リリカルなのはA’s〜〜決意の先に〜〜最終話
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「リンドウ君が消えちゃった!?」

 

それを見ていたなのはたちは少しパニックに陥っていた。

 

「どうすんだよ!?」

 

「ここからは我らでやるしかあるまい」

 

そしてなのはたちは防御プログラムと闘うために向かって行った。

 

 

リンドウside

 

目が覚めると俺はある部屋に居た。

 

「ここは?」

 

辺りを見回していると部屋の扉が開き女の人が入ってきた。

 

「あら、起きたの宗司?」

 

「!!先…生?」

 

「そんなに驚いてどうしたの?あなたらしくないわね」

 

先生が笑顔で話しかけてくる。

 

「いや、まぁ…ハハ」

 

「とりあえず降りてらっしゃい。ごはんできてるわよ」

 

そう言って先生は部屋を出て行った。

 

「よく見ればこの部屋…」

 

俺が居たのは元居た世界で使っていた部屋だった。

 

「これは夢、なんだろうな」

 

なぜなら先生はもう…

 

とりあえず俺は下に降りることにした。

 

 

なのはside

 

今、私たちは闇の書さんと闘っています。でも…

 

「ディバインバスター!」

 

「盾」

 

かなり押され気味です。リンドウ君はよく一人でこの人と闘えたなと思います。

 

「ブラッディダガー」

 

「ッ!?」

 

『protection』

 

フェイトちゃんたちもかなり頑張ってますがイマイチ決め手に欠けます。

 

「それでも、頑張らないと…」

 

リンドウ君が戻ってくるまでは…

 

 

リンドウside

 

あれから今俺と先生は買い物を済ませた後公園に来ていた。

 

「こうしてあなたと公園にくるのも久しぶりね」

 

「そうですね…」

 

「どうしたの?今日は元気がないようだけど」

 

「…先生、これは夢、なんですよね?」

 

「え?」

 

「だって、本当なら先生は…」

 

「……確かに、これは夢よ。でも、夢じゃだめなの?ここでなら楽しい時間を過ごせるわよ?」

 

「…前の俺なら、楽しい夢なら夢でもいいと言ったかもしれません…でも今は…」

 

「今は?」

 

「行かなきゃいけないところがあります…そして助けなきゃいけないやつがいるんです」

 

「そう…それが今のあなたのするべきことなのね?」

 

「はい」

 

「なら、しっかりやりなさい」

 

そう言って先生はブラッドを渡してくる。

 

「これ…」

 

「必要でしょう?」

 

「ありがとうございます」

 

ブラッドをモードUで展開し、斬月を出す。

 

「行くぜ…卍解!」

 

天鎖斬月を展開する。

 

「それが今のあなたの力なのね」

 

「はい、先生」

 

「何?」

 

「ずっと面倒を見てくれてありがとうございました」

 

そう言って深く頭をさげる。

 

「まさかあなたからお礼が聞けるなんてね。行ってきなさい」

 

「はい、行くぜブラッド。寝坊助なお姫様を起こしに」

 

『yes sir』

 

「月牙天衝!」

 

月牙天衝で空間に穴をあけその中に入っていく。

 

 

はやてside

 

あれ…うち…なにしてたんやっけ?…それに…なんか…眠い…

 

「それでいいのです我が主、どうか夢の内でお眠りください」

 

「…夢?」

 

「そうです、健康な身体、愛すべき騎士たちや友人たちとの幸せな暮らし」

 

…ああ…そんな世界やったら…ええなぁ

 

「ならば「せやけど…」え?」

 

「それはただの夢や」

 

「我が主…」

 

「それにあんたもこんなこと望んどらんのとちゃうん?」

 

「…私の精神は騎士たちと深くリンクしています。だから騎士たちと同じように私もあなたをいとしく思います。だからこそあなたを殺してしまう自分がゆるせない」

 

「え?」

 

「自分ではどうにもならないのです」

 

「だったらなぜほかの人を頼らない?」

 

そこには黒い服を着て黒い刀を持っとるリンドウ君がおった

 

Side out

 

リンドウside

 

「貴様、どうやってここに…」

 

「ノリと気合いだ」

 

「真面目に答えろ!!」

 

「結構真面目なんだがな…まぁいいや」

 

「あんた、名前は?」

 

はやてが尋ねる。

 

「私に名などありません」

 

「だったら名前をあげる。闇の書とか、呪われた魔導書とか言わせへん。私は管理者や、私にはそれができる」

 

「夜天の主の名において、汝に新たな名を送る。強く支える物、幸運の追い風、祝福のエール…リィンフォース」

 

「リィン…フォース…私の名前…」

 

「ですが我が主、プログラムを切り離しても自動防御プログラムが止まりません」

 

「それは俺が止める」

 

すると俺の体が光りだす。

 

「雨宮…だったか?なぜそこまでして?」

 

「理由?…そんなの考えたことなかったな…まぁ実際人を助けるのに理由なんていらないだろ」

 

「・・・・」

 

「リンドウ君…うちが防御プログラムを止める。せやからリンドウ君はあとお願いな」

 

「分かった、先に行ってるぜ」

 

そして俺はその場から消えた。

 

「何とか出てきたか」

 

でも何で出られたんだ?まぁいいか

 

「「「「「「リンドウ(君)!!」」」」」」

 

「よ!待たせたな」

 

よく見ると防御プログラムの動きが止まっている。

 

「悪いがちょっと下がっててくれ皆」

 

それを聞いて皆が少し下がる。

 

「行くぜ、リィンフォース」

 

ありったけの魔力を天鎖斬月に込める。

 

「月牙…天衝!」

 

月牙天衝は防御プログラムを飲み込み後には黒いよどみが残った。

 

そしてその少し後にバリアジャケットを纏ったはやてが出てきた。

 

「はやて!!」

 

最初にヴィータが声をあげはやての所に飛んでいき、その後にほかの守護騎士、なのはたちの順ではやての元に集まる。

 

ちなみに俺はなのはたちと行った。

 

そこでははやてと守護騎士たちが再開を祝っていた。

 

だからこそ、もう少しそのままでもいいんじゃないかと思っていたんだが…

 

「すまない、水を差してしまうようで悪いんだが…」

 

だったらもう少し空気を読んでくださいクロノさん…

 

「わかっとるよ、ここからが本番やもんな」

 

はやて切り替え速いな…

 

「あの黒いよどみ…闇の書の防御プログラムがあと数分で暴走を開始する」

 

「てなわけで最後の確認だ」

 

「防衛プログラムのバリアは魔力と物理の複合4層式、まずはそれを破る」

 

「バリアを抜けたら私たちの一斉砲撃でコアを露出」

 

「そしたらユーノ君たちの強制転移魔法でアースラの前に転送!」

 

「後はアルカンシェルで消滅…てわけだ」

 

「上手くいけばこれがベストだ」

 

上から順にはやて、フェイト、なのは、俺、クロノである。

 

「その前に、なのはちゃん、フェイトちゃん、リンドウ君」

 

「どした?」

 

「シャマル」

 

「はい、3人の治療ですねクラールヴィント本領発揮よ、静かなる風よ癒しの恵みを運んで」

 

その瞬間、俺たちの傷が完治した。

 

「湖の騎士シャマルと風のリングクラールヴィント、癒しと補助が本領です」

 

「すげえ…マジで治ってる…」

 

その少し後に黒いよどみから天使のようなものを着けた化け物が出てきた。

 

「うわ…すごいなあれ…」

 

でも、あれくらいならやれそうだ…

 

「まずは先陣突破、ヴィータちゃん、なのはちゃん!」

 

シャマルが呼びかける。

 

「ちゃんと合わせろよ、高町なのは」

 

「!…うん!!」

 

ちゃんと名前を呼んでもらえたからかかなりうれしそうだな…

 

「鉄槌の騎士ヴィータと鉄の伯爵グラーフアイゼン!」

 

『gigant form』

 

グラーフアイゼンが巨大なハンマーに変わる。

 

「轟天爆砕!ギガントシュラーク!」

 

バリアを破壊した。

 

「高町なのはとレイジングハートエクセリオン!行きます!」

 

『road cartridge』

 

「エクセリオンバスター」

 

『barrel shot』

 

「ブレイクシュート!」

 

バリアを破壊した

 

「〜〜〜〜〜!」

 

防御プログラムが声にならない叫びをあげる。

 

「次、シグナムにアリシアちゃんにフェイトちゃん!」

 

「剣の騎士、シグナムが魂炎の魔剣レバンティン、刃と連結刃に続く、もう一つの姿」

 

『bow form』

 

レバンティンの形が弓へと変わる。

 

「翔けよ、隼!」

 

『storm falken』

 

バリアを破壊した。

 

「フェイト・テスタロッサ、バルディッシュザンバー」

 

「同じくアリシア・テスタロッサ、セイレーンクライシス」

 

「「行きます!」」

 

「打ち抜け、雷神!」

 

『jet zanber』

 

「行くよ、セイレーン」

 

『luncer form』

 

「貫け、轟雷!」

 

『lightning luncer』

 

二人の攻撃が同時に直撃し、バリアを破壊した。

 

防御プログラムが魔法生物を召喚し、反撃しようとするがザフィーラが防ぐ。

 

「盾の守護獣ザフィーラ、砲撃など撃たせん!」

 

その瞬間鋼の軛が魔法生物を駆逐する。

 

「はやてちゃん、リンドウ君!」

 

「彼方より来れ、宿木の枝、銀月の槍となりてうち貫け!石化の槍、ミストルティン!」

 

「万象貫く黒杭の円環」

 

ミストルティンと杭が刺さり石化するが石化した部分を崩壊させ新たに再生する。

 

「うわ〜」

 

「やっぱり、並みの攻撃じゃ通用しない…ダメージを入れたそばから再生されちゃう!」

 

「「だが、攻撃は通っている!プラン変更はなしだ!」」

 

俺とクロノが答える。

 

「行くぞ、デュランダル」

 

『ok boss』

 

「悠久なる凍土、凍てつく棺の内にて、永遠の眠りを与えよ、凍てつけ!」

 

『eternal coffin』

 

防御プログラムがあっという間に凍り付いた。

 

「行くぞ、なのは、はやて、フェイト、アリシア!」

 

「「「「うん!」」」」

 

「全力全開!スターライトォォォォ…」

 

「雷光一閃!プラズマザンバァァァ…」

 

「雷槍一極!エレクトロランサァァァ…」

 

「空間一掃!スペースエンドォォォォ…」

 

「ごめんな、おやすみな…響け、終焉の笛、ラグナロク…」

 

 

「「「「「ブレイカァァァァァ!」」」」」

 

5人の砲撃が一斉に直撃し、大爆発を起こす。

 

「本体コア露出、捕まえた!」

 

「長距離転送!」

 

「目標軌道上!」

 

「「「転送!」」」

 

「コアの転送来ます!転送されながら生体部品を修復中、すごい速さです」

 

「アルカンシェル、バレル展開!」

 

「ファイアリングロックシステム、オープン!」

 

「命中確認後反応前に安全区域まで退避します!準備を」

 

「アルカンシェル発射!」

 

アルカンシェルは直撃し防御プログラムは消し飛んだ。

 

「効果空間内の物体完全消滅、再正反応ありません!」

 

「準警戒態勢を維持、もうしばらく空間内を観測します」

 

「了解」

 

「というわけで現場の皆さん、お疲れ様でした」

 

だがまだ終わりではなかった…

 

「はやて!」

 

ヴィータが声を挙げたので見てみるとはやてがきを失っていた。

 

「やはり、破損は致命的な部分まで至っている。防御プログラムは破壊されたがゆがめられた基礎構造はそのままだ」

 

「私は、夜天の魔導所本体は遠からず新たな防御プログラムを生成し、また暴走を始めるだろう」

 

「やはりか…」

 

「修復はできないの?」

 

「無理だ、管制プログラムの私の中から夜天の書本来の姿は消されてしまっている」

 

「元の姿がわからなければ戻しようがないというわけか」

 

「主はやては大丈夫なのか?」

 

「問題はない、私からの浸食も止まっているしリンカーコアも正常作動している」

 

「それならまぁ、良しとしましょうか」

 

「あぁ、もう心残りはない」

 

「防御プログラムがない今夜天の書の完全破壊は簡単だ。破壊しちゃえば暴走することは二度とない、代わりに私たちも消えちゃうけど」

 

「すまないな、ヴィータ」

 

「いいよ別に、こうなる可能性があることくらい分かってたじゃんか」

 

「いいや違う、お前たちは残る、逝くのは私だけだ」

 

「おい、何だよそれ…ふざけんなよ!」

 

「雨宮か…主の様子を見に来たのか?」

 

リィンが尋ねてくる。

 

「そうだけど…消えるって何だよ!?」

 

「聞いていたのか…なら聞いていた通りだ」

 

「ふざけんなよ!あんたそれでいいのかよ!やっと負の連鎖から解放されたんだぞ!」

 

「しょうがないんだ、私が居てはまた主を危険にさらしてしまう!」

 

「違う!んなことを聞いてるんじゃねえ!お前自身がそれでいいのかって聞いてんだ!?」

 

「私だって、主や騎士たちと生きていたい…でも、しょうがないんだ!」

 

「何だよ…いえるんじゃねえか…元の夜店の書の姿がわかればなんとかなるんだな?」

 

「それはそうだが…だがさっきも言った通り…」

 

「一週間、いや、3日だ!3日時間をくれ!俺が何とかする」

 

「無理だ!いくらお前が規格外な奴でも…」

 

「いいから…俺に任せてくれ」

 

そう言って俺はその場を去った。

 

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3日後…

 

はやてたちはアースラに集まっていた。

 

「アースラに集まれてのはいいけどあいつ本当に大丈夫なのか?」

 

「多分リンドウ君なら何とかしてくれる」

 

ヴィータの質問にはやてが答える。

 

「待たせたな」

 

「「「「リンドウ(君)!」」」」

 

「大丈夫?何かふらふらだけど…」

 

「ちょっとこの3日寝てないだけだから大丈夫だ」

 

「それ、あんまり大丈夫じゃないような…」

 

フェイトの突っ込みはスルーする。

 

「それより、ほら」

 

「これは!?」

 

「夜天の書?」

 

「改変される前の状態のだ、こっちに移せば問題は解決するはずだ」

 

「ありえない!どうやって!?」

 

「まぁ、俺にわからないことは無いってことで、そんなことよりさっさと移すぞ」

 

「あ、あぁ…」

 

そして移し終えると…

 

「本当に改変が消えている…が」

 

「が?」

 

「主とのユニゾン能力が消えている…」

 

「そんなバカな!ちゃんと作ったはず…」

 

「だがいい」

 

「え?」

 

「ユニゾンの力は消えたがこうして主や騎士たちと生きられるならそれに越した事はない」

 

「そうか…それはよか…た」

 

そして俺はその場に倒れこんだ。

 

「「「「「リンドウ(君)!?」」」」」

 

「多分寝ているだけだろう、3日寝てないと言っていたしな」

 

シグナムの言葉を聞いて一同は安心する。

 

 

「でも前もこんな感じだったね」

 

「そう言えば…」

 

「そうだったね」

 

なのはの一言にフェイトとアリシアが同意する。

 

こうして闇の書事件は幕を閉じたのである。

 

 

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さてさて、今回の最終話どうだったでしょうか?たのしんでもらえたなら幸いです。

ストライカーズ編もやるつもりです!見ていってもらえたら幸いです。

投稿の間隔が長かったのはご容赦願います(^_^;)

説明
今回最終話となっています。最後まで見ていってもらえるとうれしいです。
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コメント
そこはちょっと考え中です(^-^;(Lancaster)
これってもしかして、次回はいきなりStsに飛んでるパターンの奴ですか?それとも何か挟みます?(ohatiyo)
指摘ありがとうございます!修正しました(>_<)(Lancaster)
夜天の書が夜店の書になってはる!?(ohatiyo)
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