真・恋姫†無双 魏の三剣人 (第十一章)
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一刀「戻りました」

 

華琳「良くやったわね一刀。約束の馬の件、期待しておいて」

 

一刀「おう。で、どいつが張角か?」

 

一刀は、本陣にいた三人の少女を指差して話し掛けた

 

 

華琳「真ん中にいるのが張角よ、周りの二人は妹らしいわ」

 

一刀「そう」

 

???「あの、お尋ねしますが、貴方は?」

 

???「ちょっと天和姉さん!?何に聞いてんのよ!?」

 

一刀「夏候元才」

 

???「「「死神!?」」」

 

一刀「やれやれ、この反応も見飽きたぜ」

 

秋蘭「仕方ないだろう」

 

春蘭「諦めろ」

 

華琳「それよりも、貴方達、私の下で働く気は無い?」

 

???「「「えっ!?」」」

 

一刀「孟徳、本気か!?」

 

一刀は華琳の肩を掴んで振り向かせながら怒鳴った

 

 

華琳「私は至って本気よ、彼女達の人を惹きつける力をみすみす捨てるのは惜しいわ」

 

一刀「ッ!・・・判ったよ」

 

華琳「それで良いのよ、私の一刀」

 

一刀「だが名は捨てて貰わねば困る」

 

華琳「そうね、これから真名で行動して貰いましょう」

 

???「私達、死なないんですか?」

 

華琳「ええ、私の死神が切らないと言ってるんですから」

 

一刀「孟徳。俺は被害者の子達の方に行く」

 

そう言い残し、一刀は本陣を出て行く

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桂花「ちょっと、恩!貴方華琳様に向かってその態度は「良いのよ桂花」ですが華琳様」

 

華琳「少し機嫌が悪くなっただけよ、少し時間が経てば機嫌も直るでしょう」

 

桂花「そうでしょうか?」

 

華琳「一刀は危険かもしれない者を手元に置いて置きたくないだけよ、もちろん自分の為じゃなく、私の為にね。さっき怒鳴ったのもその為の行動よ」

 

桂花「はい」

 

華琳「それに、そろそろ限界だったみたいだしね」(ボソ)

 

秋蘭「華琳様?何か言いましたか?」

 

華琳「何でもないわ。所で、捕まってた子について如何なの?」

 

翼「今判っている範囲で説明いたします。捕まっていたのは全部で50人ほどです、証言では、新たに戦力を増やす為の道具としていたそうなんです」

 

桂花「腐っているわね」

 

春蘭「まったくだ、聞いていて腹立たしい」

 

翼「それと之を見て下さい」

 

翼が机の上に地図を開く。そこには、いくつもの印が書かれていた

 

 

翼「私達が今日潰したのが此処です。報告にも上がっていましたが、潰してきた砦にも人質は居ました。今までのと合わせると、華琳様の領土だけでも、後四つ有ります」

 

華琳「こんなに有ったなんてね」

 

秋蘭「われらだけでは対処し切れんな」

 

春蘭「でわ如何するのだ、このまま放って置く訳にはいかんだろう?」

 

桂花「救出と、故郷への護衛付きの送還。人が足りな過ぎるわ」

 

刹那「じゃあ、救出は各領土の戦力に任せたら?」

 

翼「刹那。そっちは如何?」

 

刹那「人質だった女の子達?皆大分落ち着いたみたい」

 

桂花「恩は、恩も行ったんでしょう?」

 

刹那「一刀様?来てないわよ?」

 

秋蘭「何?」

 

春蘭「如何言う事だ?」

 

華琳「入れ違いにでもなったのでしょう、それよりも桂花」

 

桂花「はっ!」

 

華琳「私は少し休むから、翼と刹那と話し合ってさっきの件を検討しなさい」

 

桂花「御意」

 

春蘭「でわ護衛を「必要無いわ」か、華琳様!?」

 

華琳「それよりも、見張りの方確りね。それと、その三人もちゃんと見張って置きなさい」

 

春蘭「はっ!」

 

華琳が本陣を出て行くと、春蘭は何故断られたのか秋蘭に聞いていた

 

--------

 

一刀「・・・」

 

ブルブル!

 

一刀(くそ、やっぱり止まらねえか!)

 

華琳「一刀」

 

一刀「!?」

 

華琳「安心しなさい、私一人よ」

 

一刀「華琳。すまない、どうしても我慢できなくて」

 

華琳「無理しなくて言いは、貴方のその人らしい心は長所なのだから。でも、同時に短所であり弱点でもあるわ」

 

そう言いながら一刀を抱き締める華琳の顔はどこか悲しそうだった

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華琳「直ぐにとは言わないは、でも震えは抑えられる様にしておきなさい。それまでは、私がこうして抱き締めるから」

 

一刀「・・・ははは、ヤバイな俺。華琳と二人っきりじゃないと、弱さ出せなくなって来てる」

 

華琳「あら、じゃあ私から離れられないわよ、一刀?」

 

一刀「かもね、華琳に捨てられたら。俺狂い死にするな、きっと」

 

華琳「安心しなさい。私は貴方を捨てたりしないから」

 

華琳は一刀に口づけをする。何時の間にか一刀の震えはなくなっていた

 

----本陣----

 

季衣「あっ、華琳様。一刀様も」

 

桂花「ちょっと恩、あんたサボってた訳じゃないでしょうね!」

 

一刀「別にそんなんじゃないよ、ただ刹那が居たから俺の手は必要ないと思ったから周辺を見てきただけだ」

 

春蘭「そんな事せんでも、もう敵は居ないだろう?」

 

一刀「その油断が一番危険だよ、春姉」

 

秋蘭「一刀。お前もこの三人から真名を預かっておけ」

 

一刀「うん?判った」

 

???「私は天和です」

 

???「ちぃは地和」

 

???「最後は私ね、人和です」

 

一刀「俺は一刀だ。さっきは悪かった」

 

人和「いえ、悪いのは私達の方ですから」

 

一刀「でも覚えておいてくれ、君達がした事は決して許される訳ではない、だからと言って死を持って償えとは言わない。生きて行動で償ってくれ、それが人としての義務だ。いいね?」

 

天和・地和・人和「「「は、はい!////」」」

 

一刀「???」

 

華琳「・・・一刀」

 

一刀「はい?」

 

華琳「後で話があるから、時間空けておきなさい(#)」(ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!)

 

一刀「は、はい!?」

 

青筋を浮かべ、嫉妬むき出しの華琳を見て、一刀が慌てて頷く

 

 

桂花「はぁ、ほんと馬鹿ね」

 

秋蘭「まあ良いでわないか、慌ててる一刀など稀にしか見れないのだから」

 

翼「ただいま戻りました」

 

春蘭「おお、帰ったか」

 

刹那「な、何なんですかこのちょっとした修羅場は?」

 

凪「何か有ったんですか?」

 

秋蘭「気にしなくて良い、それより首尾は?」

 

真桜「上々ですわ」

 

沙和「問題なく進んだの♪」

 

秋蘭「そうか、では撤収準備が終り次第帰還しよう」

 

一刀「なあ、秋姉」

 

秋蘭「何だ一刀?」

 

一刀「この争乱、本当に終ったと思うか?」

 

秋蘭「・・・難しいだろうな、之が本当に終わりなのか、再び再発するのかどうか。それは今後の行動次第だろうな」

 

一刀「かな」

 

華琳「見つけたら潰すしかないわ。肝に銘じておきなさい」

 

一刀「孟徳。・・・だな」

 

華琳「さあ、帰るわよ」

 

一刀(黄巾の乱が終ったら、いよいよ反董卓連合軍か)

 

一刀はこの先に起きるであろう新たな乱の方に思考を替え始めながら、帰還していた

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次回は時空編

説明
終わりを告げる乱。それを切っ掛けに新たな乱世が芽吹く
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コメント
nakuさん あ、ありがとう御座います。(カイ)
katanatorteさん その辺りは大目に見てください(T-T)(カイ)
nakuさん まあこの一刀はそうゆう風に書いてるので。nakuさん女性なんですか?(カイ)
キャラの言葉使いはいい感じなんですが、「は」と「わ」の使い分けがなんかうまくいってないですね。そこ直すだけでもずいぶんすっきりするんですが。(katanatorte)
本郷 刃さん こんな宿命嫌でしょう?(カイ)
前原 悠さん 別に一刀は兵器じゃないですから。後、コメントありがとう御座います(カイ)
ふっ、さすがは一刀・・・どの外史においても種馬の名を欲しいままにしているだけの事はある、これぞ宿命なりww(本郷 刃)
後、カイさん更新乙です。(前原 悠)
一刀くんって「無差別女性攻略兵器」ではwwでもやっぱり・・・モゲロ!!(前原 悠)
観珪さん ちょっとは同情しましょうよ(カイ)
一刀くんは無自覚に数え役満姉妹をオトしてしまったがために華琳さまにお説教をww 一刀くん哀れww しかし同情はしない、ざまぁww(神余 雛)
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