真恋姫†無双 優しき君主と神童と呼ばれていた男 第七幕 |
美咲の自室…では美咲は寝床で寝転び龍也のことを考えていた。
美咲(軽率だったかな…でも董卓さんには言っておきないと…)
美咲がそう考えているとドアをノックする音が聞こえてくる。
董卓「美咲さん、居られますか?」
美咲「居るわよ、入ってきてください」
そういって董卓が美咲の自室に入ってくる。
董卓「すみません、私が龍也さんの過去に何があったのか気になったばかりに」
美咲「大丈夫です、いずれは話そうと思っていましたから…それじゃあ話します、何で龍也が自分から指揮をしなくなったのかを…あれは…今から約2年前…のことでした…」
美咲は忘れもしない過去を語った。
私達はいつも通りに学校に通いみんなと楽しく過ごしていました。
そのメンバーの中心がいつも私のお姉ちゃんでリーダー的な存在でした。
それがいつまでも続くと思っていたんです…けど…
ある日いつも通り学校に行った…それで終わる筈でした。
でもそこに犯罪者集団が学校を占拠したんです。
外には警察も来ていたんですけど下手に動けなくて…でもお姉ちゃんは外からじゃなくて中から…私達が犯罪者集団が捕まえようって言ってそれに私達は賛成したんです。
その時作戦を考えたのは龍也で犯罪者はどんどん捕まって…異変に気づいた警察も突入して犯罪者は全員逮捕されました。
でもそれだけでは終わらなくて…犯罪者集団のリーダーが最後の抵抗で隠してあった拳銃で私を狙ったんです…そして引き金も引かれて…私は死を覚悟したんです。
でもそうはならなかった…理由は簡単だったんです…お姉ちゃんが…私を庇って撃たれたから…
撃った犯罪者は警察に取り押さえられて…でもお姉ちゃんは当たり所が悪くて胸からは血が大量に出ていました…
お姉ちゃんは直ぐに病院に搬送されたけど…私達が駆けつけたときには…もう息を引き取っていました…
美咲「それから…龍也はお姉ちゃんが死んだのは自分のせいだって…自分の作戦が甘かったからって今も責めて続けているんです…私達はそんな龍也を…見ていることしかできなかった…!」
美咲は涙を流しながら、過去を話した。
董卓「龍也さん達にそんな過去が…」
美咲「何れにしても龍也がその過去に捕らわれてる限り…あいつは指揮をしないと思います…」
董卓「……」
部屋は静かになりそこに…
康二「美咲!!大変だ!」
康二がその空気をぶち壊すかのようにドアを開けて入ってくる。
董卓「へぅ!」
美咲「ちょっ!いきなりどうしたのよ!」
康二「マジで大変なんだ!賊が大勢こっちに押し寄せて来てるらしい!」
事態は加速していく。
説明 | ||
今回は龍也達の過去がメインです | ||
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