CoC2050(ハウスルール)に向けての創作パーツ2 第一章 探索者(1) |
プレイの目的
このゲームの目的は、クトゥルフ神話の魅力あるエッセンスを用いて、近未来世界をロールすることにある。海、宇宙に続き、新たな深淵として広大なワイヤレスネットワークとセントラルドグマを加え、さらに拡大したクトゥルフホラーの恐怖を楽しんでほしい。
言及のない項目について
このゲームではCall of Cthulhu クトゥルフ神話TRPGをベースとして利用する。特に言及のない項目についてはCall of Cthulhu クトゥルフ神話TRPGに準じる。
PC(探索者)の目的
PCは西暦2050年代の日本/東京に生きる人々である。様々な職業を持ち、法令に基づいた自由な生活を営んでいる。しかし、この世界はいずこかの年代で正常な進化/発展をゆがめられた世界であり、「未知なる恐怖」が密かに出現しやすくなっている。PCはこれに何らかの表紙で否応なく遭遇してしまい、生き残るための方策を練ることになる。
この世界には突出した科学技術力が存在するが、「未知なる恐怖」により過去に起こされた歪みにより、その技術の利用は制限されている。PCの一部はこの技術の利用を日本政府によって許された者かもしれない。しかしこのような技術は彼らの人間性を削り、狂気へと駆り立てるものである。
ゲーム上のPCの目的は2つである。
1.生存と絆
PCは自らの生存の為に考え抜かねばならない。これが原則である。そのためには「未知なる恐怖」から逃げることも一つの策である。しかし、PC達を「未知なる恐怖」に対峙させるもの、それは絆である。PC達は生存よりも優先したい個人の情により死をいとわず行動しても良い。その代償は大きいだろうが、プレイヤーの中に一生を生ききったという満足が得られればそれは何よりの経験である。日本では一般的にこれを良い言葉では「助け合い」、悪い言葉では「同調圧力」という。再度言っておくが、情に流されることの代償は非常に大きいだろう。しかしこれを否定はしない。
2.探索
PCは生き延びそして大切なものを守った上で余裕があるのであれば、「未知なる恐怖」を解明し、もしそれが世界を破滅させるほどのものであれば可能な限り打ち砕かねばならない。探索者の名に恥じない行動をし、困難を乗り切ったとき、PC達には成長の機会が与えられる。
能力値
*POW/精神力
この能力値は<ディファレンス>を5ポイント獲得するたびに1ポイント低下する。そのほかはCall of Cthulhu クトゥルフ神話TRPG に準じる。
正気度について
*現在正気度
人間性/感応力を示す<エッセンス>、人形質欠損により失った感応力<ディファレンス>で示される。CoC2050では正気度を喪失する場合は特別なケースを除いて<エッセンス>を喪失するに読み替える。現在正気度は「<エッセンス>+<ディファレンス>」である。
PC作成の際には正気度=<エッセンス>=【POW×5】である。ここから様々な身体改造を施すことにより<ディファレンス>が増加し、<エッセンス>が失われる。また、プレイングの状況により身体改造部位が機能不全化することにより<ディファレンス>が失われる。
*<エッセンス>
人間の本質である。人のような身体と人のような精神と人のような魂を意味する値で、最大で【POW*5】となる。<エッセンス>を完全に失った人間は自発思考を失い、ただ言われるがままに機械的に動くだけの人形と成ってしまう。
*<ディファレンス>
人間の本質を失わせる要因のことで、人形質欠損=人の持つあるべき形質との差違=ディファレンスである。これは人為的な遺伝子操作やインプラントの身体改造により引き起こされる。<ディファレンス>は人為的に完全に平坦に制御された心として現れ、頑健で機械的で絶対にぶれない軸であるが、何の感情も湧き起こさない。この値の高いものは人のあるべき感情起伏を失い、外部刺激に対しての反応が乏しくなる。また、<ディファレンス>は身体改造部位の稼働率の総和を示し、何らかの要因でこの稼働率がさがることによって失われる。
*<トレランス>
身体改変部位に備わった耐久値を示す。【ダメージ/耐久値】で表され、ダメージ(<ディファレンス>喪失の部位割り当て)が耐久値に達した部位は機能を失う。なお、ダメージが耐久値を越えることはできない。
*最大正気度
正気度の上限は「99−<クトゥルフ神話>技能」である。これが下がりすぎると、現在正気度そのものを押し下げる。押し下げるときは<エッセンス>の喪失が起こる。この喪失はいかなる<ディファレンス>の効果も適用できない。
<ディファレンス>の効果
制御された心・ディファレンスは以下の効果をPCに与える。
1.恐怖耐性の増加
<ディファレンス>ロールに成功すると心を平坦に制御する機能を増幅し<エッセンス>の減少を1ポイント削減できる。これは探索者作成の時は適用できない。
2.<エッセンス>減少の回避
心を平坦に制御する機能を過剰に増幅し、<エッセンス>の減少を<ディファレンス>の減少に移し替える。宣言のみでこの移し替えを行うことは可能だが、減少は<エッセンス>の減少+1となる。同時に<ディファレンス>減少分をダメージとしてプレーヤーが任意に身体改変部位に割り当てる。これにより、ダメージが耐久値を超えた身体改変部位は機能停止する。
3.一時的狂気の回避
<ディファレンス>ロールに成功すると身体改変部位のブレーカーを落とすことにより一時的狂気を回避することができる。これにより、ブレーカーを落とした身体改変部位の総ダメージは耐久値と同値になり、このとき受けたダメージ分<ディファレンス>が減少する。つまり、<トレランス>【2/5】の部位のブレーカーを落とすと、<トレランス>は【5/5】になり、<ディファレンス>を3喪失する(5−2)。既に狂気に陥っている状態をこの用法で回復させることはできない。
4.正気化
狂気に堕ちている状態で、戦闘ラウンドの最初に<ディファレンス>ロールに成功すると、そのラウンド中は自由に行動ができる。
説明 | ||
徐々に追加していくつもりですが、とりあえず他のエキスパンションの章立てに従い能力値説明と特殊ルール部分から。 キャラメイクとアーキタイプ設定が今後これに追加される予定。 (文章なら何でも良いって書いてあるけど、これ本当にTINAMI小説のジャンルでアップしていいのかな・・・) |
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CoC SF TRPG オリジナル クトゥルフの呼び声 ハウスルール 設定 近未来 | ||
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