IRON SAIBER
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第0話

 

『イクス様、トニー様が御呼びです。』

 

とあるガレージにて、少年の声が響き渡ると同時にポップアップが空中に浮かび上がる。

 

「わかったよ〜、シロン」

 

それと同時に、ガレージの真ん中にある紅いスポーツカーの下から一人の青年が出てくる。

 

「よいしょっと・・・うん?」

 

すると、何らかの写真が落ちる。

 

写真には、一人の少女と一人の少年、そして、一個のロボットアームが写っていた。

 

少年は懐かしそうな顔をしながらその写真を取る。

 

「うわあ〜懐かしいな〜、あっ!いっけねぇ!親父が呼んでたんだっけ?」

 

そして、青年はガレージを出て行った。

 

 

 

「ヴィヴィオ〜綺麗だね〜」

 

とある場所にては一人の綺麗な女性と少女が遊んでいた。

 

「わあ〜待って〜なのはママ〜」

 

少女は「なのはママ」と呼んだ女性を追いかける。

 

「ヴィヴィオ〜運動はしてないとね〜」

 

女性は少女「ヴィヴィオ」に言う。

 

「はぁ・・・・はぁ・・・・なのはママ〜いつの間にそこまで・・・・」

 

ヴィヴィオは息を荒らしながら言う。

 

「でも、ヴィヴィオも凄く成長したね。最近はうまくいってる?」

 

なのははヴィヴィオに聞く。

 

「うん!アインハルトちゃんと一緒にうまくいってるよ。」

 

ヴィヴィオは言う。

 

「そうか〜」

 

すると、なのはのポケットから一つの写真が落ちる。

 

「あれ?なのはママ、何か落ちたよ。」

 

ヴィヴィオはなのはのポケットから落ちた写真を指差す。

 

「あっ、これって・・・・・」

 

なのはは写真を大事そうに拾い上げる。

 

「どうしたの?なのはママ?」

 

「懐かしいな〜この写真。」

 

なのはは懐かしそうに写真を見る。

 

「なのはママ、それってなのはママが小さいころの写真じゃないかな?」

 

ヴィヴィオは疑問に思いながらなのはに聞く。

 

「うん、まあね。私の幼なじみで天才だよ。」

 

なのはは草原に腰を掛ける。

 

「天才?」

 

ヴィヴィオは疑問に思いながらもなのはの横に腰を掛ける。

 

「うん、少し変わった人でね」

 

そして、なのははヴィヴィオに写真を見せながら話し始めた。

 

 

「ごめん、父さん。遅くなった!」

 

なのはがヴィヴィオに過去の話を話しているころ、どこかの研究所では、青年が男性と話していた。

 

「すまない、お前は最近のフォーミュラの整備で忙しいのにな・・・・・すまない」

 

「いや、良いよ。父さん。俺だって自分で言うのはあれだけど、父さんと同じ天才だし、父さんの役に立つなら、大丈夫だよ。」

 

少年はペンを回しながら言う。

 

「そうか、それじゃあ、これを見てくれ。ジャーヴィス、例の設計図を表示してくれ」

 

『分かりました。トニー様』

 

男性の声が研究所に響き渡ると共に、何らかのポップアップが表示される。

 

ポップアップには設計図が記されていた。

 

「ねえ、父さん。これは一体・・・・?」

 

青年は疑問に思いながら男性に聞く。

 

「昔、使ってたスーツの動力源だ。お前にも研究してほしくてな。どうだ?気に入ったか?」

 

「す、凄いよ!わかったよ!これを次の研究テーマにしてみるよ!」

 

少年は驚いたように言う。

 

「そうか、それじゃあ、このメモリに設計図を入れてあるから、まあ、まずは作って見るんだな」

 

そして、男性は青年にメモリを渡す。

 

「ありがとう!よおし!帰って研究だ!!シロン!」

 

「了解しました。イクス様。」

 

そして、青年はハイテンションで部屋を出て行く。

 

『トニー様』

 

「何だ?ジャーヴィス。」

 

男性は誰もいない空間にて、誰かと話し始める。

 

『良いのですか?あれは昔のスーツの・・・・・』

 

「まあな、あれはそうかもしれないが、お前にもわかるはずだ。私にペッパーを守りたい人ができたように、あいつにもできたら・・・・・・な」

 

『そうですか・・・・トニー様、そろそろペッパーのご約束の時間が』

 

「おっと、そうだったな。」

 

男性は机に置いてあるバイザーを取り、右目に掛けると、どこかへと向かって行った。

説明
マンダリンとの戦いから数年後、トニーの息子である少年「イクス・スターク」は父親である、トニーからある設計図を託される。その設計図はトニーが昔、使っていた「アイアンマンウォーズシリーズ」のスーツの動力源のアークリアクターだった。
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コメント
アイアンマンは個人的に好きなので楽しみです!(呑兵衛)
ああ、先のやつとは繋がってない、別の作品なのか(ohatiyo)
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