では『猛虎』と異名される美丈夫に成長を遂げていくこととなる
容姿:思春と同じくらいの背丈で黒髪のショートヘア 体格も思春とほぼ同じく、遠めからでは瓜二つである
二人の区別の仕方は髪の色である(所属部隊兵談) またしなやかな動きを得意としている為、思春の弓バージョンと言える
○諸葛瑾 子瑜 真名は藍里(アイリ)
朱里の姉 実力にバラツキがあった為、水鏡から”猫”と称される
その後、水鏡と再会時に”猫”が変じて”獅子”になりましたわねと再評価される
天の御遣いの噂を聞きつけた藍里が冥琳の元を訪れ、内政・軍事・外交とそつなくこなす為、未熟であった一刀の補佐に転属させられる
初期には転属させられた事に不満であったが
一刀に触れ与えられる仕事をこなす内に((蟠|わだかま))りも消え、一刀に絶大な信頼を寄せるようになる
後に亞莎が専属軍師につくと、藍里の内政面への寄与が重要視される中で、藍里の器用な才を愛し、軍師としても積極的に起用している
容姿は朱里より頭一つ高いくらい 茶髪で腰まであるツインドテール 朱里とよく似た童顔でありながらおっとりした感じである
服装に関しては赤の文官服を着用しており、胸は朱里と違い出ている為、朱里とは違うのだよ 朱里とは・・・
と言われているようで切なくなるようである(妹・朱里談)
○太史慈 子義 真名を桜
能力を開放しない雪蓮と一騎打ちで互角に闘った猛者 桜の加入により瑠璃が一刀専属の斥候隊長に昇格し
騎馬弓隊を任されることとなった(弩弓隊・隊長 瑠璃→子虎、騎馬弓隊・隊長 子虎→桜に変更)
本来の得物は弓で、腕前は祭を凌ぎ、一矢放てば蜀の紫苑と互角、多矢を同時に放てば秋蘭と互角という
両者の良い処をとった万能型である
武器:弓 不惜身命
特に母孝行は故郷青州でも有名であり、建業の役人街が完成した際に一刀の薦めもあって一緒に迎えに行く
隊長として挨拶した一刀であったが、桜の母はその際に一刀をいたく気に入り、是非、桜の婿にと頼み込む程であった
容姿はぼん・きゅ・ぼんと世の女性がうらやむような理想の体型でありながら身長が瑠璃ぐらいという美少女系女子
眼はブラウン(濃褐色)であり、肩下までの黒髪 気合を入れる時には、白い帯でポニーテールに纏める
一刀の上下を気に入り、自身用に裁縫し作ってしまう程の手先の器用さもみせる
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【あとがき】
常連の読者の皆様、お初の皆様 こんにちは 雪月でございます
いつもお世話になっております
今日は、夜の帰宅が遅くなりそうなので、昼休憩更新にさせて戴いております<(_ _)>
まず始めに、詠の”賈?”さん表記ですが、正確には”賈駆”さんでございました ご指摘ありがとうございました<(_ _)>
おそらく全ての修正は終えたと思っておりますが、まだありましたなら
遠慮なくコメントでご指摘くださるか、ショートメールでのご指摘でも結構ですので、お伝えくだされば修正いたします<(_ _)>
今回もキリ良くしようとしましたら・・・文章が事の他長くなってしまい申し訳ありません
次回からようやく各勢力の動きを順に追っていく事になると思います
また長くなりそうな予感たっぷりでございますが・・・
や〜〜〜っときました!(遅) 反董卓連合!
今回のあとがきは、最短ではないのかな〜と思いつつ
それでは皆様、次回更新まで(*´∇`)ノシ マタネ〜♪
説明 | ||
常連の皆様&お初の方もこんにちは いつもお世話になっております この作品は真・恋姫†無双・恋姫†無双の2次創作となっております 主人公は北郷一刀 メインヒロインは雪蓮と蓮華と仲間達でお送りしております ※猶、一刀君はチート仕様の為、嫌いな方はご注意を! ※オリキャラ紹介は本文下記参照のこと それでは心の赴くままに・・・ごゆっくり堪能くださいませ |
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コメント | ||
>以後も皆様からのご意見、ご感想、なんでも結構ですので、お気軽にコメントを残して戴けますと嬉しく存じます 心よりお待ち申し上げております<(_ _)>(雪月) >バズズ様 この度もご丁寧にコメントカキコありがとうございます<(_ _)> そうですね 知る歴史とあまりにかけ離れていた為に躊躇したという処でしょうね 霞との関係は・・・強敵と書いて”とも”と呼ぶ(ガフッ・・・吐血(雪月) 甲斐性溢れまくりの一刀は月達を絶対見捨てないはず! そして霞は一刀の「男気」に惚れたのか「男として」惚れたのか 相手は種馬だし・・・(バズズ) >以後も皆様からのご意見、ご感想、なんでも結構ですので、お気軽にコメントを残して戴けますと嬉しく存じます 心よりお待ち申し上げております<(_ _)> (雪月) >西湘カモメ様 いつも自身が気付かない点を、的確に指摘してくださり、誠にありがとうございます<(_ _)> ご指摘くださった周辺を含めまして、加筆・修正させて戴きました まだおかしな点がございましたなら、コメント戴けると嬉しく存じます(雪月) >ぱちしえ様 そうですね 言葉が明かされるのは、章の最後の方になりそうですが、どんな場面で飛び出すのか ご期待に添えれば良いのですが(*´∇`*)(雪月) >Mr.ハリマエ様 オリキャラご希望ですか ありがとうございます 孫呉関連では真名有りオリキャラはもう出し尽くしてしまったので、敵方かそうですね 諸侯辺りで出せる方がいらっしゃるか 無理のないよう今から検討してみますね ダメでしたら申し訳なく存じます<(_ _)> (雪月) >観珪様 そうですね 月や詠を含めた今後の動向に注目かなと 霞に関してはどうでしょうね?(笑 お楽しみに!とだけ・・・(雪月) >今回は寝る前にお邪魔します 観珪様、Mr.ハリマエ様、ぱちしえ様、西湘カモメ様 貴重なご意見、ご感想、ご指摘いつもありがとうございます<(_ _)>(雪月) 回想シーン後の明命とのやり取りで、亞莎が洛陽の潜入調査をするような台詞があったけど、明命の間違いだよね。何回も読み返してしまったよ。(西湘カモメ) いよいよ反董卓連合編ですね〜。一刀くんが霞に対して最後に何を言ったのか、とても気になります。次回がとても楽しみです。(ぱちしえ) できればオリキャラが出てほしいですね。呉の方が半端なく多いので、でもそうすると雪月さんが大変か…やっぱ気が向いたらで良いですよ。 (黄昏☆ハリマエ) 一刀くんイケメソ! なんにせよ、月ちゃんたちを見捨てるとは思えませんし、どうやって助けるのか見物ですねー 霞も呉にくるのかな……(神余 雛) |
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