勝負!賞品はショタ一刀w!(サバゲー編) |
各チームのスタート地点は、1・2階の角部屋8箇所。
豪邸の構造上、出てきてすぐに狙い撃ち…という事態にはならない。
作戦としては、
動き回って相手をかく乱しながら倒していく…
有利な場所から相手を狙撃する…
適当な広さの場所で乱戦に持ち込む…
一箇所に留まって(引きこもって)相手が来るのを待つ…
と、大まかに挙げるとこんな感じだ。
が、最後のは不利になるだけなので全チームその作戦はやらなかった。
誰かのチームと手を組んで戦力拡大と言う手もあったが…
武将達は『出会った奴は全員敵』という方針の立てていたw
一方各国の部隊長チームは勝つことは出来ないと諦めているのか、
自分達の国の将を応援することに…
それでは、各チームのサバゲーの様子を見てみましょう…
『似た者同士…』
各階には、用途はそれぞれの階によって違うが、かなり広い一室がある。
1階は食堂、2階は宴会場、3・4階は二つの部屋がつながり劇場のようになっている。
食堂には合計5つの扉がある。
正面に大きめの扉、左右にその半分ほどの大きさの扉、後方の左右に人3人分ほどの大きさの扉。
正面左右のは客が出入りするためのもので、後方のは従業員用だ。
そして今、左右の扉が同時に開かれ、両側からあるチームが食堂に入室する。
「む…祭殿?」
「おお、桔梗殿ではないか」
入ってきたのは蜀と呉の将、桔梗と祭のチームだ。
「ふむ…この場所を選んだと言うことは、祭殿も?(ニヤリ」
「はっはっは!どうやら同じことを考えているようじゃのう!(ニヤリ」
広さもあり、机・椅子・装飾品と盾となり障害物となるものも十分にあるが…
自分の存在を完全に隠すことは、この場所では出来ない。
真っ向勝負の乱戦となるので本来なら自分に有利に運ぶような場所をとるはずだが…
「どうも、コソコソチマチマとやるのが性に合いませなんだ…」
「うむ、全く同意じゃ!!」
この二人、揃って酒好き戦好き。真っ向勝負どーんと来い!ッてな感じでこの場所に来たのだ。
「では…始めますかな…」
「おうよ!」
桔梗は弓を横向きに構え、祭は立て向きだが矢を二本構えている。
桔梗の構え方は連射性に長けた構え、祭のは見て分かるとおり二射同時に出来る構え。
そして両者に共通するのは、直線的な攻撃しか出来ないこと。
小細工なしの真っ向勝負、二人の性格が大いに表れている。
一方部下達は自分達の隊長の邪魔にならないように、食堂にある机や椅子、装飾品を盾に弓を構える。
部下も二人の性格を理解し、二人だけの真剣勝負をしてもらうのだ。
部下の配置が終わったのを確認した二人は、合図も無く一緒のタイミングで最初の一射を放つ。
桔梗はしゃがみ、祭は横にずれることでその一射を避ける。当たらなかったが、二人は笑みを浮かべていた。
その笑みは、「一撃で終わってしまってはつまらない、こうでなくては面白くないと」語っている。
怯むことなく、迷うことなく二射目を放ち、部下も攻撃を開始する。
僅かな隙間を狙い撃ち、それを当てるような芸当が出来る者は中々射ないので、
部下のほうは数撃ちゃ当たると言った感じだが…ついに脱落するものが出てきた。
「くっ…やられ、っちまった…」
「っおい、大丈夫か!?」
「…俺は、もうダメだ…後を、たの、む…(パタリ」
「……クッソーーーーー!!#」
仲間の敵を討たんと放った矢は見事に命中!なんとも感動的なワンシーン!…なんですが…
これがサバゲーで、矢が刺さって血が出てるように見えるのも矢じりの細工によるもので、
死んだようなリアクションをとった、脱落した兵は他の参加者に邪魔にならないようにコソコソ退場する所がなければ…ですが…
そんなやり取りがあった傍らでは、桔梗と祭が戦場の食堂を荒らしに荒らし凄いことになっていた。
避けたり弾いたり、時には周りの机や椅子を弾き上げ盾としているのだが、
使ったものは元に戻す…なんて暇あるはずもなく荒らされた場所はそのまま残っている。
その上、二人して矢を出し惜しみ無くはなっているので、周囲が赤黒く汚れて、食堂はさながら戦場跡地の様…
出し惜しみ無く発射しているなら即効で矢がなくなるのではと思うかもしれないが、
この矢、ちょっと特殊な細工をしているので2、3回ほどなら再利用が可能なのだ。
矢筒から出して撃つ以外にも、そこら辺に刺さった矢を拾いそれを撃つことができる。
が、いくら再利用が可能と言っても、矢が尽きてくるのは避けられないこと。
ついに自分達の周辺には仕えそうな矢が無くなり、お互いが持つ矢が最後の一本となった。
部下の兵士達も激しいうち合いの末、いつの間にか全員脱落していた(内何名かは二人の流れ矢によるもの)。
「お互い最後の一本となりましたな…」
「そのようじゃな…では決着と行こうか…」
射抜くような視線で相手を狙い、弓が折れんばかりに弦を引き絞り…矢が放たれる。
一直線に相手の中心にむけられて放たれた矢は…二人の真ん中で衝突した。
その威力に矢じりの塗料は飛び散り、材料の木は裂けチーズのようになってしまった。
「「…………」」
双方無言、流石にこうなることは予想してなかったようだ。
こうなった場合勝敗は…
「引き分け…」
「ですな…」
だそうです。一勝負終えた彼女らは、その熱を未だに失わせていなかったが、肝心の矢が無ければ勝負が出来ない。
チーム全員の矢がなくなればそのチームも脱落というルールがあるので、
二人は自分達が入ってきた扉から出ようとしたところで、その脇にあるものに気づいた。
【厳顔(黄蓋)様、勝利することを願っています by 部下一同】
障害物の陰になり見えなかった、扉のすぐ横にあるダイイングメッセージ(見た目)を発見。
そのメッセージの下には大量の矢が…
「あ奴ら…」
「粋なことをしよるのぅ…」
部下の想い・願いを託され二人は決意新たに再び歩き出す…
矢が手に入ったのだからすぐに勝負再開すればいいのでは?という案があるかもですが、
お互い陰になっているため、相手のチームも矢を補充できた事に気づかなかったのでした…
『見えない敵に怯えて…』
客室が並ぶ長い廊下、その一角からあるチームが現れる。蜀の部隊長チームだ。
武将の勘やら気配で先を確認すると言う芸当なぞ出来ない彼らは、部屋を1部屋1部屋確認しながら進んでいる。
一列順当に調べ終え、次に行こうと角を曲がった所で、
「ぐあ!?」
先頭を歩いていた兵に矢が刺さった。
これまで襲撃が無かったことに若干緊張を解いていたのか少し慌てながら最後に安全を調べた部屋に入っていく。
「おい、大丈夫か!?」
「っ…すいません…油断していま…した…」
「いや、いい…後は任せてゆっくり休め…」
「…ご武運、を…(パタリ」
「…………」
力尽き、その手が床に落ちる。部隊長はそっと額に手を添えて目を閉じさせる…
感動的なワンシーン!…これがサb(以下略
「しかし…相手の位置が分からないとなると迂闊には動けんな…」
「隊長…ここは自分が囮になります」
「何を言うか!?そのような危険なこと、隊長である自分が」
「いいえ!隊長だからこそ今後も自分達を導いてもらわねばいけません!!」
「……わかった、では頼む…」
「了解です…では、逝きます!!」
掛け声と同時に飛び出し、斜め向かいの扉に、矢をいつでも放てるように構えながら突っ込んでいく。
部屋に突入しすぐさま安全を確認する。敵の姿は無かった。
「安全を確認、敵影ありません。隊長どうぞ!」
「よし、全員移動するぞ!!」
そして全員が斜め向かい、襲撃を受けた廊下の端の部屋へと入っていく。
「とりあえず…敵の攻撃は無かったが、この先のどこかに隠れていることは確かだ」
「はい」
「全員警戒を怠るな。前だけではなく後ろにも気をつけろ」
「了解」
行動再開。扉を開けて中を確認して次の部屋へ…やることは一緒だが先ほどよりも迅速だ。
3部屋、4部屋目と調べたとき、
バタン! 「!?」
バシュ! 「がっ!?」「Ouch!?」 (ゴト)
少し先のほうで扉が大きな音を立てて閉じ、全員の注意がそちらに向いた瞬間殿を務めていた兵が2人やられてしまった。
「何!?全員部屋に入れ!」
後方の襲撃に驚き慌てながらも、自分含め全員を今さっき調べ終わった部屋に非難させる。
覗いてみると背中に矢が刺さった兵がうつぶせになって倒れている。
「くそ…敵の姿は確認できなかったのか!?」
「申し訳ありません…先ほどの扉の音に注意を向けてしまい…」
「…そうか…だが、少なくとも今の状況…挟み撃ちにされていると言うのは分かった」
「……どうします?」
「今までと変わらん。見張りを立て、一部屋ずつ確認しながら進む」
「了解しました」
またも行動開始。正面の見張りを一人、後方を二人、部隊長は部屋を調べる役。
一部屋、また一部屋と調べて行き…先ほど音がした部屋の二つ隣の部屋の扉を開けた所で、
バシュ! 「ぐぅあ!?」
「隊長!?くっそー!!」
部隊長がやられ、部屋にいる兵の存在に気づいた残りの3人はいっせいに部屋の中に向けて矢を放つ。
中にいた敵兵は3人がかりの攻撃で倒したが…その行動は間違いだった。
バタン!バシュ! 「うっ!?」
矢を放ち終え、視線を戻さぬうちに正面を見張る役の兵がやられた。
そこでやっと後方を見張っていた兵も自分達の状況を思い出し後方を見るが…時既に遅し。
「隙ありーー♪」
視線を戻した先、そこには…呉の弓腰姫こと小蓮が矢を二本構えていた。
祭により弓の腕を鍛えられ、このとき二射同時撃ちも習得していた。
矢を構える暇もなく討たれ、残りの二人は倒れる…と、同時に小蓮の後ろで上から落ちてきたかなり大きな壷が音を立てて割れた。
「…あっちゃ〜…やっちゃった!てへ☆」
反省してる様子、微塵もなし…
何故壷が割れたのかと言うと…今回の作戦の説明にもなるが、正体不明の後方からの襲撃の正体は…小蓮だった。
小柄な彼女は自分と弓矢、その全てが入る豪邸の備品の壷に隠れ、
攻撃をするために壷を上に投げ、撃ったらまたすぐに隠れる…を繰り返したのだ。
最後に関しては調子に乗ったのか、またはこれが最後なのだとわかっていたのか壷を元に戻す行動をしなかった。
彼女にしか出来ない作戦、自分の体格を利用した作戦により、1つのチームが今全滅した…
『その名は伊達ではない…』
中心付近が吹き抜けになっているこの豪邸、各階には反対側へわたるために対角を結ぶように橋が設けられている。
その交差点には机と椅子が設置された小さな小休憩スペースがある。
立ち位置によっては自分の姿を敵に晒す危険地帯にも、相手の死角を捉える有利な場所にもなる。
その一角からあるチームが現れた。魏の部隊長のチームだ。
一通り全体を見渡した彼らは、姿勢を低くして柵の陰になるように移動を開始する。
そこに、彼ら現れた反対側の一角からまた1つチームが現れる。老黄忠(本人あまり気に入ってない、老の部分が)こと紫苑のチームだ。
自分達が気づかないのなら相手も気づかない、なんてことは残念ながら無かった。
この場所に来た途端、紫苑は気配や勘、その他諸々の要素から敵の存在に気づいていた。
即座に狙いを定め弓を構えて矢を放つ。それは見事に命中した…殿の兵のケツに…
「あ痛ーーー!?」
「な!?敵k、ぐぅあ!!」
最後尾にいた兵がやられたことに驚き、直ぐに敵を確認しようと柵から顔を出した。出してしまった…
確認する間もなく、顔を出した瞬間その額の中心に矢が刺さる。
「立ち上がることも出来ないか…仕方ない、全員身を低くしてこの場に待機だ」
「了解」
前に前進すれば姿が見えた途端にプスっとな、交代しても姿が見えたt(以下略、柵から乗り出せば姿g(以下略略
残された選択肢は…待ち伏せ。
相手が有利な位置を確保しているとはいえ、柵の裏側から撃つことはできない。自分達を撃つには回り込む必要がある。
回り込んできたところを迎え撃てば勝てずとも敵の数を減らすことは出来るだろう。
んがしか〜し…
「隠れているつもりでしょうけど…見えているわよ♪」
そう、あくまで普通の兵士ならの話だ。今相手にしているのは。
豪邸の柵は、絵や飾りの彫刻により所々に穴がある。
彼女は、そんな僅かな隙間から見えている的(敵兵)を狙い撃つ。
「っうっ!?」
「?おい…どうしっ!?」
柵にもたれていた兵が何かに突かれたような声を上げ硬直しているのを怪訝に思い問いかけるが、
返答は無くその場に倒れ、その背中には矢が刺さっていた。
「くそ…隠れていようと無駄だったか…」
「どうします?」
「……やむをえん、ここは特攻を仕掛けるしかないな…」
「…はい」
「我らが夏候淵様の勝利のために…逝くぞ!!」
「応!!」
柵より姿勢を低くしながら彼らは縦横二方向に向かって特攻を仕掛ける。
紫苑のチームも挟み撃ちをかけようと移動しており、奇しくも少数対小数の試合となった。
部隊長はと言うと…部屋の中心の休憩スペースへと一気に走りこみ、飛び込み前転しながら机の下に身を隠す。
追い詰められ、逃げることは出来ないのはわかっている。
全滅するのも時間の問題…と言うか既に終わってたりする。特攻に出た方向に敵兵が出てくる。
敵兵が姿を晒す…これが意味するのは降伏、誘き出し、敵対勢力の撃破のいずれか…
そして現状では3つ目だ。つまり残るは自分だけと言うこと……ならば、
「死んでいった仲間のためにも…覚悟ーー!!」
この覚悟、相手に向けたものではなく自分に向けたもの。
死を覚悟した兵は時として奇跡を引き起こす…ならば、死(脱落)覚悟で逝けば奇跡も…
な〜んて、所詮は部隊長。立ち絵なんかでは表情どころか目も書かれない役にそんなスキルは無い…
目の前にいるのは、また一人隙間から狙い撃ちを終えたのか矢を放ち無防備な状態の紫苑。
この距離ならば、この瞬間ならばと思い矢を放つ。その矢は、
「甘い!」
当たるか!?と思わせられた矢は、その場避けることもしようとしなかった紫苑に…掴まれた。
全く予想外の行動に驚き硬直してしまった部隊長。
紫苑は掴み取った矢を持ち直し、矢を部隊長に向け構え…放つ。
立ち直るも既に矢は放たれていた。避けられるはずも無く…今、魏の部隊長のチームは全滅した。
「よくこの私、黄忠漢升に立ち向かいました…といいたいけど、まだまだね♪」
流石老k「その名で呼ばないで!#」…蜀のみんなのお母さん。母は強し!!
『振り向けば…』
サバイバルゲームにおいて有利な場所、それは高い場所。
相手を見つけるにしても狙いを定めるにしても、下からだとどうしても1テンポ遅くなってしまう。
それはこの豪邸でも当てはまる。吹き抜けとなっている中心近辺、そして各階を結ぶ階段。
その階段を呉の部隊長が率いるチームが上がろうとしている。
折り返し地点、敵に最も狙い撃ちしやすい場所に差し掛かった。
顔を出して、直ぐ引っ込める。身を乗り出して、また直ぐ引っ込める。横でんぐりで飛び出しすぐさま立って弓を構える…
階段の先を確認、自分の真上を確認…敵を確認しなかった兵は全員に告げる。
自分達が行こうとしている所、上に敵がいないことに安心してまた階段を上る。
この時、その場にいた者達は上に集中するあまり気付いていなかった…自分達が今上り始めた階段…
その下の曲がり角から敵が覗いていたことに…
全員が上り終え、直ぐそこに差し掛かった曲がり角で安全確認を行い敵がいないことを確認し、その角を曲がる。
いよいよ殿の兵が自分も曲がろうとしたその時、後方(階段の下、死角になっている場所)から覘くいていた青い影が動き出す。
音も無く、瞬く間に階段を上りきり、即座に殿の兵に飛び掛る。
敵を発見するも距離をつめられているため矢を放っても無駄になるだけ。
他の兵に敵の発見を告げようとするが、口をふさがれ言葉を発することが出来ない。
殿兵の口を封じた青い影の正体、それは魏の弓使い、夏候淵こと秋蘭だった。
口(手で)と矢(距離をつめて)を封じた秋蘭のもう片方の手には矢が握られていた。
片手に握る矢で彼女は…弓を使わずにその手で敵に矢を刺した。
いくら口がふさがれようと、その直前のうめき声は近くにいた者には聞こえた。
振り返るとそこには手に持つ矢で自分の仲間を指している敵、秋蘭がいた。
慌てて距離をとり矢を放つも、仲間を盾にされて無駄撃ちとなった。
秋蘭は盾にした兵の矢筒から2本の矢を抜き両手に持ち、目の前の敵に向かう。
彼女が弓を持っていないのを見て囮役か何かだと一瞬考えたのだが、矢を持って特攻してきたのを見れば、そうではないのは一目瞭然。
第二射を放とうとするが、そのような時間を与えてもらえるはずは無い。一気に距離をつめ二人まとめて矢を突き刺す。
密集していて動くのに苦労している彼らを、秋蘭は一気に片付けようと動く。
先ほどと同じく脱落した兵の矢筒から矢を抜き取り、直ぐ近くにいたもう一人に刺す。
矢を放とうと、先ほどと同じように仲間を盾にされるかもしれないと考え、敵も同じように接近戦に持ち込もうとする。
が、弓を捨て矢筒に手をかけたところで、ダーツのように秋蘭は矢を投げて敵を討つ。
残る三人のうち二人も同じように矢を手に持ち接近戦を挑もうと迫り、秋蘭は片手に矢を持って迎え撃つ。
最初の一人が突き出した矢を、それを持つ腕を片手で弾き、その隙だらけの体に矢を突き刺す。
その脇からもう一人が矢を刺そうとするが体をひねることで避けられ、
同時に動かしていた一人目の弾いた腕を曲げさせて、その手に持っていた矢を刺す。
これで残るはあと一人、チームリーダーである部隊長。
接近戦を任せて自分は矢を撃てる距離まで移動していたのだが、
秋蘭は足元に落ちている弓を蹴り上げて、矢筒(敵の)から矢を取り出して即座に構えて…矢を放つ。
距離をとり、ここからならばと振り返っ…たところで矢が刺さった。
あっという間の出来事だった。
「弓を討つことにとらわれすぎだな…何も弓を使わなければならないということは無い」
そう、弓をもって敵を倒せば脱落になるのではない。矢じりの塗料をつけられたら脱落なのだ。
だが、そこに弓があればそれで矢を放つのを考える手しまうのは当然のことだろう。
矢を手で直接刺しに来るなんてあまり考えられることではない。
このようなことを考え付くとは、流石は秋蘭。
「欲しいものはどんなことをしても手に入れる」という華琳の部下だけはある…
豪邸を駆け回り、彼女らは戦った。待ち伏せ、不意打ち、乱戦、狙撃、etc…
一人、またひとりと自分のチームの部下は脱落して行き、やがて残ったのは武将たち5人。
彼女らは揃ってある場所へと向かう。
この豪邸で、3階と4階が繋がった最も広い部屋。劇場部屋へ。
3階は奥に舞台があり、両脇には控え室。舞台以外のが所は椅子(非固定)が設置されている。
4階はコの字に床がありにそこにも椅子が設置されている。
控え室の扉、客席の扉、数ある扉のうち5つが開かれ、そこから武将達が入室する。
「予想はしていたけれど…」
「やはり私達だけが残りましたな…」
「じゃが、かえってやり易いの…」
「他人のことを気にしなくてす〜むしね♪」
「では…始めようか…」
弓を構え、矢を番え、各々狙いを定める。
北郷一刀(ショタ)を巡り繰り広げられたサバイバルゲーム。
その決着がようやくつけられる…
果たして、勝利の【お祭期間ショタ一刀独占権】を得るのは誰か!?
あとがき+プチ解説+次回予告
サバイバルゲームの様子、いかがでしたでしょうか?
ぶっちゃけ言いますと、バトルなんて書いたことないんで、ここら辺すっ飛ばして、
サバゲーこの人が勝ちました、じゃぁその人との祭の様子を書きましょう!
ってやりたかったんですけど、それはちょっと…と思い書きました。
PCがフリーズしてデータがパーになってしまったときは、もうそうしちゃおうと考えましたけど…やっぱり書きました。
前回から間がかなり空いてしまったのも↑が理由です…すませんでした。
ま〜謝罪なり何なりはこの辺にして、プチ解説をば…
『似たもの同士…』:この二人だったらやっぱこんな感じの展開を望んで、
鉢合わせたらこんな展開になるんじゃないかな〜…て思いで書きました。
弓の構え方と特徴に関しては…あまり当てにしないでください…
アミューズメント施設で撃たせてもらったときの主観ですから。
『見えない敵に怯えて…』:うん、正にロリな小蓮じゃなきゃ出来ない作戦。
隠れて、撃って、また隠れて、繰り返し…
ヒットアンドアウェー、または逆もぐら叩き…ま〜作戦名は何でもいいか…
自分より大きい壷を投げ上げて音を立てないように戻して、
を繰り返しているんですが、
そんな大きいのじゃ無理何じゃと言う意見はスルーします。
言い出したらきりが無さそうだから…
『その名は伊達ではない…』:紫苑だけに限らずこの五人なら全員当然のように出来そうですが、
役柄的に彼女が一番会うんじゃないかと思いました。
黄忠の、小蓮のような二つ名知らないからちょっと悩みました…
『振り向けば…』: そう、振り向けばそこには秋蘭がいる!?って状況を書きました。
冷将と呼ばれるような容赦ない攻撃を繰り出す彼女。
そして作中でも書いたとおり、彼女は華琳の部下である。
新しいものを取り入れ、勝つためにはなんでもする!
弓を使わず手で刺しに来る。な〜んとなく一番最初に実行しそうだったので…
でいよいよ決勝。勝つところ書かなきゃいけないのかな〜…
次回…というより最初に書くのは秋蘭を予定しております。
ちなみにアンケート結果は↓のようになりました。
1:秋蘭 2、3:桔梗、紫苑 4:祭 5:小蓮
投票数は…小蓮のために聞かないであげてください…
説明 | ||
書こうかどうか迷った上、一回データの保存を忘れてたときにフリーズして、 これまで書いていたものがパー!?今正に投稿しようとしているときになったんで最初から書き直し…OTZ も、本気ですっ飛ばそうと思いましたね。 が…結局書きました。 |
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コメント | ||
秋蘭がスネークに見えたのは俺だけじゃないはずww(ルーデル) >化け猫みみっくさん 勉強不足でスイマセン…OTZ 情報提供ありがとうございます、修正しま〜ス(MiTi) >カツオ武士さん いつ習得したかは分かりませんが…魏のメンバーの中では彼女なら問題なく出来そうです(MiTi) >Poussiereさん 秋蘭らしさ…これにも悩まされましたが…そう言ってもらえてよかったです(MiTi) >ヒギィさん ホント…さすが秋蘭(MiTi) >ビスカスさん どうもありがとうございます。これからもヨロシク(MiTi) >のぼり銚子さん おお!ここに萌えてくれましたか!小蓮ならではの戦法どうしようか悩んでたんですが…受けてもらえてよかったです(MiTi) >タタリ大佐さん 自分で書いて手なんですが…彼女達にここまでさせる一刀って本当に恐るべし!!ですね (MiTi) 黄忠の二つ名って弓の神 曲張と並ぶほどの腕前っていう『曲張比肩』じゃなかったでしょうか・・・?(化け猫みみっく) 秋蘭さん…いつの間にサイレントキリングもどきなんてものを習得したのですか?まさに沈着冷静、臨機応変な武将です!(カツオ武士) 秋蘭の発想転換の能力には驚かされつつ、やはり秋蘭だなって思いましたw(Poussiere) 直接矢で近接戦闘を行うとは……流石は秋蘭(ヒギィ) とってもおもしろかったです^^;ショタ一刀・・・(ビスカス) 壺の中の小蓮に萌えた!「エリクサーちょうだい!」とか言われたら迷わず差し出す! あとエディタの中にはオートでファイル保存してくれるものがありますよ(のぼり銚子) うむ…笑いました。そしてこの熱い魂の戦いにこの言葉を捧げます「北郷一刀おそるべし!!」あ、データ消えると泣きたくなりますよね。私も経験したんで良く解ります(タタリ大佐) |
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