貴方と人生を共に 最終新章 〜karin te moonlit story〜 本編 10
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北郷邸避難シェルター

 

戦えない者達、近くの市民達は現在北郷家のシェルターに避難していた。

 

それに紛れて・・・一人の女性が紛れ込んだ。

 

???「・・・もう・・・ダメ」

 

バタンッ

 

そこへ、華琳と一刀の子である杏が倒れた女性の元へ。

 

杏「お姉ちゃん、大丈夫?」

 

???「貴方に・・・託すわ。」

 

ピカーンッ

 

杏の凸手を差し伸べ何かを託し、???はそのまま消え去った

 

杏「?」

 

杏は何が起きたのかさっぱり分からなかった。

 

SP「杏様!こちらに居ましたか!さぁ、こちらに!」

 

杏「うん!」

 

-2ページ-

 

北郷邸裏門前

 

δ「鍵の反応は・・・ここか・・・」

 

愛紗「何者だ!」

 

δ「どけっ」

 

ドンッ

 

愛紗「クッ!早いっ」

 

バタンッ

 

相手の反応が早く、愛紗は一撃を貰い倒れた。

 

δ「ミラージュ展開」

 

スッ

 

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北郷邸門前

 

フレン「虎牙破斬!」

 

ザシュザシュッ

 

ドゴーンッドゴーンッ

 

エステル「ハートレスサークル!」

 

キラーンッ

 

季衣「兄ちゃんの家は壊させないよ!いっくよ!」

 

ブォンッ

 

ドゴーンッ

 

琉流「兄様の家を土足で踏み込まないで下さい!はぁぁぁ!」

 

ブォンッ

 

ドゴーンッ

 

門前ではフレンと二人の鉄壁が守っていた。

 

琉流「季衣!もうひと踏ん張りだよ!」

 

季衣「うん!」

 

フレン「SP達は市民を最優先に!」

 

SP達『はっ!』

 

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北郷邸避難シェルター

 

ドゴーーーンッ

 

δ「見つけた・・・鍵」

 

杏「だっ誰・・・」ガタガタガタッ

 

δが杏を捕まえようとした時。

 

シュッ

 

カキンッ

 

δ「っち。」

 

璃々が護衛として付いていたのだ。

 

璃々「狙いは杏ちゃんだよ!華琳さんとSPと桂花さんは杏ちゃんと逃げて!」

 

桂花「分かったわ!死ぬんじゃないわよ!」

 

華琳「杏!こっちへ来なさい!」

 

杏「ママ!」

 

ぎゅっ

 

璃々「リタさん!杏ちゃんを!」

 

リタ「任せなさい。行くわよ!」

 

δ「逃がさない」

 

シュッ

 

パシッ

 

璃々「悪いけど、何の目的があるかは知らないけど・・・私の家族を傷つける事は

 

許さないよ!」

 

シュシュシュッ

 

δ「ミラージュ」

 

スッ

 

璃々「消えた!」

 

ドンッ

 

璃々「かはっ」

 

シュッ

 

カキンッ

 

スッ

 

璃々「何処!」

 

ブォンッ

 

ザシュッ

 

璃々「クッ・・・」

 

バタンッ

 

δ「つまらん。」

 

ぎゅっ

 

璃々は残りの力でδの足を止めた。

 

璃々「いか・・・せない!」

 

δ「なら、死ね!」

 

ザクッ

 

-5ページ-

 

避難通路

 

リタ「急いで!」

 

スッ

 

δ「逃がさないよ。」

 

リタ「ロックブレ・・・」

 

ドゴッ

 

リタ「うッ!」

 

バタンッ

 

リタが術を唱える暇もなく、δの一撃を食らった。

 

桂花「華琳様!下がって下さい!」

 

桂花は震えながらも華琳達を庇う為に前へ。

 

華琳「貴方は杏と逃げなさい!」

 

ジャキッ

 

桂花「ですが!」

 

華琳「これは命令よ!・・・お願い!桂花!」

 

桂花「・・・はっ!」

 

桂花は杏を抱えながら全速力で出口まで走った。

 

杏「ママーーー!」

 

華琳「何故杏を狙うのかしら!(大丈夫よ、後から行くから。)」

 

δ「鍵を持っているからな・・・邪魔するなら死んで貰う。」

 

華琳「・・・簡単には行かないわよ。(鍵?)」

 

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上空

 

ヴィーダ「はぁぁぁぁ!撃ち抜け!」

 

α「!」

 

ドゴーーーーンッ

 

スタッ

 

α「やるな。」

 

ヴィーダ「二度と負けねぇ!」

 

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シグナム「天炎一閃!」

 

β「グリモアソード!」

 

カキーンッ

 

フェイト「何故本気で戦わない。」

 

γ「足止めが俺達の役目だからな。」

 

ピッ

 

γ「どうした?」

 

δ「鍵は取り返した、戻るぞ。」

 

γ「了解だ・・・引き上げるぞ!」

 

α「・・・済まない事をした。」

 

スッ

 

はやて「ガジェットも引いてくで・・・」

 

その時

 

はやて「(念話?)どないしたんや?シャマル?」

 

シャマル「はやてちゃん・・・ごめんなさい、華琳さんの娘さんが攫われたわ。

 

幸い他の子供達は無事だったけど・・・殆どの人が重傷を負ってるの。」

 

フェイト「直ぐに戻ろう!」

 

はやて「せやな!」

 

-8ページ-

 

避難通路

 

ピッ

 

そこには、ボロボロになった華琳達の姿があった。

 

華琳「・・・杏を・・・かえし・・・て!」

 

華琳は残りの体力を振り絞り、δの足を掴んでいた。

 

δ「それは無理だ、鍵である限りな。」

 

華琳「かえし・・・て」

 

δ「母の愛・・・か」

 

杏「ママーーー!」

 

スッ

 

華琳「たす・・・け・・・るか・・・ら」

 

バタンッ

 

 

 

 

 

こうして、長い夜は終を告げた・・・

 

被害報告

 

北郷邸・周辺の民家 崩落 

 

重傷者・市民、SP、メイド達他 合わせて40名程

 

軽傷者・上同様 合わせて300足らず。

 

内・危険な状態 1人

 

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翌朝

 

北郷邸は崩落し、現在皆刀の家に避難していた。

 

水琴「私が居てこの失態・・・戦いに集中してたせいで結界が破れた事も気づかなかったわ

 

・・・ごめんなさい!」

 

水琴は深く頭を下げた。

 

桂花「鍵が杏の中にあるって言ってたわ。」

 

悟空「鍵〜?」

 

雪蓮「華琳は?」

 

シャマル「軽傷なんですけど・・・璃々ちゃんの方が酷くて・・・」

 

愛紗「何!璃々は助かるのか!?」

 

シャマル「今、エステルさんとフレンさんが回復術で治療してます。」

 

はやて「うち・・・何も守れんかった・・・」

 

フェイト「はやてのせいじゃないよ・・・それに、取られたなら取り返せば良い。」

 

はやて「せやな・・・リン!うちらは敵アジトの検索や。」

 

リン「はいっ!」

 

桃香「こっちは終わったよ。」

 

星「こちらも終わりました。」

 

皆刀「こんな時に!・・・何やってるんだよ!・・・父さん!・・・」

 

ドンッ

 

皆刀は壁を叩いた。

 

桃香「ご主人様の事悪く言っちゃだめだよ?」

 

皆刀「ご主人様?」

 

星「!・・・記憶が蘇ったのですか?」

 

桃香「うん、星ちゃんでしょ?」

 

星「どう言う事だ?」

 

水琴「おそらく、外史と正史が不安定の事と関係してるんじゃないかしら?」

 

雪蓮「記憶が流入してるのね?」

 

星「なるほど・・・」

 

ヴィーダ「そう言う事か・・・」

 

はやて「ヴィーダ達もか?」

 

シグナム「はい、機動六課の事も、JS事件の事も・・・我がマスターは何処まで?」

 

はやて「おそらく、シグナム達と同じや・・・」

 

ヴィーダ「あいつらの事も思い出した・・・あの時に戦ったガジェットだよな?・・・って事は!」

 

シグナム「おそらくな・・・だは、奴は牢獄に入ってるはずだ。」

 

そこへリンディが現れた。

 

リンディ「場所が分かったってクロノから連絡があったわ。

 

地図はある?」

 

春蘭「ここに。」

 

春蘭は地図を広げた。

 

リンディが印を付けたのは・・・

 

皆刀「フランチェスカ学園!」

 

リンディ「奴らが出てくる時、異常な魔力数値を感知したらしいのよ。」

 

星「そこが外史と正史を繋ぐ門がある所だな。」

 

朱里「・・・だからご主人様は!」

 

朱里はある事に気づいた。

 

星「どうしたんだ?朱里?」

 

朱里「おそらく、華琳さん達も分かるはずです・・・あの外史の時、

 

皆さんと一緒にご主人様の世界へ行きましたよね?」

 

蓮華「確か・・・左慈と戦ったあの外史ね。」

 

愛紗「それがどうしたのだ?」

 

朱里「もし、私の推測が正しければ、

 

ご主人様はその場所から外史へ飛んだと言ってました。

 

そして、別の世界に行った時も同じ場所だとも言ってました。」

 

星「あの時だな?主が朱里と鏡の中に入って行った時の?」

 

朱里「はわわ!////そうですけど・・・////」

 

雪蓮「!鏡の影響で外史と正史を繋ぐ磁場が強いって事ね。」

 

朱里「その時ですね・・・恥ずかしいです・・・///」

 

星「何も言っとらんだろ・・・それより、進めてくれぬか?」

 

朱里「はわわ!申し訳ありません!・・・おそらく、正史と外史の磁場を引き合わせる事で、

 

外史と正史を繋げると言う説に辿り着きます。」

 

愛紗「さすが朱里だな。」

 

なでなでっ

 

朱里「はわわ///」

 

はやて「水琴さん、何か対処は無いんか?」

 

水琴「杏ちゃんが鍵なら門から離す事、門の破壊・・・だけど、後者は

 

一撃で破壊出来る程の力が必要なはずよ。」

 

シグナム「それ程硬いのか?」

 

水琴「いえ、魔力の暴発よ、一撃で仕留めなくちゃ暴発してこの世界が無くなるわよ。

 

もちろん、他の外史もただじゃ済まないでしょうね。」

 

ヴィーダ「なのはのスターライトブレイカーなら行けると思うんだが・・・」

 

一同『・・・』

 

水琴「それか、次元の彼方へ飛ばすか・・・」

 

そして、星が残酷な事を言い出した。

 

星「・・・言えば良かろう・・・杏を殺す事ってな。」

 

水琴「・・・それは最終手段よ。」

 

はやて「せや!そんな物騒な事言わんといて!」

 

沙和「そうなの!星ちゃん酷いの!」

 

ヴィーダ「ヴィヴィオの時に似てるな・・・」

 

シグナム「ああ・・・状況はそれより悪い。」

 

はやて「うちらの魔力吸収ではアカンのやな・・・」

 

フェイト「吸収は出来ると思うけど・・・軽傷程度だと思う。」

 

水琴「蒼天の書でも無理よ・・・そうね・・・おそらく、時空管理局のなのはちゃんの、

 

約80000000000人分って所ね。」

 

はやて「何やて!」

 

フェイト「それに、鍵が必要って事は・・・魔力は充分に溜まってるって事。」

 

春蘭「お前ら!何を言っている!杏様を取り返せば良いだけの話じゃないか!」

 

桂花「・・・春蘭にしてはまともな意見ね・・・その通りよ。

 

今私達に出来る事は突入して杏様を取り返せば良いだけじゃない。」

 

はやて「・・・せやな・・・何に悩んでたんやろうな。」

 

ヴィーダ「そうと決まれば、早速突入組を組むぞ。」

 

桂花「魔法関連の子達はまず、確定ね・・・後は・・・」

 

そこへ

 

華琳「私も行くわ・・・クッ・・・」

 

バタンッ

 

桂花「華琳様!今は休んで下さい!後は私達がやりますから!」

 

華琳「私の娘なのよ!私が迎えに行ってあげなくちゃ・・・あの子は待ってる・・・

 

わがままかも知れないけど・・・お願い!」

 

フェイト「私は良いと思う・・・その気持ち・・・分かるから。」

 

ヴィーダ「それに、私達で守ってやればいいじゃんか。」

 

はやて「せや、うちらが守ってあげる・・・だからうちらからも頼んます。」

 

水琴「・・・貴方に死なれると、私が一刀に嫌われるかも知れないし、

 

私も行くわ・・・悟空!」

 

ヒョイっ

 

悟空「あいよ!」

 

水琴「貴方はここの警護をお願いね。」

 

悟空「任された。大船に乗った気でいろ。」

 

鎌「鎌も行く」

 

シグナム「天下の呂布と同等の力があれば怖いもの無しだな。」

 

華琳「時間は惜しいわ・・・行きましょう。(一刀、私に力を貸して!)」

 

一同が決意表明的な事をしたその時!

 

キラーーンッ

 

トスットスッ

 

春蘭「うわっ!何だ!」

 

そこには二本の剣が突き刺さっていた。

 

華琳「これは!」

 

雛里「間違いないかと・・・」

 

皆刀「・・・父さん・・・」

 

そして、華琳は二本の剣を拾い上げた。

 

華琳「・・・貴方達の力を借りるわよ・・・赤鬼、青鬼。」

 

豪鬼(一刀も良い剣に恵まれたの・・・)

 

春蘭「我々はあの変てこな機械を壊し、突破口を開きます!」

 

華琳「期待してるわよ・・・行きましょう!」

 

華琳はシグナムに抱えられながら目指すは聖フランチェスカ!

 

 

続く・・・

 

-10ページ-

 

 

 

 

 

 

次回

 

 

 

 

 

 

 

ニウム「さあ、開いてもらおう!」

 

 

 

 

 

 

華琳「声が聞こえる・・・杏!」

 

ヴィーダ「突っ込むんじゃねぇ!」

 

はやて「うちに任せて!」

 

 

 

 

 

 

 

愛紗「機械ごとき!スクラップにしてくれる!」

 

バキューーーーンッ

 

春蘭「愛紗!」

 

 

 

 

 

 

華琳「(一刀・・・どうやらここまでみたい・・・ごめんね・・・)」

 

ニウム「死ね!」

 

ブォンッ

 

杏「ママーーーーーーーー!」

 

 

 

 

 

 

      次回 貴方と人生を共に最終新章 〜karin te moonlit story〜

 

 

              『満月と共に・・・』

 

 

 

 

 

 

 

-11ページ-

 

あとがきコーナー

 

なのは「今回も始まりました!」

 

ユーリ「と言うか・・・スタジオ直るの早すぎだろ・・・」

 

月音「そこはほら・・・ご都合的なw」

 

なのは「うん、ご都合的な・・・ね〜♪」

 

月音「ね〜♪」

 

ユーリ「・・・もう良いよ・・・それより、我らが大将が見当たらないんだけど・・・」

 

月音「まあ、今回あたし達のあとがきコーナーも人選変わるからね〜。」

 

なのは「そうなの・・・」

 

ユーリ「どう言う事だ?」

 

月音「実はね・・・」

 

なのは「バインド!」

 

月音「むぐんっぐmhugdhu」

 

なのは「月音ちゃん!・・・めっ!」

 

月音「コクコクッ;;」

 

ユーリ「・・・んで、それはこの先の話に関係してくるのか?」

 

なのは「う〜ん・・・どうだろうね・・・」

 

ユーリ「・・・(触れないで置くか・・・)でもよ、あのニウムとか言う奴!とんでもねぇ外道だな。」

 

なのは「うん・・・許せないよ・・・」

 

ユーリ「だな・・・あの???って奴もとんでもない事しやがってよ・・・」

 

なのは「でも、今後意味があるかもしれないよ?それに、被害者なんだから・・・」

 

月音「でもさ〜何で外史とくっつけたがるのさ?」

 

なのは・ユーリ「(いつの間に・・・)」

 

一刀「それはだな、ループをした人にしか分からない事だよ。」

 

月音「あれ?居たの?」

 

一刀「・・・さっきからね・・・月音、修行でもしようか・・・」

 

月音「ノーサンキュー!」

 

一刀「梨花〜」

 

梨花「はっ!」

 

パンッ

 

月音「ちょっ!」

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

なのは「ってな訳で!」

 

ユーリ「今日はここまでだ。」

 

なのは「次回もお楽しみにしてほしいの。」

 

ユーリ「んじゃ、そう言う事で。」

 

なのは「また次回〜ノシ・・・ケーキでも食べに行こうかな〜」

 

ユーリ「俺は断然チョコだな。」

 

なのは「ええ〜ショートだよ!絶対!」

 

続く・・・?

 

 

 

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