魔法少女リリカルなのは00 『転生者による破壊と再生』 |
#00 転生……って、どういうこと?
ふと気がつくと、俺は見渡す限り白色が続く謎空間にいた。
「ここ……ドコ?」
確か俺、劇場版00のBlu-rayを視聴してたハズなんだけど……
それに、目の前にはスクライドのシェリス・アジャーニに似た女性がにこやかな顔してこっち見てるし……
このままじゃ埒があかん、とりあえず目の前の女性に声をかけてみるか……
「あの……」
「はい、何か?」
シェリスと違って、この人やたらおっとりした口調だな……
「なんで俺、こんなとこに?」
「すみません、私の不手際で間違えて殺してしまいました」
やけにサラッと言いやがったよコイツ……
「ここドコ?((虚数空間|ディラックの海))?」
「いいえ、ここは死後の世界です。あなたの言うディラックの海ではありません」
つまり俺、死んだってこと?
すると、目の前の女性は俺の思考を読んだのか、予測したのかは不明だが、おもむろに口を開く。
「驚かないんですね……自分が死んだっていうのに……」
「まぁね、ってか生きててもしょうがなかったし……で、俺これからどうなるワケ?」
「今回の件は私の不手際によるミスなので転生させます」
「………拒否権は?」
「ありません。その代わり、転生の際に特典三つと転生先を選択できます」
特典三つと言われ、俺は少し悩む。特典、特典……よし。
「じゃあ……一つ目、劇場版機動戦士ガンダム00のコロニー型外宇宙航行母艦『ソレスタルビーイング』と量子演算型処理システム『ヴェーダ』をくれること、二つ目に私設武装組織ソレスタルビーイングのプトレマイオスクルー、及び沙慈・クロスロード、ルイス・ハレヴィ、グラハム・エーカー、カティ・マネキンを全員俺の転生先に転生させること、三つ目に俺の意識をデータ化してヴェーダにダウンロードすること」
「わかりました、ところで、転生先はどちらに?」
「魔法少女リリカルなのは」
転生先が『リリカルなのはの世界』と聞いて、目の前の女性がやや面食らった表情を浮かべている。おそらくは機動戦士ガンダムSEEDの世界に転生して原作ブレイクすると考えていたからだろう。
「なんでリリカルなのはの世界かっていうと、管理局をぶっ壊したいからなんだ。たかが人間の分際で神を気取って自分たちの傲慢な思想を他者に押し付けて、それを『世界の正義』とのたまう連中の神経が気に入らん」
「了解しました、時代は((StrikerS|ストライカーズ))でよろしいでしょうか?それとも、アリシア・テスタロッサが死ぬ五年前でしょうか?」
「後者で、ってか、なんで分かんの?」
「前に転生させた人とほとんど同じことを注文してきたので……」
「あ、そう……じゃあ、転生場所もその『前に転生させた人』と同じ場所で」
「では、転生させます。第2の人生をお楽しみください」
説明 | ||
観月 衛さんの小説を読んで便乗。 | ||
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ガンダム00 魔法少女リリカルなのは | ||
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