真恋姫†夢想 弓史に一生 第八章 第一話
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〜聖side〜

 

 

時は経ち、季節は春…。

 

黄巾賊の首謀者張角の死亡説が流れ始めてから、早半年が経過していた……。

 

 

 

「朝議を始めます。よろしいですか、聖様?」

 

「…………。」

 

「………聖様??」

 

「………ぐぅ〜………。」

 

 

 

 

ここは広陵の玉座の間。

 

部屋には玉座が設けられ、そこに座る青年は朝の日差しと春の暖かな気候によって夢の世界に旅立っていた。

 

 

普通、城主が朝議にて寝ていると言うことがあれば、臣下達の信頼や城主としての威厳など色々なことが失われるはずなのだが…。

 

 

「………あぁ〜……もう、聖様ったら〜…………………………寝顔も可愛い……。」

 

「………お頭の寝顔って癒されるよな〜……。」

 

「………この光景を脳内に記憶するのです!!!!!」

 

「…………あうぁぅ………。」

 

「………でへへ〜……お持ち帰りした〜い……。」

 

「雅さんっ!? そいは犯罪たい!!!!!!」

 

「あらあらっ。随分と気持ち良さそうにお眠りになっておられるのですね…。」

 

「まったく!!! 君主が起きてないなんてありえない!!! 人の上に立つものとして最低よ!!!」

 

「……とか言いつつ、ご主人様の寝顔を確りと堪能するツンデレラなのでした。」

 

「誰がツンデレラよ!?」

 

「………………偉空以外に……ありえない………。」

 

 

女の子たちはそれぞれ聖の寝顔に見入っている……。

 

誰も起こそうとせずに…………だ。

 

こういう所からもこの軍が普通ではないのがわかるのだが、この軍の一番凄いのは、聖への忠誠度が落ちることが無いことであろう……。

 

それだけ、今までに聖が成し遂げたことは凄いことばかりなのだ。

 

そう………それは勿論凄いことなのだが・・・…。

 

 

「この光景を見つめる俺は、そろそろ突っ込むべきなのだろうか……。」

 

 

皆より二、三歩離れた位置でこの光景を見つめる一刀は頭を悩ませている。

 

 

しかし、彼らにとってはこれが普通であり、これが日常なのである。

 

だからこそ、誰も怒らないし何も起きない……。

 

そう、彼が目覚めるまでは……。

 

 

 

 

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「ふわぁ〜〜〜!!!!!!  おはようさん、皆。さて、朝議を始めようか。」

 

「はい、そうしましょうか聖様。」

 

「ん?? なんか今日は皆良い笑顔だね。良いことでもあったかい?」

 

「はい〜。それはもう十分に…。」

 

「そう、良かったね。じゃあ、皆のやる気が落ちないうちに……芽衣、号令を!!」

 

「では、これより朝議を執り行います。」

 

「今日の議題は………まずは、これからかな。入ってきて!!!!」

 

「「「は〜い!!!!!」」」

 

 

俺の合図で玉座の間にある扉が開いたかと思うと、そこから三人の少女が元気良く顔を出す。

 

三人はそのまま、整列している将たちの間を歩いていくと、階段の下にて拱手の形をとって座った。

 

 

「お呼びでしょうか。」

 

「うむ。この度より、我が軍にて新たに働くこととなった張角、張宝、張梁の三人だ。皆に覚えてもらいたい。 張角、皆に挨拶を。」

 

「はっ。姓は張、名は角、真名は天和です。皆さん、よろしくお願いします。」

 

 

その後、地和、人和も自己紹介を済ませ、返答とばかりに全員が真名を預けた。

 

 

 

「よし。皆の者の真名を受け取ったな。これで晴れて君たちは我が軍の将となった。ようこそ、天和、地和、人和。」

 

「よろしくね〜〜聖。」

 

「私たちがこの軍に入ったからには、すんごい事になっちゃうんだから、覚悟しててよね!!」

 

「お役に立てるように、尽力を尽くします。」

 

「うん。三人ともよろしくね。さて、君たちの主な仕事は兵士の慰安と士気向上、それと徴兵だ…。だが、君たちは皆の前で歌を歌うだけで良い。それで勝手に今言った事を全てこなしてくれるから、歌に専念してくれ。」

 

「は〜い!!!」

 

「全部ちぃたちに任せなさい!!」

 

「お任せください。」

 

「任せたよ、三人共。じゃあ次の議題だ。朱熹、報告を!!」

 

「はっ。実は黄巾賊の残党がまだ領内に残っているという話でして…。」

 

 

黄巾の乱が一端の終わりを迎えてから半年。

 

各地で黄巾賊の首領張角の死亡説が噂になってから、黄巾の乱は収束を見せ始めた。しかし、各地の諸侯はその残党を片付けるのに苦労している。

 

それは俺達も同じで、なるべく見つけ次第叩いてはいるのだが、未だに全てを排除するには至っていない。

 

 

「そうか……。それで、今回の敵の数と場所は?」

 

「はい。敵の数は約一万。場所は揚州と?州の間、陳留刺史である曹操との間の事となります。」

 

「曹操か………。一度会っておきたかったら丁度良い機会かもな……。」

 

「では、討伐に向かうということでよろしいですか?」

 

「あぁ、そうしてくれ。」

 

「御意。兵は如何ほど連れて行きますか?」

 

「そうだな……。二千で行こうか。」

 

「二千!? ご主人様、そりゃなんでも少ないよ!!」

 

「ん?? 紫熹、なんでそう思うんだ?」

 

「いやっ、だって相手は一万だよ?? 流石に精兵だろうと数の差は埋めれないよ!!」

 

「そこは策と………後は曹操からの援軍待ちかな……。」

 

「と言うと?」

 

「曹操だって自分のとこで黄巾賊が威張ってるのは気に入らないはずだから、必ず兵を出してくる。だからそれを頼みにするって言うこと!!」

 

「はぁ……まぁそれなら……。」

 

「それに、兵たちにとってこれからの自信にも繋がるし何より名声になる。徳種軍の新撰組は二千の兵で五倍の賊を倒すほどの精兵であると………ね♪」

 

「成程………。流石ご主人様!! 読みが深いね〜!!!」

 

「紫熹も直ぐに出来るようになるさ。さて、じゃあ行く人を決めたらさっさと出発しようか。早くしないと被害が増す。」

 

 

こうして、残党を片付ける遠征に行くメンバーの選抜が行われたのだった。

 

じゃんけんで………。

 

 

 

 

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「お頭!! この先に城門を堅く閉ざした街があったぜ。」

 

「……勇、それは本当か?」

 

「あぁ、間違いねぇ。」

 

 

行軍を続けていると勇からの報告があった。

 

多分その街が俺達の目的の町だろう…。

 

 

「確認しに行くか…。よしっ、今日はここで行軍を止めて野営する!! 準備を始めろ!!」

 

「「「「御意!!!!!」」」」

 

「一刀、音流、蛍の三人は俺に着いて来てくれ。」

 

「別に良いけど……何処に行くんだ??」

 

「この先に街があるらしいんだが、ちょっと様子を見に行く。」

 

「………兵……連れてく……??」

 

「それは止めとこう。少人数で行った方が相手も怪しまないし、何より素早く行動できる。 奏、兵の指揮は任せる。」

 

「分かったよ。でも、大丈夫かい?四人で…。」

 

「あんちゃんのことは、うちが命に代えても守る!! やけん、安心せんね。」

 

「だそうだ。ありがとう音流よろしく頼むな。」

 

「はにゃ〜〜〜〜…。」

 

 

音流の頭をそのまま撫でてあげると、目を細めて気持ち良さそうな声を出す。まるで、ネコみたいだ。

 

 

「……私も……守る……。」

 

 

蛍が慌てたように俺にそう言い放つ。

 

何故ムキになってそう言っているのかと思えば、その目は音流を羨ましそうに捉えている…。

 

……成程ね。少しだけど女の子の気持ちがわかった気がするわ…。

 

 

「そうか、ありがとな蛍。でも、蛍は戦わなくて良いからな。戦うのは俺とか一刀とか音流の役目だから。」

 

 

そうか、蛍は武人として、強い音流に憧れと共にライバル心を持っているんだな。

 

だから、自分も戦うと言ってさっきムキになったのか…。成程、女の子の心も難しいな…。

 

俺がそう言うと、蛍は俯いて震え出し、

 

 

「……かぁ……。」

 

「ん??」

 

「……馬鹿〜〜!!!!」

 

「あっ!! おい、蛍!!」

 

 

そう叫んだ後、そのまま走って陣内に行ってしまった。

 

 

「ん〜??? 一体なんだってんだ?? 一刀、何か分かるか??」

 

「え〜っと…とりあえず、蛍を連れ戻しに行ってこれば?? じゃないと、視察に行けないし…。」

 

「確かにそうだな…まったく…。 お〜い!!蛍〜!!!!」

 

「はははっ……。蛍可哀想だな…。」

 

 

やはり、女心を分かっていない聖であった。

 

 

 

 

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その後、聖の説得により何とか機嫌を取り戻した蛍を連れて、四人は町へと向かうのだった。

 

その間、兵の方は橙里と麗紗、奏の三人に任せておいてある。

 

 

 

「確かに…門は硬く閉ざされてるな…。」

 

 

町を見渡すことの出来る丘の上から様子を伺う。

 

町は報告どおり門が閉ざされ、なにやら中は騒がしい。

 

 

「なぁ、聖。それは何か変なのか?」

 

 

と、一刀が状況を理解してないらしく、俺に質問してくる。

 

 

「分からないのか?? まだ日暮れには時間があるのに、こんな時間から門を閉じるってことは、町で変なことをしているから見られたくないか、これから敵がやってくるのが解ってるかのどちらかしかねぇ。それじゃなきゃ、人の往来がまだあるこの時間に門なんか閉めねぇよ。」

 

「じゃあ、あの町は…。」

 

「いやっ、変な事はしてないさ…。どうやら門の補強をしてるようだな…。十中八九あの町が俺達の目的地だろうよ…。」

 

「あんちゃん!! 何でそんなことが分かると!?」

 

「何でって見えてるからだけど…あぁ…そう言えば説明してなかったね…。」

 

「…どういうこと…?? ……ご主人様…。」

 

「後で二人には説明するさ…。まずは、あの町まで行って話を聞こう。皆、行くぞ!!」

 

「「「御意!!!」」」

 

 

俺たちは情報を求めて、その町へと向かうことにした。

 

 

 

 

 

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〜○○side〜

 

 

 

「門の修復を急げ!! 奴らは待ってくれないぞ!!」

 

「「「「応っ!!」」」」

 

 

私の指示で東門が修復されていく。しかし、完全に直すには時間が足りなく、仮補強が行われているだけの急ごしらえ。賊に激しく責められれば直ぐに壊れてしまうだろう…。

 

 

「夏侯淵様!! 西門の補強終わりました!!」

 

「ご苦労だったな、楽進。 戦まで時間はある。 今の内に休んでおいたらどうだ?」

 

 

楽進と呼ばれた銀髪の少女は、背筋をビシッと伸ばしたまま、首を横に振って答える。

 

 

「いえっ!! 私は大丈夫です。」

 

「休める内に休んどでおかないと、後で大変だぞ?」

 

「ならば、夏侯淵様こそ休んではいかがでしょうか? 到着されてから働き続けではありませんか。」

 

「あぁ、私もここが終わったら休ませてもらうさ。だから楽進、君も今は休んでおけ。」

 

「…はい!! お心遣い感謝します!!」

 

 

この娘は良い娘なのだが…どうも、真面目すぎる器量が見えるな…。

 

 

「それでは、わたs『夏侯淵様〜!!!!』……真桜…。」

 

 

声がした方を見ると、李典が笑顔でこっちにやってきた。

 

 

「おぉ、凪。そっちも終わったんか? あっ、夏侯淵様。北門の補強終わったで!!」

 

「こらっ、真桜!! 夏侯淵様にその様な口のきき方…。」

 

「良いさ。私はその様な事は気にはしない…。それより、補強は終わったんだろう? ならば、楽進と一緒に休んでおくと良い。」

 

「ほんま!! 夏侯淵様は話が分かる♪」

 

「ふふふっ。戦いでは期待してるからな、李典。」

 

「任しときぃ!! ウチの螺旋槍でボコボコにしたるわ!!」

 

「あぁ、それなら楽しみだ…。」

 

 

この二人と話をしていると、ここが戦場だということを忘れそうになる。それぐらいにこの二人が明るいのだ…。

 

そう言えば、もう一人いたな…。

 

 

「お〜い!! 凪ちゃ〜ん!! 真桜ちゃ〜ん!! 夏侯淵様〜!!」

 

 

噂をすればなんとやら…通りの向こうから手を振りながら少女が小走りに駆けて来る。

 

 

「おぉ〜沙和。そっちも終わったんか?」

 

「うん!! 南門の補強はばっちりなの〜!!!」

 

「そうか、ご苦労だったな于禁。」

 

「夏侯淵様、お疲れ〜なの〜!!」

 

「沙和!! お前も!!」

 

 

楽進と于禁のやりとりを聞き、苦笑を一つ洩らした上で、ふとこの明るさはどこから来ているのか気になった。

 

 

「確か…お前達は戦闘は初めてだと言っていたな?」

 

「あっ、はい!! 喧嘩の仲裁とか引ったくりを捕らえたりとかはありますが…。」

 

「こういう戦闘は初めてなの〜!!」

 

「初戦闘を控えて、緊張や恐怖は無いのか??」

 

「う〜ん、なんやろな〜…。」

 

「確かに緊張もするし、怖さもあるの〜。でもでも、凪ちゃんと真桜ちゃんがいるから、大丈夫かな〜って思えるの〜!!」

 

「二人のお陰…と言うことか??」

 

「私たちは小さい頃から三人で色々なことをしてきました。楽しいことも、悲しいことも、三人一緒なら乗り越えることが出来ました。」

 

「せやから〜今回もどうにかなるって…そう思うんや。」

 

「それにそれに〜今回は夏侯淵様も典韋ちゃんもいるの〜!! だから、大丈夫なの〜。」

 

 

三人の目には強い意思が見える。

 

この三人は三人でいるから強いのだ。

 

お互いがお互いを補佐し助け合い、障害を乗り越えていく。そうして、ここまで生きてきたのだろう…。

 

 

「ふっ…。では、その期待に答えなくてわな…。」

 

「そう言えば、典韋将軍はどちらに…。」

 

「流琉は、確か東門の修復を手伝って…『秋蘭様〜!!!!!』……今日は噂をすれば出てくるな…。」

 

 

東門の方から慌てた様子で少女が走ってくる。

 

 

「はぁはぁ……何の話ですか?」

 

「いや、なんでもないさ。ところでどうしたんだ? そんなに血相を変えて…。」

 

「そうだ!!秋蘭様!! 東門に奇妙な一団が!!」

 

「奇妙な一団……??」

 

「はい。 見たことも無い服を着た男が二人と、女の人が二人です。」

 

「ほぅ…。それで、彼等は何と??」

 

「ここの責任者の人と話がしたいと…。」

 

「ふむ……。分かった。私が行こう。」

 

「では、こちらです。」

 

 

東門に現れた謎の集団とは一体……。

 

それに、見たこともない服……だと……?? 

 

 

 

 

 

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〜聖side〜

 

 

「秋蘭様、この方達です。」

 

 

俺の目の前には、緑の髪を上でまとめ上げ、見事におでこを出した少女と、青い丈の長い服に身を包み、その色と同色のショートカットの髪をした美女が立っていた。

 

 

「君がここの責任者かい?」

 

「あぁ、そうだ。して、あなた方は一体?」

 

 

その目はこちらを見定めようとする鋭い眼差し。それを見れば、この人は只者でないことぐらい分かる。

 

 

「俺たちは、旅人だよ。ちょっと旅の途中にそこを通りがかったものでね…。」

 

「そうか、はるばる来た所悪いが、ここは今から戦いの場になる。巻き込まれたくなければ速やかに帰るのだな…。」

 

「へぇ〜…相手は黄巾賊の残党ってとこかい??」

 

「あぁ。」

 

「数は??」

 

「……そなた達に教えても意味は無いだろう…。」

 

「確かにな…。でも、三千人の兵で足りないくらい敵は多いんだろ?」

 

「っ!? 何故それを…。」

 

 

明らかに動揺した素振りを見せる青髪の美女と緑髪の少女。

 

まぁ、いきなり兵数を当てられたら驚きもするか…。

 

 

 

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第八章 第一話  三羽烏  END

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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後書きです。

 

 

第八章第一話の投稿が終わりました。皆さんどうだったでしょうか。

 

 

 

話の始まりは黄巾の乱が終わって半年経ったところから始まります。

 

巷では張角の死亡説の噂が広まり、彼女たちは死んだものとされました。

 

これにより、ようやく表立って彼女たちを自軍に迎え入れる聖。

 

彼女たちの効果は………原作のゲームをやったことある人なら分かると思いますが、相当なものです…。

 

これから先、聖たちの軍はどうなっていくのか………そして、愈々曹操様とご対面フラグが立った聖、彼の運命は……。

 

次回からをご期待下さい。

 

次回は一週間後のこの時間に……。

 

 

では、また次回で会いましょう!!!!!

 

説明
どうも、作者のkikkomanです。

宣言通り、投稿しました!!待ち侘びてくれていたら幸いです。


この話も全部で九十話を超す数となり、その数は未だ終息を見せない勢い……。本気で200話くらいいくんじゃないかと内心びくびくしてます。

今更になって一話辺りを自分で読み返してみると、なんとも稚拙な文章を自分は書いていたんだろうと寂しくなりますね……。

それでも、総閲覧数が4000を超えていたのにはびっくりしました。皆さんに興味を持って頂けて私はとてもうれしいです。これからもどうぞよろしくお願いします。


それでは今話より、第八章をお楽しみください!!
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タグ
真恋姫†夢想 オリ主 オリキャラ多数 ハーレム 

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