焔の魔導師 第1話 |
第1話
クロストside
「お父さん!お母さん!行ってきま――すっ!!」
「行ってらっしゃい。」
「夕飯には帰ってこいよ。」
「わかってる〜。」
こんにちはっ!!
僕は『クロスト・マスタング』。
由緒正しき?マスタング家の子供なんだ。
みんなからは『クロ』って呼ばれてるよ!
「誰に説明しているんだマスター。」
「ん〜、わかんない!!」
「おいおい・・。」
今話しかけてきたのが僕のデバイス『ロイ』。
5歳の誕生日にお父さんが作ってくれた。
世界に1つだけのデバイスらしい。
ちなみに何で世界に1つなのか聞いてみたら。
「ロイには私の研究の全てが詰まっているからだよ。」
と言われた。
「マスター、誰に説明しているかはこの際どうでもいいが。」
「?」
「学校に遅れるのではないか?」
「てへ?」
「かわいくしてもダメだろう。」
ちくせう。
今日は授業がお昼までだったから魔法の練習をするよ!
「といってもマルチタスクや魔法スフィアの大量生成とコントロール、後は飛ぶくらいなんだけどね。」
「マスターはそれだけではないでしょう。」
そう普通の魔法使いならこれくらい。
でも僕のお父さんは自分で魔法を作ったんだ!!
その名も『錬金術』!!
使う魔力は少ないけど、周りにある物を使っていろんなことに応用できるんだ!!
その中でも『焔の錬金術』は群を抜いているよ。
指パッチンしただけで焔が出るなんて誰も思いつかないよ!!
まぁ、まだあんまりコントロール出来てないんだけどね。
「マスター、もう夕飯の時間ですよ。」
「うん、帰ろうか。」
「あ、お父さんだ。」
しかしなにやら様子がおかしい。
「何度言ったらわかるんだ!お前たちに私の研究を提供する気は無い!!」
「・・しかし、これを見たら少しは気が変わるのではありませんか博士。」
変な服を着た男が紅い何かが入った瓶をお父さんに渡している。
あれは何だろう?
「!? これをどうやって!!」
「さぁ、では3日後にまた来ますよ。」
男が帰って行く。
・・あの人、大きな傷があるなぁ。
「ただいま――!!」
「おかえりなさい、学校は楽しかった?」
「うん!お父さん、ただいま!」
「あぁ、おかえり。」
お父さんはどこか上の空だった。
食事中
「ねぇ、お父さん。」
「ん、何だ?」
「さっき話してた人誰?」
「!? 見ていたのか?」
「? うん。」
「そうか、彼は時空管理局の人だ。」
「時空管理局?」
「まぁ、軍と政府が一緒になった組織と思えばいい。」
「へ〜、どうして家に来たの?」
「私の研究を提供しろと言ってきたから帰れと言ってやった。」
「ふ〜ん。」
この時は思いもしなかった。
この平穏が壊れてしまうことに。
ロイside
「ロイ。」
「何ですか?」
「お前に預けたい物がある。これだ。」
「!? これはっ!!」
「お前の思っている通りの物だ。」
「何故これを管理局が。」
「考えられることはただ1つだろう。」
「・・・。」
「お前にはいろいろと苦労をかけるな。」
「いえ、そもそも錬金術と言う技術をあなたが開発した時点でこうなることは解かっていましたよ。」
「そうか、・・・・クロを頼む。」
「お任せを。」
後書き
第1話です。
日常会話って難しい。
次はシリアスで行こうと思っています。
コメント待ってます。
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転生したちょっと後のお話 | ||
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コメント | ||
ご両親、殺害フラグっぽい(ohatiyo) ビンの中に在る『赫』・・・・・・十中八九アレですか・・・・・・(アサシン) |
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