真・リリカルなのは 第七章 すずか救出編 第十五話 新たなる希望
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シャマルに続き、ザフィーラ・フェイトまでもが、ニコルに破れる

 

ここに来てまさかの形勢不利

 

すずか救出は困難を極める

 

そんな中、ニコルに近づく影が………………………

 

ニコル「………………………………………………………………………………」

 

終りですか………………………………………

 

ニコル「あぁ、まだ足りない………………………………」

 

もっと…………もっと私を楽しませてくれる人物はいないでしょうか?

 

ニコル「まぁ今はいいでしょう……………………………」

 

取り合えず………………

 

ニコル「殺しますか……………………………」

 

ニコルの足下にはシャマルとザフィーラ、フェイトが倒れている

 

ニコル「さて、首を切り落として即刻殺すか、四肢を落して苦しませるか…………………悩みますね〜」

 

?「随分と下種な悩みを抱いているわね」

 

ニコル「ん? あなたは?」

 

ニコルは声がした方を見ると、そこには茶色いマントで顔を隠している人物が立っていた

 

?「あんたみたいな下種に名乗る名前はないわ」

 

ニコル「フフフフ、そうですか」

 

?「以外と冷静なのね。挑発に乗って来ると思ったのだけど」

 

ニコル「フフフフ、まぁガキの戯言と思えば、挑発なんていくらでも聞き流せますよ」

 

?「で、反対にこちらを挑発………………大したものね」

 

ニコル「それはどうも。もう一度聞いておきますが、本当に名乗るつもりは無いのですか?」

 

?「自分が倒される人の名前を知りたいわけ? まぁいいわ、特別に名乗ってあげる!」

 

バサッ!!

 

マントを脱ぎすてると、そこに立っていたのは………………………

 

アリサ「私はアリサ・バニングス、あんたを倒す者よ」

 

左肩にキツネを乗せた アリサだった

 

ニコル「おや? 何所かで見たことが在ると思ったら、月村すずかのお友達じゃないですか」

 

アリサ「覚えてもらっていても全然光栄じゃないわね」

 

ニコル「魔法の使えないあなたがどうやってここまで来たかは知りませんが、私の前に現れたということは、殺されたいということですね?」

 

アリサ「いいえ、違うわ」

 

ニコル「では、何故私の前に現れたのです?」

 

アリサ「さっき言ったでしょ? あんたを倒すって」

 

ニコル「……………………………ククククハハハハハハハハハ!!!!!!!」

 

アリサ「…………………………………………………」

 

ニコル「何の冗談です? これほど面白い冗談は初めてですよ!! 戦う力を持たないあなたに何が出来るというのです?」

 

アリサ「……………………………………………………………」

 

アリサは無言でオレンジ色の丸い宝石を空に翳す

 

アリサ「行くわよ!! フレイムアイズ!!」

 

フレイムアイズ(セットアップ!!)

 

ニコル「っ!!」

 

アリサ「誰が魔法が使えないって?」

 

ピンク色のバリアジャケットにオレンジ色の杖

 

これが、魔導師に覚醒した アリサの姿だ

 

ニコル「これは、驚きましたよ……………私達が月村すずかを攫ってから1週間も経っていないというのに………………………」

 

アリサ「すずかを返して泣いて謝ったら許してあげるけど?」

 

ニコル「フフフフ、やはり子どもですね。魔法を手に入れると図に乗る。たかが数日の間に手に入れた力で私に勝てるつもりですか? 傲慢にもほどがありますよ? 高町なのはもその傲慢の所為で墜ちる羽目になったのですから」

 

アリサ「お喋りな男ね、私と戦うのが怖いのかしら?」

 

ニコル「クククク、いいでしょう。私が稽古を付けてあげますよ。報酬に命を貰いますがね」

 

アリサ「やれるもんならやってみなさいよ……………すずかを攫ったあんた達を全員倒す」

 

ニコル「生意気な子どもですね……………切り刻んで差し上げましょう!!」

 

ニコルは鎖付きの鎌を片方だけ振り回す

 

アリサ「……………落ち付け、私なら勝てる」

 

アリサのデバイス、フレイムアイズは杖型のインテリジェントデバイスである

 

先端尖っており、杖というよりかは槍として使う事が多い

 

謎のキツネ、左近と共に修行したが、実践は初めてである

 

幾度と戦場を渡り歩いたニコルとは場数が違う

 

フレイムアイズ(力を抜け! 相棒!)

 

アリサ「っ!! フレイムアイズ」

 

緊張している アリサに話しかける フレイムアイズ

 

フレイムアイズ(ビビることはねぇ! このフレイムアイズと左近が付いてるんだ!!)

 

アリサ「………………………………………………………」

 

フレイムアイズ(相棒は絶対守る!! だから信じろ!!)

 

アリサ「えぇ、勿論信じるわ!!」

 

ニコル「では行きますよ!!」

 

ニコルは鎌を投げる

 

アリサ「クッ」

 

フレイムアイズ(アレは躱しても戻って来る!! 飛んで避けるのは馬鹿のすることだ!! しゃがんで躱せ!!)

 

アリサは指示通り、しゃがんで躱した

 

アリサはまだ飛行魔法は完全には使いこなせていない為の判断である

 

フレイムアイズ(良し! そのまま突っ込め!!)

 

アリサ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」

 

ニコル「…………………………………………………………………」

 

素人にしてはやりますね

 

アリサ「これで!!」

 

アリサはフレイムアイズで切り掛かる

 

ニコル「食らいませんよ? そんな稚拙な攻撃」

 

ニコルは手元に残った鎌で、アリサを切り裂こうとする

 

アリサ「フレイムショット!!」

 

フレイムアイズの切っ先から炎の弾が放たれる

 

ニコル「っ!!」

 

ニコルは反応が遅れ、直撃してしまう

 

ニコル「グッ!」

 

斬撃では無く、射撃とは…………

 

フレイムアイズ(攻め立てろ! 相棒!)

 

アリサ「食らいなさい!!」

 

フレイムアイズでニコルを切り裂く

 

ニコル「なっ!!」

 

ニコルの体が切断される

 

アリサ「えっ! ちょっと!? フレイムアイズ! ちゃんと非殺傷にしたんでしょうね!!」

 

予想外の出来ごとに驚く アリサ

 

フレイムアイズ(当たり前だ!!)

 

ニコルは左肩から右の脇腹にかけて裂けている

 

フレイムアイズ(良く見ろ相棒!! 血が出てねぇじゃねえか!)

 

アリサ「っ!! じゃあなんで………………………………」

 

ニコル「驚きましたよ? まさか私が素人相手にレアスキルを見せることになるなんて」

 

アリサ「なっ!!」

 

アリサは驚愕した

 

切断されていた箇所がくっついたのだから

 

ニコル「驚きましたか? これが私のレアスキル((全て水|スライマー))です」

 

アリサ「スライマー?」

 

ニコル「人間は体の何割が水で出来ているかご存知ですか?」

 

アリサ「…………6割」

 

ニコル「そうですね、6割から7割程度ですね」

 

アリサ「それが何よ?」

 

ニコル「私の体は10割……つまりは全て水で出来ているのですよ」

 

アリサ「え?」

 

ニコル「故に斬撃や打撃は一切通用しませんのであしからず」

 

アリサ「……………………………………………」

 

ニコル「槍型のデバイスでは最悪の相性と言えますね」

 

フレイムアイズ(馬鹿野郎!! 槍じゃねぇ!! 杖だ!! 何所に目を付けてやがる!!)

 

ニコル「おや? これは失礼いたしました」

 

アリサ「だったら魔法で倒すのみよ!!」

 

ニコル「出来ますかね?」

 

アリサ「舐めないでくれない?」

 

フレイムアイズ(フレイムショット!!)

 

ニコル「食らいませんよ」

 

ニコルは鎌で炎の弾を切り裂く

 

さらに鎌を投げる

 

フレイムアイズ(プロテクション!)

 

鎌をバリアで弾く

 

ニコル「それが隙です!」

 

ニコルはアリサの懐に入り、切り掛かる……………しかし

 

左近「コ〜ン」

 

左近が火を吹く

 

ニコル「っ!!」

 

フレイムアイズ(隙だらけだぜ!!)

 

火で怯んだニコルに追い打ちを掛ける

 

アリサ「バーストカノン!!」

 

なのはのディバインバスター並みの砲撃を放つ アリサ

 

ゼロ距離で食らったニコルは無事では済まないだろう

 

ニコル(これは炎熱? いや、それにしては威力が高すぎる)

 

フレイムアイズ(へっ! 誰が最悪の相性だって?)

 

アリサ「寧ろあんたが最悪の相性よ」

 

フレイムアイズ(全部水で来てるんだったな? だったら完全に蒸発させてやるよ!)

 

アリサ「私のレアスキル 魔力変換資質「爆熱」でね!」

 

素人とは思えない強さ

 

さらにレアスキル所持者だった!

 

圧倒的火力が、狂気を焼き尽くすか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリサのレアスキルは、魔力変換資質「爆熱」でした〜

 

レアスキル持ちにしようか悩んだんですけどね、まぁいいかと思いましてレアスキル持ちにしました

 

さて、すずか救出戦にアリサが参戦

 

彼女は自分の手で、友を救えるのか?

 

次回もお楽しみに〜

 

 

 

 

説明
謎の人物が、ネグランドに侵入してくる
一体何者だろうか?
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タグ
リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う オリジナルストーリー 

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