真・リリカルなのは 第五章 破滅を呼ぶロストロギア編 最終話 それぞれの道 |
ジュエルゼロとの戦いも終り、なのはやフェイト達は、新たな道に向かって歩み出す
はやて「ほんらな行こか!」
シグナム「はい」
シャマル「この家ともお別れですか………」
ザフィーラ「長い間、世話になったな」
ヴィータ「まぁ、一生帰って来れねぇわけじゃねぇんだ」
はやて「そやな」
なのは「はやてちゃ〜ん」
なのは達が走って来る
はやて「おお!! みんな、見送りに来てくれたんかいな」
フェイト「勿論だよ!」
すずか「本当にミッドに行っちゃうんだね」
アリサ「寂しくなるわね………………ただでさえ5人しか生徒がいないのに」
はやて「アレは衝撃やった………………いい思い出や」
なのは「次は何時、地球に帰って来れるの?」
はやて「未定やな、まぁ2、3年は帰って来れんのちゃうかな」
シグナム「主………そろそろ時間です」
はやて「名残惜しいけど、行こか」
フェイト「シグナムも元気で!」
シグナム「ああ、何時かはお前と決着を付ける」
フェイト「望む所!!」
なのは「バイバイ、ヴィータちゃん」
ヴィータ「へんっ アバヨ なのは……………………………………………世話になったな」
なのは「………………うん」
はやて「ほな! みんな、また会おな!!!」
はやて達はミッドに飛び立つ
しかし、再会は時はすぐそこまで迫っていることは誰も知らなかった
〜すずか視点〜
アリサ「ねぇすずか」
すずか「何? アリサちゃん」
アリサ「すずかは、どうしてミッドって所に行かないの?」
すずか「え?」
アリサ「すずかも魔導師なんでしょ?」
すずか「それは関係ないよ、私は魔導師として生きるつもりはないから」
アリサ「なのはもフェイトもはやてもみんなミッドに行くのに?」
すずか「それこそ関係ないよ、私の道は私が決めるものだから」
アリサ「………………………………………………………………」
すずか「でもスノーホワイトは手放さないよ、もう家族だから」
スノーホワイト(マスター……………………)
アリサ「そう………………………」
すずか「どうかしたの?」
アリサに、何時もの覇気が感じられなかった
アリサ「…………もし私が、すずかの立ち位置に居たなら、迷わずミッドに行くと思う」
すずか「………………………………………………………………」
アリサ「知りたい、他の世界の事が……………魔法なんて、この目で見るまで作り話だと思っていたから」
すずか「そっか」
アリサ「私は正直言うと、すずか達が羨ましい」
すずか「………………………………………………………………」
アリサ「ごめんなさい、不遜な発言ね………………忘れて」
すずか「いいよ別に」
アリサ「みんな、それぞれの道に歩いて行くのね」
すずか「………………………………………………………………」
アリサ「辺り前のことだと知っていたけど、いざ目の前にすると………………」
すずか「寂しい?」
アリサ「…………そうね、そんな感じ」
すずか「………………………………………………………………」
アリサ「ふぅ〜 何言ってるんだろ? 私らしくもない………………こんな日はカラオケ行くに限るわ!!」
すずか「い、いきなりだね……………」
アリサ「行くわよ すずか!!」
走りだす アリサ
すずか「ま、待ってよ〜」
それを追う すずか
彼女達5人の絆は、決して無くならない
例え、住む世界が変わったとしても………………………
〜なのは視点〜
フェイト「なのはもミッドに移るんだよね?」
なのは「うん、でも中学を卒業してからなの」
フェイト「私は、もうすぐミッドに移るかも」
なのは「執務官になるんでしょう?」
フェイトの夢は執務官になることだ
身近な人物では、クロノがなっている
執務官は、色々な試験があり、なるには大変なのである
フェイト「うん、でも思ったより道は険しいね」
なのは「そうなの?」
フェイト「筆記テストがあるんだけど、とても難しいんだ」
実戦の方は、全く心配無しである
なのは「そうなんだ〜」
フェイト「なのはは管理局に入隊して何がしたいの?」
なのは「ハハハ、私はフェイトちゃんみたいに目標があるわけじゃないの」
なのはには、特に希望するものがなかった
フェイト「そうなんだ……………………」
なのは「何ていうか、がむしゃらなの」
フェイト「………………………………………………………………」
なのは「ただ魔法で人を救いたい…………その思いだけなの」
フェイト「………素敵なことだよ」
フェイトは なのはの方を向き、そう言う
なのは「え?」
フェイト「他人の為に命を掛けて戦えるなんて、出来る人は少ないと思う」
なのは「………………………………………………………………」
フェイト「そして私は、そんな なのはに救われた………」
なのは「フェイトちゃん………………………」
フェイト「私だけじゃない………はやて達や、すずか…………きっとカイトだって」
なのは「…………ありがとうなの」
フェイト「お礼を言うのは私の方だよ………………これからも頑張って行こう」
なのは「うん!!」
元々は敵同士だった2人だが、なのはとフェイトの絆は固い
〜カイト視点〜
カイト「………………………………………………………………」
真夜中の山奥で1人、焚火をする カイト………………そこに
カイト「………………何の用だ?」
暗闇から、1人の女性が出て来る
リンディ「あら? お客様を招く態度ではないわね」
リンディ・ハラオウンだった
カイト「招いた覚えは無い………………………消えろ」
リンディはカイトの発言を無視し、カイトの目の前に座る
リンディ「こんな所に1人で………………風邪を引くわよ?」
カイト「………………………………………………………………」
カイトは視線で要件を早く言えと言っている
リンディ「やれやれ、せっかちね……………単刀直入に言うわ、管理局に入隊しなさい」
カイト「ッ!!」
カイトはウィザード(剣)をリンディの首に添える
リンディ「………………………………………………………………」
カイト「貴様…………俺を舐めているのか?」
リンディ「今の管理局が嫌いなんでしょ?」
カイト「………………………………………………………………」
リンディ「なら話は簡単、変えればいいわ…………あなたが」
カイト「何?」
リンディ「あなたの実力なら10年もあればかなりの位に上り詰めれるはず…………」
カイト「………………………………………………………………」
リンディ「中将にでもなれば、思いのままに管理局を変えれるわよ? 協力者も必要だけどね」
カイト「………………………………………………………………」
リンディ「私は見てみたいわ……………生まれ変わる管理局を」
カイト「フン、貴様が出来ぬことを俺にやらせる気か?」
リンディ「そうね、私では不可能だけど、あなたなら変えれる………そんな気がするわ」
カイト「………………………………………………………………」
リンディ「なのはさんやフェイト達と一緒なら必ず………………」
カイト「屑が、誰が貴様の誘いなどに乗るか………………無能な奴に下げる頭は無い」
リンディ「誰かに媚びるのが嫌なのね?」
カイト「いいから失せろ! 貴様如きなら楽に殺せるぞ!!」
リンディ「あなたは人から簡単に命を奪ったりしないわ、もしそうなら今頃 なのはさんもフェイトも殺されているはずよ?」
カイト「下らん………………」
カイトはもうリンディの話を聞く気はないようで、目を閉じ、寝てしまった
リンディ「期待して待ってるわ」
レアスキルで飛び、ミッドに帰る リンディ
カイト「………………………………………………………………」
………管理局になど…………入ってたまるか……………
カイトは揺らいでいた
管理局を変えるという言葉に……………
みな、それぞれの道を歩んでいく
生きている限り、成長し続けるのだから………………
なのは達の道は交わるのか………………それとも………………
長い物語は今、漸くプロローグを終えたに過ぎない………………………
第五章 破滅を呼ぶロストギア編………………完
第五章はこれで終わりです
楽しめていただけたでしょうか?
もしそうなら幸いです
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