真・リリカルなのは 第八章 時空管理局入隊編 第三話 単独任務
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ルーカスが殉職してから1週間後、カイトはリンディに呼ばれ、彼女の部屋に来ていた

 

リンディ「…………とういわけで、お願いね♪」

 

カイト「…………単独任務は執務官の役目だろうが」

 

文句を言う カイト

 

リンディ「だから、空いてる人がいないの」

 

カイト「貴様の娘がいるだろう」

 

リンディ「フェイトは別件で出払ってるの」

 

カイト「チッ」

 

リンディ「行ってらっしゃい♪」

 

カイトはリンディから、ある任務を言い渡された

 

第56管理世界 プロクテルに行けというものだった

 

このプロクテルは異常なぐらい治安が悪く、管理局も取り締まるのをやめたそうだ

 

しかし、それをいいことに、今度は戦争が始まった

 

カイトの任務は戦争を止めて来いという、無茶な任務だった

 

しかし、この戦争は仕組まれた戦争である

 

1人の権力者が暇つぶしの為に、国民に武器を持たせ、戦わせているというものだった

 

つまり、その権力者を逮捕、または殺害すればいいだけである

 

暗殺に近い任務の為、単独で動くととなった

 

しかし、カイトの言う通り、単独での任務は執務官の仕事であり、それ以外の局員はチームで任務をこなすのが一般的である

 

リンディは何故カイトに単独任務を言い渡したのか?

 

簡単な理由である

 

カイトはチームで任務に行っても、大体1人でこなすのである

 

それゆえに、他の局員からの嫉妬は凄いものである

 

只でさえ、管理局に入隊した瞬間に三等空尉の階級を渡され、周りから注目されているのだ

 

嫉妬されないはずが無い

 

入隊時に三等空尉の階級を渡されるの前代未聞であった

 

嘱託で大活躍をし、管理局に知らない人はいないとまで言われた なのはでさえ、二等空兵である

 

しかし、リンディが三提督に、カイトの実力を証明し、上層部も認めた為、現在に至る

 

カイト「面倒な任務だ……………………」

 

一部の権力者の勝手で戦争が起き、国民が苦しむ

 

何所の世界も一緒だな

 

カイト「行くか……………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜プロクテル〜

 

カイト「…………………………………………………………………」

 

随分と荒れているな

 

明らかに戦争の爪後が残っている

 

カイト「さて、一部の権力者とやらは何所にいるか…………………………」

 

取り合えず、情報収集のため、町らしき所へ行く

 

カイト「さて、話が聞ければいいが…………………」

 

?「待て!!」

 

突如、女性が現れ、カイトの前に立ち塞がる

 

年齢は なのは達と同じぐらいだろう

 

カイト「………………何の用だ?」

 

?「それはこちらの台詞よ……………ここら辺の出身じゃないでしょ? 何しにここへ来たの?」

 

カイト「時空管理局本局所属 天城カイト三等空尉だ、情報収集の為に来た」

 

?「管理局!! 今更何の用よ!!」

 

明らかに敵意を見せる女性

 

カイト「下らん茶番に止めを刺しに来た」

 

?「お前のような男を信用できるはずがないわ!!」

 

女性はデバイスであろう薙刀の刃をカイトに向ける

 

?「去れ!! そうすれば命は保証する」

 

カイト「面倒だな、俺は戦争を起こした奴を潰しに来ただけだ。貴様には興味が無い」

 

?「あの男を………グットマンを殺そうと言うのか?」

 

カイト「そのグットマンとやらが戦争を起こした奴なんだな?」

 

?「……………………………………………………」

 

カイト「何所に居る?」

 

?「お前にグットマンが殺せるかしら? 私が試す!!」

 

カイト「チッ 面倒な女だ」

 

?「レンゲル!!」

 

レンゲル(セットアップ!!)

 

女性は、全身真っ黒なバリアジャケットで身を包む

 

カイト「ウィザード」

 

ウィザード(セットアップ! レディ!)

 

?「行くぞ!!」

 

女性は、カイトに真っ直ぐ突っ込んで来る

 

カイト「単純な動きだな」

 

?「はぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」

 

女の斬撃を躱す カイト

 

カイト「フレイムバレット!」

 

炎の弾丸が女に直撃する

 

女「グッ!!」

 

これは……炎熱!!

 

女「確かに強いわね、流石は管理局…………………しかし!!」

 

女は魔力を薙刀に注ぎ込む

 

女「今まで何もしてくれなかった管理局を信用できるはずがない!!」

 

カイト「信用などしなくていい」

 

女「何!?」

 

カイト「俺は俺の仕事をするだけだ…………………邪魔をするなら貴様も斬る!」

 

ウィザードを剣に変形させ、女に切り掛かる

 

カイト「はぁぁぁぁぁ!!!!」

 

ザシュッ

 

女「キャッ!!」

 

脇腹を切り裂かれ、吹き飛ばされる女性

 

カイト「レベルの違いに気づいたか? もう一度問う、グットマンとやらの居場所を吐け」

 

?「お待ちください!!」

 

カイト「何だ?」

 

突如、お爺さんが建物の影から姿を現せる

 

長老「ワシはこの町の長老です、どうかルナには酷いことをしないでくだされ」

 

女性は、ルナと言うらしい

 

ルナ「長老…………………」

 

カイト「俺はグットマンとやらの居場所さえわかればいい」

 

長老「ルナ……………話しておやりなさい」

 

ルナ「……………はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜長老宅〜

 

取り合えず、長老の家へと案内された カイト

 

カイト「それで、グットマンとやらの居場所は何所だ?」

 

ルナ「ここから大分距離があるわ………………………南に600キロほど進むと巨大な宮殿がある」

 

カイト「そこに住んでいるわけだな?」

 

ルナ「ええ」

 

長老「それにしても、何故突然我々をお救いになるのです? あなた方管理局は、この世界を見捨てたと言うのに……………」

 

カイト「治安が悪過ぎて、どうしようも無くなったらしい。管理局は人手不足らしいからな」

 

長老「その話し方を聞くと、あなたは新人ですか?」

 

カイト「今年で3年目になるか」

 

ルナ「本当にグットマンを殺すつもり?」

 

カイト「基本的には生きて捕える予定だ」

 

ルナ「そう、詳しい場所は私が案内するわ」

 

カイト「……………貴様、着いて来る気か?」

 

ルナ「悪い?」

 

カイト「足手まといだ」

 

ルナ「言うじゃない……………まだ負けたわけじゃないわ」

 

長老「ルナ、止めなさい」

 

ルナ「……………………………………………………」

 

長老「そういえば、もう一度名を伺ってもよろしいですかな?」

 

カイト「天城カイトだ」

 

長老「この子は((上月|こうづき))ルナと言います、この世界で数少ない魔導師です」

 

カイト「…………………………………………………」

 

長老「あなたはとてもお強い、ルナを鍛えてやってはくれませんか?」

 

ルナ「な!? 長老」

 

カイト「断る」

 

長老「どうしてもですかな?」

 

カイト「貴様らの茶番に付き合う暇は無い、俺はもう行く」

 

ルナ「何を言ってるの! もう夜なるわよ!!」

 

カイト「だからなんだ?」

 

長老「この世界は気温の変化が激しいのです。夜はマイナス20度になります」

 

ルナ「外に居たら、凍え死ぬわよ!!」

 

カイト「600キロ程度、1時間もあれば行ける」

 

ルナ「!!!!!!」

 

長老「凄いですな、1時間で行けるのですか?」

 

カイト「俺ならな」

 

オッサン「大変だ!!」

 

この村の住人であろう、オッサンが大声で叫んでいる

 

長老は家から出て、事情を聞く

 

長老「どうした?」

 

オッサン「グットマンの特高騎士団が、この町に襲いかかってくるらしい!!」

 

長老「何!!」

 

ルナ「そんな!!」

 

オッサン「もう、すぐそこまで来ているらしいぞ!!」

 

長老「終わった………………特高騎士団が来るとは」

 

長老の顔は青ざめ、生きることを諦めたかのように、地べたに座り込む

 

ルナ「クッ!!! ただの暇つぶしで、この町の人達を皆殺しにするつもりね!!」

 

カイト「行く手間が省けたな」

 

ルナ「戦うつもりなの?」

 

カイト「無論だ」

 

ルナ「特高騎士団はエリート魔導師の集まりなのよ!! 勝てる筈が無いわ!!」

 

カイト「下らん、騎士風情に俺の((運命|さだめ))は決められん……………………俺の((運命|さだめ))は嵐を呼ぶぜ!!」

 

さて、開戦だな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回は、戦争を止める為、カイトが特高騎士団と戦います

 

さて、今回登場したオリキャラ 上月ルナ

 

彼女は重要人物なのか?

 

次回も、お楽しみに〜

 

 

 

説明
第三話です
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う オリジナルストーリー 

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