マブラヴオルタネイティブトータルイクリプス銃騎士 第5話 過去編 G弾発射…その時米海軍SIDE2
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マブラヴオルタネイティブトータルイクリプス銃騎士〔仮〕

 

 

G弾発射2時間前 横浜港跡沿岸部

 

「貴様ら、そろそろミサイル発射ポイントだぞ!私語は慎め!発射タイミングズラしたら分かってるんだろうな!」

ミサイル発射ポイントまで3分と迫った所でレイラは中隊全機に告げる。

全機が即座にモニターやカウンターを確認した。

 

「〔ピピッ〕」

ライルにレイラからプライベート通信が入った。

 

「はい!こちらライオット11!」

ライルは何事かと思い、通信を繋ぐ。

 

「ライル、先程の話だがビルの言い方は悪いが一理ある、シュミレーションでは気圧、湿度、気温等の変化は無いが現実は事前情報等役に立たん事も多い、その時々で情報を再確認しなくてはならない、ビルは昔事前情報通り砲撃支援をした部隊にフレンドリーファイヤをされた事があるそうだ、言い方は悪かったがライルにははそんな事をしてほしく無かったんだろう、分かってやってくれ。」

レイラは先程のビルの真意を代弁した。

 

「了解です、ならばビルさんより1匹でも多くBETAを撃破して安心させてあげます。」

 

「良し!そのいきだ、もし本当にビルより多く撃破したら私からご褒美をやろう、さぁポイント近いぞ集中しろ!」

ライルの返しに気分を良くしたレイラはそう言って通信を切った。

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「ライオット0よりライオット各機!発射ポイント10秒前です。」

ライオット0((聖|ひじり))少尉がカウントを始めた。

 

「9…8…7…6…5…」

各機先程までの雰囲気は無く全ての神経をターゲットサイトとトリガーに集中する。

 

「…4…3…2…1…今です!」

聖少尉から発射の合図がでた。

 

「オールライオット!兵器使用自由!我らの力を見せてやれ!」

レイラからの号令を受け戦闘を開始した。

 

 

各機がほぼ全てのミサイルを撃ち尽くした辺りで通信が入った。

 

「ライオット0よりライオット1、中隊に補給命令です艦にお戻り下さい。」

聖少尉から聞いたことの無い命令が聞こえた。

 

「ヒジリ?もう一度いいか、補給命令だと?」

レイラは今迄一度も聞いたことの無い命令を聞き聖少尉に再度確認した。

 

「はい!司令部より補給命令です、至急艦に戻り補給を受けろと、次の作戦ポイントは補給が完了次第通達するとの事です。」

聖少尉が司令部からの命令を復唱する。

 

「次の作戦ポイント?了解した、ライオット各機!司令部よりデリバリーの注文が入った!一度艦に戻り補給を受け、次の配達先へ向かう!全機一旦帰艦する。」

レイラは、司令部からの命令を確認し、通信を切り替え中隊全機に帰艦する旨を伝える。

 

「「「「「「「「「了解!」」」」」」」」」

中隊全機から返事が返ってきた。

 

「レーザー級は確認されて無いが余り高度は上げるなよ!」

レイラは中隊全機に忠告をして自らの艦に帰艦した。

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G弾発射1時間前 米海軍戦術機母艦キャリーベース艦内

 

「ミサイル積み込み急げ!推進剤も満タンにしておけよ!」

整備長から他の整備兵へ指示が飛ぶなかで、

 

「しかし、補給命令とは珍しいですな?長い事軍に居ますがこんな命令初めて聞きましたよ。」

艦内でも古参のビル中尉が経験の無い命令に疑問符を浮かべ、

 

「確かに、ですがそれほど支援が必要な場所が在るのかもしれないですし、今は次の命令を待ちましょう。」

ジェイク中尉がビルの言葉に同意しつつ司令部からの命令を考える。

 

「そう言えば、ライル君今日は大活躍だったね!お姉さんは感動したよ!」

 

「そうですね、姉様の言うとおり中隊長とジェイク中尉に続いて3番目でしたね。」

リーファとリーシャが予想外の活躍を見せたライルを次々と称賛する。

 

「皆さんのおかげです、ありがとうございます……特にビル中尉のおかげで緊張が解れました、本当にありがとうございました。」

部隊の仲間、特にビル中尉にライルは心から感謝を述べた。

 

「へっ?新米がっ!マグレで良い気に成りやがって、おい、ジェイク!煙草行くぞ、まだ時間あるだろ。」

急な感謝に驚き、照れ隠しに悪態をつきながらエレメントの青年に声を掛け、甲板へ背を向けて歩いて行くビル。

 

「ふぅ…やれやれ。」

ジェイクは溜息をつきながらビルの後に着いて行く。

 

「ビル中尉は本当に良い人何ですね。」

 

「そうだよ?、いつもみんなの事を考えて動ける良い人なんだよ!」

 

「そうですね、偶にセクハラしますが本気で嫌がる事はしないですし、何かと助けて下さる良い人ですよ。」

ライルの言葉にリーファ→リーシャの順に同意する。

 

 

同時刻同艦ライオット中隊CP室内

 

「ヒジリ?司令部はまだ次の配達先を教えないつもりか、後20分も有れば補給が完了してしまうぞ?場所がわからないと作戦の立てようが無い。」

レイラは聖少尉に次の作戦ポイントの指示が司令部から届いて無いか確認する。

 

「はい、先程から司令部に問合せているのですが、補給完了次第通達する次の指示を待て、としか返って来ませんでした。」

聖が司令部からの返信内容を伝える。

 

「……ヒジリ?」

 

「はい?何でしょうか隊長?」

レイラが聖の名前を呼び聖は疑問符を浮かべながら返事をした。

 

「何かおかしいと思わないか?聞いたことの無い命令にわからない次の作戦ポイントもしかして何か……」

 

「ピピッ!ピピッ!」

レイラが疑問を口にしているとCPに司令部から通信が入った。

 

「ん?やっとか、ヒジリ私が出ようつないでくれ。」

聖は通信を開き席をレイラに譲る。

 

「作戦司令部よりライオット0聞こえるか?」

司令部の偉そうなちょび髭が通信画面に映る。

 

「此方ライオット1、レイラ・D・バーネット大尉です、次の作戦ポイント指示をお願いします。」

レイラが名乗り次の指示を確認する。

 

「ふんっ!丁度いい!バーネット大尉キサマらは待機だ、もし一機でも出撃したら部隊全員軍法会議行きだぞ!」

准将の階級を着けたちょび髭はレイラを確認すると高圧的にそう言い放つ。

 

「待って下さい!まだ他は戦闘中です!せめて理由を教えて頂きたい!」

事実上の出撃禁止命令に珍しく言葉を荒げるレイラ。

 

「キサマらが知る必要は無い!これは軍上層部からの正式な命令だ!分かったら復唱しろ!」

 

「くっ……ライオット中隊全機待機了解しました。」

ちょび髭の言葉に仕方なく復唱するレイラ。

 

「後、キサマらの艦は撤退している戦術機1小隊を回収次第外洋に向けて全力で航行しろ!……………死ぬんじゃないぞ。」

追加命令をして、最後に真剣な顔をしてそう一言付け加えた。

 

「何だと言うんだ?ヒジリ!艦長に通達!私はハンガーへ行く、何かあったら艦内放送で呼んでくれ。」

 

「了解しました!」

艦長への連絡を聖に任せレイラはハンガーへ向かった。

 

 

後書きの様なもの?

主人公変わってない?って言われましたがかわりません。

 

 

 

説明
明星作戦です。
読んだ友人に主人公変わってない?って言われましたがかわりません。
気になる方はどうぞ
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コメント
ちょび髭後でまた出します、名前が付くかは気分次第ですが。(kaenn)
高圧的に言っておきながらちょび髭准将さん…意外に良い人?最後が本音なのか高圧的に言っていたのはワザとなのか解りませんが。(双子辰)
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スーパーホーネット トータルイクリプス マブラヴオルタネイティブ 

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