《第十三階層都市カグツチ》

今からおよそ百年前に現れた《黒き獣》。突如現れたその怪物によって人類はなすすべもなく滅亡の危機に追い込まれた…。それまでの兵器がまったく通用せず、ただ死を待つしかなかった人類。

しかし、その戦いの最中《黒き獣》が一年の間活動を停止。その僅かな期間に人類は《術式》を完成させ、後に《六英雄》と呼ばれる者達によって《黒き獣》を撃退することに成功した。

が、そのときに霧散した《黒き獣》の亡骸によって《魔素》と呼ばれる物質が地上を覆い、人類は高山帯を切り開いて作った《階層都市》での生活を余儀なくされた。

そして、《暗黒大戦》と呼ばれたこの戦いから百年。《蒼の魔導書》を巡った新たな戦いが幕を開ける。

これは、それとは別に繰り広げられた物語である

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