真・リリカルなのは 第六章 マテリアルズ再臨編 第七話 涙の再会
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ディアーチェの猛攻に為す術が無い リインフォース

 

このまま蒐集されてしまうのか?

 

ディアーチェ「どうした? 終りか?」

 

リインフォース「クッ」

 

まさか、私が主以外に膝をつくことになるとは………………………

 

ディアーチェ「褒めてやるぞ、久しぶりに楽しめたわ」

 

リインフォース「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

 

ディアーチェ「貴様が欠片でなかったなら、我を倒せていたかもしれんな」

 

リインフォース「???」

 

ディアーチェ「フッ 欠片であることに何の関係がある? と言いたげだな」

 

リインフォース「………………………………………………………」

 

ディアーチェ「勿論あるぞ! 貴様は気づいていないだろうが、欠片は生きているだけで魔力をかなり消耗する………………そして、魔力が尽きれば消える」

 

リインフォース「!!!!」

 

ディアーチェ「ククククク、我を倒せばまた主と一緒に生活できると思ったか?」

 

リインフォース「……………………………………………………」

 

ディアーチェ「不可能だ、この戦闘で貴様は爆発的に魔力を使った……………………わかるだろう?」

 

リインフォース「私は………………………」

 

せめて、あの優しい主の顔をもう一度……………………

 

ディアーチェ「それに主には会わない方がいいだろう」

 

リインフォース「何?」

 

ディアーチェ「貴様は本当に主を不幸にするだけだな」

 

リインフォース「何だと!!」

 

ディアーチェ「わからんのか? 例え再会したとしても、貴様は消える………………また同じ悲しみを主に運ぶだけにすぎないのだ!!」

 

リインフォース「っ!!!!」

 

そうか…………………再会は主を悲しませるだけか………………………

 

ディアーチェ「理解できたか? 貴様という存在は不幸そのものだ」

 

リインフォース「………………………………………………………」

 

ディアーチェ「大人しく蒐集されろ」

 

リインフォース「………………………断る」

 

ディアーチェ「何!?」

 

リインフォース「貴様は主を傷つけかねん!! ここで倒す!!」

 

限界が近く、立つことも苦しいだろうが、それでも はやての敵になるかもしれない者を放っておけなかった

 

ディアーチェ「馬鹿めが!! 我には勝てん!! それがわからんか!!」

 

リインフォース「諦めはしない!! あの時の主の様に………………諦めらければ道は開ける!!」

 

逃れることは出来ないと思っていた夢から脱出した はやて

 

そして、倒すことが不可能だと思っていたナハトヴァ―ルの撃退

 

それが出来たのは、はやてが強いからでは無く、諦めない心を持っていたからだ

 

その主の姿を見て、肌で感じて、リインフォースという名を与えられた…………………

 

そのお陰で、全てを滅ぼす厄から、1人の人間になれた

 

そんな気がした

 

リインフォースもまた、はやてと関わることで、心が芽生えたのだった

 

ディアーチェ「愚か者が………………まあいい、ズタズタにしてやる」

 

リインフォース「やってみろ……………………ここからは命を掛ける!!」

 

リインフォースは全ての魔力を出し切る

 

ディアーチェ「き、貴様!!」

 

魔力を使い果たして、消えるつもりか!!

 

リインフォース「行くぞ!!」

 

ディアーチェ「チッ」

 

我を倒すのを失敗した場合の保険か………………………やってくれる

 

ディアーチェ「だがっ!!」

 

紫天の書を空に掲げる

 

ディアーチェ「それでこそ蒐集のしがいがあるというものだ!!!」

 

行くぞ!!! 我の力の前にひれ伏せ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜はやて視点〜

 

はやて「っ!!」

 

シグナム「この魔力は!!」

 

ヴィータ「バカでけぇ!!」

 

シャマル「しかも、はやてちゃんに似ているような……………………」

 

ザフィーラ「しかし、何所か禍々しい」

 

はやて「間違いないわ………………………王様や」

 

嘗て、激闘を来る広げた王…………………ディアーチェ

 

彼女の圧倒的魔力を忘れるはずがなかった

 

シグナム「相変わらずの魔力だな」

 

ヴィータ「はやてとほとんど変わらねぇんだな。禍々しいけどよ」

 

はやて「行こか………………」

 

ヴォルケンリッター「「「「はい(おう)」」」」

 

はやて達は、ディアーチェが居る所へ向かう

 

はやて(これだけ膨大な魔力を出すちゅうことは、戦ってるな)

 

王様の魔力がデカすぎて、戦ってる相手の魔力が感知できひん

 

誰や? 誰が戦ってるんや?

 

なのはちゃん? フェイトちゃん? もしかしてカイト君?

 

はやて(何れにせよ、王様を相手にするのはキツイはず)

 

待っといてや………………………今、助けに行くで!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜リインフォースVSディアーチェ〜

 

リインフォース「クッ」

 

あのリインフォースですら、ディアーチェには勝てないようだ

 

ディアーチェ「よくここまで戦った……………だが、我には及ばなかったな」

 

リインフォース「まだだ…………………」

 

何とか立とうとするが、

 

ディアーチェ「もう立つな!」

 

エルシニアクロイツで殴られる

 

ディアーチェ「では、蒐集させてもらおう」

 

紫天の書を開く

 

リインフォース「クッ」

 

ここまでか……………蘇えり、蒐集される…………………

 

もしコイツが主の敵だった場合…………………私は本当に無駄な存在だな

 

リインフォース(何故、主のお役に立てないのだろうか?)

 

ディアーチェ「紫天の書よ、蒐集せよ」

 

紫天の書(蒐集!)

 

リインフォースは蒐集され……………………………………………………………………なかった

 

ヴィータ「シュワルベフリーゲン!!」

 

ディアーチェ「何!?」

 

小さい鉄球が紫天の書を弾き、

 

シグナム「シュツルムファルケン!!」

 

燃える矢が紫天の書を焦がす

 

はやて「デアボリック・エミッション!!」

 

ディアーチェ「チッ」

 

はやての技を躱す ディアーチェ

 

リインフォース「……………………主」

 

はやて「待たせてもたな……………リイン」

 

リインフォースの目の前には、会いたいと願っていた主が居た

 

ザフィーラ「無事か? リイン」

 

シャマル「今、回復するわ!!」

 

ディアーチェ「き、貴様ら………………よくも邪魔を! 許さんぞ!!」

 

はやて「許さんぞはこっちの台詞や! よくもウチの家族を傷つけたな!! 許さへんでぇ! ディアーチェ!!」

 

リインフォース「主はやて………………」

 

はやて「今は何も聞かへん………………一緒にあいつを倒すんや!」

 

ディアーチェ「おのれぇぇぇ!!!!!!! 一度ならず、二度までも!!」

 

はやて「闇の書の復活やったけ? 王様の目的……………………邪魔するに決まってるやろ?」

 

ディアーチェ「フン、闇の書の復活など、もうどうでもいいわ! 紫天の書で欠片を蒐集する…………………それこそが今為すべきことよ!!」

 

はやて「その紫天の書とやらは燃えカスになったけどな」

 

ディアーチェ「愚か者よ!!」

 

ディアーチェが手を掲げると、

 

はやて「………………なるほどな、紫天の書を無くすことはできひんのか」

 

黒い煙がディアーチェの手を覆い、煙が晴れると、紫天の書が握られていた

 

ディアーチェ「そうだ! 焼かれようとも、復活する………………それが紫天の書だ!」

 

はやて「どうやら王様を倒すしかないみたいやね」

 

ディアーチェ「勝てるつもりか? 塵芥」

 

はやて「1回勝ったし」

 

ディアーチェ「一度の勝利に自惚れるな! それに、そいつを助けて何になる?」

 

はやて「家族は助け合うもんや!」

 

ディアーチェ「クククク、そいつは記憶の欠片……………放っておいても、何時かは消える」

 

はやて「やろな………………リインは1度死んだ。蘇えったんなら何らかのリスクはあると思ってた」

 

ずっと一緒に居られへんのも覚悟してた…………………

 

はやて「けど、そんなん関係ない………………ウチはリインを見捨てへん」

 

リインフォース「主…………………………………………」

 

ディアーチェ「フン、まぁいい………………それと欠片の魔力は絶対に回復せんぞ?」

 

ディアーチェは、シャマルに言う

 

シャマル「…………………………………………………………………」

 

リインフォース「私はもう大丈夫だ」

 

立ち上がる リインフォース

 

シャマル「リインフォース」

 

リインフォース「主……………あなたは私が思っていた以上に強い………………私はもう1度、あなたの前から消えるのが怖くて、会いに行くのを拒んでしまった」

 

はやて「リイン……………………………」

 

リインフォース「ですが、もう恐れません!! この短い命、あなたの為に使わせて下さい!!」

 

はやて「リイン…………………行くで!」

 

リインフォース「はい!!」

 

はやて&リインフォース「「ユニゾン!!」」

 

はやてとリインは1つになり、はやての髪がクリーム色に染まる

 

シグナム「主、我らも」

 

ヴィータ「リインだけに格好いい所、取られる訳にはいかねぇ」

 

シグナムとヴィータは、はやてを庇うように立つ

 

ザフィーラ「シャマル下がれ、我が盾となる」

 

シャマル「ええ、お願いするわ ザフィーラ」

 

後方に下がる シャマルと、その前に立つ ザフィーラ

 

ディアーチェ「フン、いいだろう…………………我は心広い王だ、遊んでやる」

 

はやて「その余裕、後悔するで?」

 

シグナム「我らの絆を………………」

 

ヴィータ「舐めるなよ?」

 

ディアーチェ「来い! 木端微塵にしてくれる!!」

 

遂に再会を果たした リインとはやて

 

先に待つのは別れだと知っていても、逃げることは無い

 

それが、はやての強さである

 

ディアーチェを倒し、明日を切り開けるか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え?フェイトとプレシアはって?

 

この回で再会するって言った覚えありませんけど♪

 

 

 

 

 

説明
え?更新早い=暇人だって?
何故バレたし………………………
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コメント
え?そうですか? そう言われると照れますが、あなたの作品も十分面白いですよ?(ohatiyo)
オリジナルエピソードがちゃんと纏まっているのが凄いなぁと感じました俺もオリジナルの話を書いて行きたいですが、そこら辺はあまり才能が無いようでして☆(piguzam])
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う 内容はオリジナル マテリアル 

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