蒼天の雫4
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『キーンコーンカーンコーン』

授業終了の鐘が鳴り響く。

剣「飯だ〜」

剣は大きく伸びてから鞄をガサゴソと漁る。

友花「ねぇ、龍ちゃん。」

剣「ん?なに?」

友花「今日も購買でパン買うの?」

剣「(なんでそんな事を聞くのだろう・・・)」

剣はそんな事を思いながら答える。

剣「いや、今日は弁当。」

友花「そ、そうなんだ。じゃあ一緒に食べていい?」

友花は少し残念そうな顔をして言った。

その時廊下では男子がワイワイと騒いでいた・・・

男「おい、なんか学校外のかわいい子が来てるらしいぞ。」

男「マジで?見に行こうぜ!」

そう言うと男子は廊下に出て行った。

友花「龍ちゃんは行かないの?」

剣「別に興味ないから、でもなんでそんな事聞くの?」

友花「いや、別に何でもないよ。」

剣「そっか、それにしてもうるさいな〜」

学校外の少女を一目見ようと廊下に出る生徒がたくさんいて廊下は凄くうるさい。

剣が弁当に箸を付けようとした瞬間、扉が開く・・・

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剣が扉のほうを向くと・・・

リン「剣、お腹すいた・・・」

剣は思わず箸を落とした。扉の横には家に居る筈のリンがいたのだ。

リン「剣、お腹すい・・・」

リンが言いかけると、

剣「リン、ちょっと待って、何でここにリンがいるの?」

剣「(学校外の少女ってリンの事だったのか・・・)」

そう思っていた

リン「・・・」

リンが無言になり剣を見る。

剣「リン、世の中無言でどうにか為るほど甘くないよ。」

剣が言う。

リン「剣、お腹・・・」

剣「話をそらすな。」

友花「龍ちゃん、この子は?」

友花が問う。

リン「嫁です。」

リンが即答する。

剣「嫁です、じゃ無いよ。違うんだ友、こいつは遠い親戚でしばらくの間だうちで預かることになった

んだ。」

友花「そう、なら良かった。」

剣「(何が良いんだ)」

剣は心の中でそう思った。

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家の事情で更新遅れました。すいません・・・
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