真・リリカルなのは 第七章 すずか救出編 第十話 呪いを砕く鉄騎 |
すずか救出の為、インフェルノのメンバーの1人、アセムと戦う ヴィータ
アセムの能力は二撃で相手を殺せると言うものだった
強過ぎる能力を打ち破れるか?
アセム「そらそらそらそら!!!!」
ヴィータに向けて、大量にナイフ投げ続ける アセム
ヴィータ「当たらねぇ!」
ヴィータは空を飛び、ナイフを避けることに専念している
ヴィータ「チッ」
このままジリ貧だな………
ヴィータ(けど無暗に近づけねぇ…………)
アセムが投げるナイフは、魔力で強化されているため、アイゼンで弾くと傷がつく
既にひびが入っているアイゼンが、これ以上に傷つけば壊れるかもしれない
そのことを危惧し、中々攻めきれないでいた
アセム「はっは! どうしたよ? 怖くて近づけねぇのか?」
ヴィータ「いや、てめぇの攻撃があまりにもヘボかったんでな。すぐに決着を付けるのが可愛そうだと感じたんだよ!」
アセム「………その強がり、何時まで続くかな〜」
ヴィータ「舐めんな!」
アイゼン(シュワルベフリーゲン)
小さな鉄球をアセムに放つ
アセム「下らねぇな!」
アセムは飛んで、鉄球を躱す
ヴィータ「今だ!!」
アイゼン(カートリッジロード)
ヴィータ「フランメ・シュラーク!!」
アセム「んなっ!」
ヴィータの攻撃を躱せず、アイゼンが腹にめり込み、吹き飛ばされる アセム
アセム「オラァ!!」
気を失いそうになりながらも、ヴィータにナイフを投げつける アセム
ヴィータ「仕舞った!」
予想外の反撃に反応が遅れ、掠り傷だが負ってしまった
ヴィータ「チッ」
こいつは不味いか…………
左腕に薄い切り傷が出来た
血はあまり出てないが、黒い刺青の様なものが傷の所に出現する
その刺青はアルファベットのSと書かれているように見える
アセム「どんなもんだい!! もうお前死ぬぜ! オイラからの宣告だ!! ハハハ!!! ザマァ見ろ!!! オイラに勝てるわけないだろ? 後一発だ! 後一発でゲームオーバーだ!!!!」
ヴィータ「チッ」
やべぇな………………………………
アセム「左腕に書かれているだろ? 死ぬのSだ! もうお前はお終いだ!」
ヴィータ最大の危機か!!
〜入口〜
ザフィーラ「…………………………………………」
我はまた戻ってきた………………………
ザフィーラ「どうしたらいいのだ?」
フェイト「こんな所でどうしたの? ザフィーラ」
ザフィーラ「む? フェイトか」
フェイトもネグランドに到着したようだ
フェイト「ここでお留守番?」
ザフィーラ「いや、何故か我は入れないんだ、この建物に」
フェイト「????」
ザフィーラ「それよりも、何故来た?」
フェイト「………アリサの頼みだから」
ザフィーラ「そうか…………」
フェイト「この中にはやて達が?」
ザフィーラ「ああ」
フェイト「じゃあ行くね?」
ニコル「いえいえ、是非ともお引き取り下さい」
フェイト「!!!!!!」
ザフィーラ「貴様は!!」
ニコル「こんにちは、ニコル・クライテッドと言います」
突如として現れた ニコル
バルディッシュ(クレッセントフォーム)
バルディッシュは鎌に変形させ、構える フェイト
ニコル「おや? いきなりですね」
フェイト「お前は一体何者だ!!」
普段の優しいフェイトからは想像出来ないくらい、鋭い目つきでニコルを睨む フェイト
ニコル「何者か………ですか。インフェルノの一員としか言えませんね」
フェイト「すずかをどうした!!」
ニコル「眠っています」
フェイト「どうして攫ったんだ!!」
ニコル「さて、何故でしょうね?」
事実を知っているニコルだが、あくまで白を切る
ニコル「あ! そうそう、戦う前に返しますよ………あなた方のお仲間でしょう?」
フェイト「っ!!!」
ニコルの右腕には血だらけのシャマルが居た
緑色のバリアジャケットは無残にも紅く染まり、もう死んでいるようにも見える
ニコル「安心してください、まだ死んでいませんよ? 虫の息ですが」
ザフィーラ「貴様ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
ザフィーラは我を忘れて、ニコルに殴りかかる
ニコル「いけませんね、冷静さを欠くと死にますよ?」
ザシュッ
ザフィーラ「ガッ!!」
フェイト「ザフィーラ!!」
ニコルはシャマルを投げ捨て、デバイスであろう鎌を出す
両手に1本ずつもっており、双鎌と言うべきか
ニコルはザフィーラを鎌で切り裂く
ザフィーラの体にはX状の傷が出来た
血飛沫を上げ、その返り血がニコルに掛かる
ニコル「ああ…………………いい…………………」
まるでニコルは感じているような声を上げる
ザフィーラは一撃で倒されてしまう
ニコル「今日は何て素晴らしい日だ………こんなにも沢山の血を浴びれるなんて………あまりの気持ちよさにイキそうですよ」
フェイト「…………………………………………」
何コイツ……………気持ち悪い………………
フェイトは震えている
あまりの狂気に目を疑っている
他人の血で全身が真っ赤に染まり喜ぶ人間がこの世に居るだろうか?
フェイトの中で戦慄が走る
ニコル「さぁ…………次はあなたです………もっと私を…………感じさせて下さい!!」
ニコルはフェイトに向けて走り出す
フェイトはこの狂気に打ち勝つ事が出来るか?
〜ヴィータVSアセム〜
ヴィータ(落ち着け アタシ…………後一発で死ぬ…………それがどうした!!)
死ぬのが怖くて騎士なんてやってられるか!!
ヴィータ(そうだ……………アタシは生きて帰るんだよ!!! だからビビる必要はねぇ!!)
アセム「クククククク、それじゃあ…………お開きだな!!」
アセムもバリアジャケットが半壊しており、立っているのがやっとである
ヴィータの攻撃を一撃でも食らえば、もう戦えなくなるだろう
つまりお互いに後一発いれれば勝てるというわけである
ヴィータ「すまねぇ アイゼン……………壊してしまうかもしれない」
アイゼン(大丈夫です)
ヴィータ「行くぜ……………」
ヴィータはもう余計なことを考えずに、真っ直ぐアセムを目指す
アセム「なっ! アイツ馬鹿じゃねぇのか? 何で逃げねぇんだよ!!」
アセムの能力は確かに最強かもしれない
しかし、この能力の所為で、アセムの戦闘力は低い
というのも、今までアセムが殺してきた魔導師達は全員、二撃目を避けるため、アセムから逃げるのだ
アセムは逃げる魔導師を追いかけて、ナイフを投げ続けるという単純作業しかしていない
今回の様に、一発目が当たってから自分に向かってくる魔導師は初めてである
アセムは自分がもう限界であることを理解していた
だからこそヴィータに対して、死ぬことを宣告すれば逃げると思っていた
ヴィータが逃げている間に体力や魔力の回復を待つ予定だったのだ
ヴィータの左腕にあるSの刺青は、アセムが死なない限り、絶対に消えない
まぁ腕を切り落とせば大丈夫かもしれないが、そんな考えは誰も思いつかない
アセムの予想を外し、ヴィータは突撃する
もう冷静で居られないアセムはとんでもないミスをする
アセム「く、来るな!!」
ヴィータに向けてナイフを投げる
しかしパニック状態であるため、真っ直ぐ向かってくるヴィータにすら当てれない
それだけなら良かったが…………………
アセム「っ!! な、無い…………オイラのナイフが無い!」
アセムはデバイスの本体であるベルゼブブを投げてしまったのだ
これでもうナイフは出せない
ヴィータ「ブチ砕け!!!」
アイゼン(ブルチャーレハンマー!!)
急行落下し、その衝撃を力に変え、相手にぶつける技である
地面が陥没し、そこに埋まっている アセム
ヴィータ「アタシの勝ちだな!!!」
アセム「……………嫌だ」
ヴィータ「あ?」
アセム「オイラ………まだ死にたくねぇよ!!」
泣きじゃくる アセム
ヴィータ「別に命までは取らねぇよ」
アセム「ああ、もう…………ダメだ……………」
ヴィータ「お、おい! どうした!」
ヴィータはアセムに近づく
アセム「………………………………………」
ヴィータ「っ!! 死んでる………………どうしてだ?」
ヴィータの左腕の刺青が消えている
間違いなくアセムは死亡した
負ければ殺される………………哀れな組織インフェルノ
彼らは悪か………………それとも
インフェルノ2人目の死者
残り5人………………………………倒せるか?
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