IS 革新の光 第14話 黒の襲撃者
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                   IS 革新の光 第14話 黒の襲撃者

 

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皆で遊びに行った日曜日から2日経った火曜日のSHR

 

メルティア「えぇーっと昨日から雨野がISの定期点検の為、一週間学園を離れることになったので公欠扱いとする、来週は輝咲、再来週は桐谷その次が纏だ、各々何か聞きたいことがある奴は早めに聞いとけよ」

 

「えぇ〜〜、整備について色々聞きたいことがあったのになぁ〜〜」

 

「まぁまぁ帰ってきたら聞けばいいじゃん」

 

「そうだよ、だからそんなに落ち込まないで」

 

メルティア「さてお前らは次の授業の準備を始めろ」

 

「「はーーーい」」

 

その日も緩やかに過ぎていくのだと思われた

 

時は過ぎて放課後

 

射真「はぁ・・・(定期メンテか・・・メンドくさい)」

 

射真は人気のない校舎の廊下をフラフラ歩いていた

 

射真は廊下の窓からグラウンドを見渡すと

 

部活動に励む生徒たちの姿があった皆元気に声を出しながら駆け回っている

 

射真「そろそろ、ティアさんの訓練時間ですね、ん?」

 

射真がアリーナに向かうため振り向くとそこには黒いフードつきのマントで顔を隠した

人物がいた

 

射真「なんですか・・・っ!!?」

 

その人物は不意を付くように射真に迫った

 

射真はそれを躱して懐から拳銃を取り出し通り過ぎざまに数発ゴム製の暴徒鎮圧用弾頭を打ち込んだが襲撃者は裾から短剣を取り出し全て弾いた

 

 

射真(生身にしてはよく動きますね、しかし動きに無駄がある・・・この程度の不審者)

 

続けて牽制で1マガジンを撃ち尽くし懐からもう一丁拳銃を出しリロードしながら襲撃者に挑んだ

 

 

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誰もいない校舎、そこからは銃声と金属同士がぶつかる甲高い音と

 

ガラスが割る音や何かが砕ける音が響いていた

 

射真「よっ、はっ、」

 

「逃がさない・・・」

 

射真「逃げるつもりはありません、貴女はここで抑えます」

 

「お前を・・・コロス」

 

射真「できるものなら」

 

「お前!!!!!」

 

襲撃者は今までより数段速く両手の短剣で斬りかかるが

 

射真はそれを悉く躱す

 

「お前のせいで、お前のせいで、お前のせいで」

 

射真「何の話をしている?」

 

「お前の戦闘のせいで父さんと母さんが死んだ!!」

 

射真「そうですか・・・それはそうともう正体を明かしてもいいんじゃないですか?

 

ねぇ?ノエル・スティアートさん?」

 

ノエル「いつから・・・気づいていた」

 

射真「第一撃からですよ」

 

ノエル「最初からか・・・・だとしても、お前はここでコロス」

 

射真「その前に貴女を潰します」

 

ノエル「ヤッテミロ!!」

 

射真「やってみせましょう」

 

ノエルはフードをとり射真に斬りかかった

 

射真「シッ!!」

 

ノエル「あぁあああ!!!!」

 

千冬「そこまでだ!!」

 

「「!!!」」

 

ノエル「かっ体が!!」

 

射真「これは・・・・AIC」

 

二人の側では二人を睨みつけている織斑千冬とラウラがいた

 

千冬「お前たちはどれだけ暴れれば気が済むんだ、この馬鹿者共が!!!!」

 

ラウラ「全くです」

 

射真「僕のは正当防衛です」

 

千冬「事情は後で聞く!お前たちはAIC解除後武器を収めろ!」

 

射真「彼女がそうしてくれれば、僕もそうします」

 

ラウラ「はぁ、お前という奴は」

 

ラウラは部分展開を解除してISを解除した

 

千冬「さぁ、双方武器を収めろ」

 

ノエル「チッ!」

 

射真「はぁ」

 

二人は渋々しかし相手の動きを注視しながら武器を収めた

 

千冬「ついてこい」

 

二人は千冬のあとについていった

 

 

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その後二人は其々の担任に預けられ生徒指導室にて事情を聞かれていた

 

メルティア「はぁ、あたしの仕事を増やしてくれるなよとは言っておいたはずなんだがなぁ?」

 

射真「不可抗力です」

 

二人は部屋の中央に置かれた机を挟んで話していた

 

メルティア「だとしてもアタシの仕事を増やすな」

 

射真「理不尽です」

 

メルティア「はぁ・・・まぁいいや、んでなんでこんな事になったんだ?」

 

射真「それが分かればとっくに説明しています、校舎の中をふらついていたら急に襲いかかってきた、としか言い様がありません」

 

メルティア「理由はわかるか?」

 

射真「恐らく先の戦争中かと思われます」

 

メルティア「何故だ?」

 

射真「‘僕の戦闘のせいで両親が死んだ‘そう言っていましたから」

 

メルティア「・・・・そうか、解ったこの件はアタシから千冬に伝えておくから安心しろ、それからスティアートとの接触は避けろ、いいな?」

 

射真「向こうから接触してきた場合は?」

 

メルティア「無駄な争いは避けろ、いいな?」

 

射真「僕なりに適切な対応します」

 

メルティア「はぁ、お前なりって所に引っかかるが今はそれで許してやる、もう帰っていいぞ」

 

射真「失礼します」

 

射真は指導室をメルティアは大きくため息を零し、背もたれにもたれ掛かり

 

天井を見つめていた

 

メルティア「はぁ・・・たまには飲みに行くか」

 

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射真が指導室からでるとそこには海人と朱武とティアが待っていた

 

海人「(゚Д゚)ノイヨゥ! 説教は終わったか?」

 

射真「えぇ、終わりました」

 

朱武「しかし、お前さんもよくやるのぅ、襲撃されたとはいえガラスを50枚以上割ったうえに教室の机を破壊しまくるとワ」

 

射真「正当防衛です」

 

ティア「それで?なんでこんな事になったのよ?」

 

射真「さぁ?」

 

ティア「さぁって・・・」

 

朱武「自分が襲われた理由もわからんのカ?(・ω・ )」

 

射真「僕は部屋に戻ります」

 

射真は自室に戻って行った、ティアはそれを引きとめようとするが

失敗に終わった

 

ティア「ちょっと射真!」

 

海人「まっ!ほっといても大丈夫だって」

 

朱武「( ゚д゚)ウム、さぁ我々も戻るとするかの」

 

 

 

その日の夜、射真はて早く夕食を済ませて

 

部屋でベッドに横たわっていた

 

 

 

彼女は戦争の被害者だった・・・だがそれで僕が命を狙われる謂れは無い

 

次、挑んでくるのなら・・・・容赦はしない

 

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海人side

 

また厄介なことになったな、なんでアイツにばかり厄介事が回ってくるのかね

 

はぁ明日から整備までの間ガードしとくか

 

はぁ、わかっちゃいたけどそう簡単に平和にゃならねーな

 

 

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同時刻

 

キュリオスを纏った凛久は洋上の自然豊かな孤島上空を飛行していた

 

凛久「キュリオス、目標地点上空に到着・・・・ファーストフェイズを開始する」

 

そう言って凛久はオプションパーツであるコンテナ下部からナパーム弾とクラスター爆弾を多数投下し島の森を焼き払うと森の地面にはぽっかりと大穴が空き、そこから複数のフルスキンのISが飛び出してきた

 

凛久「セカンドフェイズ・・・開始」

 

瞬間キュリオスは急加速を行い正面から向かって来ていた敵をすり抜け後ろを取るとそのまま武装コンテナの上部からミサイルを一斉発射すると

 

敵は回避行動を取りながらミサイルを打ち落とすが処理しきれず無残にもミサイルの餌食になり海に落ちていった

 

そのまま地面に空いた大穴から内部に侵入すると起動直後と直前と思われるISが

 

固定されていた

 

これを好機と見た凛久は人型に変形し腕に装備したオプション武装のハンドミサイルを

ISと施設内部に向けて弾切れになるまで撃ちまくった

 

弾が無くなるとパーツをパージし、主武装のGNサブマシンガンをコールし

 

また施設に向かって乱射した

 

そして施設を破壊し尽くした凛久は飛行形態に変形し島を離脱した

 

飛び去ったあとには焼き払われた孤島が煙を上げていた

 

説明

射真に彼女が喧嘩を売ります!( *`ω´)

そしてそれを処理する教師の仕事量UP(゚д゚lll)

海人・朱武・凛久へ下された指令とは!(゚o゚;;

それではどうぞm9( ゚Д゚) ドーン!
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コメント
本郷 刃様へ 射真君は降りかかる火の粉は全力で振り払う人なので大目に見てあげてくださいwww(大空)
正当防衛だけど過剰防衛にもなりかねないww(本郷 刃)
タグ
ガンダム00 インフィニット・ストラトス IS 

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