英雄伝説〜光と闇の軌跡〜 580 |
〜月の僧院〜
「……………」
リタが向かった悪魔は自分に向かって来たリタに向かって、巨体とは思えぬスピードで接近して巨大な腕を振るって攻撃した!
「フフ……」
しかし悪魔の腕の攻撃は怪しい笑みを浮かべているリタの身体をすり抜けた。
「ヤアッ!!」
「!?」
そしてリタは神槍に憑りついて、悪魔の片腕を斬り落とした!しかし!
「…………………」
なんと斬りおとされたはずの敵の腕は斬り落とされた部分が不気味な泡と共に再生し始めた!
「………再生能力も持っているなんて、面倒な相手ですね………エニグマ駆動。……………」
それを見たリタは顔を顰めた後、オーブメントを駆動させ、さらに魔術の詠唱を開始した。
「……………」
一方悪魔は詠唱らしき行動をした後、なんとアーツ―――シャドーアポカリフをリタに放った!天井から落ちて来た暗黒の大剣はリタの傍に刺さって、リタの生命力を奪い取ろうとしたが、霊体であるリタには一切効かなかった!
「……………」
攻撃が効いていない様子のリタを見た悪魔は再び腕を何度も振るってリタを攻撃したが、霊体のリタには一切攻撃が通らなかった!
「逃がさないっ!ゴールドハイロゥ!!贖罪の光霞!!」
そしてオーブメントの駆動を終えたリタは敵の弱点属性であるアーツと魔術を同時に放ち、大ダメージを与えた!リタが放った2種類の光の魔法を受けた敵の全身はボロボロだったが、再び再生を始めたが
「生まれ変わったドラブナの力を見せてあげる!奥義!神槍憑依!!」
リタが放った神槍の強烈な一撃を叩き込まれ、身体が縦に真っ二つになると同時に光に焼かれて消滅した!
「…………………」
「甘い!」
メヒーシャと対峙した悪魔はメヒーシャにすざましい速さで巨大な腕を振るったが、メヒーシャは翼を羽ばたかせて、オーブメントを駆動させた後天井近くまで飛んで回避した。
「……………」
メヒーシャの行動を見た悪魔は自らの翼を羽ばたかせて、メヒーシャを追った!
「光よ!連続光弾!!」
「!?」
しかしメヒーシャが放った魔術による弱点である光の魔力弾を受けた敵は怯んだ。
「ハアッ!!」
そしてメヒーシャはクラフト―――加速襲撃ですれ違うと共に敵の片腕を斬り落とした。
「炎よ!我が力となれ!フォルテ!!」
アーツで自らの攻撃力を上げ
「もう一撃!!」
再びクラフト―――加速襲撃ですれ違うと共に敵の残った片腕を斬り落とした!メヒーシャによって両腕を斬りおとされた敵だったがなんと、斬りおとされた部分は再生を始め、両腕の部分を再生しながらメヒーシャに向かった。
「フン、再生するのなら、再生が追いつく前に滅するのみ!流星の光槍!!」
「!?」
両腕を再生しながら自分に向かって来た悪魔を見たメヒーシャは悪魔の弱点である光の力を纏った槍で怒涛の突きを放った。弱点である光の力を纏った槍の突きを受け続ける敵の全身は煙を上げ始め
「斬!!」
そしてメヒーシャが振るった斧槍によって敵の身体は縦に真っ二つにされて、真っ二つにされた部分は妖しげな光を放ちながら消滅した!
「…………………」
悪魔は自分と対峙したセティ達に突進して来た!
「させないよっ!」
それを見たシャマーラは大剣で悪魔の身体を受け止めたが
「……………」
「あうっ!?」
悪魔が振るった腕の攻撃を受けて吹っ飛ばされ
「っ!?ちょっと不味っ………!」
吹っ飛ばされたシャマーラは動きが鈍くなって、表情を歪め
「シャマーラ!?もしかして麻痺を受けたのですか!?」
「………どうやらあの爪には麻痺毒が込められているようね………エニグマ駆動………!……………」
それを見たセティは驚き、エルファティシアは悪魔を警戒しながらオーブメントを駆動させ、さらに魔術の詠唱を開始した。
「…………………」
シャマーラを攻撃した悪魔はシャマーラを追撃する為に動きが鈍くなっているシャマーラに向かった!
「させない!二連射撃!!精密射撃!!」
敵の行動を妨害する為にセティは次々と矢を放ったが敵は矢をその身に受けても怯む様子はなく、シャマーラに向かった。
「雷光閃!!」
「!?」
その時、エリナがすざましい速さで悪魔を背後から攻撃して、悪魔から距離をとった。
「………………」
エリナに攻撃された悪魔は攻撃対象をエリナに向けて、突進し
「ハッ!」
エリナは翼を羽ばたかせて、天井へと上がった。
「……………」
対する敵も翼を羽ばたかせてエリナを追い、敵の速さは巨体とは思えない速さで徐々にエリナに追いついてきた。
「足を止めます!カラミティクロウ!!」
その時セティが放ったアーツを受けた敵の速さは一気に鈍くなった。それを見たエリナは旋回して槍を構えて敵に向かい
「セイッ!闘聖の一撃!!」
光を纏った槍の突きを放って、敵の片腕を破壊した!
「ルリエンよ!悪しき毒を浄化したまえ!大いなる浄化の風!!」
一方詠唱を終えたエルファティシアは魔術でシャマーラの麻痺を治療し
「大地の盾よ、かの者を守れ!アダマスガード!!」
アーツでシャマーラに障壁を付与した。
「さっきのお返しだよっ!!」
「!?」
一方麻痺から立ち直ったシャマーラはクラフト―――ジャンピングスマッシュを放って、空中にいる敵を地面に叩きつけ
「早いのいくよ〜!イルヴェングス!!」
さらに高速で剣を振るって、敵にダメージを与えた。
「……………………」
一方攻撃された敵はシャマーラが攻撃した後に出来た隙を狙って腕を振るって攻撃したが、障壁によって阻まれた!
「シャマーラ、離れていなさい!」
「!!」
その時、エリナの警告を聞いたシャマーラはすばやく後ろに跳躍して敵から離れた。
「光の裁きを受けなさい!槌の光霞!!ダークマター!!」
「光の精霊よ、力を貸して!槌の光霞!まだですっ!ラストディザスター!!」
「光の精霊よ、悪しき者達に裁きの炎を!贖罪の聖炎!!エニグマ駆動!ラストディザスター!!」
シャマーラが敵から離れた瞬間、エリナ、セティ、エルファティシアが敵の弱点である光の魔術やアーツを次々と放った!
「――――――――――!!」
それらを全て受けた敵は光に焼かれ、叫び声を上げながら消滅した!
「みんな、一気に行くぞ!!」
悪魔の一体と対峙したロイドはクラフト―――鼓舞で仲間達の闘志を高めた。
「……………………」
一方悪魔は巨体とは思えないスピードでロイドに迫り、腕を振るった!
「なっ!?」
敵の行動のあまりの速さにロイドが目を見開いた時
「させないわ!聖光障壁!!」
ルファディエルによってロイドに光の障壁が纏った!そして悪魔の腕は光の障壁に命中した瞬間、悪魔は自らの攻撃を跳ね返されて吹っ飛んだ!
「分析を開始します………………弱点属性は空!水属性は無効化し、地・火・風属性は100%を下回っています!まともに効く属性は時と幻です!さらに状態異常は一切無効化します!」
一方ティオはクラフト―――アナライザーで敵を調べた後、ロイド達に助言し
「空属性………光が弱点って事といい、見た目といい完全に悪魔じゃねえか!っと!!」
助言を聞いたランディは表情を歪めた後、自分に突進して振るった悪魔の腕をスタンハルバードで防いでいた。
「行くぞ――――やっ、はっ、せいっ!!」
一方ロイドはランディが攻撃を受け止めている間に敵の背後に襲い掛かって、敵の弱点である光を纏ったトンファーによる攻撃―――ホーリーラッシュを放ってダメージを与えていたが
「――――――――――!!」
「「グッ!?」」
悪魔の叫び声を受けて、ランディと共に怯んだ。
「………………」
「がっ!?」
「ぐっ!?」
そして悪魔は腕を振るって自分の近くにいるロイドとランディを吹っ飛ばして、後方にいるエリィ達に狙いを定めて突撃した!
「させません!電磁ネット、発射!!」
それを見たノエルはグレネードから電磁ネットを放って、悪魔に命中させて足を止めようとしたが
「………………」
悪魔は強引に電磁ネットを突き破って再び突撃した!
「そんな!?くっ………ファイアー!!」
電磁ネットがすぐに破られた事を見たノエルは驚いた後、サブマシンガンで怒涛の銃撃を放って攻撃して、足を止めようとした。
「……………………」
怒涛の銃弾を受けた悪魔だったが、銃弾を受けた部分は次々と再生を始めて、傷を回復し、そして悪魔はノエルを攻撃しようとした!
「まずっ―――!」
それを見たノエルが身構えたその時
「霧よ、我等を悪しき者達の手から守れ!守護の霧!!」
ティオが放った魔術によって霧がノエルを纏って、霧を纏ったノエルは敵の攻撃を受けたが、敵の攻撃はすり抜けた!
「ありがとう、ティオちゃん!」
自分を守った霧がティオが放った魔術による霧だとわかったノエルはその場でお礼を言った後、一端後ろに跳躍して距離を取った。
「光よ、集え!光霞!!」
「!?」
ノエルが敵から離れた瞬間、エリィが放った光の魔術が命中し、弱点である光の爆発を受けた敵は怯んだ。
「光よ、傷ついた者達に慈悲を!癒しの風!!エニグマ駆動!カラミティクロウ!!」
敵が怯んだ瞬間、詠唱を終えたルファディエルの魔術がロイドとランディの傷を癒し、さらにルファディエルが放ったアーツによって、敵は地面から現れた闇の爪が敵の全身を捉え、闇の爪に捉えられた敵は闇の爪が消えると動きが鈍くなり、ゆっくりとした動きになっていた。
「悪魔の動きが鈍っている間に、一気にたたみかけるわよ!」
悪魔の動きが鈍くなっている事を確認したルファディエルはロイド達に指示をし
「おう!お嬢、頼んだっ!」
ルファディエルの指示に頷いたランディはエリィに呼びかけ
「ええ!頼まれましょう!」
呼びかけられたエリィは懐から小銃を出した後片手に持ち、両手に持った銃と小銃で動きが鈍くなっている悪魔に連射して攻撃した!そしてランディはエリィの背後からスタンハルバードを構えて跳躍して、悪魔に襲い掛かり、ランディが襲い掛かる瞬間、銃撃を止めたエリィは悪魔に詰め寄ってランディが強烈な一撃を悪魔に叩き付けると同時にサマーソルトキックを放った!
「「ライアット……スター!!」」
エリィとランディが放った銃で敵の動きを封じ、斧槍の一撃で葬る、流星の如き連携技(コンビクラフト)―――ライアットスターをその身に受けた敵は大ダメージを受けると共に、ランディのスタンハルバードとエリィの強烈なサマーソルトキックによって両腕を斬り落とされた!
「ノエルさん、お願いします!」
「うん、任せて!」
一方ランディとエリィが攻撃をしている間にティオは変形させた魔導杖を上空に投げ、ノエルは上空に投げられた魔導杖を受け取って、銃口を敵に向け、そしてティオは片手をノエルが持つ魔導杖に向けて、魔導杖のエネルギーをチャージし、チャージを終えた魔導杖でノエルはランディとエリィが協力技を放ち終えた瞬間にチャージしたエネルギーを解き放った!
「「ブラスト……ハンマー!!」」
「――――――――!?」
魔導杖にチャージした力を一気に放つ、大火力の砲撃―――ブラストハンマーを受けた敵は全身ボロボロの状態になって、叫び声を上げた!4人の強力な攻撃を受けて全身がボロボロになっていた敵だったが、徐々に傷が回復し始めた!
「ロイド、止めを刺すわよ!」
「ああ!」
それを見たルファディエルはロイドに呼びかけた後、片手から魔力を放出して敵を光の結界に閉じ込め、さらにもう片方の手から光の魔力をロイドに向けて放ち、光の魔力を纏ったロイドは回転しながら突撃した!
「「ホーリーストライク!!」」
光の魔力を纏い、回転しながら突撃したロイドは敵の身体に大きな風穴を空けて貫通して、着地し、ロイドが着地した瞬間光の結界が大爆発が起こした!
「――――――――――――!?」
光の結界で敵の動きを封じてから突撃して結界を破壊すると共に光の大爆発を起こす協力技(コンビクラフト)――――ホーリーストライクを受けた悪魔は断末魔を上げながら消滅した……………!
説明 | ||
第580話 | ||
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コメント | ||
感想ありがとうございます。 本郷 刃様&THIS様 まあ、原作では強い悪魔でしたが今回は対悪魔ようのキャラばかりいましたから相手が悪すぎましたww(sorano) 相手が悪すぎる。天使たちがいる上に、悪魔などの専門家もいるというのに・・(THIS) 悪魔であろうと不死であろうと、結局あっさりと決着がつくww(本郷 刃) |
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