IS〜蘇りし幻影[ゲシュペンスト] 第8話〜動き出す影/動き出す満月の狼〜 |
KANNBARUです。
チートでいいよね?
結構なネタバレですけど…………主人公の一夏は〇貞ではない。
IS学園剣道場
中村side
まったく秋十の野郎、一撃で吹っ飛びやがって。でもまぁ身体の間にギリで木刀滑り込ますのは意外だし、
気は失っては無いようだしな、上出来かな?
「大丈夫か?秋十」
「えぇ、けどまだ動けないみたいです」
「そうか、なら暫く休んでから食堂に行けよ、朝食はちゃんと取らねぇと集中出来ないぞ」
秋十の奴少しはマシになったな、初めて秋十とやったが中々良い筋してんじゃねぇかよ。
こりゃあ強くなるな。
「秋十、質問があるんだが」
「はい?」
「織斑先生が今まで電話やある話題でブチ切れる事ってあったか?」
「いや、ないですよ………どうしたんですか?」
「たいしたことじゃあ無いんだ、有り難う…………秋十」
「なんです?」
「これだけは触れたくない話題ってあるか?」
「………………」
黙り込んだってことはあるんだな。
「…………家族の事は触れてれほしくないです」
「………有り難う」
「いえ」
家族の事か、つまり織斑先生は身内ネタで切れたってことか。
だがおかしいな、あの織斑先生が身内ネタで切れる事があるのか?
いつもの織斑先生なら軽くあしらう位で終わるはすだ。
(調べてみるか………)
「悪い秋十、織斑先生に出掛けたって言っといてくれ」
「え、何処に?」
「適当に何処か言っといてくれ、昼辺りに帰ってくわ、じゃあ」
「じゃあ、じゃないですよ!!ちょっと中村さん!!」
秋十side
「行っちゃたよ………」
出掛けると言って剣道場から出ていった中村さん、帰ってきた時に姉貴の鉄拳制裁が待っているのが分かる。
「そろそろ行かねぇとヤバい」
早く片付けないと朝食を食べる時間が無くなると思い、木刀を片付けようと俺が持っていた木刀を見た。
それを見た俺は目を見開いた。
「なんだよ………これ………」
木刀は原型を留めているものの、少し触るだけでバラバラになると思うほどひび割れていた。
もし身体の間に木刀を入れていなければ、と思うだけで背筋が凍るほど恐ろしくなる。
「中村さん…………貴方は一体?………」
????
???side
「マスター」
「マスターではない、もう朝だ早く帰ってくれないか?」
朝方のバー、テーブルに突っ伏している女性と俺がいるのは…………週に3日にはある光景だ…………まぁ、出来るだけやめてほしいのだが………。
「聞いてよマスター」
「だからマスターではないと…………なんだ?」
また長い話が始まるな、これは。
彼女の話は長い…………殆どが失恋話や失敗談……そして男への愚痴である………等を俺に話してはいつも俺が出したトマトを食べながら酒を浴びるように飲んでは寝る…………全く……直ぐに男に惚れる君も悪いんじゃないのか?
「私さぁ……男運が無さすぎでさぁ………この前も気の合う男の人と会ったのにさぁ………その人は恋愛感情が無いって言われたのよ!!!!」
「気が合うからってソイツと付き合えると思う君もどうかと思うが?」
「私には時間がないのよ!!!じ・か・んが!!!!」
「叫ぶな五月蝿い、どうして時間がないんだ?」
「私の両親がお見合い相手の写真を送ってくるのよ…………私はお見合いをする気なんて無いって言って送り返してるけど………もうお見合いしか出会いがないのかなぁ……」
そう言っている彼女の前に水が入ったコップを置く。
「お見合い………それも良いかもしれないな………だがそれは………本当の恋と言うのか?」
「え?」
「確かにそこから始まる恋もあるだろう………だがそれは両親が勝手に決めた相手だ………娘の為と思っているのだろうが………それは両親の自己満足にしか過ぎない……それに……君は気付いていないだけだ」
「どういうこと?」
「そのままの意味だ………まぁ自分で考えるんだな」
「……………わかった、そろそろ行かないと」
彼女は立ち上がり財布から札を二枚を置いて店を出ていった。
それから暫くして店仕舞いを始めていた時だった。
店の入り口から一人の男が入ってきた。
「もう来ないと…………聞いていたが?中村…」
「そうも言ってられないんだ………霧生…………調べてほしいことがある」
中村がカウンターの椅子に座りながら言ってきた。
「その前に………」
「なんだよ」
「お前、どうして彼女に言わないんだ?」
「榊原さんのことか?………ほっといてくれ」
「彼女を幸せに出来るのはお前しか……「霧生……」…………中村……お前」
「分かってるだろ………お前は………きちんと整理してから言うつもりだ」
「その前に彼女が相手を見つけたらどうするんだ?」
「そうなる前にちゃんと伝えるさ………もしそうなったら奪うだけだ………話を戻そう…………織斑千冬、織斑秋十の個人情報と家族……過去に何かあったか調べてほしい」
今とんでもないことを言った気がするがまぁいいか。
「どうしてだ、本人達に聞けばいいことじゃないのか?」
「秋十の奴には聞いた、織斑先生には聞ける状況じゃない位の雰囲気だしな?」
「何があったかは聞かないが、調べといてやる」
「有り難よ、じゃあ俺は……「ただし」……はい?…」
「俺の仕事を手伝ってもらう」
中村side
肩まである茶髪を紐で後ろに結んでいるこのバーテンダー………霧生幸輔(キリュウ・コウスケ)………同い年であるが………
おかしいなぁ………
俺は用件を済ませたら帰ろうと思ったのに………これじゃあ織斑先生の鉄拳制裁が確定じゃないか………あっ……もう確定してるか………
「一体なんだ?」
「まずこの写真と資料を見てくれ」
霧生から渡された写真と資料に目を通していく。
写真には頭を射抜かれた男や胸から血を流している軍人風の男が倒れている。
資料に目を通すと死んだ男達のプロフィールと経歴、死亡の経緯が書かれていた。
特に何も差し当たり無いだが?
「最近、世界中で政治家や軍人が立て続けに殺害されている」
「マジかよ………そんな話聞いたことがないぞ…………無差別か?」
「いや、違う」
「どうしてそう言い切れる?」
「殺害された奴等には接点がないとされていたが………見返してみると実は意外な接点があった…………」
「なんだよ、その接点って?」
「これを見てくれ」
次に渡された資料を見る。
「これは、第二回モンド・グロッソの………」
「そうだ、殺害された全員は第二回モンド・グロッソの会場にいた…………中村、第二回モンド・グロッソの総合優勝者………ブリュウンヒルデには誰がになった?」
「なに言ってんだよ、織斑先生が二連覇したに決まって……………まさかお前」
「あぁ………話を聞いていて分かったことがある………それは織斑さんの事もこれと繋がっている、ただの組織じゃない…………他になにか大きい何かが絡んでいる」
「じゃあその何かが第二回モンド・グロッソで何らかの事態が起こって、その事態に対応した奴等が殺害されてるってことか?」
「何が逢ったかはまだ掴めてないが………その連中は何かを消すために動いているのは確かだ……」
「分かった、こっちも調べておく」
これは結構でかいヤマだな………もしかしなくても織斑先生も絡んでいるのも確定だな。
「腹減ったからどっか食べに行かないか?」
「いいのかお前………授業あるんじゃないのか?」
「大丈夫だ、俺がいなくても授業に支障は無い」
まぁどうせ織斑先生の鉄拳制裁は確定だからなぁ。
その後俺と霧生は昼飯を食べるべく、店を後にした。
街
中村side
「ふぅ〜〜〜お腹一杯だぁ」
なんかこの前もこんな感じに始まったことがあったような気がするがまぁいいか。
「メタいぞ、お前……」
「そう言うお前がメタいわ!!!!」
俺達は今、電車の線路の下のトンネルを通り抜けている途中である。
このトンネル長いんだよなぁ………おまけに薄暗いし。
「こんな所さっさと出ようぜ、ヤバいことが起こりそうだ」
「…………中村、前を見ろ」
「えっ、」
霧生に言われ前を見ると、そこには鼻から上が隠れる程のヘルメットを着けたスーツ姿の男達が立っていた(こっちもスーツだけど…………)後ろを振り向くとそこにも前の奴等と同じ格好をした男達がいた。
腰に刀を指している。
両方合わせて約10人位だろうな…………その中の一人だけヘルメットの色が違うしそいつがリーダーか?
「あぁ………言わなきゃ良かった」
「中村鏡、霧生幸輔…………貴様達を連行する」
「俺達が大人しく従うと思うか?」
するとリーダーの男が右手を挙げたと同時に前後にいた部下達が刀を抜刀し構える。
それを見て俺と霧生は拳を軽く握りしめ軽く構える。
「貴様達にはここで死んでもらう……殺れ!!!!」
リーダーの男が挙げていた手を下げると俺達に向かってくる男達。
「殺られるか馬鹿野郎が!!!」
「来い、返り討ちにしてやる」
何者かは後で縛り上げて聞くとして、さっさと終わらしてやる!!!!。
ドイツ軍基地滑走路
トレアンside
飛行機のエンジン音が鳴る中、私は妻と娘と一緒にいる、だが直ぐに離ればなれになるが………
「あなた…………」
「パパ〜〜〜」
「ケティ、アラン…………大丈夫だ直ぐに私も行く」
「本当に?」
「本当だ……………ケティ、アランを頼む日本に着いたら私の友人が君達を保護してくれるようにしてある」
「あなた…………」
悲しそうな顔をする妻を抱き締め、離れる。
妻子を危険にさらす訳には行かない。
「そんな悲しそうな顔をするな、頼んだぞ」
妻とアランはそのまま飛行機に乗り飛び去っていった。
「悲しいな」
後ろから声を掛けられて振り向くと、白髪の男がいた。
「このまま一緒に行けば、死なずに済んだのにな」
「悪いが、これが私の道だ」
私のポケットからブレスレットを取り手首に着ける。
「馬鹿な奴め…………」
相手の男は指輪を着けた腕を軽く私に突きつける。
「来い、相棒」
私の身体が光に包まれ、それが収まるとそこには紫色の装甲に包まれた全身装甲(フルスキン)のISが現れた。
「ゲシュペンストか…………相手にとって不足はない……………ガルム!!!!」
相手も一瞬全身が光り収まると、相手も全身装甲(フルスキン)のISが現れた。
白を基調にした黒のラインが入っている。
「来い」
「行くぞ、トレアン・アスフォード………………いや……………
フォルモーントヴォルフ!!!!!」
頑張ってもうちょっとまとめます。
ありがとうございました。
説明 | ||
KANNBARU 「進路だぁ、成績どうだった?」 〇芋「まぁまぁだな」 KANNBARU 「違うな、人気者は違うな」 〇芋「そんな人気はないよ」 KANNBARU「うるせぇ、俺より人気がある奴は人気者だぁ」 俺の周りは今日も平和である。 |
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2098 | 2016 | 1 |
コメント | ||
現在書いている番外編で発覚します。楽しみにしていてください。(KANNBARU) >主人公の一夏は〇貞ではない 誰が喰ったァッ!否誰を喰ったっ!?(道産子国士) |
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