博麗神社・・・・

零人「ふーむ・・・魔理沙にいじくられたのなら帰ったら一度フルメンテしねーとな。」

イクス『ありがとうごさいますマスター。』

零人「しっかし何で魔理沙はイクスを盗んだんだ?」

イクス『恐らく私のデバイスとしての能力を自分のスペルカードなどに応用したかったのでしょう。』

零人「といってもイクスのBJって統一してないからな。できたとしても応用できるかどうか・・・。」

すると縁側の外の茂みから何かが此方を覗いていた。だが気配からして文ではなかった・・・

そこで一言問いただしてみた。

零人「おい、誰だ。」

「っ!!!」ビクッ

すると茂みの中から黒いネコの耳と尻尾がある小さな女の子が出てきた。

「えっとあの・・・・」

零人「えーっと・・・その・・・兎に角スマン・・。で、君の名前は?」

橙「ち・・橙(ちぇん)です。えっと紫しゃまと藍しゃまに頼まれて「とちゅうけっか」を

見せてもらいに来ました・・。」

零人「途中結果・・・ああ、これの事か。はい、今は四つ集まってるぜ。」

橙「あ・・ありがとうございます。それと紫しゃまから伝言です。」

零人「あの人(ババア)から?なんて?」

橙「"そんなこと言ったら一生返さないわよ"・・・と。」

・・・・いや霊夢の話じゃ一応こっから帰れるからな?俺。

橙「そ・・それじゃあ私はこれで「ちょっと待て。」?」

零人「もしかして君・・・一人で来たの?」

橙「あ・・はい・・・。」

こんな子を真夜中にって・・・大丈夫かよ・・・・。

零人「・・・君の主ってその藍って人なの?」

橙「あ・・・はい。」

零人「ならその人が迎えに来るまでここで俺と待ってようぜ。」

橙「えっ・・・でも・・・いいの?」

零人「別にいいよ。」

橙「・・・・・・(ちょこん)。」

すると橙は俺の膝の上にネコのように乗りしばらくして眠ってしまった。

俺はのんびりしてると目の前に一人の女性が現れた。

その人は紫と同じく金色の髪をしており後ろには九つの尾があった。

零人「・・・・あなたがこの子の主ですね?」

藍「そうだ、八雲藍(やくも　らん)と言う。橙を預かってくれてすまなかった。正直

私もあまり一人では出歩かせたくはなかったのでな。」

零人「ははは・・・確かにそうですね。はい。」

そう言って俺は橙を藍さんにゆっくりと渡した。藍さんの腕の上で橙はうれしそうに寝ていた。

橙「えへへ・・・らんしゃま・・・・むにゃむにゃ・・・・。」

藍「ふふ・・・では私はこれにて・・・。」

零人「ではまたいずれ。」

そうして俺は部屋に戻り深い眠りに着いた・・・・・。

ちなみに現在で修行は五日目を終えたところであった・・・。

一方その頃・・・・

幽々子「これが?」

紫「そう、藍に頼んで何とか一つだけ採取できたの。恐らくこれがイレギュラーの正体ね・・・。」

とある場所で幽々子と紫の二人は赤い球体を見つめていた、このときまだ誰もこれにより

大きな戦いになるとは誰も知らなかった・・・・・・・

零人side

翌日・・・・

「おい!アタイと勝負しろ!」

零人「・・・誰?」

霊夢「チルノ、今朝ごはんの真っ最中だから後にして。」

チルノ「ほぉ・・・このアタシに怖気づいたのか!」

霊夢「はぁ・・・いつも負けてるやつが言う台詞?」

零人「ははは・・・・しゃーねー、一回だけだぜ?」

霊夢「ちょっと零人。」

零人「大丈夫、一分で片付けるから。」バタン

刹那、博麗神社の上でマイクロミサイルを全弾チルノにぶっ放した零人が居た(VF-25AP)。

その後永遠亭に向かった俺だったが・・・・

零人「・・・・迷ったな・・・流石迷いの竹林・・・って感心してる場合じゃねぇ・・・。」

「ん?何だお前、迷ったのか?」

その声に振り返ると白く長い髪をして赤いもんぺのようなのをはいた女の子が居た。

零人「ああ・・迷ったが・・アンタ誰?」

妹紅「アタシは妹紅。藤原妹紅(ふじわらの　もこう)だ。永遠亭なら案内するぜ?」

零人「マジで!?いやーよかったぜ・・・これで"輝夜"って人に会えるぜ・・・・」

妹紅「(ピクッ・・)おいアンタ。輝夜に何のようだ?」

零人「え?それは・・・・ちと修行に・・・・・。」

あっれぇ・・・なんかマズイ事言った俺?

妹紅「ふぅん・・・・気が変わった。アンタ、アタシと一戦しな。」

零人「は!?」

イクス『(-マスター。恐らく彼女は輝夜と言う人の関係者では?-)』

零人(・・・・・なるほどね・・・。)

零人「いいぜ。ただし俺が勝ったら永遠亭に案内してもらうぜ。」

妹紅「じゃあアタシが勝ったら永遠亭は諦めるが自力で行きな。」

零人「へっ・・・いいぜ!」

ＴＨＥ　ＷＨＥＥＬ　ＯＦ　ＦＡＴＥ　ＩＳ　ＴＵＲＮＩＮＧ

妹紅「輝夜をブッ倒すのは・・・アタシだ!!」

ＲＥＢＥＬ１

零人「そっち!?」

ＡＣＴＩＯＮ！

妹紅「おらぁ!」

開始と同時に妹紅が先制攻撃として弾幕を発射した。俺はそれを焦らず回避と迎撃を

繰り返した。

妹紅「ちっ!虚人「ウー」!!」

少し油断していた妹紅はスペルカードを使用し三本の槍状の弾幕を発射した。

俺はそれを回避したが・・・

妹紅「へっ!かかったな!!」

槍は分裂し小さな弾幕となって俺に襲い掛かってきた。

零人「ちっ!今からじゃスペカは間に合わねぇ!!」

多少回避はしたがそれでも回避しきれず何発か喰らって体勢を崩してしまった。

妹紅「貰った!!　蓬莱「凱風快晴-フジヤマヴォルケイノ-」!!!!」

零人「なぁめんなぁ!!!カーネージィィィィシザァァァァァァ!!!」

俺は地面に片足だけをつけて攻撃の態勢に移った。

刹那、妹紅のスペカと俺のカーネージ・シザーがぶつかり合った・・・が、基本弾幕系は

拡散が多く俺のカーネージ・シザーでアッサリと食い千切られた。

妹紅「そんな!!　　うわあああああ!!!」

結果そのままの勢いで妹紅は倒れていったのだった・・・・・

零人「はぁ・・・はぁ・・・・約束通り案内してもらうぜ」

REITO WIN!

妹紅「ちぇっ・・・仕方ねぇ、約束通り案内するぜ。」

零人「・・・なぁ倒した俺が聞くのもなんだが・・・怪我大丈夫なのか?」

妹紅「ん?ああ、多少痛むがすぐ直る。何せアタシは不老不死だからね。」

零人「っ・・・マジで?」

妹紅「マジで。昔輝夜とアタシの親父が結婚しようとしてな親父は輝夜から"蓬莱の玉の枝"ってのを持って来たら結婚するって言ったんだと。でも親父もその他の婚約者達も輝夜から言われたのは無理難題で、結果親父は結婚できず仕舞いで親父は恥をかいて死んじまった・・。その後富士の山に輝夜が置いて行った蓬莱の薬をアタシが手に入れて復讐しようとしたけど倒れてさ、その後色々訳あってその薬を手に入れてアタシは飲んで・・・でアタシは死なず老いずの体になったって訳。」

零人「それ、俺が居た世界では昔話になってたな・・・。」

妹紅「へぇ、なんて題名だい?」

零人「確か"竹取物語"って言って子供の絵本ではまんま"かぐや姫"だった。」

妹紅「竹取物語ね・・・・なんか納得。・・・お、着いたぜ。」

俺が妹紅と歩きながら会話していると和風の屋敷にたどり着いた。

妹紅「おーい誰か居るかー?輝夜に客人だぜー!」

すると奥から声がしウサ耳のセーラー服を着た人が出て来た。

鈴仙「はーい。あ、妹紅その人がお客さん?」

零人「岡本零人っす。輝夜さん居ますか?」

鈴仙「零人・・・ああ!輝夜様は今居ますよ!こっちです!」

そう言ってその人は置くに案内してくれた。

鈴仙「妹紅も入る?」

妹紅「ああ、コイツの目的も知りたいしな。」

鈴仙「あははは・・・。」

奥に進んでいくと中庭ではウサギ(人)達がたくさん居た。すると・・・・・

ソルナ「あっ!零人ちゃん!!」

零人「ソルナ!!」

ソルナが勢いよく駆け寄ってきて俺は受け止めて一回点した。

妹紅「なんだ?そいつって確かココのウサギだろ?」

鈴仙「実は違うの。この子はソルナちゃんって言って零人くんと同じ外の世界から来たのよ。」

妹紅「マジでか・・・・。」

ソルナ「零人ちゃん元気してた?」

零人「ああ!ソルナこそ元気そうじゃねぇか!すっかりよくなったみてぇだな!」

ソルナ「うん!その事は後で話すね!それより早く!輝夜さんのとこに行くんでしょ?」

零人「おうよ。一緒に行こうぜ。」

そう言って俺はソルナと手をつないで輝夜さんの部屋に向かっていった。

ソルナ「ココが輝夜さんの部屋だよ。」

鈴仙「輝夜様ー。零人さんがお見えですよー。」

輝夜「・・・・・・・・・・グー・・。」

「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・寝てるし・・・。」」」」

妹紅「じゃなくて、起きろ輝夜!!」

輝夜「ふぇっ?・・・・・あ、妹紅こんばんわー」

妹紅「まだ昼だっつーの!!」

鈴仙「あははは・・・輝夜様ー零人さんがお見えですよー?」

輝夜「零人・・・?ああ、貴方が零人ー?」

零人「ええ・・そうですが・・・・「はい」えっ!?」

すると紙には五つ目のスタンプが張られた。

零人「ちょっまだ俺達何もしてないのにいいんですか!?」

輝夜「だって眠たいし・・それに・・・・」

零人「・・・?」

輝夜「もうここでは終わっているわ。だって対象は貴方じゃなくてこの子だもの。」

零人「っ!?」

ソルナ「実はね零人ちゃん。私、オリジナルと会ってしばらく眠っていたの。

そのとき夢見たいなのみてね。起きてみると色々と強くなってたしそれに・・・」

零人「それに?」

ソルナ「オリジナルと輝夜さんのスペルカードを使えるようになってたの。」

零人・妹紅「「はいっ!!!?」」

鈴仙「いやあ・・流石に私もびっくりしましたよ・・・。」

輝夜「と言うわけでココでの修行はお仕舞いって事よ。」

零人「なんじゃそりゃ・・・・・。」

ソルナ「まぁまぁ・・・それより次は?」

零人「後二人。大体予想はつくさ。」

次の相手は・・・・紅魔館の主、レミリア・スカーレット!!

だが零人たちはこれがココの修行で最もキツかったと後で知ることになる・・・・