夕方の駅前商店街
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 珍しく定時にあがれた。年に数回しかないことだが、たまたまその日に当たると嬉しいものだ。天気予報士が梅雨明け宣言をしたのかも忘れてしまうくらい毎日暑い日が続く。最寄り駅を出ると駅前の商店街の飲み屋からにぎやかな音が聞こえる。仕事終わりに飲んでいる客たちと接客をしてる店員の声があちこちから聞こえてくる。

 その中の一軒、一本100円前後の値段で食える店に入る。ここは酒の種類は少ないが俺のような独り者としては手頃な値段でたくさん食べられるのがいい。どうせ家に帰ってもすぐに寝てしまうだけだ。それにいつもの帰る時間ならこういう店は閉まっているし、自分で焼き鳥なんて焼かないからだ。めんどくさい、カップ麺とコンビニ弁当でも十分やっていける。

 店内に入るとすぐに奥から店員が飛んで来てカウンターの席に案内してくれた。30〜40人くらい入る店内の8割方埋まっている状態でも待ち時間なしで席につけるのはいいことだ。前回来たのはいつだったかな? その時は今と同じような状態で30分は待たされた。

 席についてメニューを見る前にまず『ビール』、これは常識だ。社内にもいるが、ビールが飲めない奴と一緒に飲み屋に行くとめんどーなことだ。一人だけチューハイやウーロン茶を注文するからだ。飲みの席で上司以上の人と飲んだときにどうするつもりなんだろうか? 「飲めません」じゃ済まされないと思うが、俺の知ったことじゃない。飲めないそいつが悪いだけだ。そういう場面を何度か見たことはある。半分くらいの奴が断って怒られるか、一気飲みしてその場でぶっ倒れるかしていた。あんなコップ一杯で倒れるとかドンだけ弱いんだよ(笑)と思ったものだ。

 

説明
前回の続きのようなものを書いてみました。書いてる本人はお酒に弱いです…
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