緋弾のアリア時空最強の英雄達第6話 甲賀の忍
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織田の宣戦会議から1週間後の夜

東京郊外のとある和屋敷にて

 

「ここが、甲賀の屋敷でござるか、、某は仲間の情報のみで来たのだが結構大きいでござるな」

忍者口調で屋敷に入る少女

そう、その少女は、甲賀と敵対する風魔の忍である風魔陽奈である

「この屋敷のどこかに符丁毒の秘伝があると聞いたのでござるが、、調べるしかないでござるな」

風魔は甲賀の屋敷に忍び入って行った

 

その頃甲賀は

「それでね〜夾竹桃、この店のモンブランが絶品なのよ、今度一緒に食べに行かない?」

「ふふ、そうね、その時はそうさせてもらうわ」

女子同士の会話に華を咲かせる甲賀

しかし、甲賀は侵入者がいることに気付いた

「夾竹桃、、ちょっとこの部屋にいて、、侵入者が来たのよ」

「わ、分かったわ、その侵入者捕まえたら連れてきて、、一度会った子かもしれないのよ」

「わかった、じゃぁ、行ってくるね」

そういうと甲賀は侵入者を捕まえに行った

甲賀邸土倉にて

「たしか、、ここに符丁毒の秘伝があったらしいでござるが、、」

土倉を探索している風魔

そう簡単に見つかるはずもなく逆に風魔がこの屋敷の忍であり主に見つかる

「あれ、、?陽奈じゃない、、この屋敷に侵入した忍って貴方なのね」

「お、、お主は、、月子、、風魔一族秘伝の符丁毒をどこに隠した?」

忍者刀を構え臨戦態勢に入る風魔

「ふふ、、どこだろうね?私だってわからないのよ」

ベレッタ二丁で応戦する甲賀

二人の忍同士の戦いは熾烈を極めていた

「陽奈、私がいちど貴方をとらえた時よりは成長したようね」

甲賀はベレッタを発砲して応戦するがあっさり風魔にかわされる

「あ、、当り前でござる、お主も腕が落ちたのでござるか?」

風魔は忍者刀で斬りかかる

「そんなことあるわけないじゃない、甲賀忍者は風魔より上なんだから」

甲賀はベレッタ二丁から忍者刀二刀流にスタイルを変えて攻撃する

「ふふ、、陽奈ちゃん、、つーかまえたっ」

いきなり不穏な笑みを浮かべる甲賀

「ど、、どういうことでござるか、粘着性の高い糸が絡まって動けないでござる」

糸に絡まる陽奈

「陽奈ちゃん、どうかな?私が考案した極・蜘蛛糸縛りの感触は」

かなりドSな笑みを浮かべる甲賀

「この糸が絡みついて、、か、、体が熱い、、どういうこと?」

まだ、糸の仕掛けに気付いてない風魔

「ふふっ、この糸はくノ一を色仕掛けで拷問するために媚薬をしみこませていたのよ、、」

「くっ、、そのようなしか・・・」

陽奈は気絶させられた

(陽奈……やるようになったね、、、この私に切傷をつけれるなんて……)

体がふらつく甲賀、斬りかかられたとき急所スレスレにヒットしていた

「まぁ、、いいわ、この陽奈って子、、夾竹桃に連れて行かなきゃ、、」

そういうと甲賀は陽奈を担いで自室に戻った

月子自室にて

「夾竹桃、、捕まえてきたよ〜」

自室に入る月子

「あら、早かったわね、、それに、、月子が捕まえてきた忍、、一度私も殺しかけて事があるのよ、でも、楽しみ甲斐があるわね」7

不穏な笑みを浮かべる夾竹桃

「お、、お主は、、あ、、あの時の、、」

トラウマを思い出す陽奈

「夾竹桃、知り合い?」

問いかける甲賀

「ええ、4ヶ月くらい前に私が毒で殺しかけてたことがあるのよ」

ドSな言葉を発する

「そ、、そうなんだ、、で、、この忍者どうする?」

甲賀は風魔が仰向けの状態で馬乗りになる

「は、、離すでござる、、素顔を見られることは忍びでは死もどうぜ、、」

もがいて抵抗するも甲賀に口を封じられる

「夾竹桃、、どうする?」

夾竹桃にゆだねる甲賀

「確か、、月子の屋敷の地下に地下牢があったよね?」

地下牢を確認する夾竹桃

「きょ、、夾竹桃、、まさかとは思うけど、、監禁するつもりじゃ、、、」

夾竹桃の発言にかなり青ざめる

「きょ、、夾竹桃、、ちょっとまって、、地下牢は今物置になってるしさ、、この部屋でいろいろ聞き出すことにしようよ、、」

「そ、、そうね、、」

少し残念そうにする夾竹桃

「あ、、ちょっと待って、、ちょっと、ボスに電話かけてくるから、、夾竹桃、、陽奈が逃げないように見張ってて」

「ええ、分かったわ」

甲賀は『ボス』に電話をかけに行った

「ボス、私です、甲賀です。甲賀月子です。」

ボスという人物に電話を掛ける

「ああ、我だ織田だ、甲賀、なにかあったのか?」

ボスの正体は織田であった

「ええ、実は、例の符丁毒を盗りに風魔陽奈という遠山キンジ側の忍が私の屋敷に忍び込んできたのですが、、どうしますか?」

指示をまつ甲賀

「逃がせ」

意外な指示を出す織田

「え、、な、、なぜですか?」

「例の符丁毒はもう実在しないはずだ、それに、風魔を放すことで情報を集めれるしな」

「わ、わかりました」

通話終了

再び甲賀の部屋にて

「夾竹桃、陽奈を解放するわよ」

「わ、分かったわ」

その後甲賀は風魔を目隠しを付けた状態で最寄りのバス停においてきた

 

翌日 武偵高校にて

「あ、、頭が痛いでござる、、」

風邪のせいか頭痛が激しい風魔

「お、、おい大丈夫か風魔」

風魔の体調を心配するキンジ

「だ、、大丈夫でござる、お師匠、、」

無理をしているようだ

「わ、分かった無理すんなよ」

そういうと遠山は自分の教室に向かった

2−A教室にて

「おっはよ〜とーやまくぅ〜ん」

遠山が入ってくると同時に甲賀はいきなり遠山に飛びついた

そう、アリアがいるにもかかわらず真正面から堂々と

「お、、おぅ、、」

戸惑っている遠山

奴隷(キンジ)を盗られたと思い込んだアリアは甲賀を威嚇するために天井に発砲した

「甲賀、、貴方相当風穴を開けられたいらしいわね」

甲賀を威圧するアリア

「へ〜っアリア専用だったんだ、、なら、、いただいちゃおっかな?」

さらに挑発する甲賀

「お、、表に出なさい!風穴開けてやるわ」

ついに吹っ切れたアリア

HR前からいきなり甲賀とアリアの決闘が始まった

 

屋上にて

「アリア、ここが決闘場所なの?」

余裕の笑みを浮かべる甲賀

「ええ、貴方を倒して東京湾に沈めて魚のえさにしてあげるわ」

かなりお怒りのようだ

そして決闘が始まった

先制攻撃を仕掛けてきたのはアリアであった

アリアは背中から双剣を取り出して甲賀に斬りかかった

「単調だね〜アリアは」

甲賀も忍者刀二刀流で反撃する

「や、、やってくれるわね」

アリアがかなり押せ押せの状態である

「や、、やるわね、、ちょっと私、、ピンチかも、、」

アリアの怒涛の連撃で少しふらつく甲賀

「この程度なの?」

甲賀を見下すアリア

「ふっ、、引っかかったね、、アリア」

ダメージを負いつつ高く飛んだ

「お、、墜ちなさい!」

アリアはガバメントに持ち替えて甲賀に連射する

しかし、ガバメントの装填数は一丁につき5発ということは二丁で10発

甲賀はダメージを負いつつも上空で10発分回避してアリアがリロードしようとする頃には既に甲賀の両脚はアリアの頭を挟んでいた

そう、甲賀はフランケンシュタイナーを決めるつもりでいた

「なっ、、」

アリアの視線はフランケンシュタイナーを喰らい一回転して気が付いたころには地面と向き合っていた

「私の勝ちだねアリア」

傷ついてもなお勝利を決めた甲賀は勝利に酔いながら屋上を後にした

その後アリアもキンジに連れられて教室に戻った

教室にて

「ボス、、あれがあのアリアですか、、噂ほどにでもないです」

織田に戦果を報告する甲賀

「甲賀、お前も地に落ちたな」

「ど、、どういうことですか?」

「アリアはまだ本気ではない、慢心するな、次は全力のアリアを討て」

「わ、、分かりました」

 

次は全力のアリアを討つ!そう決意する甲賀であった

 

「理子、なんだ?そのイヤリングは?」

理子のイヤリングを気に留める織田

「えへへ〜ヒルダからもらったんだ〜かわいいでしょ?」

「私達、、昨日誕生日だったもんね、、」

誕生日プレゼント?でヒルダからもらったイヤリングを自慢する理子姉妹

「ハッ、昨日京子と理子の誕生日だったのだな、、生誕祝だ受け取るがよい」

織田は理子姉妹に指輪を渡した

「ありがと〜ノブノブ、いや、、ダーリン?」

信長に抱き着く理子

 

しかし、理子姉妹がつけているイヤリングが次なる戦いの引き金になることは織田も予想していなかった

放課後 武偵高内女子寮屋上にて

甲賀は間宮あかりに呼び出されていた

 

「あかりちゃん、私を屋上に呼び出したりなんかして何の用かな?」

要件を聞く甲賀

「月子先輩、ど、、どうして、、あの夾竹桃とつるんでいるんですか?」

なぜ夾竹桃とつるんでいるかを聞く間宮

「え、、それのどこが悪いのかな〜?さっぱりわからないわ」

恍ける甲賀

「司法取引をしたといっても、、私たちと敵対してたイ・ウーの構成員だったんですよ、、」

元、イ・ウーってことだけで悪いことにする間宮

「そ、、そう、、で、、間宮、、他にも要件があるんじゃない?」

「は、、はい、朝、アリア先輩を倒してましたよね?」

あの朝の時のことを一部始終見ていた間宮

「あら、見てたの、、貴方の戦姉妹も地に落ちたのね」

何気に間宮の戦姉妹をバカにする甲賀

「あ、、アリア先輩をバカにするなー!」

キレて攻撃的になる間宮

「私とやる気?面白いわ、ノッテあげる!」

臨戦態勢に入る甲賀

間宮と甲賀の戦いが始まり

ファーストアタックを決めたのは間宮であった

「や、やるわね間宮あかり」

なんとか耐える甲賀

「つい最近の測定試験でDランクにアップしたからね!」

さらに攻撃を重ねる間宮

「でも、、間宮ちゃん、、詰めが甘いね」

すると、甲賀は間宮の足を掴んだ

「は、離してっ!」

掴まれていない左足で甲賀の腕をけり離れた間宮

「ふふっ、間宮ちゃんかわいっ、、夾竹桃が貴方を気にいる理由がなんとなくわかる気がするわ」

「もう、この一撃で決めるよ」

間宮は鷹捲のモーションに入る

「この一撃で決着をつけようってわけね」

応戦体制に入る甲賀

「てゃあー!」

体を回転させて鷹捲で突っ込む間宮

「もらったわ」

何故か鷹捲を受け止める甲賀

そして、甲賀は鷹捲のパワーを利用して逆回転にし、間宮の制服を破壊した

「う、、そ、、私の鷹捲が、、」

失望する間宮

「私の勝ちだねあかりちゃん、秋の夜は寒いからこれでも着なさい」

そういうと甲賀は自分の中学生のころ使ってた羽織をあかりの前に投げて去って行った

その時の甲賀の表情は新しい練習台を見つけた喜びで笑顔を浮かべていた

 

Tobecontinued……

 

説明
風魔一族と敵対する甲賀一族
長である娘と駆け出しの娘
対なる少女のストーリーがいま幕を開ける

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