貴方と人生を共に 最終新章 〜karin te moonlit story〜 本編 4
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呼ばれた者達は現在管理者の都市に来ていた。

 

管理局総長室

 

コンコンッ

 

総長「どうぞ。」

 

フレン「失礼します。」

 

総長「おお!来たか!」

 

フレン達が総長室に入ると。

 

ヨーデル「フレン、エステリーゼ、お久し振りです。」

 

フレン「ヨーデル殿下!何故ここに!」

 

リンディ「フェイトさん、元気そうね。」

 

フェイト「お母さん!」

 

はやて「これはどう言う事ですか?」

 

総長「うむ・・・実はな、正史から元の世界に帰って欲しいんじゃよ。」

 

ヴィーダ「何でだよ!」

 

リタ「・・・私達が、正史に干渉し過ぎた事よね?」

 

総長「そうじゃ。」

 

フェイト「じゃあ、なのは達は。」

 

総長「その事なら手は打ってある。」

 

コンコンッ

 

ガチャッ

 

なのは「失礼します・・・あれ?皆どうしたの?」

 

フェイト「なのは!」

 

ユーリ「お前らも、凄い顔してんぞ?」

 

エステル「ユーリ!」

 

エステルはユーリを触り始めた。

 

パンパンパンッ

 

ユーリ「なっなんだ?」

 

エステル「無事でよかったです・・・」

 

フレン「生きてたなら何で連絡してくれないんだ!」

 

ユーリ「?」

 

はやて「そうやで!なのはちゃんも何で!」

 

なのは「?」

 

二人は???マークを出していた。

 

リタ「・・・ユーリ、質問があるんだけど・・・良い?」

 

ユーリ「ああ。」

 

リタ「何故ここに居るの?」

 

ユーリ「何故って、さっきまで一緒に居ただろ?」

 

リタ「・・・徐進と戦ったわよね?」

 

ユーリ「?俺達は月音と別れたばかりだろ?」

 

リタ「そう言う事・・・徐進の時に一緒に戦ったユーリじゃないわね・・・

 

おそらく、鐘事件の後・・・」

 

総長「ワシから話そう・・・簡単に言うと、複製じゃ。

 

この二人は本人と全く一緒で別人じゃよ。

 

お主らの外史を存続させる為にな・・・」

 

ヨーデル「そして、共に戦ったユーリ、なのはさんは正史のプロットに組まれたと

 

言う事です。」

 

リンディ「貴方達を呼んだのは決意してもらおうと思ってね。」

 

シグナム「決意?」

 

総長「お主達は正史のプロットに組まれとるのじゃよ・・・まだ仮じゃがな。

 

正史の住人になれば、お主達は物語の輪から外れた者となるのじゃよ。

 

帰る事を選択すれば物語が終わり、再度その物語が始まる・・・それの繰り返しじゃ・・・

 

自滅する事が無い・・・永久にループし続けるのじゃよ・・・

 

じゃからお主達は決断してもらわなければいけないんじゃ。

 

正史に残って新しい人生を歩むか、外史に戻り、物語を進めるか・・・

 

正史に残る場合はこの二人と一緒で複製すると言う手を打つがな・・・

 

そして、外史に戻れば、記憶の封印をさせてもらう。」

 

リンディ「ユーリ君、なのはさんは残る事を選んだわ・・・

 

いえ、もう戻れなくなったのよ。

 

貴方達はどうするの?・・・」

 

ヨーデル「今日一日考え・・・」

 

フレン「僕達は正史に残っても、もう一人の僕が僕達の世界を守ってくれるって事ですよね?」

 

ユーリ「早い話、そうなるな・・・お前はもう決まってると思うけどな。」

 

フェイト「お母さん・・・ごめんなさい・・・私は残ります。」

 

リンディ「そう言うと思ってたわ。アルフも送るわ・・・

 

フェイトさんはフェイトさんの道を歩みなさい・・・貴方達もよ。」

 

総長「全員一致でよろしいかな?」

 

一同『コクッ』

 

総長「なら、今から分離の術を使う・・・では、行くぞ。」

 

総長に案内された所は・・・でかい魔法陣が描かれた部屋だ。

 

中には、特級管理者が勢ぞろいしていた。

 

卑弥呼「総長よ、準備は出来ておるぞ。」

 

総長「うむっ、皆、魔法陣の中へ」

 

フレン、エステル、ヴィーダ、シグナム、はやて・・・そして、リンディまでもが

 

魔法陣の中へ

 

フェイト「母さん!」

 

リンディ「保護者が必要でしょ。」

 

はやて「ええんですか?」

 

リンディ「ええ、貴方達を見守らないとね、それに、私は退役した身よ。」

 

ヨーデル「フレン、エステリーゼ・・・お元気で。」

 

フレン「はっ!ヨーデル様も、もう一人の僕とエステリーゼ様の事を

 

よろしくお願いします。」

 

総長「そんなに心配せんでも大丈夫じゃ、寿命から全てまでもが一緒じゃからな。

 

成長の中で、個体差は出るだろうがな。」

 

卑弥呼「そろそろ始めますぞ!フンッ!」

 

ピカーーンッ

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

総長「終わりじゃ。」

 

フェイト「すごい・・・」

 

外フェイト「すごい・・・」

 

総長「長く居ると、干渉し始めてしまうからな・・・手短にな。」

 

フレン「ヨーデル様の事、よろしく頼む。」

 

外フレン「ああ、そっちも、ユーリとエステリーゼ様の事をよろしく頼む。」

 

お互い、言葉を交わし思いを託し、正史組は正史へと戻って行った。

 

総長「他の者も直に向かわせる・・・正史の事・・・頼むぞ。」

 

一同『コクッ』

 

ミーナ「じゃあ、行くわよ?」

 

ピカーーンッ

 

管理者「良かったのですか?」

 

総長「あの者達には大きい恩があるからな・・・褒美じゃ・・・

 

それにワシらが出来るのはここまでじゃ・・・」

 

卑弥呼「そうですな・・・ワシはダーリンの検索に移るとするかの。」

 

総長「何としても探すのじゃ・・・頼むぞ、卑弥呼。」

 

卑弥呼「うむっ!」

 

スッ

 

総長「早く見つかる事を祈る・・・」

 

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ピカーーンッ

 

ミーナ「到着。」

 

リンディ「これが正史と言う所ね・・・なのはさん達の街とあまり変わらないわね。」

 

華琳「おかえり・・・貴方は?」

 

リンディ「私はリンディ・ハラオウンって言います。貴方が華琳さんですね?」

 

華琳「ええ、私は北郷華琳・・・元曹孟徳よ。」

 

フェイト「華琳さん、この人は私の母さんです。

 

詳しい事は手紙を預かって来ました。」

 

華琳はフェイトから手紙を渡され、封を開けた。

 

華琳「・・・なるほどね・・・分かったわ、家と仕事、その他諸々は用意するわ、

 

用意が出来るまでこの家で過ごしてもらうわ。」

 

リンディ「ありがとうございます。」

 

華琳「良かったわね、フェイト。」

 

フェイト「////はい」

 

リンディ「そういえば、北郷一刀さんはどちらに?」

 

一同『・・・』

 

リンディ「あ・・・ごめんなさい・・・」

 

華琳「良いのよ・・・それに・・・生きてるわ・・・何処かでね。」

 

フェイト「明日、この街を案内するね。」

 

リンディ「じゃあ、お願いしようかしら、貴方達も、私の子供同然なんだから

 

頼って頂戴ね。」

 

はやて「ありがとうごさいます。」

 

ヴィーダ「ふっふん///」

 

シグナム「ふふっ素直じゃないな。」

 

ヴィーダ「うっうるさい!」

 

フレン「僕達はどうしましょうか?」

 

華琳「それもこっちで手配しておくわ。」

 

エステル「はっはい!よろしくお願いします!」

 

ペコリッ

 

フレン「家族・・・良いものですね」

 

エステル「ふふっ・・・そうですね。」

 

華琳「今日は疲れたでしょうから休むと良いわ。」

 

リンディ「そうさせてもらいます。」

 

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テラス

 

華琳は空を見ながらお酒を飲んでいた。

 

華琳「・・・一刀・・・貴方は今何処で何をしてるの・・・

 

早く帰って来なさい・・・」

 

そこへ

 

リンディ「私も入れてもらっていいかしら?」

 

華琳「ええ。」

 

リンディ「その北郷一刀さんと言う人はどう言う人なの?」

 

華琳「そうね・・・スケベで、バカで、どうしよもないお人好しで、

 

気は多いし、直ぐに他の女の子にデレデレするし・・・でもね・・・

 

どうしよも無い奴だけど・・・好きになっちゃったのよね・・・」

 

リンディ「そう・・・ふふっ良い人と巡り会えたわね。」

 

華琳「ええ・・・最低な男よ・・・」

 

リンディ「本当に?」

 

華琳「・・・最低だけど、最高の男よ。」

 

リンディ「じゃあ、そうしておきましょう。」

 

二人はしばらく、お酒を飲んだ。

 

(ちなみに、華琳の自家製)

 

月日は流れ・・・ひな祭りの日になった。

 

 

 

 

 

 

 

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北郷一刀の子供達紹介

 

父 北郷一刀 (鬼=一刀似)

 

 

華琳 子 雨林、礼林、泉林、杏(鬼)

 

月 子 月音(鬼・現継承者)、月下、皆刀(鬼・男子)、月光、月美、月詠

 

雪蓮 子 朱蓮、夏蓮、空理(鬼)

 

恋 子 心、真(鬼)、赤兎、明日(鬼)

 

詠 子 詠奈、詠水(鬼)、詠優、詠叉(鬼)

 

月音 子 月菜(鬼)、音符(鬼)、梓(鬼)、優(鬼)

 

心 子 鞠、咲夜(鬼)、雀(鬼)

 

詠奈 子 束、明兎(鬼)、佐奈

 

月下 子 夢彩(鬼)、夢子、愛子

 

霞 子 霧、雨、清

 

風 子 嵐、風子、風々、風刀(鬼)

 

星 子 奈々、流星、星奈

 

愛紗 子 愛理紗、桃紗

 

凛 子 涼美、凛音(鬼)、凛花

 

恋華 子 恋夜、秋燕(鬼)、優華

 

炎蓮 子 冷蓮、龍蓮、虎蓮

 

千登里 子 七海、藍里、小里、理奈刀(鬼)

 

雛里 子 比奈、雛乃、美子(鬼)、雛鳥、日向子(鬼)

 

朱里 子 朱雀、朱里子(鬼)、鄒、姫里

 

天和 子 天菜、天狐、天衣(鬼)、天亜

 

地和 子 地菜、地狐、地衣(鬼)、地亜

 

人和 子 人菜、人狐、人衣(鬼)、人亜

 

華月 子 美久、景、守(鬼)

 

潤香 子 潤美、琉美(鬼)、潤   

 

冥琳 子 冥夜、冥里(鬼)

 

鈴々 子 漣々、娘々(鬼)

 

琉流 子 琉香、琉七(鬼)

 

鎌 子 夜弥、圭子(鬼)

 

春蘭 子 夏蘭、紫蘭

 

秋蘭 子 冬蘭、季蘭

 

桃香 子 桃、阿斗、劉香(鬼)

 

レーナ 子 リーナ、セーナ(鬼)、アーニャ

 

威瑠亜 子 亜瑠、瑠依

 

愛美 子 真花、麻衣奈

 

音々 子 寧々、季々、斗々(鬼)

 

結衣 子 唯、亜衣(鬼)、亜里亜

 

思春 子 春子、奏蓮

 

祭 子 茉莉、玖子

 

穏 子 菜子、舞

 

他多数+最終決戦前に閨を共にした者達が少なからず妊娠している。

 

 

 

 

 

 

妊娠中代表

 

ルーン

 

 

美羽

 

小蓮

 

梨花(一刀編で明らかに)

 

花澄・太公望(一刀編で明らかに)

 

月(一刀編で明らかに)

 

ルナ(一刀編で明らかに)

 

北郷家の不思議・皆刀以外の子は皆女の子と言う・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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3月3日

 

北郷邸

 

リビング

 

北郷邸ではひな祭りの真っ最中だった。

 

杏「あかりをつけましょぼんぼりに〜♪」

 

桃「おはなをあげましょもものはな〜♪」

 

夏蓮「ごくっごくっごくっ・・・ぷは〜」

 

(甘酒です。)

 

愛理紗「ご〜にんばやしのふえだいこ〜♪」

 

華蓮「きょおはたのしいひなまつり〜♪」

 

美羽「ひな祭りとは何をするのかぇ?」

 

未来「朕も知りたいぞよ。」

 

華琳「ひな祭りってね、女の子の日って言われてるの。

 

女の子にとっては特別な日よ・・・貴方達も着物に着替えなさい。

 

美羽と小蓮には妊婦用の浴衣に着替えて頂戴。」

 

未来・美羽「「うむっ」」

 

小蓮「祭りだ祭りだ〜」

 

そこへ春蘭が慌てて駆け出してきた。

 

タタタタタタタタッ

 

春蘭「華琳様!準備が出来ました!」

 

華琳「ご苦労様、さあ行きましょ。」

 

子供達『は〜い!』

 

子供達、妻達、SPやメイド達も外へ

 

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50段の雛人形が大きく飾ってあった。

 

天辺には

 

皇后・華琳 天皇・一刀 皇后・月

 

そして、上から二段目から妻達が皇后の装束を纏った人形がズラリと並んでいた。

 

その下にはSPやメイド達が五人囃子、随身、仕丁の格好をした人形が飾ってある。

 

(北郷家、重人、加盟会社他のみ)

 

北郷邸内には、北郷グループ系列の店が屋台を出していた。

 

(およそ50)

 

もちろん、呉神社までズラリと屋台が並んでいる。

 

(呉神社にも50段の正式な雛人形が置いてある。)

 

近所の人や世界各国から来る者達は、

 

50段の雛人形を見た後

 

呉神社で参拝をするので、祭曰く「儲けがウハウハでうまい酒がのめるの〜」らしい。

 

この日は約1000万以上(北郷家依頼料込)の稼ぎがあったとか・・・

 

呉神社では雛あられ、雛もち、お吸い物、ちらし寿司が売られている。

 

(華琳のレシピ+北郷家メイド、SP協力の元)

 

警察、機動隊も100人は配置されていた。

 

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北郷邸

 

舞台上

 

千登里「集まって下さった皆様、ありがとう御座います。

 

では、プログラムを始めたいと思います。

 

では、社長から一言。」

 

華琳は一歩前に出た。

 

華琳「この日を迎えれたのはここに居る皆のおかげだ!

 

今日は大いに楽しんで頂戴!」

 

一同『おおおお!』

 

千登里「ありがとうございます・・・では、早速大三元シスターズのライブから。」

 

照明が降り注ぎ、3人娘が出てきた。

 

天菜「皆の大好き!」

 

『てんなーーーちゃん!』

 

地菜「皆のアイドル!」

 

『ちーなーーーちゃん!』

 

人菜「とっても可愛い。」

 

『れんなーーーちゃん!』

 

天菜「じゃあ!行くわよ!あたし達の歌をきけーーー!」

 

『ほわわわわわわわわわわわーーーーーーーーー!』

 

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舞台裏

 

天和「盛り上がってるね〜?」

 

地和「あ〜あ・・・一刀と見たかったな〜」

 

人和「それは言わない様にって言われてるでしょ。」

 

地和「良いでしょ、誰も聞いてないんだし。」

 

天和「早く会いたいよ〜一刀〜」

 

人和「一刀さんにもきっと届くわよ。」

 

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舞台表

 

地菜「今日は!私達の先輩!数え役満シスターズが遊びに来ています!」

 

人菜「私達のお母さんであり、先輩の。」

 

天菜「数え役満シスターズです!どうぞ!」

 

3人が舞台裏から出てきた。

 

天和「皆のアイドル!」

 

『てんほーーーちゃん!』

 

地和「皆の妹!」

 

『ちーほーーーちゃん!』

 

人和「とっても可愛い。」

 

『れんほーーーちゃん!』

 

『ほわわわわわわわわわーーーーーーーーーーーーーーーー』

 

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屋台前

 

華琳「盛り上がってるわね。」

 

千登里「はい、これならかなりの収入が得られるかと。」

 

そこへ子供達がやってきた。

 

杏「まま〜あれ食べたい〜!」

 

華琳「はいはい、買ってあげますからね〜」

 

クイックイッ

 

千登里の裾を引っ張る子供が居た。

 

理奈刀「おかあさn、私も〜」

 

小里「理奈ちゃんだけずるい〜」

 

千登里「今日は好きな物を買ってあげるから、喧嘩はしないの。」

 

2人「「は〜い」」

 

妻達は自分の子供達と屋台巡りをしていた。

 

華琳は杏を抱きながらベンチでたこ焼きを食べていた。

 

杏「まま〜ぱぱはいつかえってくるの?」

 

華琳「きっともう直ぐよ・・・帰ってきたら杏の可愛い着物姿をパパに見せてあげようね。」

 

杏「うん!」

 

杏は嬉しそうにたこ焼きを食べた。

 

華琳「・・・はぁ〜・・・」

 

杏「まま〜あ〜ん」

 

パクッ

 

華琳「良い子ね〜」

 

なでなでっ

 

杏「えへへ♪」

 

そこへリンディが現れた。

 

リンディ「隣良いかしら?」

 

華琳「ええ。」

 

杏「りんでぃ〜さんこんにちわ〜」

 

リンディ「はい、こんにちわ。」

 

杏はたこ焼きを1個掴んでリンディに御裾分けをした。

 

杏「あ〜ん〜」

 

リンディ「あ〜ん」

 

パクッ

 

リンディ「あら、美味しいわね。」

 

杏「でしょ〜♪」

 

杏は再び食べだした。

 

リンディ「そんな暗い顔してちゃだめよ?

 

子供が不安がるじゃない。」

 

華琳「顔に出てた?」

 

リンディ「ええ、今にもどっかへ行きそうな目でね。」

 

華琳「そう・・・」

 

リンディ「私の大切な人は死んだわ・・・でも、後悔はしてないの、

 

だって、あの人の魂はここにあるのだから。」

 

リンディは自分の胸に手を当てた。

 

リンディ「信じなさい・・・めそめそしないの。

 

・・・ふふっ、貴方はここに居る皆の人生を背負ってるのよ、

 

うじうじしてないで、その人の分まで生きなきゃいけないのよ。

 

帰ってくる場所を守るんじゃなかった?」

 

華琳は・・・はっ!と気づいた様に顔をあげる。

 

華琳「そうね・・・私は何処かで死んでるんじゃないかって思ってたわ・・・

 

リンディ・・・ありがとう。」

 

リンディ「いえいえ、明るくなって良かったわ。」

 

リンディは立ち上がりフェイト達の元へ。

 

華琳「(そう、私は曹孟徳よ・・・前を向かなきゃいけない・・・

 

だって、こんなにも一刀の守りたい家族が増えたんですもの・・・

 

それを守るのが私の務めよ・・・何故忘れていたのかしら・・・)」

 

杏「どうしたの〜?」

 

華琳「ふふっ、どうもしないわよ・・・さて、もっと食べましょうか。」

 

杏「次は焼きそばが良いな〜♪」

 

華琳「ええ、一杯ママと遊ぼうね〜」

 

華琳達はつかの間の一時を満喫するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回

 

春蘭「お集まりの皆様!お待たせしました!

 

天下一品武道会を開催したいと思います!」

 

 

 

 

 

 

 

 

皆刀「ぶーーーーーー!おっおれ!無理無理無理無理!

 

あんな化物集団に勝てっこない!」

 

雨林「ふふっ私がエントリーしといたわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

春蘭「何故私は安いのだ!」

 

秋蘭「それほど勝率が高いって事だ。」

 

春蘭「そうかそうか!あっはっはっは!」

 

 

 

 

 

 

 

 

次回『天下一品武道大会・前偏』

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