真・恋姫無双 〜乱世に吹く疾風 平和の切り札〜第2話 現れたJ/偶然の出会い
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幽州?郡、楼桑村へと向かう林道。

 

 

 

既に太陽は地平線に接しており、空は薄暗くなっている。

加えて、現視点の林道は木々が太陽の光を大きく妨げているので、夕空の明かりが差し込み箇所も限定されている。

歩くには支障はないが、油断をすればあっという間に真っ暗になりそうだ。

 

そんな林道を歩く影が一つ。

桃色の髪を長く蓄えており、歩くたびに結ばれた二つの髪がフリフリと動いている。

若草色主体の飾りの無い着物を着ているが、姫君のように整った可愛らしい顔立ちが一際目立つ。

背丈や体格は女性並みの大きさ、形となっており、背丈に相反して胸は大きく膨らんでいる。

 

林道を歩く影――少女は、その中で疲労の色を込めた溜め息を吐く。

 

「はぁ〜、今日も疲れたなぁ…けどいつもより沢山買ってもらったし、良かったかな♪…まだちょっと残ってるけど」

 

ふと、少女は自分の背負っており籠の中にある筵(むしろ)を横目で覗き込む。

出発時よりも随分と数が減っているが、それでも売り残りと言うのは残念なのだろう。

少女の顔が少しだけ悔しそうになっている。

 

「…けど十分お金も手に入れられたんだし、良いよね♪それより早く家に帰らないとお母さんが心配する―――!?」

 

暗くなりつつある道を早足で歩こうとした瞬間、少女の目の前に奇妙な光景が起こる。

 

突然、少女の先の道に人一人包めそうな大きさをした光の玉が宙に現れ、徐々に降下していく。

そして光の玉は地面に着地すると、その輝きをより一層強め始めた。

 

「っ!?ま、眩しい…!」

 

光は周囲の木々や土すらも飲み込むような勢いで周囲に拡がっていく。

やがてそれは数十メートルにも及ぶ規模まで拡がり、近くにいた少女もその光に包まれる。

 

「うわわっ!?なにこれなにこれ!?」

 

突然の怪現象にパニック状態になる少女。

しかし光が強すぎるため目を瞑っている少女はその現象を直視することが出来ず、何が起こっているのか分からず仕舞いとなる。

 

 

 

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暫くすると、光は先ほどまでの勢いが嘘のように収縮し出し、霧のように霧散していった。

 

漸く目を開けられるようになったのを閉じた目で確認できた少女は、警戒心しつつも恐る恐る瞼を上げる。

少女の視界に、光に包まれる前とは異なる部分が一カ所ほど見受けられた。

 

「あれって……男の、人?」

 

自分の目の前に、人が倒れていた。

見たことも無い煌びやかな服装を身に纏っており、服は朱い空の光を反射している。

顔がこちらに向いており、その顔立ちから判断するに、十代後半の男性であることを少女は確認できた。

しかし気を失っているのか目は閉じており、身体も倒れたままピクリとも動かない。

 

「え、えぇ〜っと……も、もしも〜し…大丈夫ですかぁ〜」

 

先程の光はこの人が放ったものなのだろうか?

だったら結構危ない人?

でもそんな風には見えないしなぁ…

 

と、警戒心と好奇心が少女の心の中で交錯し渦巻く。

危ないかもしれないけど、何か倒れてるし放っておくのも良くないのでは。

どうしようか迷いつつ、少女の足取りはだんだんと倒れた少年の方へと向かい、そして少女は声を掛ける。

 

「…………」

 

しかし、仰向けに倒れている少年の反応は無い。

 

反応が無い事に不安を抱いた少女は、最悪の事態を脳裏に過(よぎ)らせながらも少年の様子を確認する。

良く見ると胸部が静かに上下しており呼吸はちゃんとしているのが窺えた。そして目立った外傷もないため、見た所、目の前の少年はただ眠っているだけだと判断できた。

 

「(良かったぁ…怪我とかしてないみたい)」

 

倒れている少年とは面識がないが、少女は素直にそう思った。

しかし安心したのも束の間、このまま道端に倒れたままにしておくのも、少女には出来なかった。

 

「う〜ん、村におぶって行こうにも途中で絶対私もバテちゃうよねぇ……あ、そうだ!余った筵(むしろ)をここに敷いて……で、この人をこっちに……………ぃよし!」

 

そこで少女は閃いた、今日売れ残った筵(むしろ)を使えばバッチリだろう、と。

思い当ったが吉日、早速少女は行動に移す。

自分より体格の大きい男性を運ぶのには労力が要るが、寝ている少年の真隣りに筵(むしろ)を敷き、出来るだけ素早く効率的に作業を終えられるよう工夫する。

そのお陰で、少年を筵(むしろ)の上に乗せるのにそう時間は掛からなかった。

 

「ふぅ…それにしても変わった格好だよねぇ……どこかの王族の人かな?」

 

改めて少女は、今だ目を覚まさない少年の寝顔をのぞき見る。

 

見た感じ、少女と年齢に大差はない若めの顔。

目を開けた時の表情は知らないが、寝ている時の顔立ちはどこか幼げで、少女の好奇心をくすぐってくる。

 

「…つんつん」

 

ほっぺたを人差し指で二回ほど突っついてみる。

 

「……ぅぅん」

 

それに反応して、寝ている少年の眉間に数本皺が寄り、小さく呻き声を上げる。

 

ちょっと面白いかもと、その気になった少女はもう一度少年のほっぺたを突っつくと……

 

 

 

「…うぎゃああぁぁぁぁぁっ!?」

「うひゃあっ!?ご、ごめんなさい!ごめんなさい!決して悪気があったわけじゃなくて〜!」

 

突然、少年が目を飛び出そうなほど見開いて起き、口からは絶望感漂う断末魔を放つ。

ちなみにこれは、先ほどの王子様ならぬ野獣のキスが迫って来たと勘違いした叫び。

別に少女が頬を突いたために出た絶叫ではない。

 

無論そんな事を知る由もない少女は、自分が何かやらかしてしまったと思い込み、一瞬で頭を深々と下げ謝罪し始める。

 

「はぁ…はぁ…ビックリした、この世の終わり…世紀末を見てしまったような気が……ん?」

「ごめんなさいごめんなさい、あれはあくまで私の趣味で、別に叫ぶほど困らせようとしたわけでは〜…」

「……何この状況」

 

見渡せばそこは薄暗い森の中。

自分の足元には茣蓙のようなものが敷かれており。

見たことも無い派手な髪色をした少女が自分に頭を下げて謝っている。

 

少年――北郷一刀は天に向かい、一言呟いた。

 

「……誰でもいいから教えてくれ」

 

 

 

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それから少々時間が過ぎ、漸く現場は落ち着いたところで、一刀は少女と状況の把握を始めた。

まず初めに一刀が驚いた内容、それは……少女の名前がかの有名な話の登場人物だったという事。

 

「さっきはお騒がせしてごめんなさい…えっと、私の名前は劉備、字は玄徳です!」

 

それを聞いた一刀は開いた口が塞がらなかった。

貂蝉からは三国志の世界に行くと事前に伝えられていたが、かの劉備玄徳が女性だという事は聞かされていない。

これも貂蝉の企みか、そう思った一刀は次に彼に会った時は全力で殴ると決心した。

 

一方的に根掘り葉掘り問い詰めるのもフェアじゃないと思った一刀は、次に自分の名前を教えた。

自分には字が無いという事を劉備に教えると、彼女は意外そうな表情をしていた。

 

その後の彼女の質問で一刀はもう一つ、この世界において重要な事を知らされた。

 

「へぇ〜、字が無いんですかぁ……あ、じゃあじゃあ真名はどうなんですかっ?」

 

まな?

 

聞き馴染みの無い言葉に一刀が首を傾げると、少女はまたもや意外そうな表情をした。

 

真名というのは、その人がこの世に生まれて直ぐ与えられる名前の事で、これは非常に神聖な存在として重んじられている。

真名は自身の親族や親しい間柄、結婚相手などにのみ呼ばれることを許されており、真名を呼ぶことを許されていない状態で呼んでしまうと、殺されてしまっても何らおかしくないのだという。

 

中々物騒な世界だなと、一刀は率直にそう思った。

 

 

 

その後もお互いに情報交換し合い、一刀はこの世界やこの周辺の土地の事、劉備は一刀と彼の来た世界について聞くことが出来た。

 

一刀は三国志の世界についての知識に疎いため、劉備から現在地や世情などを聞けて大助かり。

逆に劉備はというと、一刀の話が突拍子もない事が沢山あったため、まだ異世界の存在などが信じられそうにないようだ。

と言うより頭の中で整理しきれていないらしい、頭から容量限界の意味として湯気が出てきている。

異世界などとは無縁の生活を今まで送って来たのだから、そうなるのも無理はないだろう。

 

しかし一刀は、話の中で一つ非常に気になる事があった。

それは、劉備に自分が今探している物の説明をしていた時である。

 

「がいあ…めもり…?…何ですか?それ」

 

この世界は仮面ライダーWに登場したガイアメモリが存在している世界だと、前に貂蝉から聞かされていた。

であれば一刀が今後執る手段は一つ。そのガイアメモリを回収し、【管理放棄者(イレギュラー)】の企みを阻害する事。

 

しかし、劉備に聞いてみたら彼女はガイアメモリの存在すら知らなかった。

劉備は田舎の育ちだからそういった情報には疎いのかもしれないという線もあったが、以前、洛陽から通りがかった商人からもそういった話は聞いたことが無いと、彼女は発言する。

彼女の話を聞き、一刀は一考する。

 

 

 

――何故劉備はガイアメモリの存在を知らないのか。

 

――しかも今の時代の都である洛陽から来た商人すら、そんな話題を出さなかったという。

 

――あくまで言わなかっただけか?それとも本当に知らなかったのか?

 

 

 

「………分からん」

 

お得意の推理力も情報不足の影響で集中力が切れ、一刀は潔く諦める。

かと言ってこの先重要となるような推理を放っておくわけにもいかない。

というわけで、一刀はひとまず目の前にいる劉備を村へ送り、そこで今後の方針を考えることにした。

 

「さて…それじゃあ劉備さん、取り敢えず護衛も兼ねてあなたを村まで送らせていただきます」

「あ、はい!ありがとうございます!……ところで、ワタシの村の方角とかは知ってますか?」

「………案内をお願いします」

「あはは…了解です!」

 

折角なのでいい所の一つでも見せようかと思ったが、いきなり失敗。

劉備に進行を任せ、一刀は彼女についていくという形で方針は定まった。

 

早速二人は桃桑村へ向けて歩き出そうとするが…

 

 

 

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「おいそこの二人組、待ちやがれ!」

「「?」」

 

物事、そうスイスイと進むわけでもなかった。

 

突然、脅すような威勢の良い声が一刀と劉備の後ろから聞こえ、二人は揃って後ろを振り向く。

 

「おうおう、命が惜しかったら大人しく有り金全部置いていきな!」

「ヒヒ…アニキ、そっちの女は貧乏臭いけど、そっちの男は中々身なりの良い服着てやすぜ」

「ぶふぅ……久々に食いモンたらふく食えるだか?」

 

二人が振り返った先には、野蛮な服装をした目つきの悪い男衆がニヤニヤと気味の悪い笑みを浮かべながら佇んでいた。

数は全部で五人。

まず先頭には、クマのような顎鬚を蓄えた恰幅の良い男性。

先程、一刀たちを引き留めたのもこの男のようだ。

そしてその男の両隣にいるのが、カマキリのように痩せた鋭い目つきの男と、大きな腹をむき出しにしたふくよか…それ以上の体格をした男。

更にその後ろでは、平均的な体格をした男が二人ほど控えている。

 

盗賊。

 

その言葉が頭に浮かんだ劉備は、恐怖心によって一刀の背中に隠れてしまう。

 

「え、えっと……私たち、お金とかあまり持ってなくて…その…」

「うるせぇ!!ガタガタぬかしてるヒマあったら金目のモン出しやがれ!」

「ひっ…!」

 

なんとか盗賊たちの興味を冷まそうと、劉備は勇気を振り絞り、おずおずと盗賊たちに説得を試みる。

しかし、盗賊にそのような言い訳は通用しなかった。

盗賊にとって、少しでも金銭になりそうな代物こそ求めている物。

あまりお金を持っていないのなら、それをすべて寄越せというのが彼らの常套手段。

 

一刀はリーダー各の男の怒号を受けて怯えている劉備の手をとって少しでも安心させるようにしつつ、リーダー格の後ろに控えている男二人の持つ大袋の中身を、袋の口元にある隙間から窺う。

その中には武器や食料の他に、掛け軸など明らかに五人旅には不要のものまで入っているのが一刀には見えた。

 

 

――こいつら少し前にも他の旅人、もしくは村人を襲ったな……

 

 

瞬間、吐き捨てたくなるような嫌悪感が一刀の心に滾る。

 

劉備から話は聞いていた。

今の世は漢王朝が廃れ、民衆は弱り、中には他を虐げる暴力の手段で生き延びようとする者も出てきている始末だと。

劉備の話を聞いた時点でも思った事だが、現物を目の当たりにして、一刀の心にある思いが宿る。

 

 

 

――やっぱこのままじゃダメだよな、この世の中は。

 

 

 

一刀がそれを実感した時。

 

 

 

彼は。

 

 

 

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Wドライバーを手に取っていた。

 

「劉備さん……下がってな」

「え、あ………は、はい」

 

一刀の手を離す瞬間、若干心細そうではあったが劉備は一刀の指示通り彼の後ろへ下がる。

数歩下がった劉備は胸の辺りに両手を添え、一刀の無事を案じる。

 

一方、盗賊たちは一刀が見たことも無い物を取り出してきたことに動揺するも、後ろにいた男の一人が、リーダー格の男に声を掛けた。

 

「アニキ!もしかしたらそのガキの持ってるモン、かなりの値打ち物かもしれませんぜ!あんな妙な置物見たことがねぇ、多分王族の遺産か何かでさぁ!」

「ほぅ……だとしたら俺たちぁしばらく遊んで暮らしてけるな……おいカマキリ!そいつ殺せ!ただし服はあんま傷つけんなよ、それも相当な値段で売れそうだしな!」

「了解っ、ヒヒヒー!」

 

一刀の持つWドライバーを値打ち物だと推測した一味は急に眼の色を変えだした。

やはり大金になるそうな代物に目が無いのだろう。

将来大金持ちになれると言う希望を見出してご機嫌になったリーダー格から指示を受けた細身の男――カマキリは、腰に差していた短剣を取出し、一刀目掛けて駆けて行く。

 

一刀はカマキリが襲い掛かってくることを確認すると、素早くWドライバーを腰にあてる。

すると、赤いバックルの左側から銀色のベルトが一刀の腰を一周し、バックルの右側とくっついた。

 

「死ねぇっ!」

 

カマキリの鋭い斬撃が一刀に迫りかかる。

剣筋は荒く素人同然、だが下手に喰らえば命は無いだろう。

 

一刀は生まれてこの方、剣道を習ったことも竹刀を振るったことも一度たりとも無い。

探偵は逃げた犯人を捕らえるために柔道術で組み伏せる印象があったので、嗜み程度に柔道を習っていた程度である。

 

しかし、一刀はその攻撃を即座に読み切ったかのように流麗な動作で回避した。

 

「なにっ!?」

「おい何してやがるカマキリ!温室育ちのお坊ちゃまなんかさっさと殺してしまえ!」

「へ、へい!」

 

リーダー格の男の萎縮に肩をビクつかせつつ、カマキリは続けて短剣を振るう。

 

しかしどれも空振り。否、正しくは全ての攻撃が一刀に躱されている。

しかしどの攻撃も華麗に躱すわけではない。

時折際どい斬撃が迫った時には、横に転がるなどのアクションで回避しつつ距離をとっているし、眼は常に攻撃者と武器を捉えている。

あくまで斬撃とその軌道がちゃんと見えているようになっているだけで、達人並みの感覚を得たわけではない。

 

 

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「す、すごい……」

 

立て続けに盗賊の短剣を躱す一刀を見て、劉備は称賛の言葉を吐きつつ、口をポカンと開けている。

 

しかしそれと対照的に、いつまでたっても獲物をしとめられない事に苛立ちを感じていたリーダーの男の眉間には深い皺が刻まれている。

そして低い沸点に怒りのメーターが辿り着いたか、カマキリに先ほどよりも強い怒号を掛ける。

 

「何モタモタしてやがる!!おいブタゴリラ!お前も加勢してさっさとあのガキを殺せ!」

「お、おう…」

 

ブタゴリラと呼ばれた大太りの男も、リーダーの指示によって前に出ようとする。

 

しかしその前に、一刀はカマキリの細い腕を即座に掴み、遠心力を利用してブタゴリラ目掛けて勢いよく投げた。

 

「おらぁ!」

「あぐ!?」

「うおっ」

 

投げ飛ばされたカマキリは一刀たちの元へ向かおうとしていたブタゴリラとぶつかり、そのままブタゴリラを巻き込んで転倒する。

 

カマキリを投げ飛ばし、身なりをサッと整えた一刀は盗賊に向けて言葉を掛ける。

 

「取り敢えずあんたら、観察力が足りないな。俺はどっかの王子様でもなけりゃ温室育ちのお坊ちゃまでもない」

 

そう言いつつ、一刀は自分の懐から『あるもの』を取り出す。

 

「俺はただの………探偵さ」

 

一刀の右手には、黒いガイアメモリ――ジョーカーメモリが収まっていた。

一刀は構えをとると、ジョーカーメモリについているボタンを押す。

 

≪Joker(ジョーカー)!≫

 

一刀はジョーカーメモリをWドライバーのバックルにある、メモリを差し込む穴――メモリスロットに差し込む。

挿し込んだ瞬間、赤バックルを基点に発生する紫色の波動。

浮かび上がる『J』の文字。

皆がその光景に茫然とする中、一刀は沈黙を破る。

 

 

 

「……変身」

 

赤バックルを外側へ動かすと、バックルは『W』の形となった。

Wのバックルが形成された瞬間、一刀の周囲に黒い欠片が渦巻き、それらは一刀の身体に次々と付着していく。

 

 

 

そして、その一連の出来事が終わった時、そこには一人の戦士が立っていた。

 

全身が真っ黒なボディに赤く大きな複眼。

額にはWの文字をした飾りがついており、肩や手首足首には紫色のラインが入っている。

 

「…な、何なんだ…てめぇ一体何者だぁ!?」

「…言っただろ、ただの探偵じゃない。俺は探偵であり、そして……」

 

 

 

 

 

「W……いや、仮面ライダー……ジョーカーだ」

 

 

 

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【あとがき】

 

というわけで二話(三作目にして)にして漸く変身させることが出来ました。これが変身の最短ルートでしたので、折角なので早く変身させようかなと。

 

それにしても変身までのくだりがメチャクチャ書き辛いんですよね…

どうすれば動画みたいな迫力で書けるかとか考えてると、すぐ筆が止まっちゃって……

この辺りはもっと頑張らないとなぁ。

 

 

 

実は最後の変身を書くにあたって、一個気になる部分があったんですよね。

 

『ジョーカーってロストドライバーじゃないのに変身できるの?』

 

あくまで仮面ライダージョーカーはロストドライバー(メモリスロットが一つだけのベルト)で変身した姿らしいですからね。Wドライバーの場合はジョーカージョーカーになるっぽいんですけど…

調べてみてもジョーカージョーカーの変身方法が全然分かんないんですよね。メモリ一個で十分なのかな?あれ。

 

ご存知の方には申し訳ありませんが、ウチは『Wドライバーでもジョーカーに変身できる』という設定にしました。そうしないとこういうザコ戦でも色々と面倒になりそうなので…

けど本来2本のドライバーを使って変身するので、能力は従来と比べてだいぶ劣っているという事にしました。

まぁ盗賊程度なら何とかなる……でしょうかね?

 

それでは、次回もよろしくお願いします!

 

説明
第3話です。

それにしても最近暑い暑い……(゜Д゜;)
かといってエアコンに頼りっきりになると電力食うし…むむむ。
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コメント
最高総司令官さんへ ほむほむ……確かに言われてみれば、あれは正式な変身とはちょっと違うような気もしますね。クウガ達のFFR姿も割とアレですし……^^;(kishiri)
初めまして。最高総司令官です。確か、ディケイドのFFRでジョーカージョーカーに変身していました。なので、ディケイドの力で作られた幻といっても過言ではありませんね。(最高総司令官)
XXXさんへ  ほむ、なるほど……とりあえずどうするかは、これから検討することにしてみますね^^(kishiri)
いやでもkishiriさん、後でアクシデントか何かで実はできたんだぜ☆、とかしたら意外と行けるかもしんないかもです(XXX)
XXXさんへ  その発想は無かった……くっ(kishiri)
終の竜さんへ  確認してきました。まさか同じガイアメモリ2本使っていたとは…まさかのT2メモリ?(kishiri)
渡部一刀さんへ  さ、流石に軍師には勝てるから(震え声) まぁ立ち絵で剣を構えてても腰が引けてるから、だいぶ弱いんでしょうけどね……けど可愛い(kishiri)
いっそのことダブルドライバーの左側着脱可能にすればいいんじゃないですかねぇ…(XXX)
W&ディケイドの映画をウィキれば分かりますよ。映画だけの設定なので、使うのは難しいと思いますが・・・。(終の竜)
桃香て、最弱だよ!?(渡部一刀)
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真・恋姫無双 仮面ライダー 仮面ライダーW 北郷一刀 劉備 

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