真・リリカルなのは 第五章 破滅を呼ぶロストロギア編 第十四話 恐怖のジュエルゼロ |
闇の力を奪われ、さらに魔力切れが近い カイト
最早、勝ち目は無い
カイト「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」
無策で、ジュエルゼロに突っ込む カイト
ジュエルゼロ「ククククク、弱いなぁ」
バキィ
カイト「グゥッ!!」
カイトの攻撃は全て片手で弾かれ、カイト自身も吹き飛ばされる
カイト「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
ジュエルゼロ「後悔しているか? 闇の力に完全に身を委ねていたら、我に勝てたかもしれんのになぁ」
カイト「……………………………………………………………………」
カイトは、例え体が支配されていても、心で抵抗していた
心まで委ねていたら、あの程度強さではなかっただろう
ジュエルゼロ「抵抗するからだぞ? 闇に抵抗して、一体どうやって我を倒すつもりだったんだ? 貴様の力は、闇が干渉していてくれたからこその恩恵。闇を失った貴様など、ただの雑魚よ!!」
カイト「クッ」
ジュエルゼロ「それを知らず、全て己の実力だと驕る貴様は、まさに滑稽!!」
カイト「……………………黙れ」
ジュエルゼロ「もう戦えないよな? 戦う力を失ったもんな?」
カイト「黙れぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!」
カイトはジュエルゼロに切り掛かるが
ジュエルゼロ「クククククククククク」
ジュエルゼロは敢えて何もしない
カイトがどれだけ攻撃しようとも無意味なのだ
ジュエルゼロ「あ〜 痛い〜 あまりの激痛で死んでしまいそうだ〜 なんてな♪」
バキィ
ジュエルゼロの巨大な拳がカイトを殴る
カイト「カッハッ!」
壁に叩きつけられ、張り付いている状態となる
ジュエルゼロ「哀れだな!貴様はここで無様に醜く死ね!!!!」
ジュエルゼロは掌に魔力を溜め込む
ジュエルゼロ「死体は残さぬよう、跡形もなく消し飛ばしてやる………喜べ!!」
〜なのは視点〜
未だ分身体との戦闘継続中のなのは達
分身体「キャガァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
なのは「ディバインバスター!!」
分身体は、なのはの攻撃を躱す
フェイト「ハーケンセイバー!!」
フェイトの斬撃が翼を捕えるが、
フェイト「!!!!!」
傷1つ付かない
すずか「だったらこれで!!」
すずかは魔力を両手に溜める
すずか「零度の息吹よ! 今こそ暴風となりて、全てを凍てつかせよ!」
スノーホワイト(((凍てつく暴風|コールドフェザーシュート)))
分身体「!!!!!!!!!!!!!!」
片方の翼が凍りつく
すずか「フェイトちゃん!!」
フェイト「ハーケンセイバー!!」
ザシュッ
今度は翼の切断に成功する
分身体「!!!!!!!!!!!」
バランスを崩し、落下する分身体
すずか「なのはちゃん!」
なのは「何? すずかちゃん」
すずか「ここは私達で大丈夫そうだから、行って来てよ!」
なのは「で、でもっ!!」
フェイト「気になるんでしょう? あの魔力が………………」
カイトから闇を吸収し、禍々しさが増大したジュエルゼロの魔力
ジュエルゼロ自体の魔力は感知できないものの、闇の禍々しさは感知できる
すずか「それに天城君のこともあるし………………………」
フェイト「行って来て なのは! すぐに後を追うよ!!」
なのは「フェイトちゃん、すずかちゃん……………わかったの!」
フェイト「気を付けて なのは」
なのは「うん、後から絶対追ってきてなの!!!」
一体何があったの?
この暗い感じの魔力はジュエルゼロ?
そして何より………
なのは「どうしてこんなに弱々しいの? カイト君………………」
カイトの魔力は風前の灯だった……………………
なのは「とにかく急ぐの!!!」
〜はやて視点〜
はやて「あ〜 もうっ!! 嫌になるわ!!」
ウチの攻撃1回も当たらへん!!
シグナム「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
分身体「グギャァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
ヴィータ「このっ!!」
シグナムとヴィータの連携で何とかダメージを与え続けるものの、一向に暴れる分身体
なんとか倒したいが、決定打は与えられずに居た
はやて(どないするか……………………………)
このままやったら魔力切れでウチらが負ける
はやて(何かないか? 何か打開策は………………)
分身体「グアァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
シグナム「紫電一閃!!」
ヴィータ「シュワルベフリーゲン!!」
ザフィーラ「鋼の軛!」
ヴォルケンリッターの攻撃が直撃しても、全く怯む気配がない
はやて(!! 待てよ?)
あんなに図体がデカかったら、こんな広い所でしか戦えんやん
どこか狭い場所に誘い込めれば………………………………
はやて(ウチらが逃げたら追ってくるか?)
試してみるか………………
はやて<みんな聞いてや!! 一旦逃げるで!!>
シグナム<し、しかし>
ヴィータ<このままいけば勝てるぜ!!>
はやて<忘れたんか? 分身に魔力使ってる場合やないねん!! まだ本体が残っとる!!>
シャマル<でも逃げるのは………>
はやて<誘い込むんや! 狭い場所、洞窟とかに>
ザフィーラ<なるほど、狭い場所なら我が有利>
はやて<そういうこっちゃ! ほな行くで!!>
シグナム<わかりました>
ヴィータ<わかったぜ!!>
シャマル<はい>
ザフィーラ<洞窟は何所にあるのでしょうか?>
はやて<それは知らん>
ヴォルケンリッター<<<<…………………………………>>>>
はやて<逃げながら探せばいいやろ!! それも騎士の仕事や!!>
シグナム<無茶ぶりです!!>
シャマル<洞窟があるかすら知りませんよ?>
はやて<洞窟は例えや!! 狭い場所やったらどこでもええわ!!>
なんでこんなに頭悪いんや!! ウチはそんな教育した覚えないで!!
〜VSジュエルゼロ〜
ジュエルゼロ「食らえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
砲撃魔法がカイトに向け、放たれる
カイト「………………………………………」
カイトとジュエルゼロが居た洞窟は消し飛ぶ
ジュエルゼロ「消し飛んだか?」
カイト「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ジュエルゼロ「!!!!」
カイト(ワンダーフォーム)はジュエルゼロの後ろを取っていた!
ジュエルゼロ(近くの池の中に潜って躱したか、愚かな!!)
バキィ
カイト「ガッ!」
巨大な腕に叩かれ、地面に叩きつけられる カイト
ジュエルゼロ「馬鹿めが!! 逃げていればよかったものを」
カイト「貴様は………貴様だけは倒さねばならん!!! 俺の手で!!」
ジュエルゼロ「実力の違いに気づかんのか? 貴様では無理だ!!」
カイト「このまま貴様を放置していては………世界が破滅する……」
ジュエルゼロ「クククククク、確かに我はこの地球を滅ぼすつもりだ……だが、貴様に何が出来る?」
カイト「貴様を………葬る………」
ジュエルゼロ「………………………やってみろ!!!!」
カイト「俺の((運命|さだめ))は嵐を呼ぶぜ!!!」
ジュエルゼロはカイトを殴る!!
巨大な拳で殴られ、もうほとんど戦う力がない カイト
カイトの心は折れていないが、最早完全な敗北と言える
カイト「グハッ!!!」
ジュエルゼロ「虫けらが!!! よくここまで戦ったものよ……………だが」
ジュエルゼロはカイトに止めを刺そうとする
ジュエルゼロ「これで終りだ!!!」
ジュエルゼロは最後の一撃をカイトに放つ…………………しかし
なのは「エクセリオンバスター!!!」
なのはの砲撃が、ジュエルゼロの攻撃を遮断する
ジュエルゼロ「ぬっ!?」
カイト「貴様……………………………………高町」
なのは「あなたがジュエルゼロ?」
カイト君………ボロボロなの………
ジュエルゼロ「高町なのはか、何しに来た?」
なのは「あなたを封印しに来たの!!」
ジュエルゼロ「クククククク、失せろ! 死にたくないだろ?」
なのは「私が勝つから別にいいの!!」
ジュエルゼロ「屑が!!! 身の程をわきまえさせてやる!!」
次回 激戦
もう少しでジュエルゼロとの決着が付きます
次は第六章ですね
結構ハイペースできましたからね、ここまで来た!!って感じではないですね
オリジナルストーリばっかりで、Stsに進めるかどうかは不安ですが、これからも頑張って行きます
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十四話です これを含め、残り七話 |
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