IS?インフィニット・ストラトス?黒獅子と駆ける者? |
episode193 豹変
魔の三角海域の調査より一週間が過ぎた。
―――――日本のとある都市―――――
箒はビームライフルの引き金を引いてビームを放ち、レギナの胴体を撃ち抜いて撃破する。
直後に右脚のビームブレイドを展開してその場で回って回し蹴りをし、背後から迫ってきたレギナを真っ二つに切り裂く。
「っ!!」
身体を回転させながら左腕のシールドよりアンカーを射出し、レギナの一体を挟み込むとそのままレギナごと横に振るい、別のレギナにぶつける。
すぐにラウラが両膝と背中のGNキャノンUを展開してビームを放ち、レギナを二体撃ち抜いて撃破する。
するとラウラの背後よりレギナがビームファンを手に接近してくるも、フィールドを全方位に展開して攻撃を受け止める。
「くっ!」
と、背中のGNキャノンUが後ろを向いて銃口より隠し腕が出てきてビームサーベルを手にしてすぐに振るい、レギナを切り裂く。
「・・・これで・・・全部か」
「そのようだな」
二人は周囲を警戒しながら息を吐き、地面に着地する。
「最近になってバインドの市街地襲撃が多くなったな」
「あぁ。相変わらずやつらの襲撃理由が理解できんな」
二人は地面に転がるレギナの残骸を見る。
グシャッ!!
「・・・いや、全部じゃなかった、か」
「・・・そう、だな」
金属が潰れるような音が左方向より響くと、箒とラウラはそちらを見ると―――――
レギナはバンシィ・ノルンのアームドアーマーVNで殴られて粉々に粉砕される。
その背後にレギナが接近してくるが、右腕にも搭載しているアームドアーマーVNを展開し、牙の様な爪でレギナを超振動で粉砕しながら同時に切り裂く。
「・・・・」
デストロイモードで露出した赤いツインアイは右を見ると、そこに居るレギナを発見するとすぐに飛び出し、左腕のアームドアーマーVNを突き出してレギナを殴るとそのまま地面へと叩き潰す。
更に背後よりレギナが背中のバインダーライフルを放ってくるも、隼人は振り向き際に左腕を振るってビームを打ち消すと、一瞬で飛び出して右手を真っ直ぐに伸ばした手刀でレギナの首を吹き飛ばす。
すぐに左腕のアームドアーマーVNを展開し、レギナの胴体と腰を両手で持つと、そのままレギナを真っ二つに引き裂く。
引き裂かれてレギナよりオイルが大量に漏れ出し、バンシィ・ノルンに流れ落ちる。
そのまま足元に叩き落すと、胴体を踏み潰す。
「・・・・」
隼人は顔を上げて残ったレギナ二体を睨みつけると、レギナは少し怯えたように後ずさりする。
サイコフレームの輝きはいつもの金色ではなく、怒りが露になっている際の血の様に赤く輝いていた。
「・・・・」
隼人は両腕のアームドアーマーVNを展開して次の瞬間飛び出し、レギナ二体の横を通り過ぎた瞬間にアームドアーマーVNを振るってレギナ二体を粉々に粉砕して切り裂く。
それによってオイルが飛び散り、バンシィ・ノルンの装甲に大量に付着する。
「・・・・」
地面に地面を削りながら着地すると、両腕を下ろしてアームドアーマーVNを閉じると、装甲を閉じて行ってユニコーンモードに戻る。
「もうこの状態で一週間、か」
隼人らしからない戦い方であったが、箒はもう慣れた感じで見ていた。
「そうだな・・・」
ラウラも少し慣れた感じで見ていた。
「こんな光景に慣れてしまうと言うのは・・・良くは無いのだがな」
「・・・あぁ。私はあんな師匠の姿・・・見たくは無い」
あれからずっと隼人はこの状態なのだ。
そう・・・ヴィヴィオが誘拐されてからあの日から・・・ずっと・・・
(・・・隼人)
怒りに任せて戦うなど・・・隼人の戦い方ではない。なので箒は胸が痛かった。
(師匠・・・)
それはラウラも同じ事だ。
「・・・・・・ふ、フフフ・・・」
すると静かに隼人は笑い出す。
「フフフ・・・フハハハハハ・・・・・」
そして狂った様な笑いを静かに上げる。
「破壊してやる。
何もかも・・・何もかも・・・破壊し尽くしてやるぞ・・・バインド・・・」
バンシィ・ノルンに変身しているので表情は全く読めないが、恐らく邪悪にも口角を上げているであろう・・・
説明 | ||
トラックに轢かれそうになった女の子を助けて俺はお陀仏になった・・・。・・・って!それが本来の死じゃなくて、神様のミスで!?呆れている俺に、その神様がお詫びとして他の世界に転生させてくれると言うことらしい・・・。そして俺は『インフィニットストラトス』の世界に転生し、黒獅子と呼ばれるISと共にその世界で戦うぜ! |
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ユニコーン バンシィ ガンダム インフィニット・ストラトス IS | ||
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