真・恋姫†無双 〜桃始華のつぼみ〜
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賊を討伐したり鍛錬に励んだり違う世界の学問に没頭したりただ遊び尽くしたり各々が自由にしていた。

 

白蓮の元でお世話になる日々が続いているある日のこと。

 

 

 

「私は別件で出れないから桃香達だけで賊の討伐に行ってきてくれるか? 小さな洞窟を根城にしてる盗賊集団なんだ」

 

「任せて!白蓮ちゃんも頑張ってね」

 

「ああ、あとで一刀に情報を渡しておくよ」

 

「ご主人様、いつもみたいに策を考えておいてください」

 

 

俺の策なんて立派ものじゃないんだけどな…

 

街に出て俺は昼飯を食べながら考えていた、美味いぞこの時代のラーメンも。

 

白蓮は今回は別件で来れなかったがもともと出番が無かったな。

 

騎兵を洞窟に持ってく訳にはいかないから。

 

俺はパッと思い浮かんだ策を並べて見た。

 

食後だから眠たい、ちょーねむたいんですけどぉー。

 

もぅまじむり…。

 

テンションがおかしくなってきてるので喉を潤しつつ一旦落ち着こう。

 

 

「んー…どの策が1番安全で確実なんだろう…」

 

「あのー…」

 

 

ん?振り返って見ても誰もいない。

 

気のせいかもしくは俺に話しかけてきてないか。

 

確かに呼ばれた気がするんだけな…

 

 

「あ、あのー!」

 

 

おー幼女かー。

 

子供の相手なんてしてる時間なんてないのに。

 

 

「私達も一緒に考えさせて頂いてもよろしいでしょうか?」

 

「えっと…君達は誰なのかな?」

 

「はわわ!すいませんまだ名乗ってませんでしたね。最近領主様の友人の桃香様の志を聞いて感銘を受けた諸葛亮といいましゅ…はわわわわわ」

 

「私は…?統でしゅ、あわわ噛んじゃいました…」

 

 

何だこの癒しロリコンビは…なかなかな破壊力じゃないか。

 

待て、これは公明の罠だ!

 

まあ俺は巨乳派だからルートは存在しないんだけどなっ!

 

 

「はわわ…何だかご主人様が敵のように感じてきました」

 

「朱里ちゃんも?私も同じこと感じてるよ」

 

「…もしかしてそのご主人様って俺のこと?」

 

「はいそうでしゅ!…はわわ!」

 

「…理由を聞いてもいいかな?」

 

 

いちいち噛んだことを気にしてたら話しが進まない気がるする。

 

「先日桃香様とお話させて頂いて軍師の事になりました。その時に御主人様のことが話題に上がり一度お話したいなと思いまして。…それに軍に入るならお兄ちゃんに聞いてと言われましたので…」

 

あいつ…やってくれるじゃないか。

 

面倒事押しつけやがって、絶対愛紗反対するぞ。

 

まあいいか、天才だしな。

 

本当は劉備が諸葛亮に会いに行くはずなのにな。

 

 

「じゃお願いしようかな」

 

「あのー、試験とか無いのですか?」

 

「君たちが賢いのは知ってるからいいよ。それにアイツが自分から選んだんなら大丈夫だ。」

 

「そうですか…」

 

「それで天才軍師さん達はどういう策を用いる?」

 

「天才だなんてしょんな!…はわわわわわ…」

 

「あわわわわわ…」

 

 

落ち着くまで待って見せます。

 

お手数ですが少々お待ちください。

 

 

「すいませんお待たせしまして。えっと手駒を教えて下さい」

 

「一騎当千の武将2人と歩兵50」

 

「なるほど…それで賊の状況は?」

 

「洞窟を根城にしてる。奥に広い空間があるらしい。入口は3つ、人が囚われているかもしれない。確定した情報が少ないんだよ」

 

「そうですか。ならこの策は危険ですね」

 

「それにこれも…ダメ…」

 

「共に人質がいる場合失敗するので」

 

「そうなると…」

 

「ええ、この策がいいと思いますよ。時間は無いんですか?」

 

「そういうわけじゃないんだけど、善は急げってね。…でもまあこれで少しはうちもマシになるはず」

 

 

何のことを話してるのかわからず二人は揃って首を傾げた。

 

ちくしょう動きが揃うと余計に可愛いな!

 

でもお持ち帰りはしないぞ!

 

 

「こっちの話だよ、頑張れ」

 

「は、はぁ…」

 

「後でうちの武将のところに策の報告と挨拶をしに行こう」

 

「「はい」」

 

 

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「私は反対です!」

 

 

あー…そんな気はしてた。

 

愛沙が反対することは予想できた。

 

それにしてもタイミングが悪かった、桃香のサボりがばれて怒られてるところに出くわすのはかなり痛い。

 

横で鈴々も怒られてるのは一緒に遊んでたからだろう。

 

 

「俺は桃香にも戦場に出て欲しくはないんだが」

 

「それとこれとは話が別です。こんな小さな子供を戦場に連れ出すなんて」

 

「…じゃあ鈴々を前線に出すな、あいつも小さな子供にしか見えない」

 

「なっ?!」

 

「愛沙、お前は今俺と同じことを言ったんだ。才あるものに対してそれは侮辱にしかとれない」

 

「…大変申し訳ございませんでした」

 

「まあ見た目と力はそこらへんの子供と大差ないが知能に関しては大陸で一、二を争う程だから」

 

「「わわわわわわわわわわ」」

 

「御主人様が言うのであれば…」

 

「まあおいおい分かるから」

 

 

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「愛沙は二人が戦場に行くのがやっぱり嫌そうに見えるのだ。でもそれは間違ってるのだ」

 

「えっ?」

 

「守らなきゃいけないものがあるからそこに行くのだ!いきたいんじゃない、行かなきゃいけないのだ!!」

 

「鈴々…!」

 

「ってのがお兄ちゃんからの伝言なのだー」

 

「………はぁ。」

 

「どうかしたのか?」

 

「いや…あの人は他の人への配慮が凄いなって」

 

「お兄ちゃんの数少ない長所なのだ!」

 

「では鈴々の思う短所はどこだ?」

 

「んー…頑張るところなのだ」

 

「それはいいことではないか」

 

「ちょっと違うのだ…」

 

「?…そうか。今日はもう遅い、寝よう」

 

「わかったのだー」

 

 

 

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数日後

 

 

「ハムの野郎を狩りにいくぞおらー!!」

 

「隊長、生け捕りにしたあとどういたします?亀甲縛りにして見たまんまハム見たいにして放置しますか?」

 

「それはダメだ、もう公式がやったネタだ。やるなら似たような事で被せ笑いを狙いに行くのがいいな」

 

「なるほど…!」

 

「………北郷隊長と副隊長は何をおっしゃっておられるのですか?」

 

「済まんが俺たちにもわからん」

 

「口が勝手に開いての…」

 

「いくら俺たちが変な事言おうがハムソンさんを殺ることには代わりなし!」

 

「隊長、殺しちゃダメですぞ」

 

「殺られる前に殺れ!が俺の美学だ」

 

「隊長ーマジかっけー!ですぞ!」

 

「さあいくぞ!ハムを民の前で奴隷宣言させてやるぜ!」

 

「流石は隊長。エロゲぐらいでしかやらない事を平然とやってやろうとする心意気、そこにシビれる!あこがれるゥ!」

 

「もうツッコミきれないです…」

 

 

 

とまあほぼ会話だけで終わらすあたりネタページですねわかります。

 

他のところもそうだとか言うな。

 

俺だって『月夜に照らされる君はまるで舞い降りてきた天使のようだ、涼しい風が肩を撫で若干の肌寒さを覚えさせた。』とかいうことを言って見たいと思うんだけども…

 

いかんせん桃香が昼間遊んで夜は早寝という生活リズムだから夜に散歩の一つも誘いにくい。

 

とりあえずいろいろ頑張るか。

 

説明
九話でやんすー……

ごめんなさい忘れてました。

本当ごめーんね!
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真・恋姫†無双

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