真・リリカルなのは 第七章 すずか救出編 第六話 逃げれぬ世界 ネグランド
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発信器で得た情報を元にネグランドに向かった はやて達

 

すずかを救出出来るのだろうか?

 

はやて「ここがネグランドか……………」

 

地球によく似た世界

 

しかし、建物などは半壊しており、人も住んでいない

 

空は薄暗く、まるで滅びた世界の様だ

 

はやて「ここで発信器が壊されたんやね?」

 

シグナム「はい」

 

ヴィータ「アタシはもう移動して、ここには居ないと思うけどな………」

 

シャマル「待って! 魔力を感知したわ!」

 

ザフィーラ「…………罠ではないか?」

 

シグナム「その可能性が高い………………しかし、行動しなければ何事も始まらん」

 

はやて「そうやな……………ほな行こか」

 

はやて達はまず、目の前にある大きな建物に入って行く

 

はやて「シャマル、魔力反応は何所からや?」

 

シャマル「ごめんなさい………………それが詳しくはわからなくて」

 

はやて「まぁしゃあないか…………取り合えず探そ」

 

どんどん奥深くへ入って行く はやて達

 

はやて「ん? 別れ道か………どっちに行こか?」

 

はやては、後ろに居るヴォルケンリッター達に問う為、振り向く………………しかし

 

はやて「へ?」

 

そこには誰も居なかった

 

はやて「なんでや!? さっきまで居ったやん!!」

 

アカン………逸れてもた………これは不味いで………

 

はやて「敵の本拠かもしれん所で1人………絶好の獲物やな……………」

 

さて、どうするか………………

 

一旦戻るか?

 

はやて「いや、無いな………このまま進むで!」

 

はやては右の通路に行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜シグナム視点〜

 

シグナム達は細長い通路を歩いていた

 

シグナム「それにしても長い通路だな」

 

シャマル「ええ、そうね」

 

シグナム「む?」

 

シャマル「どうしたの?」

 

シグナム「行き止まりだ」

 

シャマル「嘘! 戻らなくちゃいけないじゃない!」

 

シグナム「その必要は無い………ヴィータ! この壁を壊してくれ!」

 

シグナムは後ろに居るヴィータの方を向いた…………しかし

 

シグナム「何!?」

 

シャマル「え!? どういうこと!?」

 

さっきまで居たのに………

 

ヴィータの姿は無かった

 

シグナム「ヴィータ! ザフィーラ! 主!」

 

シャマル「何時逸れたのかしら?」

 

シグナム「ええい、戻るぞ!!」

 

シャマル「ええ」

 

シャマルが一歩踏み出すと

 

シャマル「っ!!!!」

 

地面が崩れ、穴が空き、シャマルは落下する

 

その穴は滑り台になっており、落下するというよりは滑り落ちていった

 

シグナム「シャマル!!!」

 

シグナムも後を追おうとするが、シャマルが落ちた穴は塞がれる

 

シグナム「っ!!!!」

 

クソッ!! やられた!!

 

シグナム「どうするか…………」

 

はやての発見が先か、シャマルの救出が先かで悩む シグナム

 

シグナム「主はやてがもし1人だったら………」

 

しかし………シャマルを見捨てるわけにはいかん

 

シグナム「念話が使えない…………完全に罠だったな」

 

突如先ほど行き止まりだった壁が崩れ、道が出てくる

 

シグナム「………来いというわけか」

 

いいだろう……………行ってやる

 

暗くて狭い道を通り抜けると、広い場所に出てきた

 

シグナム「ここは?」

 

スレン「待っていたわよ! シグナム!」

 

中央に女性が立っていた

 

シグナム「貴様はスレン!!」

 

スレン「あの時は邪魔が入ったから決着が付けられなかったけど、今回は邪魔されない…………………ここは、お前と私だけのフィールド!!!」

 

シグナム「なるほど………わざわざ誘い込んだか」

 

スレン「あのどんくさそうな女は何所に行ったか知らないがな」

 

シグナム「どの道、貴様を倒さねばと思っていた所だ……………来い! 決着を付けてやる!!」

 

スレン「生意気ね…………それじゃ行くか!」

 

スレンは、シグナムの所まで真っ直ぐ飛んでくる

 

スレン「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

鋭い爪がシグナムの首を狙う

 

シグナム「はぁっ!!」

 

レヴァンティンでスレンを切り裂こうとする

 

爪と剣がぶつかり合い、火花を散らす

 

スレン「((逃げれぬ枷|イングラム・ジュキュール))!!」

 

シグナム「チッ」

 

スレンとシグナムの右腕を1つの枷で縛る

 

スレン「これで逃げれないわよ? 私は常にお前の間合いは言っている状態ね………その長い剣で戦えるかしら?」

 

シグナム「舐めてくれるな!」

 

レヴァンティン(カートリッジロード! シュランゲフォルム)

 

シグナム「間合いなど調節出来る!!」

 

スレン「チッ」

 

スレンとシグナムは簡単に言えば右腕同士が繋がっている状態

 

つまり、離れることができない

 

右腕同士の為、無理やり引っ張ると自分の肩が脱臼するかもしれない

 

そして、その状態でのシュランゲフォルム

 

ゼロ距離での使用は危険である

 

自分も切り裂きかねないからである

 

しかし、そのようなことを言っている暇は無い

 

シグナム達は、すずかを助けにきたのだから

 

シグナム「はぁっ!!」

 

シグナムはシュランゲフォルム状態のレヴァンティンを振り回す

 

スレン「クッ」

 

これは躱せんか………………

 

ザシュッ

 

スレン「グッ!」

 

シグナム「うっ」

 

スレンの全身を切り裂いた シグナムだが、自身も傷つき、バリアジャケットが破れた

 

スレン「舐めるなよ!」

 

スレンは爪で、シグナムの胸から腹にかけて引っ掻いた

 

シグナム「チッ」

 

シグナムは、スレンを蹴る

 

蹴られたスレンは吹っ飛ぶが、右腕同士が繋がっている為、シグナムも引っ張られる

 

グキッ

 

シグナム「グッ」

 

脱臼はしなかったものの、鈍い音が鳴る

 

スレン「やってくれるわね!」

 

スレンは起き上がると、シグナムの顎に膝蹴りを食らわせる

 

シグナム「グッ!」

 

シグナムは吹き飛ぶ

 

スレン「フン」

 

その瞬間、枷を外す

 

これで自分が引っ張られることは無い

 

スレン「自分でも思うわ……………私のレアスキルはあまり強くないって」

 

でも、用は使いよう……………

 

スレン「魔力で構成された枷を、魔力を一切消費せずに創れる能力……………それが私のレアスキル ((逃げれる枷|イングラム・ジュキュール))よ」

 

シグナム「……………本当に厄介な能力だ」

 

スレン「褒め言葉として受け取っておくわ」

 

シグナム「それでも私が勝つ!」

 

スレン「…………一体その自身は何所から来るのかしら?」

 

シグナム「行くぞ!! 烈火の将 シグナム………参る!!!」

 

広いフィールドで戦う シグナム

 

道に迷い、取り合えず前に進む はやて

 

滑り落ち、何所に行ったかわからない シャマル

 

何所で何をしているか不明なヴィータとザフィーラ

 

この調子で、すずかを救出することは出来るのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

騎士甲冑は、まだ存在していないと言う設定です

 

なので、シグナム達ベルカの騎士もバリアジャケットです

 

次回でシグナムとスレンとの決着が付きます

 

お楽しみに!!

 

 

説明
敵本拠地に潜入!
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う オリジナルストーリー 

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