IS 2体の魔神皇帝 夏休み編1
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弾SIDE

 

一夏と箒と食堂で会ったが結構元気そうで良かった。

福音倒した時は吐血して顔も真っ青になっていたからあの時は慌てたぜ。

 

弾「けど意外と元気だなお前等」

 

一夏「けど退屈だぜ?」

 

箒「訓練もまともに受けられぬ・・・」

 

そういやこいつ等修行好きだったな・・・いや、修行狂か?

特に箒が不満そうだな・・・一夏はそれ程でもないみたいだけど。

そういや箒は何時もじゃないけど放課後は大抵アリーナとかで訓練してたし。

偶に修行が出来ないとウサ晴らしを訓練と言う名目で俺達を的にしてたりするんだよな・・・

まぁ、きっちり怪我しないように手加減してくれるし実際訓練になるからこっちとしてもありがたいけどさ。

 

弾「大分鬱憤が溜まってるんじゃないか?」

 

箒「うむ。だが今暴れたら治療期間が延びてしまう・・・」

 

弾「まぁ後2週間位だろ?」

 

束「うん。思ったより回復が早いからもしかしたらもう少し治療期間が縮まるかもね♪」

 

♪までつけてら束さん・・・。まぁ凄いシスコンみたいだし。

 

束「弾君ナニカイッタカナ?」

 

いいえ・・・ナンデモアリマセン。

 

コエェェェェェェェ・・・読心術使えるのかよ・・・。

千冬さんよりかは遥かにマシだけどさ!あ?一夏?なんだって?顔に出すぎだ?

つーかその小形ホワイトボード何処から出した?あ、そういやこいつ等のコート別命四次元コートだっけ・・・

他にもエアコンコートやらウイングコートやら色々別名あるけど。

 

弾「そういやシャルの奴は如何したんだ?昨日一昨日あたりに

  帰ってきたんだろ?」

 

束「もう来ると思うよ。遅いのは時差ボケのせいだろうけど」

 

だろうな。時差がとの位あるのかは知らんけど。フランスは確か・・・セシリアの祖国イギリスの南側にあるんだっけ?

中学の時の地理なんて殆ど覚えてねぇや。日本なら覚えてる事は多いけど。

 

シャル「おはよ〜」

 

弾「おう・・・ってそのティアラは何だ?」

 

シャルの頭に付いてるティアラ・・・なんでウイングルのティアラエールなんだ?

飛べるのか?いろんな意味で写真撮って現像したら高値で売れそうなんだが・・・

 

シャル「あぁこれ?フランスにお墓参りに行ったあたりで

    束さんが作ってくれてたの思い出したんだ。

    それで帰って来てからずっと付けてるよ」

 

束「ラウラちゃんにも作ったけどあまり付けてくれないんだよね」

 

弾「これ付けたい奴ってあまり居ないと思う・・・」

 

一夏「同感。ラウラはコートの方が良い」

 

弾「そういう問題か!?」

 

箒「そういう問題だ」

 

変なとことでずれてるんだよな・・・この一家。いや色々ずれすぎてるって言うのが正解か・・・。

ん?一夏さんは何を不思議そうに首を傾げていらっしゃるので?つ〜か聞いても碌な事じゃなさそうだ・・・

 

一夏「弾は何で俺達がずれていると?」

 

読心術つかうなや!

 

箒「おかしいか?」

 

シャル「おかしくないよね?」

 

弾「それはない」

 

鈴「弾と同じく」

 

束「十人十色って言うから別にいいんじゃ無い?」

 

いやそういう・・・もぉいいやメンドクサイ。そういえば千冬さん、そろそろ到着してもおかしくないけどまだ来ないな・・・。

 

束「ねぇねぇ弾君、ちーちゃん如何したんだろうね?」

 

弾「山田先生に仕事押し付けようとしたのがバレたのか、或いは・・・」

 

一夏「いや、あそこ」

 

一夏が外を指差していたので窓から外を見たら・・・

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!

 

・・・物凄い勢いで千冬さんが研究所へ向ってきている。何やってるんだあの人は・・・。

 

弾「あの人はもぉ〜・・・胃が痛い」

 

鈴「弾しっかり!」

 

本当に千冬さんは・・・まぁ仕事はきちんと終えてきたから良いけど。え?んだよ箒?「本当に終らせたのか?」山田先生に確認取ったよ。

 

箒「なら良いのだが・・・」

 

千冬「一夏ァァァァァァァァ!!!」

 

一夏「だまってろ、ブラコン姉貴」

 

あ〜あ抱きついちゃってま〜。ブラコンが最近酷くなってないか?マドカもそう思うだろ?っていうか此処まで来るの早すぎるぜ?

 

マドカ「ん、お姉はやり過ぎ。皆ドン引き」

 

千冬「普通だろう?」

 

食堂に居る全員「やり過ぎ。正直ゾッとする」

 

千冬さんに味方は居なかった。まぁこんなの見てたらそう思うよな。お陰で俺も妹に過保護な面があったけど直ったし。

それより何時まで抱きついているつもりなんですか・・・全く呆れた。

一夏も離れるのが面倒になってるのか?箒はもう少しでプッツンしそうだぞ・・・。目のハイライトが消えてきてますよ千冬さん・・・。早く気がつかないと。

 

千冬「一夏一夏一夏一夏一夏一夏一夏一夏一夏一夏一夏・・・・・・」

 

一夏「・・・いい加減離れろアホ姉貴」

 

箒「・・・イイガゲンハナレテクダサイ」

 

箒・・・抑えてくれよ。頼みますから!!ガチで怖ぇよ!!シャルやラウラはガタガタ震えてますから!俺もそうだけどさ!

 

弾SIDE OUT

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シャルSIDE

 

箒が怒ってると思ったら弾の話だとプッツンする寸前って・・・プッツンしたらどれだけ怖いの?

 

シャル「ねぇ弾、箒がプッツンしたらどうなるの?」

 

弾「俺も見たことはねぇけど恐らく一夏もシンクロしてプッツンするだろうな。

  そんで多分千冬さんに離縁状叩き付けて問答無用でサインさせると思う」

 

それってブラコンの織斑先生にとって死ねって言ってるのと同じだよね?

マドカもマドカで何か書いてる・・・ってこっちも離縁状!?流石にこれは嫌なんだね皆・・・

 

千冬「一夏分が足りん!もっとくっ付かせろ!」

 

一夏「離縁状たたきつけても良いならな」

 

千冬「よし離れる!」

 

あらら・・・あっさり離れたよ・・・。普段からこれ使えば良いのに。え?何弾?

 

弾「これ使ってばっかだと千冬さんが爆発する」

 

何さそれ!?爆発ってありえないよね!?へ?ありえないこそありえない!?どんな矛盾した言葉さ!?

突っ込みに疲れたよ僕・・・ご飯も食べ終えたから逃げても良い?

 

ラウラ「おう逃げろ」

 

じゃぁラウラも連れていこ♪そしてお墓参りのついでに買ってきた服を・・・

 

ラウラ「私は兄様達と逃げる。お前は弾と逃げればよかろう」

 

え〜

 

ラウラ「『え〜』じゃない!とっとと逃げるぞ!」

 

ラウラは織斑先生を振り払った一夏と箒、それと一夏におんぶされたマドカと逃げて行っちゃった。

さて逃げ遅れたかな?弾もいつの間にか居ないし・・・十蔵さんは・・・やっぱり束さんと逃げたな

 

千冬「デュノア・・・」

 

げ!ヤバイ!

 

千冬「お前を妹と思わせてもらうぞ」

 

何さ!?僕は変わり身人形なの!?一夏達を追えば良いじゃないですか!?

 

シャル「・・・お断りします!!」

 

さっさと逃げないと織斑先生の強烈なハグで僕がどうなるか解らない!!そうだ飛んで逃げよう!!

 

シャルSIDE OUT

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千冬SIDE

チッ、デュノアには逃げられたか・・・アイツももう妹当然だから私の乾きを潤してくれると思ったのだが・・・

しかし一寸力を入れすぎて骨に罅が入った程度で何で断られるんだ?誰か教えてくれ・・・なぜ私より力がある一夏は避けられず私だけ・・・む、束が戻ってきたな。聞いてみるか。

 

千冬「なぜ私を構ってくれないんだ?」

 

束「あ、収まってきてるね。それはちーちゃんの度が過ぎてるからだよ」

 

お前だって私と同じハグをしているだろうに・・・

同じハグなのに私だけさせてくれないんだぞ!束は文句一つ言われないのに!!理不尽だ!!

 

束「理不尽なのはちーちゃんだと思うけど・・・」

 

失礼な!弟や妹を全力で愛でて何が悪い!!

 

束「だから姉弟姉妹愛の度が過ぎてるからだよ」

 

弟や妹を全力で愛するのは当然だろう?何処が間違っているのだ!!何だ束?その呆れた顔は・・・

 

束「ちーちゃんはきっと最終的にいっくん達に嫌われるだろうね」

 

ナジェダーーーーーーーー!!!イ"ジィガァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!

 

千冬SIDE OUT

 

千冬が食堂で叫び声を上げた当りで一夏達は図書室へやって来た。此処にいれば千冬は暴れる事ができない。

一度暴れた事があるが司書の女性にいともあっさり追い出されていた。一夏達はこの人には逆らうまいと常々気をつけている。

 

弾「さて、逃げられた事だし・・・何読もうかな・・・っと」

 

一夏「・・・ん?新刊が入っているか・・・読んでみよう」

 

鈴「あ、これ読みたかった漫画♪」

 

箒は何時も通り一夏の座るだろう場所で眠っている。各々が本を持ってきた当りでシャルが息を切らせて入ってきた。

 

シャル「ゼェ・・・皆置いてくなんて酷いよ〜」

 

ラウラ「フフフ♪いい気味だな♪」

 

ラウラは喜喜とした顔で皮肉を言う。

何時も着せ替え人形にされていたのでこれ位の苦労はしてもらうつもりの様だ。

 

シャル「♪付けて・・・ゼェ・・・言う事?」

 

司書「水飲みなさい」

 

司書の女性が紙コップに水を入れてシャルに差し出した。

シャルは一気に水を飲み干し、礼を言って弾達に文句を言う。

 

弾「逃げ遅れたシャルが悪い」

 

マドカ「同感・・・」

 

シャルは反論したいようだが此処では常識が通じない時があるのを解っているので弾の言った事に納得することにした。

 

シャル「はぁ〜。そういうことにしておくよ・・・。逃げるタイミングが解らないから合図はしてよ」

 

弾「あぁ、そういう事か。今度から気をつける」

 

シャルは逃げ出すタイミングが解らないと言ったので少々反省する弾だった。暫くすると束は一夏と箒を探しにやって来た。

 

束「いっくん箒ちゃん、定時検診するからメディカルルームに来てね」

 

一夏「ん〜?定時検診?あ、了解」

 

一夏はすっかり忘れていたようだ。箒は束に気が付かずまだ寝ている。束は箒が可愛くて仕方が無いのかチラチラと一夏を見る。

 

一夏「本戻してくるまでなら」

 

束は喜喜として一夏に箒の膝枕権を替わって貰う。久しぶりだったらしく、箒の頭を撫でている。

もっと無茶苦茶に撫でたいようだが、流石に箒に嫌われたくないようで千冬とは違い自重してる。

 

束「はぅ〜箒ちゃんかぁいい〜」

 

弾「可愛いじゃないんすか?」

 

束「同じ様な物さ〜♪」

 

鈴(ぶれないわね束さん)

 

シャル「ラウラと・・・」

 

ラウラ「やらないぞ」

 

シャル「(チッ)いけず・・・」

 

内面で舌打ちし外面で目尻に軽く涙を溜めて言うがラウラに内面がばれていたようで・・・

 

ラウラ「舌打ちさえしなければ少しは罪悪感が有っただろうがな」

 

ばっさり切り捨てられた。

 

シャル(しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!orz)

 

弾「シャルって意外な所でアホなんだな・・・」

 

シャル「アホ言うなぁ!!なにさ一夏達もそんな目で僕を見て!?」

 

一夏達はシャルを見て溜め息をついていたりしている。表情も呆れ顔しかない。

 

一夏「百合とか同性愛は趣味じゃない」

 

箒「不健全だな」

 

ラウラ「八百一よりはマシだと思うが・・・」

 

弾「NOコメント・・・」

 

鈴「同じく・・・」

 

さてさて此処からどうなる事やら・・・

説明
暫くは夏休みの話です。機械獣なども出ません。
ちょくちょくギャグを入れようかと思ってます。
楽しんで頂ければ幸いです。
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