真・リリカルなのは 第七章 すずか救出編 第十七話 砕かれる鏡の世界 |
カミューのレアスキルに悪戦苦闘する はやて
彼女はカミューを倒し、すずかを助けられるか?
カミュー「さぁ!! このレアスキルを破ってみな!!」
はやて「言われんでも破ったるわ!!」
カミュー「いいね!! 久方ぶりに滾ってきたよ!! なぁベル!!」
ベルフェゴール(そうですね!)
カミューのデバイス ベルフェゴール
形状は右足に取り付ける鎧………足甲といったところか
その為、戦う時は足以外はほとんど使わない
カミュー「もう一蹴りくれてやろうか!!」
ベルフェゴール(あいつでサッカーしましょう♪)
はやて「舐めんなや!! プリベイトクラスター!!」
カミューに向かって技を放つが、
パリィィィィン
はやて「また映っただけの奴かいな!!!」
しかも、鏡壊しまくってるのに、何で無くならへんねん!!
カミュー「鏡を壊しても無駄だぜ? 何度でも再生するからよ!」
はやて「クッ」
いや、落ち付け………………
シグナムが前に言ってたやん
どんなに強い技でも、破れないものはないって
はやて(この鏡の世界も破れる筈や…………)
何かないか?
何か弱点は………………
カミュー「考え事かい?」
はやて「っ!!」
考えに集中して、カミューの接近に気付けなかった はやて
カミュー「そら!!」
カミューの踵落としが、はやての頭上に決まる
はやて「ガッ!」
そのまま地面に落下し、激突する
はやて「痛った〜」
もう最悪や…………シュベルツクロイツは、なのはちゃんのレイジングハートみたいに、ウチを守ってくれへんからな…………
はやて(そういえば、インテリジェントやったらこの状況を打破できてたかもな…………)
いや、インテリジェントも人間が造ったもんや!
だったら、人間もこの状況を打破できる力を持ってるはずや!!
はやては立ち上がる
カミュー「へぇ〜 てっきり気を失ったと思っていたけどな」
はやて「……………………………………………」
鏡に映るカミューの姿に惑わされずに、本物を探す方法ってなんや?
ウチは正直言って、魔力感知は下手な方や………………………
どうしても視力に頼ってしまう…………
ん? 視力に頼る?
…………そうか!!
見てまうから惑わされるんや!!
見んかったらええねん!!
何でこない簡単なことを思いつかんかったんや!!
はやて「よっしゃ!!!」
カミュー「ん?」
はやて「悪いけんど破らせてもらうわ……あんたのレアスキルをな」
カミュー「さっきまで苦戦してた奴の台詞か?」
ベルフェゴール(カミューさん!)
カミュー「何だ? ベル」
ベルフェゴール(恐らく何かを掴んだと見るべきです)
カミュー「……そうか、お前がそう言うんなら警戒しておくか」
はやて「さぁ来い!!」
カミュー「行ってやるぜ!!」
鏡に反射して、何人ものカミューが、はやてに襲い掛かるように見える
はやて「……………………………………………………………………」
カミュー(っ!! コイツ…………正気か?)
戦場で目を瞑るか普通?
はやて「……………正面!!」
はやては自分の目の前に魔法陣を展開する
カミュー「!?」
はやて「ブリューナク!!!」
カミュー「なっ!!」
カミューは躱すことが出来ず、直撃する
カミュー「グワァァァァァァ!!!!!!!」
はやて「夜叉の鎖!!」
吹き飛んでいくカミューを見失わないように、鎖で縛りつける
カミュー「クッ」
まさか、見破られただと!!
はやて「響け!! 終焉の笛!!」
カミュー「おいおい、嘘だろ!!」
はやて「ラグナロクゥゥゥゥ!!!!!」
夜叉の鎖に縛られている為、躱すことなど出来る筈もなく
カミュー「グハァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!」
白い閃光に飲まれる カミュー
その瞬間、鏡の世界は砕け散る
はやて「どんなもんや!!」
カミュー「うぅぅぅ、まさか……私の((鏡の世界|ミラーワールド))が破られるなんてね………………」
はやて「ウチの勝ちやな!」
カミュー「まだまだ!! 勝負は決まってねぇ!!」
ラグナロクが直撃したのにもかかわらず、立ち上がる カミュー
はやて「まだやるんか!!」
カミュー「戦いはどちらかが死ぬまで終わらねぇ!!」
はやて「………………………………………」
カミュー(アタシは死ぬわけにはいかねぇ…………妹1人残して逝けるはずがねぇ!!)
はやて「片方が死ななかったらアカンなんて、あまりにも侘しいやん!!」
カミュー「そんなもんだろ? だから戦争があるだよ!!」
はやて「ッ!!」
はやては言い返せなかった
地球にも沢山戦争が在ったからだ
あくまで過去の話だが……………………………
カミュー「行くよ!! あたしの最高の蹴り………食らってみな!!!」
ベルフェゴール(行けますよ!! カミューさん)
はやて「……捕えよ! ((凍てつく足枷|フリーレンフェッセルン)!」
カミュー「何!?」
ベルフェゴール(これでは身動きが…………………)
カミューの足下が凍りつき、身動きが取れない状態となる
はやて「もう終りや……来よ! 白銀の風!!」
カミュー「どうにか出来ないか? ベル」
ベルフェゴール(申し訳ありません)
はやて「天よりそそぐ矢羽となれ!!」
カミュー「クソッ!!」
あたしはこんな所で!!!
はやて「フレースヴェルグ!!!!」
カミュー「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
はやての大技が決まる
はやて「これで頭冷やしや!!」
カミュー「あ、く……くそ……こ、ここまで……か」
はやて「……………………………………………………」
カミュー「やってくれたな、八神はやて……………」
はやて「ウチはあんたを殺さへん、それでも戦いは終わらんか?」
カミュー「フフフフ、お前が殺さなくても、アタシは死ぬさ」
はやて「何やて!!」
カミュー「あたしらには特殊な魔法を掛けられてな…………負ければ発動し、死ぬんだ」
はやて「っ!! んなアホな!! まるで捨て駒やん!!」
カミュー「だろうな…………」
はやて「ほんならウチは……………あんたを殺す事になってしまうんか………」
カミュー「…………怖いか? 殺すのが?」
はやて「あたりまえやん……………それに」
カミュー「それに?」
はやて「あんたのその魔法を解いてあげたかった……………」
はやては悔し涙を流す
目の前で死にかけている人が居るのにも関わらず、救う手立てを持っていないことに………………
カミュー「…………………あんたは戦場に出るのには向いてないね」
そう言いながらも、はやての優しさに心をうたれる カミュー
はやて「かもな………でも、放っておけんやろ!」
カミュー「フッ 面白い奴だ………本当に」
甘い奴だ………まだまだ子どもと言った所か…………
カミュー「なぁ……あんたに頼みたいことが在るんだけどいいかい?」
はやて「何?」
涙を拭きながら、カミューに問う
カミュー「あたしには妹が居るんだ………両親が居ないから、私が引き取ったわけだが」
はやて「…………………………………………………………………」
カミュー「あんたとあんまり、年頃が変わらないと思うけど、頼んでいいかい?」
はやて「わかった、約束するわ」
カミュー「そうか……それだけが不安だった…………あんたになら任せられる………」
はやて「その子の名前は?」
カミュー「……………………………………………………………………………………」
はやて「っ!! 安らかに眠ってや」
名前を聞こうとしたが、カミューはもう眠ってしまった
はやては必ず、カミューの妹を保護し、カミューを殺した奴を捕まえると、新しい決心をする
はやて「魔法で人を不幸にするんは可笑しいで…………そんなんはウチが許さへん!!」
はやては飛び立つ! まずは友を救う為に!!
え?新しいフラグを立てたな!って?
さて、何の事とか私にはさっぱり
インフェルノのメンバーもあと3人
奴らを倒し、すずかを救えるか!!!
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何時の間にか、第一章の第一話の閲覧件数が1000を超えていた 何故一話なのかはわかりませんが…………… |
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