焔の魔導師 第8話
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第8話

 

クロストside

 

ある日の夜。

 

「ん?」

「マスター、鳴海市上空から複数の高い魔力反応を感知しました。」

「うん、僕も感じた。なんだろうね?」

「調べますか?」

「・・・いや、まだいいよ。まずはこの家の周囲の安全確保を優先しよう。」

「わかりました。」

「はぁ、この世界でも魔法に関わるなんて思わなかったよ。」

「管理局が出てきたらどうしますか?」

「まぁ、僕としては傍観者でありたいかな。」

 

そして僕は眠った。

この時の僕は思いもしなかった。

この後、あんなことが起きるとは・・。

 

 

 

 

 

 

 

翌日、学校。

 

「将来かぁ〜。」

「何やる気のない声だしてんのよ。」

「だって〜。」

 

今の時間はみんなが自分の将来について考えようと言う時間。

 

「アリサちゃんは将来とか考えてるの?」

「私はパパやママの後を継ぐかしらね。(後はクロと一緒に・・。)///////」

「? すずかちゃんは?」

「私は物を作るのが好きだから理系の大学に行こうかなって。」

「ふ〜ん、クロ君はアリサちゃんの執事だよね。」

「・・わかりませんね。いつどんな出会いがあるかわかりませんし。」

 

そういうとアリサが泣きそうな顔をしてくる。

 

「別に今すぐ出ていくわけではありませんよ、お嬢様。」

「私はクロのいない生活なんて考えらんない。」

「それはまずいですね、早く私離れしてもらわなくては。」

 

そんなことを言って笑い合う。

 

 

 

 

お昼

 

「そう言えば、昨日変な夢みたの。」

「変な夢?」

「どんな夢だったの?」

「えっとね、男の子が黒い怪獣を倒す夢。」

「それはまた奇天烈な夢ですね。」

 

僕はアリサに紅茶を淹れながら答える。

 

「なのは、アニメの見すぎなんじゃないの?」

「にゃ!?そんなにみてないの!」

 

また口論が始まる。

 

「飽きないのですかね?」

「喧嘩するほど仲が良いって言うよ?」

 

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そして放課後

僕達は林の中を進む。

 

「この道、塾への近道なのよね。」

「・・・。」

「どうしたの、なのはちゃん?」

 

・・けて。

 

「ねぇ、何か聞こえなかった?」

「何も聞こえないわよ。」

「うん。」

「はい。」

 

まぁ、僕には聞こえたけど。

 

たすけて・・。

 

「やっぱり聞こえる!」

 

そう言ってなのはさんは行ってしまった。

 

「どこ行くのよなのは!」

「待って、なのはちゃん!」

「追いかけましょう。」

 

なのはさんの後を追い、追いつくとそこには。

 

「フェレット?」

「イタチかしら?」

 

血を流しているフェレットがいた。

 

「この子怪我してる。」

「クロ、この辺りで動物病院ってあったかしら。」

「はい、5分もしない所に。」

「じゃあそこにこいつ連れて行くわよ!」

 

なのはさんがフェレット?を抱え病院へ向かう。

 

 

 

 

 

病院

 

先生に見てもらったところ大丈夫だと言う。

 

「よかったね、なんともなくて。」

「まったくよ、血が出てたからどうなるかと思ったわ。」

「あ、この子起きたよ。」

 

フェレットが起きて、手を出していたなのはさんの指を舐めた。

それよりも。

 

「お嬢様、塾に遅れてしまいます。」

「あっ!?もうこんな時間じゃない!すずか、行くわよ!!」

「うん!なのはちゃんまたね。」

「うん、また明日。」

「失礼します。」

 

そう言ってなのはさんと別れた。

 

 

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お風呂に入り終わり、自分の部屋で本を読んでいた。

 

「ロイ、あのフェレット魔力があった。」

「そうですね、もしかしたら昨日の魔力反応はあのフェレットの仕業でしょうか?」

 

 

考えていると、どこかで大きな魔力の反応があった。

 

「ロイ、どこだ。」

「動物病院の近くです。」

「・・行くよ。ロイ、セットアップ!」

 

僕の部屋に光があふれる。

光が収まると、青い軍服を着て両手に錬成陣の描かれた手袋を身に着けている。

これが僕のバリアジャケット。

僕は窓を開け、動物病院へ飛んでいく。

 

 

 

 

 

「なにこれ。」

 

僕の目の前ではそんな言葉でしか言い表せないような光景が広がっている。

動物病院には大きな傷跡。

そしてその下には、黒い獣が動いていた。

 

「あれが、魔力反応の正体?」

「そのようです。しかし、あれだけではないようです。」

 

その瞬間ピンク色の光が輝いた。

 

「あれは、なのはさん?」

 

何故ここにと言う疑問よりも先に思うことがあった。

魔法を使っている?

 

「ぐおおおおぉぉぉぉ!!」

 

黒い獣がなのはさんに向かっていく。

なのはさんは恐怖からか動かない。

 

「まずいっ!!」

 

僕はなのはさんと獣の間に割り込み焔をだす。

 

パチン。

ゴオオオォォォォ!

 

「ぐおおぉぉおおぉぉぉ!?」

「まったく、世話が焼けるね。」

「く、クロ君?」

 

やれやれだ。

 

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後書き

 

第8話いかがでしょうか?

頑張って更新していきたいと思います。

コメントをいただくと作者はとても喜びます。

 

 

はぁ、早く大学に帰りたい。

 

説明
無印突入です!!
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コメント
頑張って書いてください。楽しみにしてますヾ(@⌒ー⌒@)ノ(ユウギ)
あああ、管理局との接触flagが(アサシン)
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魔法少女リリカルなのは 鋼の錬金術師 東方の技名 ハーレム? 

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