真・リリカルなのは 第七章 すずか救出編 第二十三話 激昂する焔
[全1ページ]

刃に貫かれ、瀕死状態となった すずか

 

彼女を救う手立てはあるのか?

 

バット「チッ 外したか」

 

バットは刀を振り回すと、すずかの胸から刃が抜け、その反動で、すずかは吹き飛ばされる

 

アリサ「すずか!!!」

 

アリサは、すずかの元へと駆け寄る

 

バット「たくっ 折角のチャンスを逃すなんて、俺もダメな奴だなぁ〜」

 

アリサ「すずか!! しっかりして!!」

 

すずか「う………だ、大丈夫……だよ」

 

アリサ「そんなわけないでしょ!! こんなに血を流して……………」

 

すずかの周りには血の海になっていた

 

すずか「吸血鬼は………出血じゃ………死なないから…………」

 

アリサ「何言ってるの!! 血が薄いんでしょ!!」

 

何とかしなきゃ…………

 

アリサ(でも、私は回復魔法は皆無…………どうすれば……………)

 

すずか「……スノー………ホワイト……………」

 

すずかは自身の傷口を凍らせ、出血を止める

 

すずか「これで………大丈夫……」

 

すずかは気を失う

 

スノーホワイト(このままでは不味いです………早急に手当てをしなくては)

 

アリサ「任せなさい……………アイツをぶっ倒す!!」

 

ここから脱出する為には、バットを倒すしかない

 

怒りが籠った瞳で、バットを睨み付ける

 

バット「悪いが、俺を倒すのは不可能だ…………俺は何度でも回復する」

 

アリサ「粉々にしてやる…………」

 

バット「出来るものならな」

 

アリサ「左近!!」

 

左近「コ〜ン」

 

フレイムアイズを剣にして、バットに突撃する

 

フレイムアイズ(相棒!! こういう時こそ冷静に行くんだぜ!)

 

アリサ「わかってる!!」

 

フレイムアイズ(わかってないから言ってるんだがな)

 

ガキィィィィィィィィン

 

鍔迫り合いになる

 

バット「怒り狂ってるな、そんな刃じゃ俺は倒せねェぜ?」

 

アリサ「絶対に倒す!! あんたを許すわけにはいかない!!」

 

バット「へっ! ダチを傷つけられる痛みが漸く理解できたか? これで俺と対等だな」

 

アリサ「あんたらが、先にすずかを攫ったんでしょうが!!!!」

 

ザシュッ

 

バットは切り裂かれる

 

バット「グッ!!」

 

アリサ「はぁっ!!」

 

グサッ

 

フレイムアイズの炎の刃は、バットの脇腹に突き刺さり、貫く

 

バット「グフッ!」

 

吐血する バット

 

アリサ「あんたはだけはぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

さらに深く刃を突き刺す

 

刃そのものが燃えているため、傷口を焙る状態となる

 

バット「チッ」

 

痛ってぇな……………

 

バット「けどっ!」

 

隙だらけなんだよ!!

 

自分の間合いに入っているアリサを切り裂こうとする

 

アリサ「解除…………」

 

シュヴェーレンモードを解除する

 

するとバットの脇腹には左近がくっ付いている

 

杖に戻ったフレイムアイズはアリサの手元にあり、アリサはバットの斬撃を躱し、一定の距離を取った

 

バット「チッ」

 

自分の攻撃が見事に外れて、イラつく バット

 

左近「コ〜ン」

 

バット「離れろ!! 子ギツネ!!」

 

バットが脇腹くっ付いている左近を掴むと、

 

カプッ

 

バット「痛っ」

 

指を噛まれた

 

アリサ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

 

バット「ッ!!!」

 

何時の間にか間合いに入られてしまい、アリサの攻撃を躱すことができない バット

 

ザシュッ

 

バット「クソッ」

 

杖だが、先が尖っている為、槍として使用できるフレイムアイズ

 

アリサ「これで止めよ!!」

 

アリサはバットの胸を貫こうとする

 

バット「甘い!!!」

 

剣であるサタンを、面積の広い方を向け、アリサの攻撃を防ぐ

 

バット「ここまで苦戦したのは久しぶりだ…………………そろそろ本気で行くぜ?」

 

アリサ「何!?」

 

サタンの刃から眼が現れる

 

その眼はアリサを見つめているようにも思える

 

アリサ「ッ!!」

 

アリサは驚き、距離を取る

 

バット「俺のデバイスは特別でな、俺の怒りさ憎しみなどの負の感情をエネルギーに変える」

 

アリサ「………………………………………………………………………」

 

バット「さっきから、お前達の様なガキに好き勝手やられて、怒りが頂点に達している……………今日の俺は今まで以上に強いぜ!!」

 

ブンッ

 

バットは権を振るうと、地面が抉れる

 

アリサ「なっ!?」

 

バット「覚悟はいいか? 粉微塵にしてやるぜ」

 

アリサ「クッ」

 

こんな奴に時間を取られる訳には…………………………………

 

アリサの頭には、早く すずかを連れ帰ることでいっぱいだった

 

この間にも、すずかの命が消えようとしていた

 

バット「行くぜ!!」

 

バットは、アリサに向かって走り出す

 

はやて「ブリューナク!!」

 

バット「何!?」

 

いきなりの攻撃に動揺し、躱すことが出来ず、はやての攻撃が当たる

 

はやて「直撃やな!」

 

アリサ「はやて!」

 

はやて「ん? アリサちゃん…………………えぇ!! 何でなん!! 何で居るん!?」

 

アリサが魔道師となって、ネグランドに来ていたことを知らなかった はやては驚く

 

アリサ「説明は後よ!!! はやて!! 今すぐ、すずかを連れて行って!!」

 

はやて「へ?」

 

アリサ「アイツに胸を貫かれて大怪我をしてるの!! このままじゃ死んじゃうわ!!」

 

はやて「なんやて!?」

 

はやては、すずかに駆け寄る

 

はやて「ッ!! これは不味いな……………シャマルは何所に居るんや?」

 

はやては、すずかを抱きかかえる

 

はやて「アリサちゃんはどうすんねん?」

 

アリサ「アイツをぶっ倒さないと、腹の虫が収まらないわ」

 

はやて「…………………………………………………………」

 

アリサ「早く行って!!」

 

アリサは自分がバットの足止めをして、はやてを逃がそうとする

 

すずかの命を取り留める為に

 

バット「逃がすと思うかよ!!!!」

 

蛇の様な魔力が、はやての両腕と両足に噛みつき、体を縛る

 

はやて「うっ!」

 

アリサ「はやて!!」

 

アリサは、はやてを縛っている魔力蛇を斬ろうとする…………………しかし

 

バット「オラよ!!!」

 

突進してきたバットの体当たりを食らい、吹き飛ばされる アリサ

 

バット「てめぇの攻撃も中々効いたぜ!! お返しだ!!」

 

剣に魔力を溜める

 

はやて(不味い!! バリアジャケットを羽織っていない、すずかちゃんに当たったら………)

 

バット「食らえ!!!」

 

バットが魔力を、はやてに撃とうとする…………………………しかし

 

アリサ「フレイムアルク!!!」

 

燃えている矢がバットを貫く

 

バット「グッ!」

 

炎の矢が、バットの頬を掠る

 

アリサ「Ver3!!」

 

フレイムアイズを剣にして、はやてを縛る魔力蛇を切り裂く

 

アリサ「行って!!」

 

はやて「わかった!!」

 

はやては、振り返ること無く、自分が出せる最高のスピードで、その場を去る

 

アリサ「あんたは私が倒すって言ってるでしょ!!」

 

バット「……………………………((脱皮|セルピエンテ・エスケイプ))」

 

ベリッ

 

皮が破け、無傷のバットが再び出てくる

 

バット「…………………もう、泣いて謝っても許さんぞ? 死ぬ覚悟しろや!!!」

 

アリサ「絶対に勝つ!! 私と、フレイムアイズと、左近の3人で!!」

 

何度でも無傷状態になる バット

 

勝つことは可能なのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バットのレアスキルを強くしすぎたかな?

 

 

説明
アリサVSバット
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
852 832 0
タグ
リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う オリジナルストーリー 

ohatiyoさんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com