霊夢side

人里・・・・・

一方私達は人里に出現している化け物の退治をしていたのだけど・・・・・

霊夢「え?」

魔理沙「こいつら・・・」

急に化け物達が崩れ去っていったのだった・・・

アリス「形状崩壊?でも何故・・・・」

萃香「多分原因はアレだと思うけどな。」

そう言い私達は萃香が指差す方を見た。其処には・・・・

「オオオオオオオオオオオオオオ!!」

巨大な化け物が居たのでした・・・・・

霊夢「何・・・アレ・・・・・」

魔理沙「あの羽・・・・まさかフランか!?」

妖夢「だとしてもアレは一体!?」

早苗「それにあそこって紅魔館があるほうでは!?」

魔理沙「いずれにしてもヤバイ状況って事は確かだぜ・・・・」

霊夢「そうね・・・・っ・・・・」

そして私はある事に気が付いたのだ・・・それは・・・・

魔理沙「霊夢?」

早苗「霊夢さん、どうかしました?」

霊夢「博麗大結界が・・・・・崩壊しようとしている・・・!!!」

そう幻想郷を守る結界、博麗大結界が少しずつ崩壊しようとしていたのだ・・・・

零人side

零人「ウサギ。何とかアイツをブッ倒す方法はねぇのかよ?」

レイチェル「・・・あの黒き獣の心臓。つまりは・・・」

レミリア「駄目よそれは!!」

一方で俺達は黒き獣を倒す方法を模索していたがなかなか方法が無かったのだった・・・

零人「だがな・・・流石にここまでとなるとな・・・・・・・っ。」

レミリア「駄目よ・・・・あの子は・・・・」

レイチェル「レミリア。もうこうなったらあの子を楽にしてあげるしかないわ。」

レミリア「駄目っ!あの子は・・・だってあの子は・・・・」

零人「・・・・・。」

レミリア「たった一人の妹なの・・・私が今まで自分勝手にあの子を地下に押し込めて

誰とも相手にさせなかった・・・そのツケよ・・・・。」

レイチェル「・・・・・」

レミリア「だから・・・もし本当に駄目なら・・・私があの子を撃つ・・・。」

零人「・・・・・。それはちと待ってくんねぇか?」

レミリア「えっ?」

零人「一つだけ方法がある。かなり分の悪い賭けだがな。」

レイチェル「貴方・・・何をする気?」

零人「なーに。巨大な化け物には巨大な化け物ってな。」

イクス『まさかマスター・・・・・"アレ"を使うのですか!?』

ソルナ『ちょっ!今の零人ちゃんが使ったらどうなるか解らないよ!?』

レミリア「どうなるか・・・って何をするつもりなの?」

零人「・・・・・俺の全力を使うのさ。」

レイチェル「まだ奥の手を隠していたの?」

零人「そ。ただし成功するかどうかわかんねぇし下手したら俺も大変なことになっちまう。」

レミリア「・・・・・」

零人「お前がそれでも妹を助けたいというのなら・・・・・。」

レミリア「・・・・・お願い。妹を・・・フランを助けて・・・」

零人「・・・・へっちゃんと言えんじゃねぇか。」

ソルナ『零人ちゃん・・・やっぱりアレやるの?』

零人「どの道アレしかこの状況を打開する方法はねぇしな。」

イクス『・・・・・・了解しました。マスターただし使用制限時間は五分。それ以上は

限界点として強制解除します。』

零人「ああ、行くぜ!」

俺は術式と魔法陣を展開し詠唱呪文を唱えた。

零人「第666拘束機関解放　次元干渉虚数方陣展開　イデア機関及びデバイスユニット"エクストリーム"に接続・・・・行くぜ!　　　　　　EXTREME MODE発動!!」

俺はソルナとのユニゾンでしか使用できないモード、エクストリームモードを発動した。

このモードはその名の通り限界まで自分の力を出せる。そして今は蒼の魔道書と連結している。

つまりは・・・・・・

零人「グッ・・・・・ガアアアアアアアアアア!!」

俺は自身を精錬し無理やり黒き獣になったのだ。ただし未完成の状態なため使用時間は短いし暴走する恐れもある。

だがフランと渡り合うには十分な力だった。

零人「行くぜ!フラン!!!」

黒き獣「オオオオオオオオオ!!」

まだ自分の意思がある俺は黒き獣に向かい殴り合いが始まった。

レイチェル「まさか・・自分の精錬をわざと失敗させて自身も黒き獣にするなんて・・・。」

レミリア「でも下手したら彼も暴走する・・・」

零人「オラァ!!」

ドゴズ!!ドゴズ!!

零人「何処だ!何処にフランが居るんだ!」

俺は攻撃しつつ黒き獣の心臓であるフランを探していた。

すると黒き獣は口から大量のレーヴァテインを作り出し粘土の様に練り始めた。

するとそれは紅い球体となったのだ。

零人「っ!まさか!!」

黒き獣(フラン)「終焉「イグドラシル」。」

黒き獣は球体を俺に向けて発射した。　まずい、このままじゃマジで死んじまう・・・・

零人「く・・・そったれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

俺は無謀にもそのまま突撃していった攻撃を受ける覚悟をして・・・・

その時・・・・・

レイチェル「第零式拘束機関開放　次元干渉虚数方陣展開　固有境界に接続

・・・・ツクヨミユニット　起動!」

ウサギかツクヨミユニットを起動させ攻撃を無力化したのだった。

ツクヨミユニットとはウサギ曰く"絶対防御"らしい。

零人「なっ!?ウサギ!?」

レイチェル「驚いてないでさっさと行きなさいこの下僕!!」

零人「っ!サンキューなウサギ!!」

ソルナ『でも零人ちゃん近づいてどうするの!?』

零人「ンなもん簡単だ!!」

俺は黒き獣に近づき口を掴んだ。そう、さっきの攻撃でチラッと見えたのだ。ヤツの中は殆ど空洞だ。そしてその中心にフランは居た。

つまりは・・・・

零人「このまま突撃じゃアア!!」

俺は強制的に解除されたのを機に黒き獣の中に入って行ったのだ。

レイチェル「まさか自分から中に入るなんて・・・あの子も�Hなのかしらね・・・。」